JPS5933648B2 - 非焼成塊成鉱の製造装置 - Google Patents

非焼成塊成鉱の製造装置

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JPS5933648B2
JPS5933648B2 JP6064081A JP6064081A JPS5933648B2 JP S5933648 B2 JPS5933648 B2 JP S5933648B2 JP 6064081 A JP6064081 A JP 6064081A JP 6064081 A JP6064081 A JP 6064081A JP S5933648 B2 JPS5933648 B2 JP S5933648B2
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治 田島
正治 松井
英之 吉越
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、水硬性結合剤と水とが所定割合で添加され
た生ペレットあるいは生ブリケットの如き粒状原料を、
養生によって非焼成で塊成する非焼成塊成鉱の製造装置
に関するものである。
粉鉱石を養生硬化して冶金原料用のペレットにするには
、周知のように、焼成法と非焼成法がある。
焼成法が1000°C以上の高温で生ペレットを焼結硬
化する方法であるのに対し、非焼成法は、結合剤を粉鉱
石に添加し混合造粒して生ペレットを作り、これを常温
乃至300℃以下の比較的低温で養生硬化し、製品ペレ
ットとする方法であって、エネルギ使用量が極めて少な
く、操業も簡単であるなど、優れた利点がある。
しかし、非焼成法は生ペレットを常温乃至300℃以下
の比較的低温で放置し養生するものであるから、その養
生期間が著しく長(、通常数週間を要するので、大量処
理するとなると県人な面積の養生ソ二ンが必要となる点
に問題があった。
例えば、第1図に縦断面図で示したなうな、その底面に
多数の通気孔2aが設けられた竪型の容器2内に生ペレ
ット3を入れ、その上面から加熱ガスを吹込み、底面の
通気孔2aから排気することにより、生ペレット1を加
熱ガスと生ペレツト間の対流伝熱現象を利用して加熱す
る場合、前記生ペレット1の目標加熱温度を70°Cと
すると、前記加熱ガスの吹込み温度は、工業上現実的な
ガス量比である生ペレット1kg当り0.5〜2.0
N m”のもとでは、前記目標加熱温度よりかなり高目
の温度即ち85〜100℃にしなければならない。
その結果、容器2内における最上層の生ペレット1は、
第2図に示す如く、その温度が前記目標加熱温度より高
い100℃に急激に上り、以後その温度に長時間さらさ
れるため、目標加熱温度に所定時間さらすことを必要と
する生ペレットの水和反応に悪影響を与え、良質の製品
とならない。
一方、容器2内罠おける最下層の生ペレツNGζ第3図
に示す如く、目標加熱温度の70℃になるまで長時間を
要することになる。
また、加熱ガスを目標加熱温度で吹込むと、容器2内の
最下層の生ペレットまで目標加熱温度に加熱するために
は、ぼう犬な量のガスが必要となる。
上述した加熱のための時間と温度の差を縮めるには、生
ペレット1を平面的に拡げ層厚をできるだけ薄くすれば
よいが、例えば、1日1000tの生ペレットを処理す
るとして、9時間で養生を完了させるためには、生ペレ
ットの層厚を10cr/L程度としても1870mの莫
大な面積の装置が必要となり、実用的ではない。
この発明は、上述の観点から、短時間で連続的に、かつ
広大な養生装置を必要とすることなく、しかも低い蒸気
原単位で経済的に良質なペレットの如き塊成鉱を非焼成
で製造することができる非焼成塊成鉱の製造装置を提供
するもので、一方から他方へ移動する粒状原料に対し、
所定温度の飽和水蒸気を含むガスを前記移動する粒状原
料と直交させて吹込み、前記粒状原料を、前記ガスの凝
縮伝熱により所定温度に加熱するための、前記移動する
粒状原料をはさみ、その一方側に設けたガス吹込装置と
、その他方側に設けたガス排気装置と、前記ガスにより
所定温度に加熱された粒状原料をその温度の飽和水蒸気
を含むガス雰囲気下で所定時間移動させ、その間に養生
を完成させるため養生室とからなることに特徴を有する
ものである。
ついで、この発明の装置をペレットを製造する場合の実
施例により図面を参照しながら説明する。
第4図にはこの発明の装置の第1実施例が一部省略した
正面図で、また第5図には縦断側面図で示されている。
図面に示したように、この第1実施例は、シャフト式養
生装置の一例であって、4は、例えば高さ9m、幅1.
