JPS5936896Y2 - 窒素密封式油入電気機器 - Google Patents

窒素密封式油入電気機器

Info

Publication number
JPS5936896Y2
JPS5936896Y2 JP10519479U JP10519479U JPS5936896Y2 JP S5936896 Y2 JPS5936896 Y2 JP S5936896Y2 JP 10519479 U JP10519479 U JP 10519479U JP 10519479 U JP10519479 U JP 10519479U JP S5936896 Y2 JPS5936896 Y2 JP S5936896Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
nitrogen
equipment
oil level
electrical equipment
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP10519479U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5624120U (ja
Inventor
喜三 西口
Original Assignee
株式会社東芝
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by 株式会社東芝 filed Critical 株式会社東芝
Priority to JP10519479U priority Critical patent/JPS5936896Y2/ja
Publication of JPS5624120U publication Critical patent/JPS5624120U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPS5936896Y2 publication Critical patent/JPS5936896Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Transformer Cooling (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、タップ切換箱によって密封を破らずにタップ
の切換えを行う構造の窒素密封式油入電気機器の改良に
関する。
油入電気機器、例えば変圧器、リアクトル等におけるタ
ップの切換えは、一般にはタップ切換器によるが、小容
量のものや、切換頻度の少ないもの、又、直並列の切換
等は、内部端子台による構造とする場合が多い。
所で、窒素密封式の機器においては、内部端子で切換え
る場合に密封を破ってしまうので、その都度窒素の入替
えを行わなくてはならない。
この為、タップの切換えに関係する部分だけを全体の密
封と別に区分した室とし、この室は窒素を封入しない単
なる密封構造とし、タップの切換えによって、全体の密
封が破られない構造を採用したものが多〈実施されてい
る。
以下この構造について図により説明する。
第1図は、この種の密封構造を有する窒素密封式変圧器
を示すもので、第2図はその要部を示す。
図において、1は内部に電気機器本体1A、絶縁油10
、窒素ガスIBを収納した機器タンク、2はその上部カ
バーである。
3は上部カバー2に溶接により取付けたタップ切換箱で
下部に絶縁板による端子台4を備え、この端子台4に切
換端子5を取付けてこれ等をバッキング6及び7により
油密に組立てて構成されている。
又、8はバッキング9を介して気密に取付けたタップ切
換箱3のハンドホールカバーである。
10.11は、機器タンク1内及びタップ切換箱3内に
入れた絶縁油で点線は、それぞれ最低油温における油面
を示す。
又、12はタップ切換箱3内の常温時の油面位置に取付
け、注油時の油面を指示する標示板である。
この構造とする場合、タップ切換箱3を上部カバー2下
に下げる深さ、すなわち端子台4の位置は機器タンク1
の最低油面より下位として、端子下部がガス室中となら
ないようにしている。
また切換箱3内の油面ば、最低油温のとき、端子の絶縁
に必要な距離となるように常温の位置を決定している。
ところで、この構造を詳細に検討すると、次のような問
題がある。
上記構造では端子台4の取付けや、切換端子5の組立て
にバッキング使用する。
この為、これが劣化した場合、機器タンク1内とタップ
切換箱3内の双方の絶縁油が流通史来るようになる。
一般に、密封式油入電気機器の内圧は常温を大気圧(ゲ
ージ圧力0)とし士温度によって士に変動するように設
計されている。
上記のようにバッキングが劣化した状態の時、運転休止
その他により、機器油温が下がり、内圧が負圧の大きな
値を示すような場合においては、タップ切換箱3は内圧
変動が少ないので、タップ切換箱3内の絶縁油が機器タ
ンク1側に移って油面が低下し、場合によっては切換端
子が油面上に現われる場合も考えられ、危険な状態とな
るおそれかある。
このような危険をさける構造として、従来、第2図に一
点鎖線で示すような構造が公知である。
図において、21はハンドホールカバー8の上に取付け
