JPS5933388A - 油分抽出方法 - Google Patents

油分抽出方法

Info

Publication number
JPS5933388A
JPS5933388A JP14210682A JP14210682A JPS5933388A JP S5933388 A JPS5933388 A JP S5933388A JP 14210682 A JP14210682 A JP 14210682A JP 14210682 A JP14210682 A JP 14210682A JP S5933388 A JPS5933388 A JP S5933388A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
oil
sand
water
cement
extraction
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP14210682A
Other languages
English (en)
Other versions
JPH0256394B2 (ja
Inventor
Hiroo Yokouchi
横内 弘雄
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Cement Co Ltd
Original Assignee
Nihon Cement Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nihon Cement Co Ltd filed Critical Nihon Cement Co Ltd
Priority to JP14210682A priority Critical patent/JPS5933388A/ja
Publication of JPS5933388A publication Critical patent/JPS5933388A/ja
Publication of JPH0256394B2 publication Critical patent/JPH0256394B2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はオイルサンド又はオイルンエールから熱湯処理
油分抽出法によって油を抽出する方法においてセメント
などのケイ酸カル/ウムを主体とする無機結合イJを添
加すること6・こより、油分抽出後の廃勺ントの分離が
容易で公害防止上有利な抽出方法に関する。
オイルサンドはヒチューメンなど高粘性σ7p 古物を
含む地表近くに埋積している砂であり、その中に10係
余含1れる油分は適音の石油と本質的に変りはないが地
表近くに位置する関係からバクテリア等の生物の分解作
用を受けで流動性を失す高粘性状に変化している。従っ
てオイルサンドから油を取り出すには少なくとも50℃
以上に加温しなければならない。オイルサンドから油を
抽出する方法は各種あるが、その中比較的多く実用化さ
れているのは熱湯処理油分抽出法である。この方法は熱
湯と蒸気を加えてオイルサンドをかゆ状にし、加熱攪拌
してオイルサンドに含まれている油を浮上分離して回収
する。、この場合水に浮く油のほかに、水に分散する油
と水に沈む油とがあるから、熱湯に苛性ソーダを含ませ
たアルカリ水を使用する。回収した油はその中に不純物
として含まれている砂および水分を分離した後、ニーキ
ンクなどの積留工程を経て原油上する。
このような現在採用されている熱湯処理油分抽出法は他
の採油法、例えは油層内回収法に比へて設備が簡単でコ
ストも安い利点があって一般に普及しているが、油を採
った後の廃ザントの処理に問題がある。すなわち油を採
った後の廃サントは水浸させると崩壊し、泥状化すると
同時に着色した懸濁物を流出する。このため廃サンドの
捨て場や・決潰すると、ポンチング現象を呈し、捨て場
がら流出゛する泥渣および着色水が川を汚染し、環境を
Lttねるたけでなく、農業、林業あるいは水産関係に
悪影響を及はす!ひ念かある。このように苛性ソーダを
使用するアルカリ熱水による油の抽出法は油抽出後の廃
1ノントの仕末が厄介であり、苛性ソーダの使用Mを多
くすると油の収率がよくなる反面、油抽出に伴なって生
ずる分離水のpHが極端に上り分離水は赤褐色に着色し
、てそのままでは放流できないという欠点がある。
