JPS5935093Y2 - 樹幹に病害虫防除剤、肥料、植物ホルモン等を含む液体を注入する機能を兼有する容器 - Google Patents

樹幹に病害虫防除剤、肥料、植物ホルモン等を含む液体を注入する機能を兼有する容器

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Publication number
JPS5935093Y2
JPS5935093Y2 JP16759181U JP16759181U JPS5935093Y2 JP S5935093 Y2 JPS5935093 Y2 JP S5935093Y2 JP 16759181 U JP16759181 U JP 16759181U JP 16759181 U JP16759181 U JP 16759181U JP S5935093 Y2 JPS5935093 Y2 JP S5935093Y2
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JP
Japan
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container
function
tip
plant hormones
fertilizers
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Expired
Application number
JP16759181U
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English (en)
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JPS57169080U (ja
Inventor
譲 和田
尚利 藤村
Original Assignee
日本特殊農薬製造株式会社
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Publication date
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  • Fertilizing (AREA)
  • Catching Or Destruction (AREA)
  • Cultivation Of Plants (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は投与樹幹に注入する病害虫防除剤、肥料、植物
ホルモン等を含む液体を、該液体に一切手を触れること
なく樹幹に注入することができ、かつ、注入部分から樹
幹外部へ液体の漏れる欠点がなく、安全でだれでも簡単
に取り扱え名注入機能を兼有する容器に係る。
更に詳しくは、前もって樹幹に斜めにあけられた円筒状
の穴に緊密に嵌合挿入させるため、顆状本体1に連設し
、先端に至るに従い徐々にまたは段階的に細くなるよう
に形成し、あるいは截頭円錐形の管を水密に連結した形
状に構成した嘴管2に適当間隔毎にリング状の突起5を
設け、嘴管2の先端のネジ溝4に着脱自在のキャップ3
をネジつけることにより、密封し得る容器とし、この瓶
状容器本体1の底部附近の側壁には、切断すること、に
より空気取り入れ口6′と為しうる膨隆部6を設ける。
キャップ3を取外し、嘴管2を樹幹7に設けた孔に第5
図示のごとく、下方に傾斜する様に嵌め込み、その後膨
隆部6の上端を切除して空気取り入れ口6′を開口し、
病害虫防除剤、肥料、ホルモン等を含む液体を樹幹に注
入することができ、病害虫防除、肥培、植物ホルモン補
給等の所期の目的を遠戚することができる。
本考案は、かかる機能を果たすことのできる液剤注入機
能を兼有するよう一体的に形成した容器の考案である。
従来、樹木類の病害虫の防除は、主として散布法にたよ
ってきたが、大木の病害虫を防除することは経費が高く
ついたり、散布薬剤による環境汚染の問題が生じた。
さらにかような散布方法によっては、樹木の内部に棲息
する病害虫の防除に対しては効果を十分に発揮させるこ
とは困難であった。
本考案は、害虫類や病原菌類による樹木類の病害を効果
的に予防もしくは治療するために、樹木類の樹幹内部に
直接薬液を注入する機能を有する容器であり、薬液の直
接注入により、薬液が樹液と共に樹木全体に効率よくい
きわたり、樹木の内部に棲息する病害虫をはじめ、樹木
を食する害虫を効率よく防除できる。
上記の如く、薬剤を樹幹に直接注入することは効果の点
で優れているにもかかわらず、従来の樹幹注入法及び器
具には問題があった。
従来は、単に樹幹に穴をあけ薬液をピペットなどを用い
て穴に施用していた。
大量の薬液を施用するためには穴も多きく、又、相当の
深さになり、穴の数も多くせざるを得ない等の樹木の生
理作用を少なからず阻害する欠点があった。
また、毒性の高い液剤を扱う場合には薬液がこぼれたり
、身体に触れたり、取り扱いに注意を要する等の欠点も
あった。
本考案はこれらの欠点を改良した産業上有用な考案であ
る。
即ち、樹幹にあけられる穴は施用する液剤の全量を直ち
にその穴に収容する必要はなく、液剤を施用するための
単なる注入口であり、その深さは本考案の容器が支持さ
れ、且つ液剤の漏れが完全に防止できるので嘴管2の全
体が挿入され、嘴管及び容器1が支持されるに足るもの
であればよい。
従って植物の生理作用に及ぼす悪影響はほとんどない。
また、本考案は単なる液剤注入器具ではなく、嘴管2先
端のキャップ3ネジつけにより密封容器となるものであ
る。
したがって、樹幹注入に際して、液剤を容器から注入具
に移しかえる必要はなく、また容器と注入器具とを使用
時毎に一つ一つ連結させる必要もない。
そのため、薬液がこぼれて、身体に触れたり、環境を汚
染する心配がない。
毒性の高い液剤を使用する機会が少なくないだけに、こ
の点の利益は測り知れない程大きい。
本考案容器の容積は材質を選択することにより10m1
