JPS5934593B2 - 突当板とかみ合つているばら荷流ベルト送りゲ−ト - Google Patents

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は船荷おろし装置に関し、より詳細には船倉から
この船倉の下方に位置している荷おろしコンベヤベルト
上へ鉱石等のようなばら荷を放出するためのばら荷流ベ
ルト送りゲートに関し、そして、所定のゲートの下から
この所定のゲートの下流でコンベヤベルト上に通るばら
荷の横断面形状を制御するためにばら荷流ベルト送りゲ
ートの開放位置または閉鎖位置と統制的に調和している
位置にあり、そして単位時間当りのコンベヤベルトが送
り出すばら荷のトン数を決定する事実上言わぱばら荷流
調整作用を与えるためにばら荷流ベルト送りゲートと協
働する突当板と、このようなばら荷流ベルト送りゲート
の組合せ体に関する。

船倉内の著積部から鉱石のようなばら荷を船倉の下端に
位置している「ばら荷流ベルト送りゲート」吉して知ら
れているものを通して例えばコンベヤベルト上に荷おろ
しをし、下方に位置するコンベヤベルト上にばら荷流ベ
ルト送りゲートを通してこのように荷おろししたばら荷
をこのコンベヤベルトによつてコンベヤ装置の適当な放
出端に運搬することは、当業界で公知である。当業界で
知られておりそして本出願の中で使用している意味にお
ける「ばら荷流ベルト送りゲート」とは、船倉またはホ
ツパ内の（鉱石等のような）ばら荷の下に位置し、そし
て開放されると実質的に制御されない流量のばら荷を船
倉またはホツパから下方に位置しているコンベヤベルト
上に落下させるゲートのことである。

「ばら荷流ベルト送りゲート」は通常完全に開放してい
るかまたは完全に閉鎖しており、下方に位置しているベ
ルトへのばら荷の流量を制御するために部分的に開放し
または部分的に閉鎖した状態になるように通常構成また
は配置されていない。従来技術では、ばら荷流ベルト送
りゲートに「突当板」が常に関連しており、この突当板
の目的は、ばら荷流ベルト送りゲートによつてコンベヤ
ベルト上に落下した制御されない量のばら荷からコンベ
ヤ上に引き出されるばら荷の横断面の輪郭を決定する形
状を有する型板として、事実上働くことである。

従つて従来技術の突当板も本発明の突当板も、単位時間
当りにベルトコンベヤが送り出すばら荷のトン数を決定
する。事実上ばら荷流量調整作用というものを与えるた
めに、関連ばら荷流ベルト送りゲートと協働する。本発
明者の知る限りでは、従来技術では、突当板は常に「下
降」位置すなわち作動位置に固定されていた。

従来技術のばら荷流ベルト送りゲートに関連している突
当板は常に「下降」位置にあるので、１つのばら荷流ベ
ルト送りゲートによつてばら荷を一定のコンベヤ上に積
み込むことしか実際上できない。なぜなら、各々が従来
の固定した「下降」位置にある関連突当板を有している
複数のばら荷流ベルト送りゲートによつて１つの共通の
コンベヤベルトにばら荷を送ると、一定のばら荷流ベル
ト送りゲートからコンベヤベルト上に積み込まれるばら
荷が、その所定のゲートの下流に位置しておりそしてこ
の所定のゲートからベルト上に積み込まれたばら荷の運
動進路内にある、同じコンベヤにばら荷を送るばら荷流
ベルト送りゲートの「下降」位置にある突当板によつて
、干渉されるからである。今あげた理由から、従来技術
において所定のコンベヤ上にいくつかの送り個所を設け
たい場合には、「ばら荷流ベルト送りゲート」以外のば
ら荷積込み装置、例えばゲートからベルトへの流量を調
整する作業員を必要とする手動操作制御ゲート、または
例えば制御された流量のばら荷をベルト上に供給する振
動ゲートのような他の型式のゲートが、使用された。