本発明者はかかる従来の熱湯処理油分抽出法の欠点を解
消ずべく鋭意検討した結果、熱湯処理油分抽出法におい
て従来の苛性ノーズに代えてケイ酸力ルンウムを主体と
する無機結合相を使用することにより油回収率を殆ど低
1させることなく油抽出後の分離水は全く着色せず透明
で、pl(も苛性ソーダ使用の場合よシ低く、かつ廃サ
ンドの処分も極めて簡単な油抽出法を発明するに至った
。本発明は次に示す標準的な実験の比較に基づく知見に
より達成されたものである。
以下に本発明の詳細な説明する1、 本発明において使用するケイ酸力ルンウムを主体とする
無機結合相としては各種ポルトランドセメントなどの単
一焼成セメントのほか高炉セメントなどの混合セメント
あるいは2CaO・5in2,3CaO・Sin、など
の組成物も有効である。以下の説明にはケイ酸力ルンウ
ムを主体とする無機結合相としてセメントを例として使
用する。
本発明方法の一例について説明すると、先ず湿り砂状の
オイルサンドに水を加えてかゆ状にして攪拌しながら加
温して90〜95°Cに至らしめる。
90〜95℃に温度を保ち空気を吹込みながら激しく攪
拌する。油は一部油泡となって浮上する。
浮上した油泡を回収して遠心分離機に送る。一方かゆ状
物を90〜95℃に保ってセメントをオイルサンドに対
して2〜7%加えて攪拌を継続すると油はザノドより分
離する。分離した油は油泡のほかに油が水に分散したミ
ドリングいn1ddl ing )とが混在するので、
油泡およびミl” IJンフ゛′を合せて遠、シ・分離
機に送って油を分離する。最初からセメントを加えると
セメントのロスが多く効率が悪いので、最初は熱水と蒸
気とで採れるだけ油を抽出し、しかる後七メントを加え
るのが好ましい8セメントの使用量はオイルサンドに対
して2〜7%であり、セメント使用量を増やせば油抽出
率は上がり、また苛性ソーダの場合と異なり油抽出に伴
なって生ずる分離水は全く着色せず透明でl)Hも高く
ならない。しかし7係を超えると油抽出後の廃サンドは
容積増しとなり、余り多いと油抽出工程内、例えはタン
クのテール内にデポジットを生じ沈積物が硬化して操業
に支障を来すことがある。−万セメントの使用量が少な
いと油抽出後の廃サンドは硬化しなくなり、残油分や着
色性)ひ間物を吸着して封じこめる専効果も劣るように
なる。
セメントの使用l−と油の回収率との関係は矛2  。
図の通りである。オイルサンドに対してセメント(普通
ポルトランドセメント)を3%使用すると約80%の油
の抽出率が得られるが、それ以−ヒセメントの使用量を
増すと抽出率はさらによくなる。
その際油分離後の廃棄液は透明で着色しない。これを従
来の苛性ノースを使用する熱湯処理油分抽出法と比べる
と、苛性ノータ使用険と油抽出率との関係は矛3図の如
くなり、80%の抽出1′は苛性ノースをオイルサンド
に対し7て約13%使用することによって?()られる
が、それ以上苛性ソーダの使用量を増すと油の抽出率は
よくなつ−(も油分離後の廃棄液が着色性を増1〜、抽
出後の廃ヤントもアルカリ過剰で泥状となり屋填に及は
ず影響が大きくなり、本発明が明らかに優れでいると言
える。
本発明によれは従来の苛性ノースを使用する熱湯処理油
分抽出法に代えてセメントを使用することにより、セメ
ント4幅の使用で苛Vトノーダの1係と同程度の油分抽
出率を得ることができ、捷た最後の工程で使うす7ザの
使用率も苛性ソーダ法と殆ど変りない。さらに油の抽出
率を上げるためにセメントの使用Mをふやり、−rも苛
性ノーダ法の如く分離水の着色が強くなるようなことも
ない。
そして油抽出後の廃り′ンドは放置してよく固まり、固
まった廃ザンドは水につけても残油分や着色懸濁物が溶
出して水を汚染するようなことがない。
次に実施例を挙けて本発明を説明する。
実施例1 カナダのアルバーター州了ザバスカ・オイルサンドは油
分12.2%、水分3.0係、非油分(主としてサンド
)84.8%の組成であり、このオイルサンド1007
を磁製皿に採り、水40ccを加え湯浴(ウオターバス
)にか゛けて攪拌しながら加温して95℃にする。先ず
最初熱水だけで油泡となって分離する油を回収したら7
.49(回収率61%)であった。次に油泡を回収した
後のオイルサンドに再び水3QCcと普通ポルトランド
セメント4vとを加えて攪拌しながら加温して95℃に
