JPS5933084B2 - 強化複合管の製造方法 - Google Patents
強化複合管の製造方法Info
- Publication number
- JPS5933084B2 JPS5933084B2 JP51143709A JP14370976A JPS5933084B2 JP S5933084 B2 JPS5933084 B2 JP S5933084B2 JP 51143709 A JP51143709 A JP 51143709A JP 14370976 A JP14370976 A JP 14370976A JP S5933084 B2 JPS5933084 B2 JP S5933084B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- resin liquid
- thermosetting resin
- manufacturing
- reinforced composite
- composite pipe
- Prior art date
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- Moulding By Coating Moulds (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は粒状物質を最密充填した中間層を形成する強化
複合管の製造方法に関するものである。
複合管の製造方法に関するものである。
従来、芯型に熱硬化性樹脂液を含浸させた成型材料を巻
回し、それを硬化せしめて強化複合管を製造する場合に
、例えば特公昭４７−２１８４０号公報の如く、芯型の
周りに樹脂被覆フィラメントを連続的に供給し、第１粒
子を樹脂被覆フィラメント土に供給した後に第２粒子を
フィラメント上に供給して前記第１粒子間に充填し、前
記第１粒子を第２粒子より大きさものとし、中間層に粒
状物質を最密充填する方法がとられることがある。しか
し、このような方法によれば、粒状物質の充填量を多く
した場合、粒状物質に必要量樹脂液を含浸することがで
きず、中間層に気泡が入り、水密性が悪く、また強度が
充分でないものしか得られないという欠点があつた。ま
た、大粒径の粒状物質と小粒径の粒状物質との混合物に
直接樹脂液を混合した場合、大粒径の粒状物質の間に介
在する小粒径の粒状物質の外表面を均一に被覆するには
多量の樹脂液を必要とし、製造中に余分の樹脂液が流れ
出したり、製品中の樹脂含有量が多くなり、粒状物質の
含有量を多くすることができなくてコストダウンを計る
ことができないという欠点があつた。
回し、それを硬化せしめて強化複合管を製造する場合に
、例えば特公昭４７−２１８４０号公報の如く、芯型の
周りに樹脂被覆フィラメントを連続的に供給し、第１粒
子を樹脂被覆フィラメント土に供給した後に第２粒子を
フィラメント上に供給して前記第１粒子間に充填し、前
記第１粒子を第２粒子より大きさものとし、中間層に粒
状物質を最密充填する方法がとられることがある。しか
し、このような方法によれば、粒状物質の充填量を多く
した場合、粒状物質に必要量樹脂液を含浸することがで
きず、中間層に気泡が入り、水密性が悪く、また強度が
充分でないものしか得られないという欠点があつた。ま
た、大粒径の粒状物質と小粒径の粒状物質との混合物に
直接樹脂液を混合した場合、大粒径の粒状物質の間に介
在する小粒径の粒状物質の外表面を均一に被覆するには
多量の樹脂液を必要とし、製造中に余分の樹脂液が流れ
出したり、製品中の樹脂含有量が多くなり、粒状物質の
含有量を多くすることができなくてコストダウンを計る
ことができないという欠点があつた。
本発明は叙上の如き従来の方法の欠点を解消することを
目的としてなされたものであつて、本発明の要旨は、芯
型に熱硬化性樹脂液を含浸させた成型材料を巻回して硬
化せしめる強化複合管の製造方法において、芯型に熱硬
化性樹脂液を供給し、その土に、大粒径の粒状物質と前
記熱硬化性樹脂液乃至熱硬化性樹脂液と相容性のある液
状物質を塗布した小粒径の粒状物質とを供給して中間層
を形成する工程を含むことを特徴とする強化複合管の製
造方法に存する。
目的としてなされたものであつて、本発明の要旨は、芯