このような代替的装置は、ばら荷流ベルト送りゲートよ
りも、作動や取付けにより多くの費用がかかる。ばら荷
流ベルト送りゲートは、運動部分が小なく、ヘツド空間
をほとんど必要とせず、比較的安価であり、そして関連
突当板と協働して所望の断面形状にばら荷をベルト上に
自動的に積み込む、という利点を有している。しかし上
で指摘したように、従来技術では一定のコンベヤベルト
に対して１つのばら荷流ベルト送りゲートを使用するこ
としか実際上できなかつた。従つて本発明の１つの目的
は、船倉等からばら荷を走行するコンベヤベルト上に分
与するためのばら荷流ベルト送りゲートから成り、そし
て前記ゲートと協働する突当板を含み、前記突当板は、
ばら荷流ベルト送りゲートが開くと自動的に作動位置に
動いて、コンベヤベルト上に積み込まれたばら荷から該
コンベヤベルトに沿つて引きずられるばら荷の横断面の
輪郭を形成し、そして関連ばら荷流ベルト送りゲートが
閉鎖位置に動くと非作動「非干渉」位置に自動的に動く
ように、ばら荷流ベルト送りゲートの開放位置または閉
鎖位置と相関関係にある船荷卸装置を、提供することで
ある。本発明の他の目的は、船倉等からばら荷を下方に
位置しているコンベヤベルト上に荷卸しするために使用
されるばら荷流ベルト送りゲートと、所定のばら荷流ベ
ルト送りゲートの下流へばら荷が動く時コンベヤベルト
上に積み込まれているばら荷の横断面形状を形成するた
めに使用され、よつてコンベヤベルトによつて一定のゲ
ートから運び去られるばら荷を調整し、そして関連ばら
荷流ベルト送りゲートの開放状態または閉鎖状態に依存
して作動位置または非作動位置に自動的に動くことがで
きる、前記ゲートと協働する突当板の組合せ体を、提供
することである。

本発明の他の目的は、船荷卸装置内の１つの共通の下方
に位置しているコンベヤベルト上に積み込むために複数
のばら荷流ベルト送りゲートを使用することを許容する
、協働するばら荷流ベルト送りゲートとかみ合い突当板
を、提供することである。

これらの目的を達成するために、船倉等から鉱石等のよ
うなばら荷を船倉の下に位置している荷卸コンベヤベル
ト土に放出するためのばら荷流ベルト送りゲート、およ
び、このばら荷流ベルト送りゲートの下流端のすぐ近く
に位置しており、このゲートとかみ合つており、そして
このゲートが開放位置にあるか閉鎖位置にあるかに従つ
て作動位置または非作動位置に選択的に自動的に動くこ
とができる、このゲートと協働する突当板が、本発明の
１実施例に従つて提供される。

ばら荷流ベルト送りゲートの開放位置に対応する「下降
」位置すなわち作動位置にある時、突当板は関連ばら荷
流ベルト送りゲートの下からこの一定のゲートの下流の
コンベヤベルト上へ通るばら荷の横断面形状を制御し、
そして関連ばら荷流ベルト送りゲートと協働して、単位
時間当りにベルトコンベヤが送り出すばら荷のトン数を
決定する事実上ばら荷流量調整作用であるものを与える
。関連ばら荷流ベルト送りゲートの閉鎖位置に対応する
上昇位置すなわち非作動位置にある時、突当板はこの所
定のゲートの上流の他のばら荷流ベルト送りゲートによ
つてコンベヤ上に積み込まれたばら荷に対して干渉しな
い関係にある。本発明の他の目的および利点は、添付図
面に連絡する以下の説明から、明らかになろう。

第１図を参照するに、そこには鉱石、石炭等のようなば
ら荷を運搬するようになつている型式の船１０が示され
ている。

この船１０はその長手方向のかなりの部分にわたつてい
る船倉１２を含んでいる。しかし第１図に示す船倉１２
は船１０の縦軸線を横断する隔壁または仕切壁によつて
複数の小さい船倉に分割することができる。船倉１２に
は先きに述べた種類のばら荷が詰め込まれている。もし
も船倉１２を横断隔壁または仕切壁で分割している場合
には、異なる船倉部分ごとに異なる種類のばら荷を運搬
することができる。船倉１２の下端に、ばら荷流ベルト
送りゲート１４が、コンベアベルト１６の上に重なるよ
う設けられている。船倉１２の下端に、個々の放出ホツ
パ１５が、各ゲート１４に対応して設けてあり（第２図
）、それぞれの放出ホツパ１５はそれぞれのゲート１４
へとばら荷を通すようになつている。横方向に傾斜して
いる壁１７（第２図）と縦方向に傾斜している壁１９（
第１図）とによつて、各放出ホツパ１５の下向きテーパ
形状が構成されている。コンベヤベルト１６は、矢印の
方向、すなわち、第１図に関して左から右へ動く上部走
行部１８と、戻り走行部２０とを含んでいる。コンベヤ
ベルト１６の上部走行部１８は、第２図からよく解るよ
うに、トラフになつており、水平底部分１８Ａと上向き
に傾斜している両側部分１８Ｂ，１８Ｃとを含んでいる
。コンベヤベルト１６の上部走行部１８の水平底部分１
８Ａは水平面内に位置しているトラフローラ１８Ａ′に
よつて支持されており、そして上部走行部１８の傾斜部
分１８Ｂ，１８Ｃはそれぞれ上向きに傾斜しているトラ
フローラ１８Ｂ′，１８Ｃ′によつて支持されており、
これらはすべて当業者によく知られている。１対の横方
向に離間しながら対向する下方かつ内方向に傾斜する固
定スカート部材２２（第２図）が長手方向に延長するレ
ール支持部材２９のような適当な固定構造体によつてそ
れぞれ支持されかつ、コンベヤベルト１６の縦方向にそ
の実質的に全長にわたつて延びている。

