JPS5933846B2 - 電気動力計の検出トルク補正方法 - Google Patents
電気動力計の検出トルク補正方法Info
- Publication number
- JPS5933846B2 JPS5933846B2 JP50070465A JP7046575A JPS5933846B2 JP S5933846 B2 JPS5933846 B2 JP S5933846B2 JP 50070465 A JP50070465 A JP 50070465A JP 7046575 A JP7046575 A JP 7046575A JP S5933846 B2 JPS5933846 B2 JP S5933846B2
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- JP
- Japan
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- armature
- torque
- current
- circuit
- armature current
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- Force Measurement Appropriate To Specific Purposes (AREA)
- Tests Of Circuit Breakers, Generators, And Electric Motors (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は、電動機または発電機を用いた動力計のトル
ク検出装置に関するものである。
ク検出装置に関するものである。
従来の直流電気動力計は、直流電動機または直流発電機
(以下単に直流機と呼ぶ)の固定子を回転子軸の回りに
揺動自在に配置し、固定子と回転子との間に働くトルク
を固定子に連動した秤り装置によって測定するのが一般
的手法である。
(以下単に直流機と呼ぶ)の固定子を回転子軸の回りに
揺動自在に配置し、固定子と回転子との間に働くトルク
を固定子に連動した秤り装置によって測定するのが一般
的手法である。
これに対し、トルクTは一般的に
で表わされる。
但し、Aは比例定数、■は電機子電流
Φは界磁磁束
TMは機械損及びウズ電流
損トルクである。
従って、トルクTは電機子電流■と界磁磁束Φから算出
する事ができる。
する事ができる。
ここで、界磁磁束Φおよび電機子電流■は比較的正確に
測定することができるが、実機においては(1)式によ
りトルクの算出を行なったとき、電機子電流■が定格電
流に比較して特に1/10以下となる領域においては、
比例定数Aが複雑に変化してしまう。
測定することができるが、実機においては(1)式によ
りトルクの算出を行なったとき、電機子電流■が定格電
流に比較して特に1/10以下となる領域においては、
比例定数Aが複雑に変化してしまう。
つまりA=一定とした時の(1)式によるトルク算出結
果と実際のトルク値との間に差が生じてしまう。
果と実際のトルク値との間に差が生じてしまう。
第1図はA=一定とした場合のトルク算出結果1と実際
のトルク値2との関係の一例を示すもので、横軸は電機
子電流■、縦軸はトルクTを示している。
のトルク値2との関係の一例を示すもので、横軸は電機
子電流■、縦軸はトルクTを示している。
従って、この発明は上述した原因を解明した結果得られ
たものであり、前記(1)式により求めた結果の誤差を
小さくする方法を提供するものである。
たものであり、前記(1)式により求めた結果の誤差を
小さくする方法を提供するものである。
電機子電流の定格電流に対する比率が小さな領域に8い
て、実際のトルクが(1)式により求めた値よりも小さ
な値となる原因は主として次のようなものである。
て、実際のトルクが(1)式により求めた値よりも小さ
な値となる原因は主として次のようなものである。
(1)式のトルクは界磁磁束Φと電機子電流■と比例定
数Aとにより定まる。
数Aとにより定まる。
電機子電流■の作る磁束によって界磁磁束Φが乱される
現像が電機子反作用であるが、これは補極その他の手段
によって完全に抑えることができるので問題はない。
現像が電機子反作用であるが、これは補極その他の手段
によって完全に抑えることができるので問題はない。
問題は電流■である。電機子電流■によって作られる磁
束が電流■に比例すれば問題はないが、電機子巻線が巻
回されている回転子材料のヒシテリシス特性による影響
を受けるので磁束は電機子電流には比例しない。
束が電流■に比例すれば問題はないが、電機子巻線が巻
回されている回転子材料のヒシテリシス特性による影響
を受けるので磁束は電機子電流には比例しない。
そうすると電機子電流がそのままトルクに有効に働くの
ではなく、その効果の一部が減殺されてしまい、ヒシテ
リシスがない場合に比してトルクが減少する。
ではなく、その効果の一部が減殺されてしまい、ヒシテ
リシスがない場合に比してトルクが減少する。
即ち、普通の電機子磁気材料は多少の磁化ヒステリシス
特性を有しているが、一定の直流電流が流れている直流
機の電機子は、回転中に電機子巻線中の電流の極性が電
機子の回転に応じて正負に切替わる事は衆知の事である
。
特性を有しているが、一定の直流電流が流れている直流