し、この温度に約30分間保って油を抽出しセパレータ
ーにかけて砂などの不純分を分離し、油水分離機で水分
を除いて不純分と水分のない油を収得した。この油収量
は2.6f(抽出率21係)であった。従って抽出した
油の合計量は10.Ofで抽出率は82%であった。
油抽出後の廃サンドを4cmφX 4 L:rnIIの
厚さ5mmの塩ビの短管に手詰めし一日湿空養生後脱型
して湿空中に7日放置して一軸圧縮強度を測定したとこ
ろ5.8 kyf/cJであった。強度を測定した後の
廃ザノドの中には約221の油分が残っている筈である
が、廃ザンドは含捷れるセメノドの働きで完全に硬化し
、そのものを5倍容の水に浸漬し73ケ月以上を経過し
ても崩れることなく水浸水の油ひは水浸3ケ月の時点で
0.1 ppH1以下で殆ど廃サンドから油分は溶出し
なかった。同時に測定した水浸水の色度は50°以下で
廃サンドに油と一緒に含まれる着色成分も完全に硬化体
に封じ込められで殆ど溶出しないことがわかった。
比較例1 実施例1と同様に先ず最初水4Qccを加え湯浴にかけ
て攪拌しながら加温して95℃にし、油泡となって分離
する油を回収する。回収量はオイルサンド1002に対
して7,42、回収率I″i61係であった。次に水3
QCCと苛性ノース12を加え再び攪拌しながら95℃
に17、この温度に約30分保って実施例1と同じ方法
で抽出し精選し水分を除いて収得した油量は2.6g、
抽出率21係であった。従って得られた油量は合計10
.01i+、抽出率82係であった。
油を抽出した後の廃サンドを実施例1の場合と同じ方法
で型枠に手詰めし湿空養生1日で脱枠しその後7日湿空
養生して一軸圧縮強度を測定したところQ kpf/c
Jであった。強度を測定した後の廃サンド中には約2.
22の油分が残っていて、湿空養生7日後水浸させたら
10分以内に固形化形態が崩れ、それに伴なって残油分
のすべてが流出し、同時に廃サンド中に含まれていた着
色成分も溶出しそのために水浸水の色度は300°以上
になった。
実施例2 カナダのアルバーター州ピースリバーオイルサンドは油
分13.4%+水分2.0%、非油分(主として砂分)
84.6%である。このオイルサンド1002を採り実
施例1と同様の方法で処理した。
最初の熱水だけでの油回収量は7.2yc回収率54チ
)であった。次にセメントとして13種高炉セメント4
2を用いた以外は実施例1と同様に処理し312の油を
抽出した(抽出率23.1 % )。最初の回収量と合
ぜ油抽出量は10.39で抽出率は77係であった。
油を抽出11.た後の廃ヅントを実施例1の場合と全く
同じ方法て成形して湿空中に放置して利金7日の一軸圧
縮強度を測定したところ4.2 kgl’/cnjてあ
った。強度を1j11定した後の廃サントの同形物を5
倍容の水に浸漬したが3ケ月以上経過しても崩壊するこ
となく、水浸3ケ月の時点で測定した水浸水の油分はQ
、 l 1)pH1以下であり水浸水の色度も50°以
下で油分の流出も着色成分の溶出も認められなかった。
比較例2 実施例2と同じ要領で最初熱水4QCCて抽出を行ない
、オイルザン)100?について722(抽出率54係
)の油を抽出した。次に苛性ノーズ、セメントを使用せ
す熱水3Qccたけで95℃で油を抽出したところ0.
5fの油が寿られた(抽出4′37%)。抽出した油の
合削量は7.7f(抽出イ′58%)であった。
油を抽出した後の廃サンドを実施例1の場合と全く同じ
方法で成形し、湿空養生7日で一軸rH1−縮強度を測
定したところOkqf /cnIで全く固1つでいなか
った。従って養生71]目の成形物を5倍容の水に浸漬
させたら10分以内で崩壊しa寸れていた油分のすべて
が流出し、水浸水の色1隻は200゜以」二になった。
【図面の簡単な説明】
月・1図は本発明の一実施例のフローンート、牙2図及
び1・3図はそれぞれセメント及び苛性ノーズ使用量と
油抽出率の関係を示すグラフである。 1・・・・・オイルザンド   2 ・・・・セメント
3・ ・スチーム     4・・・・・調整槽5 ・
・〆−キャップウォーター 6 ・・・振動篩7 ・・
分離機      8・・・・・・遠心分離機9・・・
・・油 特許出願人   日本七メント株式会社代理人 弁理士
伊東 彰 第1図 第2図 対 00.5 +、01.52.02.53.03.54.
04.55.0第3図 グ