このスカート部材２２は、後により十分に説明するばら
荷流ベルト送りゲート１４の下面の高さの少し下から下
方へ延びている。互いに対向するよう配置されているス
カート部材２２の上端の間の距離は十分に開いた位置に
あるゲート１４の開口部の幅にほぼ等しく、対向するよ
う配置されているスカート部材２２は下方へ互いに収束
しており、そしてスカート部材２２の対向する下端は、
「下降」位置にある時の後に説明する突当板２６を通過
するばら荷の横幅にほぼ等しい距離だけ、またはこの横
幅よりもほんの少し短い距離だけ互いに離間している。
固定されている連続的なスカート部材２２と、その下に
位置していて連続的に動いているコンベヤベルト１６の
上部走行部１８が、互い邪魔しないようにするために、
連続的スカート部材２２はその下に位置しているコンベ
ヤベルト１６の上部走行部１８の傾斜部分１８Ｂ，１８
Ｃに関して、垂直方向に多少の隙間を有している。連続
的なスカート部材２２の目的は、所定の開いているばら
荷流ベルト送りゲート１４を通して船倉１２内の著積部
からコンベヤベルト１６の上部走行部１８上に流下する
ばら荷を、この一定のゲートを通して放出されたばら荷
が突当板２６（後に説明する）を通過する前に、横方向
に関して収容することである。

図示の実施例において、第２図に最もよく示してあるよ
うに、各ばら荷流ベルト送りゲート１４は、水平面内に
位置する１対の締切ゲート１４Ａ，１４Ｂから成り、こ
れらの締切ゲートはそれぞれ、適切に取りつけてある油
圧ラム２４Ａまたは２４Ｂによつて、選択的に閉鎖位置
（第２，３図）にまたは開放位置に、動かすことができ
る。

締切ゲー口４Ａ，１４Ｂの各々は、車輪２５を担持して
おり、車輪２５は所定のゲート１４Ａまたは１４Ｂが開
放運動または閉鎖運動をしている間軌道部材２７上を動
く。油圧ラム２４Ａ，２４Ｂの制御装置は、２つのゲー
口４Ａ，１４Ｂを同期して、必要に応じて開放方向へま
たは閉鎖方向へ動かすよう、制御されている。

各ばら荷流ベルト送りゲート１４の締切ゲート１４Ａ，
１４Ｂは、コンベヤベルト１６が動く縦方向を横断する
方向に、水平面内で動くことができる。

本発明の重要な特徴に従えば、突当板２６（時には「せ
ん断」板として知られている）が、各ばら荷流ベルト送
りゲート１４の下流端に隣接して位置しており、そして
突当板２６はゲート１４の閉鎖位置に対応する後退非作
動位置（第２，３図を見よ）から、ゲート１４の開放位
置に対応する「下降」作動位置（第４図）へと、制限さ
れた角度にわたつて水平軸線の周りで動くことができる
。