機の電機子は、回転中に電機子巻線中の電流の極性が電
機子の回転に応じて正負に切替わる事は衆知の事である
。
このために、電機子磁束も正負に切替わる事になる。
この様な場合、電機子磁束は電機子電流に比例せずにヒ
ステリシス特性に応じて変化する事は明らかである。
ステリシス特性に応じて変化する事は明らかである。
これを更に電機子磁気材料の磁化ヒステリシスおよび普
通磁化特性を示す第2図を用いて詳細に説明する。
通磁化特性を示す第2図を用いて詳細に説明する。
第2図において、横軸は電機子電流を示し、縦軸は電機
子磁束密度を示すものであって、線3は電機子磁気材料
の磁化ヒステリシ久特性線を示し、また線4は一般的に
初期磁化曲線あるいは普通磁化曲線と呼ばれるものであ
る。
子磁束密度を示すものであって、線3は電機子磁気材料
の磁化ヒステリシ久特性線を示し、また線4は一般的に
初期磁化曲線あるいは普通磁化曲線と呼ばれるものであ
る。
今、電機子電流が一定子■。
を保つ時電機子磁束は第2図からB。となるが電機子が
1/2p回転(pは直流機の極数)した時には極性が反
転して第2図における■。
1/2p回転(pは直流機の極数)した時には極性が反
転して第2図における■。
の値は一■。
となり、電機子磁束も−B。となる。ところで、電機子
電流■が+■。
電流■が+■。
から−■oへ変化する時間は電機子コイルがブラシによ
って短絡されている時間であり、一般的には非常に短い
ものであるために、トルクとして表われる要素の磁束は
常に電機子電流■に対し第2図における線4によって表
わされる。
って短絡されている時間であり、一般的には非常に短い
ものであるために、トルクとして表われる要素の磁束は
常に電機子電流■に対し第2図における線4によって表
わされる。
したがって、通常の直流機に用いられる磁気材料の普通
磁化曲線は、第2図に線4で示すように電機子電流の少
ない領域において特に強い非直線性を有するのが通例で
ある。
磁化曲線は、第2図に線4で示すように電機子電流の少
ない領域において特に強い非直線性を有するのが通例で
ある。
そして、第2図の原点における線4の勾配、即ち川はい
わゆる初期I 透磁率系数であり、その値は1゜がある程度大きくなっ
た時の値の1/2〜1/10程度である事が知られてい
る。
わゆる初期I 透磁率系数であり、その値は1゜がある程度大きくなっ
た時の値の1/2〜1/10程度である事が知られてい
る。
この特性曲線の曲りによる誤差を補正するには、この曲
りの逆特性を有する補正回路を用いればよい事は明白で
ある。
りの逆特性を有する補正回路を用いればよい事は明白で
ある。
しかし、一般的に磁気材料の普通磁化特性曲線は非常に
複雑な形をなしており電子回路による厳密な補正は困難
をともなう。
複雑な形をなしており電子回路による厳密な補正は困難
をともなう。
ここでは、この特性曲線の曲りによる誤差を補正する一
手法として最も簡単な実施例を上げて説明する。
手法として最も簡単な実施例を上げて説明する。
まず、第2図の線4の特性は、電機子電流が小さい領域
においては、近似的に第3図に示す線5と見なす事が出
来る。
においては、近似的に第3図に示す線5と見なす事が出
来る。
この場合、前述した式(1)は次のごとく書き改める事
が出来る。
が出来る。
T=A・(I−C)Φ−TM ・・・・・・・・・・・
・・・・・・・(2)ここにおいてCは電機子磁気材料
の特性にもとづく定数である。
・・・・・・・(2)ここにおいてCは電機子磁気材料
の特性にもとづく定数である。
(2)式によれば、あらかじめ定数Cを測定し、電機子
電流の測定値からCを引算すれば、従来より高い精度で
トルクを算出する事が出来る。
電流の測定値からCを引算すれば、従来より高い精度で
トルクを算出する事が出来る。
第4図は本発明による電気動力計の検出トルク補正装置
の一実施例を示す回路図である。
の一実施例を示す回路図である。
交流電源6の出力を交通変換装置7によって直流に変換
し、直流動力計の電動機の電機子8に供給する。
し、直流動力計の電動機の電機子8に供給する。
電動機の端子電圧、電機子電流、回転数は、電圧検出器
9、電流検出器10、回転速度検出回路11によって検
出される。
9、電流検出器10、回転速度検出回路11によって検
出される。
電機子の逆起電”“@−1iBE°・”s’)t*+1
asT”聞1”子巻線インダクタンスによる電圧降下L
a dtを減ずれば求まる。
asT”聞1”子巻線インダクタンスによる電圧降下L
a dtを減ずれば求まる。
tI
第1の演算回路12は工Ra+Lよiヲ算出L、第2の
演算回路14は逆起電力Ea−IRa−L皿を算出する
。
演算回路14は逆起電力Ea−IRa−L皿を算出する
。
補償回路13は検出された電dt
接子電流■から(2)式の定数Cを減じてA・(I−C
)を導出する。
)を導出する。
第3の演算回路15は、第2の演算回路の出力、補償回
路13の出力および回転数Nに基づいて、 を算出する。
路13の出力および回転数Nに基づいて、 を算出する。
第4の演算回路17は、函数発生回路16の出力および
第3の演算回路15の出力に基づいてトルク を算出する。
第3の演算回路15の出力に基づいてトルク を算出する。
このように構成された演算回路の組合せによる補正回路