75m、長さ12mの角シヤフト本体で、この角シヤフ
ト本体4の上端開口部上方には、角シヤフト本体4の長
さ方向に移動自在な移動式コンベヤのフィーダ5が設け
られている。
8は角シヤフト本体4内で養生を完成した製品ペレット
6を、角シヤフト本体4の下端開口部7から強制的に切
出す、角シヤフト本体4の長さ方向に沿って移動自在の
回転翼式切出機、10は前記切出機8によって切出され
たペレット6を搬出するコンベア、9の底板である。
角シヤフト本体4の相対向する側壁4A、4Bの外面に
は、一方の側壁4Aの上端から約1m下方の位置に、低
温部給気へラダ11が、また他方の側壁4Bの上端から
約1m下方の位置に、低温部排気へラダ12が、それぞ
れ側壁4A、4Bの長さ方向にその全長にわたって設け
られている。
低温部給気へラダ11と低温部排気ヘッダ12は、何れ
もその高さが約1mで、側壁4A、4Bの前記低温部給
気ヘッダ11と低温部排気ヘッダ12の取付は位置には
、その全長にわたって多数の通気孔13.14が設けら
れている。
従って、低温部給気ヘッダ11と低温部排気ヘッダ12
とは、前記通気孔13,14群を介して角シヤフト本体
4内と連通し、循環ブロワ15とダンパ16とを有する
循環管路17により無端に接続されている。
また、低温部給気ヘッダ11と低温部排気ヘッダ12の
下端から5mの間隔をおいた下方には、高温部給気ヘッ
ダ18と高温部排気へラダ19とが、それぞれ側壁4A
、4Bの長さ方向全長にわたって設けられている。
角シヤフト本体4内の、前記低温部給気ヘッダ11およ
び低温部排気ヘッダ12の取付位置と、前記高温部給気
ヘッダ18および高温部排気ヘッダ19の取付位置との
間は、予備養生室4Cを形成している。
高温部給気ヘッダ18と高温部排気ヘッダ19は、何れ
もその高さが約1mで、側壁4A、4Bの前記高温部給
気ヘッダ18と高温部排気ヘッダ19の取付は位置には
、その全長にわたって多数の通気孔24.25が設けら
れている。
従って高温部給気ヘッダ18と高温部排気へラダ19と
は、前記通気孔24.25群を介して角シヤフト本体4
内と連通している。
高温部給気ヘッダ18は、管路23Aにより蒸気供給装
置20にバルブ21を介して接続され、高温部排気ヘッ
ダ19は、ダンパ22を有する管路23Bを介して、前
記循環管路17に接続されて℃・る。
更に、側壁4A、4Bの下端近くには、乾燥用空気の給
気ヘッダ26と排気へラダ27とが、それぞれ側壁4A
、4Bの長さ方向全長にわたって設けられている。
角シヤフト本体4内の、前記高温部給気ヘッダ18およ
び高温部排気ヘッダ19の取付位置と、前記乾燥用空気
の給気ヘッダ26および排気ヘッダ27の取付位置との
間は、本養生室4Dを形成している。
側壁4A、4Bの前記給気へラダ26と排気へラダ27
の取付位置には、その全長にわたって多数の通気孔28
.29が設けられている。
従って、給気ヘッダ26と排気ヘッダ27とは、前記通
気孔28.29群を介して角シヤフト本体4内と連通し
ている。
給気ヘッダ26は乾燥空気供給装置30に、また排気ヘ
ッダ27は排気ブロワ31にそれぞれ接続されている。
32はフィーダ5による原料の供給時の発塵や低温部圧
力制御用ダンパ16の制御遅れによるニアリークの発塵
を集塵するための集塵装置である。
なお、この発明装置では、生ペレットの加熱時には排ガ
スが生じないので、プロセス用集塵装置は必要としない
次に、この発明装置による操業を、実施例に基づいて説
明する。
第6図は、粉鉄鉱石に結合剤として微粉化させた水滓を
加えて造粒し、水分含有量が8係の生ペレットを原料と
して、圧壊強度100kg以上のペレットを製造する場
合のヒートパターンで、このヒートパターンでは、前記
原料を本装置により70°Cの飽和水蒸気を含むガス中
で6時間予備養生し、ついで、100℃の飽和水蒸気中
で3時間本養生した後、250℃の熱風で1時間乾燥し
、ついで、20°Cの空気中で1時間冷却してペレット
とする。
操業に当っては、先づ上記原料生ペレットをフィーダ5
により角シヤフト本体4内に、その上端開口部から装入
する。
装入された生ペレットは、角シヤフト本体4内をゆっく
り降下し、その間に養生が行なわれ塊成されて逐次下端
開口部7から切出機8により切出される。
低温部給気へラダ11からは、70°Cの飽和水蒸気を
含むガスを、また高温部給気ヘッダ26からは、100