突当板２６はその「下降」作動位置においてその凹形の
下縁２γの形状および位置により、対応する開いている
ばら荷流ベルト送りゲート１４の下流へ運搬されるばら
荷の横断面を自動的に決定し、開いているゲート１４か
らコンベヤに沿つて引きずられるばら荷の流量を調整し
、よつて単位時間当りにコンベヤが運搬するばら荷のト
ン数を決定する。突当板２６はその両側傾斜縁でこれに
向き合せに配置されている連続的スカート部材２２と境
を接しており、スカート部材２２と突当板２６の両側傾
斜縁との間には、適当な隙間が設けてある。各ばら荷流
ベルト送りゲート１４の締切ゲート１４Ａ１４Ｂと突当
板２６との間に機械的かみラ合い装置が設けてあり、こ
のかみ合い装置は、所定のゲート１４の締切ゲート１４
Ａ，１４Ｂが第２３図に示すような閉鎖位置に動くと、
突当板ラ２６を後退「非干渉」位置へと自動的に動かし
、そしてゲート１４Ａ，１４Ｂが開放位置に動くと、突
当板２６をコンベヤベルト上のばら荷の横断面の輪郭を
決定する作動位置（第４図）へと自動的に動かす。

一定の１対の締切ゲート１４Ａ，１４Ｂは同一の突当板
２６とかみ合つている。次に第２，３，４図を参照する
に、突当板２６は水平軸２８に固定されて、これと共に
枢動するようになつており、突当板２６の両側部に隣接
している軸２８の両端は制限された枢動をするよう支持
ブラケツト部材３０によつて支持されており、ブラケツ
ト部材３０は各スカート部材２２の上端に設けてあるフ
ランジ２２Ａのような適当な静止構造体によつて支持さ
れている。

軸２８の両端の各々にレバー３２が固定されており、レ
バー３２はその上端の近くで短軸３４を担持しており、
短軸３４はレバー３２の上方部分から横方向へそしてコ
ンベヤの運動方向に関して一般に上流方向へ突出してい
る。短軸３４はその上流端の近くにカムローラ３６を担
持しており、カムローラ３６はカム軌道３８の中に入つ
ており、カム軌道３８は、その時の都合によることであ
るが、それぞれのゲート１４Ａまたは１４Ｂの下流側か
ら突出している。第２図に最もよく示されているように
、各ゲー口４Ａ，１４Ｂのカム軌道３８はその横方向最
外方部分に比較的短い下向き傾斜部分３８Ａを含んでお
り、この傾斜部分３８Ａの横方向最内方部分は、この部
分３８Ａよりも高いレベルに位置している一般に水平の
軌道部分３８Ｂに合体しそして連通している。ゲート１
４Ａ，１４Ｂの各々を第２，３図に示す図に対応する閉
鎖位置に動かすと、各カムローラ３６はカム軌道の傾斜
部分３８Ａの横方向最外方最下方部分に位置を占め、そ
れぞれのゲート１４Ａ，１４Ｂが担持しているカム軌道
３８の上流端の方へ（すなわち第３図に示されているよ
うに左方へ）動かされる。

ゲート１４Ａ，１４Ｂの閉鎖位置に対応してカム軌道３
８の下向き傾斜部分３８Ａの中に各カムローラ３６を動
かすと、カムローラ３６を担持しているレバー３２は、
第３図に示されている位置の方へ反時計回り方向に動か
され、よつてこの閉鎖しているばら荷流ベルト送りゲー
ト１４の上流の開いているばら荷流ベルト送りゲートか
らベルトコンベヤに沿つて動くばら荷に干渉しない上方
後退位置へと、突当板２６を旋回させる。所定のばら荷
流ベルト送りゲート１４の締切ゲート１４Ａ，１４Ｂを
、これらを完全に後退した位置へ動かす対応する作動ラ
ム２４Ａ，２４Ｂによつて、開放位置に動かすと、開放
位置の方への各ゲート１４Ａ，１４Ｂの初期の運動は、
それぞれの締切ゲートに関係している対応するカムロー
ラ３６を、締切ゲート１４Ａ，１４Ｂの各々が担持して
いる平らな水平のより高いカム軌道部分３８Ｂの中へと
動かす。