た油面計本体で一部又は全部を透明体としたものである
22は下端に浮体23を設け、上部に標示筒24を有す
る指示桿である。
このような構造とすれば、タップ切換箱3の油面を外部
から監視することが可能となる。
しがしこの構造においては、浮体23が切換端子5に近
ずくことは絶縁上好ましくないので、油面を必要以上に
上げておくか、タップ切換箱3を大きくして浮体23の
位置を切換端子5の位置がら離なす必要があり、又、タ
ップ切換箱3は一般に、内部接続上から機器の中央附近
に設けられる為、タンク高さが少し大きな機器では、日
常の監視には不便であり、更にこの構造の欠点は、切換
時において、ハンドホールカバー8を取外した時、カバ
ー8の下に油面計の指示桿22がついているので、これ
を破損しないように置かなくてはならないことである。
以上の問題があるので、この構造によることは少なく、
一般には、バッキングの材質や、組立てにおける締付程
度の管理を厳密に行ない、問題の生じないようにしてい
る。
ところで機器を長期使用した場合、バッキングは劣化し
、すでに説明した問題が生じるおそれがあるので、点検
手入れが必要となる。
しがし、バッキングの耐用年数はその使用状態、例えば
機器の運転温度等により大きく異なり、その取替時期の
判定は困難な為、機器の安全を期するには、これに対す
る調査資料により、その最短年数による必要があった。
本考案は、上記欠点をすべて解決した窒素密封式油入電
気機器を提供することを目的とする。
第3図は本考案の一実施例を示すもので、すでに説明し
たものと同一部分については、同一符号をつけてその説
明を省略する。
図において、33はタップ切換箱、34は、タップ切換
箱33の油面位置に取付けられ、機器タンク1の側壁近
くまで、延ばされたパイプで、その先端は、窓ガラス3
5、バッキング36、キャップ37により油面計を構成
している。
機器タンク1の側壁には、タップ切換箱33の油面計に
合せた位置に、座38、窓ガラス39、バッキング40
、窓ガラス押え板41からなる視き窓を設け、外部から
タップ切換箱33内の油面を判読出来る構造としている
第3図の構造においては、機器タンク1内の油面が一点
鎖線で示す位置となり、タップ切換箱33の油面と重な
る時は判読しにくくなるが、図のように視る角度を変え
ることにより判読することが出来る。
第4図は更に本考案の他の実施例を示すもので、パイプ
34の先端部に上下に小孔を有する仕切壁44を設けた
パイプとし、この仕切壁44と窓ガラス35との間に浮
球45を浮がべることにより、機器タンク1内の油を介
してタップ切換箱33内の油面を視ることによる判読上
の欠点を改良したものである。
又、第4図に示すように、視き窓は単にタップ切換箱3
3内の油面を視る為のものとせず、機器タンク1内の油
面を標示する大きさの油面計50とすれば、同時に双方
の油面を監視することが出来て便利である。
このように構成した窒素密封式油入電気機器においては
、タップ切換箱33の油面が視き窓に現われるおので、
その状態を確実に知ることが出来るため、機器運転上の
心配はない。
又、油面の状態は、運転を休止した時、ハンドホールカ
バー8を開いて知るだけの従来構造においては、バッキ
ングの一般的な耐用年限が過ぎた場合の運転については
不安がともなったが、本考案の構造においては、次の理
由により安心して運転を継続することが出来る。
一般に運転中の機器の油温は常温より高くその内圧も正
の値となっている。
したがって万一、バッキングにもれが生した場合におい
ても、油は機器タンク1側からタップ切換箱33に流入
したこの油面ば上昇する。
通常はタップ切換箱33の油面変動は僅かであることか
ら、この異常は、すぐに発見することが出来る。
この場合、切換端子5の絶縁上の問題は生じないので、
機器の運転は継続することが出来る。
タップ切換箱33の油面が異常に低下する現象は、バッ
キング不良が、寒冷時の運転休止中に生じた場合に生じ
るが、運転休止中の為問題はない。
バッキングの劣化程度の判定は、すでに述べたように困
難であったが、本考案によるならば、上記現象によりこ
れを知ることが出来るので、その時点において取替えの
計画をすればよく、この際、機器に使用されているすべ
てのバッキングも劣化が進んだものとみて計画すれば、
保守に要する費用も少なく、機器運転上の支障も少くす
ることが出来る。
以上のように本考案によれば、保守管理上の心配がなく
保守費も少なくてすむ、窒素密封式油入電気機器を提供
することが出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の窒素密封式油入電気機器を示す断面図、
第2図は第1図の主要部の断面図、第3図は、本考案の
窒素密封式油入電気機器の主要部の一実施例を示す断面
図、第4図は本考案の他の実施例を示す断面図である。 1・・・・・・機器タンク、2・・・・・・上部カバー
3゜33・・・・・・タップ切換箱、4・・・・・・
端子台、5・・・・・・切換端子、8・・・・・・ハン
ドホールカバー、21・・・・・・油面計、23・・・
・・・浮体、34.44・・・・・・パイプ、35.3
9・・・・・・窓ガラス、37・・・・・・キャップ、
45・・・・・・浮球、50・・・・・・油面計。

