JPS5936791A - Ｕｋｐの製造法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明の要旨は９通常のクラフト蒸解終了時の黒液ｐ　
Ｈを、直接または間接に排ガスで処理す°ることにより
、排ガス中の二酸化炭素が残アルカリと反応して、アル
カリが不活性化して徐々にｐＨが下るため、蒸解中に溶
出したヘミセルローズとリグニンの一部が、未洗パルプ
に再吸着するという反応を応用したもので、しかもその
反応に排ガスを利用するという点に特徴を有するもので
ある。

その方法を固定釜の場合について述べれば１通常ブロー
前に直接蒸気によって行われている撹拌の操作を、コン
プレ、サーは必要とするが排ガスを用いて行って、蒸煮
廃液ｐＨが所望の値Ｋｆｊ：ることによってブ日−すれ
ば、未晒収率の向」−のみならず、攪拌用蒸気の節減と
いう副次効果があυ。

また蒸煮廃液ｐＨが中性化の方向に向うので、洗滌・濃
縮工程での黒液処理上の安全性も向上する。

連条の場合は、蒸煮廃液を排ガスとカウンターカレント
に処理し、それをブロー前の希釈黒液として使用して、
その時点でのｐＨを所望の値になるように調整すれば、
前述した固定釜の場合と同じ効果が期待できる。

本発明を採用した場合の得失を列記すれば以下のようで
ある。

（１）　Ｌ−ＵＫＰ、Ｎ−ＵＫＰいずれにも効果がある
。

（２）粘率には変化はないが、未晒精選収率が数係向上
する。

（３）未晒パルプの諸強度が５〜５０係向上する。

（４）洗滌・濃縮工程における黒液処理上の安全性が向
上する。

（５）排ガスの一次ないし二次処理を行うことになシ、
排ガスによる公害トラブルが減少する。

（６）相対的に濃縮黒液量が減少するとともに。

黒液の粘性も低下する。

（７）　処理ｐＨを低下させるほど未晒パルプが赤味を
帯びてくる。

（８〕　　拳法は未晒パルプが難漂白性であ、Ｑ、Ｂ’
ＫＰの製造には不適である。

（９）黒液の無機比率が増加し発熱量も低下する。

＜１（Ｊ　　組線液中のドレノグが増加する。

以上のように最大の欠点は難漂白性のため、ＢＫＰに適
用できない点であるが、ＵＫＰに関しては圧倒的に大き
な長所をもっており１画期的な新ＵＫＰ製造法といえる
。

実施例　１ 国内ム材チップを原料としたＫＰ蒸解で、末期ｐＨと未
晒絶乾収率との関係は以下のようであった。

特許出願人　　俵　　　　茂

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 本発明は、未晒クラフトパルプ製造工場において、動力
   ボイラーまたは回収ボイラーまたは生石灰焙焼炉の各排
   ガス（以下単に排ガスと呼ぶ）の。 単独ないしは複数を用いて、蒸解末期の蒸煮廃萼（黒液
   ）ＰＨを所望の値に調節することによって。 未晒クラフトパルプの収率と諸強度特性を大巾に向上さ
   せることにある。