カムローラ３６がカム軌道３８のより高い水平部分３８
Ｂの中に入ると、それぞれのカムローラ３６は、第４図
から明らかなように、対応するカム軌道３８の下流部分
の方へ動かされ、これに伴なつて、カムローラ３６を担
持しているレバー３２が、第４図に関して時計回り方向
に旋回する。レバー３２が時計回り方向に旋回すると、
軸２８に固定されている突当板２６は第４図に示すよう
な作動位置へと下方へ枢動し、この作動位置において突
当板２６は、コンベヤベルト１６の上部走行部１８に沿
つて引きずられてくるばら荷の横断面の輪郭を、対応す
るばら荷流ベルト送りゲート１４の下流側から決定し、
よつて対応するゲート１４から下流に流れるばら荷の流
量を調整するように働く。締切ゲート１４Ａ，１４Ｂを
開放位置から閉鎖位置へ動かすと、今説明した動作と逆
の動作が起る。カムローラ３６はカム軌道の水平部分３
８Ｂからカム軌道の傾斜部分３８Ａの横方向最外方端へ
と動き、よつて突当板２６を第３図に示す後退位置へと
（第３，４図で見て）反時計回り方向に上方へ枢動させ
る。カム軌道３８を説明するに当つて用語「上流」およ
び「下流」を使用する時、これらの用語はコンベヤベル
ト１６の上部走行部１８の運動方向に関係している。所
定のばら荷流ベルト送りゲート１４の締切ゲー口４Ａ，
１４Ｂが第２，３図に示してあるような閉鎖位置にある
時、関連突当板２６を担持している軸２８に固定されて
いるレバー３２が担持しているカムローラ３６は、それ
ぞれのゲート１４Ａまたは１４Ｂが担持しているカム軌
道３８の傾斜部分３８Ａの最下方端に位置している。

カムローラ３６がこの位置にある時、閉鎖しているゲー
ト１４の上流でコンベヤベルト上に放出された荷物に干
渉しない上昇「非干渉」位置に、突当板２６は維持され
ている。所定のばら荷流ベルト送りゲート１４の締切ゲ
ート１４Ａ，１４Ｂが開放位置の方へ動き始めると、カ
ムローラ３６は、第４図に示されているように、それぞ
れのゲート１４Ａ，１４Ｂに関係するカム軌道３８の上
方水平部分３８Ｂに動き、よつて突当板２６を「下降」
作動位置に動かし、この位置において突当板２６は、コ
ンベヤベルト１６の上部走行部１８に沿つて引きずられ
てくるばら荷の横断面の輪郭を、この所定の開いている
ばら荷流ベルト送りゲート１４の下流で決定する。

所定のばら荷流ベルト送りゲート１４が開放位置にある
時、ばら荷は船倉１２から実質的に制御されていない仕
方で関連ホツパ１５と関連開放ゲート１４を通して下方
に位置しているコンベヤベルト１６上に放出され、この
ようにしてコンベヤベルト上に堆積するばら荷はその側
部を向き合せに配置してある連続的スカート部材２２に
よつて制限され、そしてゲート１４が開いている時下降
位置すなわち作動位置にある突当板２６は、関連ゲート
１４によつて関連突当板２６の上流側で堆積されたばら
荷の下流方向の流量を調整するように働く。このように
して、ゲートを閉鎖すると関連突当板がこのゲートの上
流に位置している他のばら荷流ベルト送りゲートによつ
てコンベヤベルト上に堆積されたばら荷に干渉しない「
非干渉」後退位置へと上昇するように、関連突当板の位
置をこの所定のばら荷流ベルト送りゲートの開放位置ま
たは閉鎖位置と統制的に調和させて、ばら荷流ベルト送
りゲートをこのゲートの下流端に隣接している突当板と
関係ずけており、そして、開放しているゲートの下流の
コンベヤベルトに沿つて引きずられてくる荷物の横断面
を決定し、よつて調整作用をして、コンベヤが送り出す
ばら荷のトン数を決定するように働く作動位置へと、関
連突当板を自動的に下降させる装置が、本発明に従つて
提供された。

上で説明したばら荷流ベルト送りゲートと突当板との間
のかみ合い装置は、各々が１つの関連突当板を有してい
る複数のばら荷流ベルト送りゲートを、図面の第１図に
示してあるように、１つの共通の下方に位置するコンベ
ヤベルトに対して放出関係に位置ずけ、特定の時にこの
共通のコンベヤベルトに材料を放出するためにばら荷流
ベルト送りゲートを１つだけ開放することができる。