Claims (3)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. (1)機器タンク内に電気機器本体とともに絶縁油を収
    納し、この絶縁油の上部に窒素ガスを封入して上部カバ
    ーにより密封し、かつこの上部カバーに設けたタップ切
    換箱により密封を破ることなくタップの切換を行うよう
    にした窒素密封式油入電気機器において、前記タップ切
    換箱の側部に、機器タンク側壁に接近し、その先端に油
    面計を有するパイプを設け、このパイプの油面計の位置
    に合せて前記機器タンク側壁に視き窓を設けたことを特
    徴とする窒素密封式油入電気機器。
  2. (2)タップ切換箱の油面計を浮球入り構造とした実用
    新案登録請求の範囲第1項記載の窒素密封式油入電気機
    器。
  3. (3)タンク側壁の視き窓を、機器の油面計と兼用した
    実用新案登録請求の範囲第1項記載の窒素密封式油入電
    気機器。
JP10519479U 1979-08-01 1979-08-01 窒素密封式油入電気機器 Expired JPS5936896Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519479U JPS5936896Y2 (ja) 1979-08-01 1979-08-01 窒素密封式油入電気機器

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10519479U JPS5936896Y2 (ja) 1979-08-01 1979-08-01 窒素密封式油入電気機器

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5624120U JPS5624120U (ja) 1981-03-04
JPS5936896Y2 true JPS5936896Y2 (ja) 1984-10-12

Family

ID=29337855

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10519479U Expired JPS5936896Y2 (ja) 1979-08-01 1979-08-01 窒素密封式油入電気機器

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5936896Y2 (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS59104850U (ja) * 1982-12-30 1984-07-14 日本発条株式会社 自動車の荷室カバ−装置
JP6912935B2 (ja) * 2017-05-16 2021-08-04 東芝産業機器システム株式会社 油入静止誘導機器

Also Published As

Publication number Publication date
JPS5624120U (ja) 1981-03-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US7847189B2 (en) Electrical Component
US7928329B2 (en) Tap changer
US4207446A (en) Grounded tank type gas circuit breaker
JPS5936896Y2 (ja) 窒素密封式油入電気機器
EP0083814A1 (en) Pressure relief device
US2136220A (en) Control switch
ES2863363T3 (es) Relé de protección para transformadores de distribución cerrados herméticamente
US1983335A (en) Bushing insulator
CN207752938U (zh) 一种高抗振气体密度继电器
US2169857A (en) Protective device for liquid immersed electrical apparatus
US5122926A (en) Housing for an electric device
US2099599A (en) Electrolytic device
US2228440A (en) Bushing
US1996423A (en) Oil insulated electrical apparatus
CN204230154U (zh) 一种大量程六氟化硫气体密度继电器
US2285594A (en) Bushing cap
US1567580A (en) Electrical apparatus
US2284354A (en) Breather
US2125089A (en) Bushing structure
US2275215A (en) Expansion chamber for bushing insulators
CN218937442U (zh) 一种变压器油枕胶囊异常监测装置
CN218447702U (zh) 一种防水透气的气体密度继电器
US2737203A (en) Breather and drainage valves for watertight enclosures
JPH0656817B2 (ja) 油膨張容器を備えた油充填型組込タップ切換器
US2142233A (en) Expansion chamber for bushing insulators