〜100rrII2が可能であり、好ましくは、30−
〜50−が適当である。
透明な硬質の合成樹脂を用いることにより収容物の状態
を外部より簡単に把握することができる。
先端に至るに従い徐々にまたは段階的に細くなる様に形
成し、あるいは截頭円錐形の管を水密に連結した形状に
構成した嘴管は、樹幹の穿孔に嘴管を固定する磨擦作用
を有するとともに、液剤注入に際して、樹幹内部から液
剤が吹きでて、外部に漏れるのを防止する。
さらに容器本体1底部附近の側壁に設けた膨隆部6は、
その先端を刃物例えばナイフなどで切除することにより
、本体1への空気流通口となり、液剤の樹、注入を促進
する。
本考案に使用する液剤は、具体的には樹木に対する病害
虫を防除するための液状薬剤をはじめ、樹木の液状栄養
剤、その他植物ホルモン等目的に適合する液状物質であ
る。
本考案を利用することができる対象樹木は、森林樹木(
植林樹木を含む。
)類、果樹類、観賞用樹木類、その他あらゆる樹木であ
り、具体的には、松、カラマツ、I・ドマッ、ニジマツ
、杉、モミ、ヒバ、ヒノキ、ハンノキ、桐などの樹木類
、柑橘類、柿、リンゴ、梨、モモ、梅、イチヂク、クリ
、サクランボなどの果樹類、ツバキ、桜、松、桃、梅な
どの観賞用樹木類である。
たとえば、上記樹木と害虫類の関係については、栓類の
マツノザイセンチュウ、クリのクリタマバチ、みかんの
ミカンハダニ、リンゴのアブラムシ類の防除などを挙げ
ることができる。
病害については、クロマツの青変病、ニジマツの青変病
、リンゴの銀葉病、クワの芽枯病の防除などを挙げるこ
とができる。
又肥料としては、尿素質の肥料、又ホルモンとしては一
般に用いられる植物ホルモン等の溶液を樹幹に注入する
に適する。
以下本考案に係る注入機能を兼有する容器の実施例及び
その実際の使用状態を次に説明する。
まず、樹幹に、水平線より下方になる適当な角度で上記
嘴管2の最大径より小さく、最小径より大きい適当な径
の適当な深さの円筒状の穴をあける。
本容器のキャップ3を取りはずしたのち、前記樹幹の穴
に容器の嘴管2を強制的に緊密に嵌合挿入する。
このとき挿入された嘴管のうち最大径の部分が樹木に設
けた斜めの穴に完全に強制的に嵌合し、投与液剤が樹幹
外部へ漏れるのを防ぐ。
次に膨隆部6の先端6′を切除し、空気取り入れ口から
空気を本体1内に取り入れる。
本考案に係る注入機能を兼有する容器の液剤を収容する
本体1の形は円柱形に限定されるものではない。
本考案の容器の材質は、種々変更可能であり、各種の硬
質の合成樹脂、例えば、ポリエチレン、アクリル系樹脂
、ビニール系樹脂、ポリオレフィン類など、金属材料例
えばアルミニュームなどが用いられる。
施用液剤量を外から調べる場合などには透明あるいは半
透明のプラスチックス類を利用することが有利である。
また、施用液剤が光により変化してしまうおそれのある
場合には、適当な顔料や光線透過防止剤などを配合した
プラスチックスを利用することも可能である。
【図面の簡単な説明】
第1、第2図は注入機能を兼有する本考案の容器の一部
截断正面図。 第3図は嘴管の先端に水密にネジつけるキャップの一部
截断側面図。 第4図は本案の注入機能兼有容器の嘴管を樹幹に挿入し
た状況を示す側面図である。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 顆状の容器本体1に、樹幹に穿った孔に挿入するに適す
    る先端に至るに従い徐々にまたは段階的に細くなる様に
    形成し、あるいは截頭円錐形の管を水密に連結した形状
    に構成した嘴管2を連設し該嘴管の先端にはキャップ3
    ネジ込用のネジ溝をを設け、本体1の底部附近の側壁に
    は先端を切断することにより空気導入孔6′を設けるこ
    とのできる膨隆部6を設けて取る樹幹に病害虫防除剤、
    肥料、植物ホルモン等を含む液体を注入する機能を兼有
    するよう一体的に形成した容器。
JP16759181U 1981-11-09 1981-11-09 樹幹に病害虫防除剤、肥料、植物ホルモン等を含む液体を注入する機能を兼有する容器 Expired JPS5935093Y2 (ja)

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JP16759181U JPS5935093Y2 (ja) 1981-11-09 1981-11-09 樹幹に病害虫防除剤、肥料、植物ホルモン等を含む液体を注入する機能を兼有する容器

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Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS57169080U JPS57169080U (ja) 1982-10-25
JPS5935093Y2 true JPS5935093Y2 (ja) 1984-09-28

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ID=29959677

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP16759181U Expired JPS5935093Y2 (ja) 1981-11-09 1981-11-09 樹幹に病害虫防除剤、肥料、植物ホルモン等を含む液体を注入する機能を兼有する容器

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JPH046531Y2 (ja) * 1988-12-28 1992-02-21

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JPS57169080U (ja) 1982-10-25

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