℃の飽和水蒸気を、角シヤフト本体4内を降下する生ペ
レットと直交させて吹込む。
高温部給気ヘッダ26から吹込まれる100℃の飽和水
蒸気は、蒸気供給装置20により作られ、管路23Aを
通って高温部給気ヘッダ26へ供給され、角シヤフト本
体4内に吹込まれる。
角シヤフト本体4内に吹込まれた100℃の飽和水蒸気
は、ペレットを加熱した上、85℃の飽和水蒸気を含む
ガスとなって、高温部排気ヘッダ19から排気される。
高温部排気ヘッダ19から排気された85℃の飽和水蒸
気を含むガスは、管路23Bから循環管路17に入り、
低温部排気ヘッダ12からの排ガスと混合されて、70
℃の飽和水蒸気を含むガスとなり、低温部給気ヘッダ1
1に送られて、前記低温部給気へラダ11から角シヤフ
ト本体4内に、角シヤフト本体4内を降下するペレット
と直交して吹込まれる。
なおこの場合、低温部給気ヘッダ11に送りこむガスの
温度を70°Cとするには、循環管路17のダンパ16
および管路23Bのダンパ22、また管路23Aのバル
ブ21を操作し、循環ガス量と供給蒸気量を制御するこ
とにより容易に行なうことができる。
ところで、角シヤフト本体4内にフィーダ5によって装
入された生ペレツ)6Aは、低温部給気ヘッダ11から
、低温部排気ヘッダ12に向けて生ペレツ)6A層を直
交して流れる70℃の飽和水蒸気を含むガスにより、7
0℃に加熱される。
この70℃の飽和水蒸気を含むガスは、角シヤフト本体
4内で常温の生ペレットと接触し、前記生ペレットに熱
を奪われるが、そのときの温度の低下によって残りのガ
ス中の水分が凝縮する結果、この凝縮によって生ずる熱
によってガスの温度は引上げられ、70℃に保持される
このように、70℃の飽和水蒸気を含むガスを吹込むこ
とにより、このガスと生ペレツト間の凝縮伝熱によって
、生ペレット6Aは急速に70°Cに加熱される。
そして生ペレット6Aを所定温度以上に加熱し、硬化前
に乾燥させるようなことは生じない。
か(して生ペレット6Aを加熱した後のガスは、低温部
排気ヘッダ12から、50°Cの飽和水蒸気を含むガス
となって排出され、循環管路17を流れる。
またガスの一部は、70℃の飽和水蒸気を含むガスのま
ま、70℃に加熱されたペレットと凝縮水と共に、角シ
ヤフト本体4の予備養生室4C内を降下し、高温部給気
ヘッダ24が設げられている位置までの角シヤフト本体
4内を、70℃の飽和水蒸気を含むガスの雰囲気に保つ
役割をはたす。
上述した如く、70°Cの飽和水蒸気を含むガスによる
生ペレット6Aの加熱は、その伝熱形態の大部分が凝縮
伝熱であるから、急速に生ペレット層の温度を上昇させ
ることができ、側壁4Aと4B間の幅を1.75mとし
たこの実施例のシャフト装置の場合、低温部給気へラダ
11からもつとも遠い壁部4B付近の生ペレットが70
℃に達するまでに要する時間は、実測の結果30分を超
えれことはなかった。
なお、この30分未満という所要時間は、この実施例の
場合、生ペレットを70℃の飽和水蒸気を含むガスに6
時間存在させていることから、十分に許容できる遅れで
あって、製品に及ぼす影響は全くない。
かくして、予備養生室4C内を逐次下降し、高温部給気
ヘッダ18に臨む位置に至るまでの間、70℃の飽和水
蒸気を含むガス中に6時間存在し、その間に水和反応が
促進されて予備養生の終ったペレットは、高温部給気ヘ
ッダ18の位置に至り、高温部給気ヘッダ18からペレ
ット層を直交して流れる100℃の飽和水蒸気により1
00°Cに加熱され、本養生室4D内で本養生が行なわ
れる。
この100℃の飽和水蒸気による加熱作用は、前述した
70℃の飽和水蒸気を含むガス中での加熱作用と同じく
、ガスとペレット間の凝縮伝熱によるものである。
なお、高温部給気ヘッダ18から角シヤフト4内に吹込
まれた100℃の飽和水蒸気は、予備養生された70℃
のペレットによってその熱を奪われ、一部は約85℃の
飽和水蒸気を含むガスとなり、高温部排気ヘッダ19か
も、管路23Bへと排出される。
かくして、本養生室4D内における100℃の飽和水蒸
気中で3時間の本養生が完了し、十分な強度をもったペ
レットは、乾燥用空気の給気ヘッダ26の位置に至り、
前記給気ヘッダ26から吹込まれる250℃の熱風中で
1時間乾燥されて製品ペレット6となり、角シヤフト4
の下端開口部7より、回転翼式切出機8によって切出さ
れ、コンベア10により搬出される。