型に熱硬化性樹脂液を含浸させた成型材料を巻回して硬
化せしめる強化複合管の製造方法において、芯型に熱硬
化性樹脂液を供給し、その土に、大粒径の粒状物質と前
記熱硬化性樹脂液乃至熱硬化性樹脂液と相容性のある液
状物質を塗布した小粒径の粒状物質とを供給して中間層
を形成する工程を含むことを特徴とする強化複合管の製
造方法に存する。
本発明に使用される熱硬化性樹脂液としては、例えば不
飽和ポリエステル樹脂液等が挙げられる。
飽和ポリエステル樹脂液等が挙げられる。
本発明に使用される熱硬化性樹脂液と相容性のある液状
物質としては、例えば熱硬化性樹脂液が不飽和ポリエス
テル樹脂液の場合は、スチレンモノマー、ビニルトルエ
ン、ジアリルフタレート、アクリル系モノマー、パーオ
キサイド類、シラン系物質、イソシアネート類等の架橋
剤、硬化剤、反応性物質その他のものが挙げられる。本
発明に使用される粒状物質としては砂、粒状シリカ、各
種中空充填剤等が挙げられ、大粒径の粒状物質としては
２０〜４０メツシユの粒径のもの、小粒径の粒状物質と
して１００メツシユ以下の粒径のものを組合せて用いる
のが好適である〇以下、本発明の一実施例を図面を参照
して説明する。
物質としては、例えば熱硬化性樹脂液が不飽和ポリエス
テル樹脂液の場合は、スチレンモノマー、ビニルトルエ
ン、ジアリルフタレート、アクリル系モノマー、パーオ
キサイド類、シラン系物質、イソシアネート類等の架橋
剤、硬化剤、反応性物質その他のものが挙げられる。本
発明に使用される粒状物質としては砂、粒状シリカ、各
種中空充填剤等が挙げられ、大粒径の粒状物質としては
２０〜４０メツシユの粒径のもの、小粒径の粒状物質と
して１００メツシユ以下の粒径のものを組合せて用いる
のが好適である〇以下、本発明の一実施例を図面を参照
して説明する。
１は芯の外周面に巻きつけられた無端のスチールベルト
が周方向に回転しつつ軸方向に移動する芯型である。
が周方向に回転しつつ軸方向に移動する芯型である。
芯型１は芯が１回転する間に周方向に１回転するととも
に軸方向へスチールベルトの巾の分だけ移動するように
されている。芯型１の外表面に離型材を巻きつけ、その
上に熱硬化性樹脂液を含浸▲せたガラスローピング２を
巻きつけ、その上に適宜軸方向補強材を巻きつけて内層
とする。
に軸方向へスチールベルトの巾の分だけ移動するように
されている。芯型１の外表面に離型材を巻きつけ、その
上に熱硬化性樹脂液を含浸▲せたガラスローピング２を
巻きつけ、その上に適宜軸方向補強材を巻きつけて内層
とする。
内層の上に熱硬化性樹脂液３を落下し、その上に２０〜
４０メツシユの大粒径の砂４と、１００メツシユ以下の
小粒径の砂５に前記と同じ熱硬化性樹脂液６を塗布した
ものを同時に落下し、その上にガラス繊維を所定長虹に
切断したチヨツプ７を落下させ、これらを｝さえる長尺
状の材料を巻きつけて大粒径の粒状物質と小粒径の粒状
物質とが均一に混合して最密充填した中間層とする。
４０メツシユの大粒径の砂４と、１００メツシユ以下の
小粒径の砂５に前記と同じ熱硬化性樹脂液６を塗布した
ものを同時に落下し、その上にガラス繊維を所定長虹に
切断したチヨツプ７を落下させ、これらを｝さえる長尺
状の材料を巻きつけて大粒径の粒状物質と小粒径の粒状
物質とが均一に混合して最密充填した中間層とする。
その中間層の上に、適宜軸方向補強材を巻きつけて、そ
の上に熱硬化性樹脂液を含浸させたガラスローピングを
巻きつけて管状体を形成した後、この管状体を加熱炉の
中を通過させて加熱硬化？せた後、芯型１から脱離し、
適宜の長さに切断することにより強化複合管を製造する
。周、叙上の実施例に｝いて、大粒径の砂と熱硬化性樹
脂液を塗布した小粒径の砂とを同時に内層上に落下した
が、これに限定されることなく、両者を一旦均一に混合
したものを内層上に落下するようにしてもよい。
の上に熱硬化性樹脂液を含浸させたガラスローピングを
巻きつけて管状体を形成した後、この管状体を加熱炉の
中を通過させて加熱硬化？せた後、芯型１から脱離し、
適宜の長さに切断することにより強化複合管を製造する
。周、叙上の実施例に｝いて、大粒径の砂と熱硬化性樹
脂液を塗布した小粒径の砂とを同時に内層上に落下した
