JPS5934261A - 粒状放香材の製造方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は外観が良好でかつ流動性を防止し、香料の揮
発速度を制御しうる粒状放香材の製造方法に関するもの
である。

従来この種粒状の香料樹脂体は、粒状に成型された樹脂
体に香料を単に吸着させて製造されていたが、香料の吸
着時、熱によって制限を受けたり又過剰に吸着させたり
し、且つ粒状樹脂体の流動性などの問題があるため、粒
状の香料樹脂体の使用範囲が限られる等の問題点があっ
た。

この発明による粒状放香材の製造方法はか＼る従来の問
題点を解決するためになされたものであり、外観が良好
で、かつ流動性を防止し、更に′香料の揮発速度を制御
しうる粒状放香材を提供することを目的とする。

この発明の製造方法に用いる香ネ４吸着のための樹脂体
としては、エチレン−酢酸ビニル共重合体（酢酸ビニル
含有ｊ１１５〜５５紛を用い、熱可塑性樹脂粉末として
はポリエチレン、エチレン−酢酸ビニル共重合体（酢酸
ビニル含有量２８％以下のもの）、エチレンポリビニー
ルアルコール共重合物。

アイ４ツマ−、ポリ塩ｆヒヒニール、スチレン等の粉体
であつ°Ｃその粒子径は１〜２（１０μ、好ましくは１
０〜３０μのものが用いらイト１又香料は通常使用され
る香料原体が用いられる。

以下、この発明の粒状放Ｍ　１ｙｊｏ）製造方法につい
て述べる。

粒状のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂ｌＯ０部に対
し、熱可塑性樹脂粉末を（）、２〜３重量部、好ましく
は０．８〜１．２Ｍ＠部を常温下（１５１：〜４０℃）
で混合分散させ、均一に混合する。

均一に分散された后４０〜１２０℃の温度下（好ましく
は８０℃〜１１０℃）で３〜３０分（好ましくは５〜１
０分）間さらに混合を続ける。この工程により第１図に
示す如く粒状のエチレン−酢酸ビニル共重合（＊樹脂体
ｌの表面に、熱可塑性樹脂粉末２が不連続状に接着する
のである。尚粉末２の量が多すぎる場合１こは樹脂体ｌ
に付着せずに残留することもあるが、この場合は、ふる
い分けて取り除いでもよい。しかる後、香料を粒状のエ
チレン−酢酸ビニル共重合体の樹脂体ｌに吸着させられ
るが、その吸着量は用途イこより異なるが熱ｉＴＪ塑性
樹脂粉末が付着接着した樹脂１００重量部に対し、２０
〜３０％を吸着させるのが通常である。なお吸着時間を
短縮させるためには加ｍ撹拌り−ることも出来る。

香料の種類としＣは例えばクチナシ、ブーケ。

ジャスミン、ジンチョーゲ、′−キンモクセｒ、レモン
などが挙げられる。

ｍ１図の如く、粒状のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹
脂体ｌの表面１こ熱可塑性樹脂粉末２が不連続状に形成
されるのはエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂が４０〜
Ｉ　２　＋１℃で軟化するために粉末が強固に接清する
のである。

この発明によって得らＢた粒状放香材は、粒状のエチレ
ン−酢酸ビニル共重合体樹脂体ｌに、熱により熱可塑性
樹脂粉末２を不連続状に接着し、その后香料を樹脂体ｌ
に吸着させるので、製造段階に於ける熱による吸着香料
の制限や損失が少く、しかも流動性を防止し、長期にわ
たり分散性を有するので持続性にも優ｎる等の利点を有
するのである。

次にこの発明の詳細な説明する。

ビ＝　Ｊｌ／共重合体樹脂Ｑｖ１１３　（１、ＶＩ　Ｃ
Ａ′ｒ軟化点軟化点４０下ｔｌ下ｔ６０ｆ’とポリエチ
レン粉末（平均粒径２０ｐ。

軟化点７５℃）を２２添加して均一に混合したのち、１
００℃にてｌ（１分間混合し、ポリエチレン粉末を粒状
のエヂ１／ンー酢酸ビニル共重合体樹脂の表面に不連続
状に接着させ、その后、香料としてのアンバー溶液（小
川香料株式会社＃）４０ｆを混合し、２５℃で３時間ゆ
っくり攪拌し”Ｃ香料を゛完全に吸着させ分散性良好な
粒状放香材を得た。

実施例１１ 酢酸ビニル含有量が４１重量％の粒状エチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂％４Ｉ　１５　ＶＩ　ＣＡＴ軟化軟化
点５只 合体粉末（平均粒径１０ｐ，軟配点９６℃）を１．５　
ｆ添加し均一に混合したのも１００℃にてｌＯ０分間混
しエチレンビニールアルコール粉末をエチレン−酢酸ビ
ニル共重合体樹脂に不連続状に接着させる。ｅの后香料
とし′Ｃクチナシ溶液（小川＃料株式会社製）６０ｇと
、前記のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂とを混合し
、２５℃３時間ゆっくり攪拌して香料を完全に吸着させ
分散性良好な粒状の放香材を得た。

次に下記第１表は−・す°ンブル１５Ｆをバリヤー機能
を有するプラスチック袋に入れ４０℃，５０℃及び６０
℃の温度条件下にＩＯ日間保存して粒状放香材相互の接
着状態を測定したものである。

尚参考例Ｉ，１１は本発明の実施例Ｔ　、　Ｉ＋に対応
しており粉末処理を施さなかったものである。

第　　　１　　　表 第−ｒ’−表の評価は下記の基準により判定した。

０：保存前と殆んど変化なし △：部分的に接着 ×：全体に接着 第２図は経口による香料の減少を測定したものである。

測定はサンプル１，５ｒを直径９ｍのシャーシ中）こ拡
げこれを３０℃にセットされた温風乾燥機に保存し所定
日数ごとにその減少をみたものであり、この発明により
得られた粒状放香材の香料揮散は、従来のものと比し極
めて減少していることがわかる。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの発明によって得られた粒状のエチレン−酢
酸ビニル共重合体樹脂の拡大断面図、第２図は香料揮散
の経日変配を示すグラフである。 ｌ・・・粒状のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂。 ２・・・熱可塑性樹脂粉末。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 （１１粒状のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂１００
   部に対し熱可塑性樹脂粉末を０．２〜３．０重量部を混
   合、分散させたのら、４０〜１２０℃の温度で混合し、
   粒状のエチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂の表面に熱可
   塑性樹脂粉末を不連続状に接着させ、次に粒状のエチレ
   ン−酢酸ビニル共重合体樹脂に香料を吸着させることを
   特徴とする粒状放香材の製造方法。 （２）　エチレン−酢酸ビニル共重合体樹脂中の酢酸ビ
   ニル含有量がｌ　詑５重量％である特許請求の範囲第１
   項に記載の粒状放香材の製造方法。 （：４）　　熱可塑性樹脂粉末がポリエチレン粉末であ
   る特許請求の範囲第１項に記載の粒状放香材の製造方法
   。 かに記載の粒状放香材の製造方法。