を用いればT=A・(I−C)Φ−TMが求められ、電
機子磁気材料の普通磁化特性の曲りによるトルク計算結
果の誤差を容易に補正することができる。
を用いればT=A・(I−C)Φ−TMが求められ、電
機子磁気材料の普通磁化特性の曲りによるトルク計算結
果の誤差を容易に補正することができる。
なお、上述した説明においては、直流機についてのみ説
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、交
流機にも適用出来ることは言うまでもない。
明したが、本発明はこれに限定されるものではなく、交
流機にも適用出来ることは言うまでもない。
また、本発明による補正を行なうには、第4図に示す回
路に限定されるものではなく、他の回路によって行なっ
ても同様な効果が得られることは言うまでもない。
路に限定されるものではなく、他の回路によって行なっ
ても同様な効果が得られることは言うまでもない。
以上説明したように、本発明による電気動力計の検出ト
ルク補正装置は、電機子磁気材料の普通磁化特性の曲り
と逆の特性を有する電気回路によって補正するものであ
るために正確な測定結果が容易に得られる優れた効果を
有する。
ルク補正装置は、電機子磁気材料の普通磁化特性の曲り
と逆の特性を有する電気回路によって補正するものであ
るために正確な測定結果が容易に得られる優れた効果を
有する。
【図面の簡単な説明】
第1図は電機子電流■とトルクTの関係を示す図、第2
図は電機子磁気材料の磁化ヒステリシスおよび普通磁化
特性を示す図、第3図は補正を近似的に簡略化するため
の説明図、第4図は本発明を適用した補正回路の一実施
例を示す回路図である。 1・・・・・・トルク算出結果、2・・・・・・実際の
トルク値、3・・・・・・電機子磁気材料の磁気ヒステ
リシス特性線、4・・・・・・初期磁化曲線、6・・・
・・・交流電源、1・・・・・・交直変換器、8・・・
・・・直流動力計の電機子、9・・・・・・電圧検出器
、10・・・・・・電流検出器、11・・・・・・回転
速度検出器、12,14,15,17・・・・・・第1
〜第4演算回路、13・・・・・・補償回路、16・・
・・・・函数発生回路。
図は電機子磁気材料の磁化ヒステリシスおよび普通磁化
特性を示す図、第3図は補正を近似的に簡略化するため
の説明図、第4図は本発明を適用した補正回路の一実施
例を示す回路図である。 1・・・・・・トルク算出結果、2・・・・・・実際の
トルク値、3・・・・・・電機子磁気材料の磁気ヒステ
リシス特性線、4・・・・・・初期磁化曲線、6・・・
・・・交流電源、1・・・・・・交直変換器、8・・・
・・・直流動力計の電機子、9・・・・・・電圧検出器
、10・・・・・・電流検出器、11・・・・・・回転
速度検出器、12,14,15,17・・・・・・第1
〜第4演算回路、13・・・・・・補償回路、16・・
・・・・函数発生回路。
Claims (1)
- 1 電動機または発電機の端子電圧および電機子電流か
ら逆起電力を求める演算回路と、上記電機子電流から定
数を減算する補償回路と、この補償回路の出力と、上記
演算回路の出力および上記電動機または発電機の回転数
からトルクを演算する回路とを備えた電気動力計の検出
トルク補正装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50070465A JPS5933846B2 (ja) | 1975-06-11 | 1975-06-11 | 電気動力計の検出トルク補正方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP50070465A JPS5933846B2 (ja) | 1975-06-11 | 1975-06-11 | 電気動力計の検出トルク補正方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS51146876A JPS51146876A (en) | 1976-12-16 |
| JPS5933846B2 true JPS5933846B2 (ja) | 1984-08-18 |
Family
ID=13432286
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP50070465A Expired JPS5933846B2 (ja) | 1975-06-11 | 1975-06-11 | 電気動力計の検出トルク補正方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5933846B2 (ja) |
Family Cites Families (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS532591B2 (ja) * | 1971-09-04 | 1978-01-30 |
-
1975
- 1975-06-11 JP JP50070465A patent/JPS5933846B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS51146876A (en) | 1976-12-16 |
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