本発明の以上の詳細な説明から、本発明の目的をどのよ
うにして好ましく達成したかが明らかにされた。しかし
、当業者に容易に思い浮ぶような、ここに開示した概念
の変更や等価物は、本発明の範囲内に含まれる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、各々が関連突当板を有している複数のばら荷
流ベルト送りゲートを備えている船倉を有しており、こ
れら複数のばら荷流ベルト送りゲートは、鉱石等のよう
なばら荷を個々のゲートから、各々の一定のゲートに関
連している突当板によつて調整して、分与する１つの共
通のコンベヤベルトの上方に、位置している貨物船を部
分的に立面においてそして部分的に縦断面において示し
ている概略図である。 第２図は、閉鎖位置にあるばら荷流ベルト送りゲートを
示し、さらにこのばらの荷流ベルト送りゲートに関連し
ている突当板を後退非作動位置において示している横断
面図である。第３図は、所定のばら荷流ベルト送りゲー
トの１対の協働する締切ゲートのうちの１つの締切ゲー
トの縦立面図であり、突当板がばら荷流ベルト送りゲー
トの閉鎖位置に対応してその上昇非作動位置にある状態
において、前記締切ゲートに対する突当板の機械的かみ
合い関係を示している。第４図は、所定のばら荷流ベル
ト送りゲートの１対の協働する締切ゲートのうちの１つ
の直線状に動く締切ゲートを示している詳細縦立面図で
あり、突当板が前記締切ゲートの開放位置に対応してそ
の下降作動位置にある状態において、関連する締切ゲー
トに対する突当板の機械的かみ合い配置を示している。
１２・・・・・・船倉、１４・・・・・・ばら荷流ベル
ト送りゲート、１６・・・・・・コンベヤベルト、２６
・・・・・・突当板、３２・・・・・ルバ一、３４・・
・・・・短軸、３６・・・・・・カムローラ、３８・・
・・・・カム軌道。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １ 下方に位置している荷卸コンベヤベルト１６上への
   貯蔵域１２からのばら荷の放出を制御するために閉鎖位
   置と開放位置の間を動くことができ、突当板部材２６が
   前記コンベヤベルトの運動方向に関して送りゲートの下
   流端に隣接しかつ後退位置と作動位置の間を動くように
   取りつけてあるばら荷流ベルト送りゲート１４において
   、前記ゲートを閉鎖位置に動かすと、前記コンベヤベル
   トから離間した後退位置に前記突当板部材を動かすよう
   に作動され、そして前記ゲートを開放位置に動かすと、
   該ゲートの下流に位置している前記コンベヤベルトの部
   分上への該ゲートからのばら荷の流れの量を前記突当板
   部材が調整する作動位置に該突当板部材を動かすように
   作動される、該突当板部材２６と該ゲートの間に結合さ
   れているリンク仕掛け３２、３４、３６、３８を特徴と
   するばら荷流ベルト送りゲート。 ２ 突当板部材は後退位置へとそして作動位置へと実質
   的に水平な軸２８の周りで予め定めた角度の枢動運動を
   するように取りつけられていることを特徴とする、特許
   請求の範囲第１項に記載のばら荷流ベルト送りゲート。 ３ ばら荷流ベルト送りゲートを閉鎖するために当接す
   るよう互いに反対方向に動くことができ、ばら荷流ベル
   ト送りゲートを開放するために互いに離間するよう反対
   方向に動くことができる２つの協働する締切ゲート部材
   から成る特許請求の範囲第１項または第２項に記載のば
   ら荷流ベルト送りゲートにおいて、リンク仕掛けは前記
   ゲートまたは当突板部材のうちの１方に取りつけてある
   カム軌道３８、および前記カム軌道に係合する関係で前
   記ゲートまたは前記突当板部材のうちの他方に取りつけ
   てあるカム３６、から成ることを特徴とし、そして前記
   ゲート部材を動かすと前記カム軌道とカムのリンク仕掛
   けは作動されて前記突当板部材を動かすことを特徴とす
   るばら荷流ベルト送りゲート。 ４ カム軌道は送りゲート上に取りつけてあり、そして
   カムは突当板部材上に取りつけてあることを特徴とする
   、特許請求の範囲第３項に記載のばら荷流ベルト送りゲ
   ート。 ５ レバー３２が各突当板部材に該突当板部材から突出
   するように取りつけてあり、そしてカム３６は前記レバ
   ーの突出端上に取りつけてあることを特徴とする、特許
   請求の範囲第３項または第４項に記載のばら荷流ベルト
   送りゲート。 ６ カム軌道は傾斜部分３８Ａ、および水平部分３８Ｂ
   を含んでいることを特徴とする、特許請求の範囲第３、
   ４項または５項に記載のばら荷流ベルト送りゲート。 ７ カムはローラから成り、各カム軌道は１対の互いか
   ら離間した平行フランジから成り、そして前記カムは前
   記フランジ間に作動的に取りつけてあるローラから成る
   ことを特徴とする、特許請求の範囲第３、４、５項また
   は６項のうちの任意の項に記載のばら荷流ベルト送りゲ
   ート。