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. オイルサンドまたはオイルシェールから熱水により油を
    抽出するにあたり、ケイ酸カルシウムを主体とする無機
    結合材を添加することを特徴とする油分抽出ノ5法。
JP14210682A 1982-08-18 1982-08-18 油分抽出方法 Granted JPS5933388A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14210682A JPS5933388A (ja) 1982-08-18 1982-08-18 油分抽出方法

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP14210682A JPS5933388A (ja) 1982-08-18 1982-08-18 油分抽出方法

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS5933388A true JPS5933388A (ja) 1984-02-23
JPH0256394B2 JPH0256394B2 (ja) 1990-11-30

Family

ID=15307561

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP14210682A Granted JPS5933388A (ja) 1982-08-18 1982-08-18 油分抽出方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS5933388A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4652702A (en) * 1983-11-09 1987-03-24 Ken Yoshii Ear microphone utilizing vocal bone vibration and method of manufacture thereof
US4696045A (en) * 1985-06-04 1987-09-22 Acr Electronics Ear microphone
US9011972B2 (en) 2008-10-29 2015-04-21 E I Du Pont De Nemours And Company Treatment of tailings streams

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US4652702A (en) * 1983-11-09 1987-03-24 Ken Yoshii Ear microphone utilizing vocal bone vibration and method of manufacture thereof
US4696045A (en) * 1985-06-04 1987-09-22 Acr Electronics Ear microphone
US9011972B2 (en) 2008-10-29 2015-04-21 E I Du Pont De Nemours And Company Treatment of tailings streams
US9481799B2 (en) 2008-10-29 2016-11-01 The Chemours Company Fc, Llc Treatment of tailings streams

Also Published As

Publication number Publication date
JPH0256394B2 (ja) 1990-11-30

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US3111006A (en) Novel method for injecting clay-containing grout into ground and products serving for the execution of said method
EP0001499A1 (en) Treatment and disposal of heavy metal containing sludge wastes
CN106006698B (zh) 一种磷石膏除杂处理方法
CN108516772B (zh) 一种透水混凝土及其制备方法
US4457781A (en) Method for solidifying waste slime suspensions
EP0142278A3 (en) Method for desalting crude oil
JPS5933388A (ja) 油分抽出方法
CN106635038A (zh) 一种化学固化剂及其制备方法和应用
KR100760646B1 (ko) 폐주물사를 이용한 재생 모래의 제조방법
US3374062A (en) Process for refining sands
Davis et al. Bentonite: its properties, mining, preparation, and utilization
JP3220202B2 (ja) 建設用廃泥水の処理方法
KR100848821B1 (ko) 폐주물사를 이용한 재생 모래
JPH10277308A (ja) ベントナイト液のリサイクル方法
Wilson Estimation of elapsed time since a certain climatic change for Lake Vanda
CN109053128A (zh) 一种铅锌尾渣制备生态混凝土的方法
TW478951B (en) Method for removing salt from sea sand
US1983274A (en) Ore leaching
JPH0585682B2 (ja)
JPH0142990B2 (ja)
US1820722A (en) Process of solidifying layers of ground and similar masses
US2071720A (en) Purification of silica sands and the like
US1406905A (en) Process of extracting sulphur
SU594299A1 (ru) Тампонажный раствор
SU775299A1 (ru) Состав дл обработки призабойной зоны пласта