が、これに限定されることなく、両者を一旦均一に混合
したものを内層上に落下するようにしてもよい。
叙上の如く、本発明強化複合管の製造方法は、芯型に熱
硬化性樹脂液を供給し、その上に、大粒径の粒状物質と
前記熱硬化性樹脂液乃至熱硬化性樹脂液と相容性のある
液状物質を塗布した小粒径の粒状物質とを供給して中間
層を形成するものであるから、必要最小限の熱硬化性樹
脂液乃至熱硬化性樹脂液と相容性のある液状物質で小粒
径の粒状物質の外表面を均一に被覆し、しかもこの小粒
径の粒状物質と大粒径の粒状物質とを均一に混合して最
密充填した状態の粒状物質に芯型上に供給された熱硬化
性樹脂液及び他の成型材料に含浸？れた熱硬化性樹脂液
が必要量含浸して一体固化した中間層が形成され、中間
層に気泡が入らず、水密性がよく、また強度が充分にあ
り、しかも粒状物質の含有量の多い製品を得ることがで
きる。
硬化性樹脂液を供給し、その上に、大粒径の粒状物質と
前記熱硬化性樹脂液乃至熱硬化性樹脂液と相容性のある
液状物質を塗布した小粒径の粒状物質とを供給して中間
層を形成するものであるから、必要最小限の熱硬化性樹
脂液乃至熱硬化性樹脂液と相容性のある液状物質で小粒
径の粒状物質の外表面を均一に被覆し、しかもこの小粒
径の粒状物質と大粒径の粒状物質とを均一に混合して最
密充填した状態の粒状物質に芯型上に供給された熱硬化
性樹脂液及び他の成型材料に含浸？れた熱硬化性樹脂液
が必要量含浸して一体固化した中間層が形成され、中間
層に気泡が入らず、水密性がよく、また強度が充分にあ
り、しかも粒状物質の含有量の多い製品を得ることがで
きる。
第１図は本発明の一実施例を示す正面図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 芯型に熱硬化性樹脂液を含浸させた成型材料を巻回
して硬化せしめる強化複合管の製造方法において、芯型
に熱硬化性樹脂液を供給し、その上に、大粒径の粒状物
質と前記熱硬化性樹脂液乃至熱硬化性樹脂液と相容性の
ある液状物質を塗布した小粒径の粒状物質とを供給して
中間層を形成する工程を含むことを特徴とする強化複合
管の製造方法。 ２ 大粒径の粒状物質と小粒径の粒状物質とを同時に供
給することを特徴とする特許請求の範囲第１項記載の強
化複合管の製造方法。 ３ 大粒径の粒状物質と小粒径の粒状物質とを均一に混
合したものを供給することを特徴とする特許請求の範囲
第１項記載の強化複合管の製造方法。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51143709A JPS5933084B2 (ja) | 1976-11-29 | 1976-11-29 | 強化複合管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP51143709A JPS5933084B2 (ja) | 1976-11-29 | 1976-11-29 | 強化複合管の製造方法 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS5367778A JPS5367778A (en) | 1978-06-16 |
| JPS5933084B2 true JPS5933084B2 (ja) | 1984-08-13 |
Family
ID=15345138
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP51143709A Expired JPS5933084B2 (ja) | 1976-11-29 | 1976-11-29 | 強化複合管の製造方法 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5933084B2 (ja) |
-
1976
- 1976-11-29 JP JP51143709A patent/JPS5933084B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS5367778A (en) | 1978-06-16 |
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