なお、ペレットの20°Cの空気による冷却工程は、大
気中でのコンベア10による搬出過程で行なえばよく、
また、上記した乾燥用空気による乾燥を行なわず、本養
生の完了後のペレットを直ちに切出してもよい。
次に、この実施例における各部分のペレットおよび飽和
水蒸気を含むガス等の量、温度等に関するデータを示す
(月 本装置に供給される生ペレツト: 温度30℃、水分8係、 固形物41667kg/h、水分3623kg/h(2
)低温部給気ヘッダに供給される飽和水蒸気をを含むガ
ス: 温度70°C1 空気5160kg/h、水蒸気1426kg/h(3)
低温部排気ヘッダから排出されたガス:温度50℃、 空気3835kg/h、水蒸気331kg/h(4)低
温部給気ヘッダと高温部給気ヘッダ間における角シヤフ
ト本体内の装入物: 温度70℃、 ベレット4166フkg/h1水分3623kg/h、 凝縮水729kg/h (5)高温部給気ヘッダに供給される飽和水蒸気温度1
00°C1 流量1361kg/h (6)高温部排気ヘッダから排出されたガス:温度85
℃、 空気132 skg/h、水蒸気1095kg/h(7
)本養生完了後の製品ペレット: 温度100℃、 量41667kg/h(乾燥量)、 水分3623に9/h、凝縮水1361kg/hなお、
上記(7)に示す如(、本養生完了後のペレットを直ち
に製品ペレットとして排出しても、凝縮水の量はペレッ
トの量の約3.3%程度であり、ペレットの表面に付着
した水分として扱うことができる範囲である。
上述した実施例においては、角シヤフト本体に一定の間
隔をおいて低温部給排気ヘッダと高温部給排気ヘッダと
を設け、生ペレットを第6図に示したヒートパターンの
如く、予備養生と本養生とによって硬化せしめたが、こ
のような予備養生と本養生とには分けず、一定温度の飽
和水蒸気を含むガスによって一定時間養生するようにし
てもよい。
第7図はこの場合のヒートパターンの一例で、粉鉄鉱石
に結合剤としてポルトランドセメントを加えて造粒した
生ペレットを原料とする場合の例である。
このヒートパターンでは、前記原料を65℃の飽和水蒸
気を含むガスにより、9時間養生した後、200°Cの
熱風で1.5時間乾燥し、ついで冷却してペレットとす
る。
この場合は、第4図および第5図に示した装置において
、高温部給気ヘッダ26および高温部排気ヘッダ27な
らびにその付属装置は不要となり、低温部給気ヘッダ1
1から65℃の飽和水蒸気を含むガスを角シヤフト本体
4内に吹込み、低温部排気ヘッダ12から排出させてこ
れを循環せしめればよい。
この間に角シヤフト本体4内の生ペレットは、凝縮伝熱
により65°Cに加熱され、この温度で乾燥用空気の給
気ヘッダ26に臨む位置まで、65°Cの飽和水蒸気を
含むガスの雰囲気下にある角シヤフト本体4内を、9時
間かけて降下し、かくして養生が完成する。
結合剤にセメントを使用した生ペレットを養生するとき
は、このような65℃以下の飽和水蒸気を含むガスで養
生を行なった方が、製品ペレットの強度を高める上にお
いて有効である。
第8図には、この発明装置の第2実施例が示されている
この実施例は無端移動するグレート式であって、無端移
動するグレート33の上部がカバー46で覆われ、仕切
り壁47によって予備養生室となる低温加熱室35と、
本養生室となる高温加熱室36とが形成され、前記グレ
ート33上に ベルトコンベア式のフィーダ34から供
給された生ペレツ)6Aが、低温加熱室35と高温加熱
室36を移動する間に、低温加熱室35および高温加熱
室36から吹込まれるガスによって養生を完成させるよ
うにした装置である。
グレート33における低温加熱室35の下方には、低温
加熱室35かも吹込まれグレート33を貫通したガスを
集める風箱37が、また高温加熱室36の下方には、高
温加熱室36から吹込まれグレート33を貫通したガス
を集める風箱38が設けられている。
上記装置において、グレート33上の生ペレット6Aは
、低温加熱室35内を通過する間に、ガス供給口48か
ら吹込まれる70℃の飽和水蒸気を含んだガスによって
予備養生が行なわれ、続いて高温加熱室36内を通過す
る間に、ガス供給口49から吹込まれる100℃の飽和
水蒸気によって本養生が行なわれ製品ペレット6となっ
てグレート33かも排出される。
低温加熱室35下方の風箱37には管路50がまた高温
加熱室36下方の風箱38には管路51が夫々接続され
