JPS5936227Y2 - ミシン針棒の定位置停止機構 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案はミシン針棒の定位置停止操作を連続的に極めて
容易に行なえる針棒の定位置停止機構に関する。

従来、ミシン針棒の上死点位置及び下死点位置への移動
切換えはハズミ車を手動で回転させるか成るいは雨上下
死点位置に移動させるスイッチをそれぞれ設けているた
め、操作が煩られしいのと同時に製造コストが高くなっ
ていた。

本考案は前記切換操作を一つのスイッチにより操作でき
るようにしたので、縫製者の使い勝手が向上するととも
に原価の安い機構を提供することを目的とするもので゛
ある。

以下本考案の実施例を図面に基づいて説明すると、第１
図に於いて１はミシン本体で駆動装置によって作動する
プーリー２と針棒３等を有し、針棒３には針留４によっ
て固定される針５が取りつけられる。

６は針棒３を定位置に停止する針棒上。下死点停止用ス
イッチで、第２図〜第４図に示す如くスイッチ６のケー
ス６ａは合成樹脂で形威し両側に弾性を有する突状部６
ｂ、６Ｃを突設し、アーム１ａの適宜位置に設けた孔口
１ｂに嵌合させたとき突状部６ｂ、６Ｃの弾性力によっ
て固定するように取りつける。

又、スイッチ６にはレバー６ｅが設けられ手動で上下に
押圧すると第５図に示す如く半固定抵抗７に導通してミ
シンを低速回転させ、プーリー２内に装着したマグネッ
トによって位置検出スイッチ８，９を動作させて針棒３
を上、下死点位置に停止させるようになっている。

そして、Ｒは可動抵抗でフットコントローラー等により
抵抗値を変換し抵抗Ｒとコンデンサー〇の時定数と図示
省略のフィードバック回路により低速から高速までの連
続回転をさせるようになっている。

本考案によればミシンを連続回転後停止させると針棒は
任意な位置で停止するが針棒を上死点位置に停止させた
いときはスイッチ６のレバー６ｅを上方に押圧し接点１
０．１１が導通すると半固定抵抗により低速回転を行な
い位置検出スイッチ８の位置にマグネットがくると位置
検出スイッチ８がオープンになり針棒は上死点位置で停
止する。

又、針棒を下死点位置で停止させたいときは、レバー６
ｅを下方に押圧し接点１０，１２が導通すると半固定抵
抗によりミシンは低速回転を行ない位置検出スイッチ９
の位置にマグネットがくると、位置検出スイッチはオー
プンになり針棒は下死点位置で停止する。

従って、単数のレバースイッチの操作にまり針棒を上死
点及び下死点の位置に自在に停止することができ、操作
が簡単で使い勝手がよくコストが安くできる効果を有す
る。

【図面の簡単な説明】

図面は本考案の一実施例を示すもので、第１図は本機構
のスイッチを装着したミシン本体の斜視図、第２図はス
イッチの上面図、第３図はスイッチの側面図、第４図は
スイッチの正面図、第５図は定位置停止スイッチ回路で
ある。 １・・・・・・ミシン本体、２プーリー、３・・・・・
・針棒、４・・・・・・針留、５・・・・・・針、６・
・・・・・針棒上下死点停止用スイッチ、６ａ・・・・
・・ケース、６ｂ、６Ｃ・・・・・・突状部、６ｅ・・
・・・・レバー、７・・・・・・半固定抵抗、８゜９・
・・・・・位置検出スイッチ。

Claims (1)

1. 【実用新案登録請求の範囲】 ケース６ａの両側に弾性を有する突状部６ｂ。 ６Ｃを形成したレバースイッチ６をアーム１ａの適宜位
   置に装着し、該レバースイッチ６の操作により針棒３を
   上死点位置及び下死点位置に切換えるようにしたことを
   特徴とするミシン針棒の定位置停止機構。