、前記管路50.51は、低温加熱室35のガス供給口
48に接続する循環管路42につながっている。
40,41は圧力制御用ダンパ、39はブロワである。
また高温加熱室36のガス供給口49には、100℃の
水蒸気を供給する水蒸気供給装置43からの管路52が
接続されている。
44は管路52に設けられたバルブである。
高温加熱室36に吹込まれた100℃の飽和水蒸気は、
グレート33上のペレットを加熱した上、85℃の飽和
水蒸気を含むガスとなって、風箱38から排気される。
風箱38から排気された85℃の飽和水蒸気を含むガス
は、管路51から循環管路42に入り、低温加熱室35
下方の風箱37から排気されたガスと混合され、ダンパ
40゜41の調整により70℃の飽和水蒸気を含むガス
となり、低温加熱室35にそのガス供給口48から吹込
まれる。
45は原料供給部の上方に設けられた集塵装置である。
この実施例では、グレート33上の生ペレットの層厚を
1m、グレートの幅を5mとし、低温加熱′室の長さを
25m、その面積を125m、また高温加熱室の長さを
1.2.5m、その面積を625m′となし、グレート
の移動速度は4.2m/hとした。
つぎに、この第2実施例における各部分のペレットおよ
び飽和水蒸気を含むガス等の量、温度等に関するデータ
を示す。
■ 本装置に供給される生ペレット: 温度30°C1水分8係、固形物41667kg/h、 水分3623kg/h [F] 低温加熱室35内に供給される飽和水蒸気を含
むガス: 温度70℃、 空気5160kg/h、水蒸気1426kg/h■ 低
温部風箱から排出されるガス: 温度50°C 空気3835kg/h、水蒸気331に9/h■ 低温
加熱室内を移送されるペレット:温度70°C ペレット41667kg/h1凝縮水729kg/h ■ 高温加熱室36内に供給される飽和水蒸気:温度1
00°C 流量1361kg/h ■ 高温部風箱から排出されたガス: 温度85°C 空気1325に9/h1水蒸気1095kg/h■ ペ
レットと共に低温加熱室から高温加熱室内に移行する: 温度70°C 空気1325に9/h、水蒸気366kg/h■ 本養
生完了後の製品ペレット: 温度100°C ペレット41667kg/h 水分3623kg/h、凝縮水1361kg/h上述し
た第1実施例および第2実施例の図示せる装置は、低温
を70°C1高温を100°Cとした2段階の温度レベ
ルで使用する装置であるが、これを例えば50°C27
0°c、ioooCの3段階、あるいは、50℃、70
℃、90°C,1000Gの4段階等、多段階とするこ
とも可能である。
何れの場合も、各段の排気を他の段の排気と混合するこ
とにより、任意の温度の飽和水蒸気を含むガスとなし、
これを循環使用することができるから、プロセス排気は
生ぜず、そのための集塵装置は不要である。
また、加熱上限は100℃未満の任意の温度にすること
も、また加圧によって100℃を超える温度とすること
もできる。
各段階で使用するガスの温度は、管内での凝縮を避ける
ために、飽和温度より2〜3℃高めてもよい。
なお、上記実施例はペレットの養生について述べたが、
ブリケットの養生についても適用でき娠以上詳述したよ
うに、この発明の装置によれば、原料である生ペレット
の如き粒状原料の流れに対し、これを横切る方向に、所
定温度の飽和水蒸気を含んだガスの流れを形成せしめ、
前記ガスと粒状原料間の凝縮伝熱によって急速に所定温
度に加熱した上、所定時間同温度に保ち、かくして粒状
原料を短時間で連続的に養生して、所定硬度のペレット
の如き塊成鉱とすることができ、広大な養生ゾーンを必
要とせず、使用する蒸気原単位を大幅に低下させること
ができる等、工業上極めて優れた効果がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の非焼成法による塊成鉱製造装置の一例を
示す略示縦断面図、第2図は従来装置の上層における原
料の温度変化を示すグラフ、第3図は同じく下層におけ
る原料の温度変化を示すグラフ、第4図はこの発明の装
置の第1実施例を示す一部省略図示した正面図、第5図
は同、縦断側面図、第6図および第7図は、第1実施例
の装置を使用した操業例の一例を示すヒートパターン、
第8図は第2実施例の装置を一部省略図示した正面図で
ある。 図面において、4・・・・・・角シヤフト本体、4A、
4B・・・・・・([lij壁、4C・・・・・・予備
養生室、4D・・・・・・本養生室、5・・・・・・フ
ィーダ、6・・・・・・製品ペレット、6A・・・・・
・生ペレット、7・・・・・・開口部、8・・・・・・
切出機、9・・・・・・底板、10・・・・・・ベルト
コンベヤ、11・・・・・・低温部給気ヘッダ、12・
・・・・・低温部排気)・ラダ、13,14・・・・・
・通気孔、15・・・・・循環ブロワ、16・・・・・
・ダンパ、17・・・・・・循環管路、18・・・・・
・高温部給気ヘッダ、19・・・・・・高温部排気ヘッ
ダ、20・・・・・・蒸気供給装置、21・・・・・・
バルブ、22・・・・・・ダンパ、23A。 23B・・・・・・管路、24,25・・・・・・通気
孔、26・・・・・・給気ヘッダ、27・・・・・・排
気ヘッダ、28 、29・・・・・・通気孔、30・・
・・・・乾燥空気供給装置、31・・・・・・排気ブロ
ワ、32・・・・・・集塵装置、33・・・・・・グレ
ート、34・・・・・・フィーダ、35・・・・・・低
温加熱室、36・・・・・・高温加熱室、37 、38
・・・・・・風箱、39・・・・・・ブロワ、40,4
1・・・・・・圧力制御用ダンパ、42・・・・・・循
環管路、43・・・・・・蒸気供給装置、44・・・・
・・バルブ、45・・・・・・集塵装置、46・・・・
・・カバー、47・・・・・・仕切り壁、48,49・
・・・・・ガス供給口、50.51,52・・・・・・
管路。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 一方から他方へ移動する粒状原料に対し、所定温度
    の飽和水蒸気を含むガスを、前記移動する粒状原料と直
    交させて吹込み、前記粒状原料を、前記ガスの凝縮伝熱
    により所定温度に加熱するための、前記移動する粒状原
    料をはさみ、その一方側に設けたガス吹込装置と、その
    他方側に設けたガス排気装置と、前記ガスにより所定温
    度に加熱された粒状原料を、その温度の飽和水蒸気を含
    むガス雰囲気下で所定時間移動させ、その間に養生を完
    成させるための養生室とからなることを特徴とする非焼
    成塊成鉱の製造装置。
JP6064081A 1981-04-23 1981-04-23 非焼成塊成鉱の製造装置 Expired JPS5933648B2 (ja)

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US06/366,199 US4432788A (en) 1981-04-23 1982-04-07 Method for manufacturing non-fired iron-bearing pellet
CA000400665A CA1186153A (en) 1981-04-23 1982-04-07 Method and apparatus for manufacturing non-fired iron- bearing pellet
AU82482/82A AU535113B2 (en) 1981-04-23 1982-04-08 Manufacturing non-fried iron-bearing pellet
GB8211729A GB2097373B (en) 1981-04-23 1982-04-22 Manufacturing non-fired iron-bearing pellet
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FR8207075A FR2504553B1 (fr) 1981-04-23 1982-04-23 Procede et installation pour produire des boulettes ferriferes non cuites entrant dans l'elaboration de la fonte
DE3215140A DE3215140C2 (de) 1981-04-23 1982-04-23 Verfahren und Vorrichtung zur Herstellung ungebrannter eisenhaltiger Pellets
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