JPS5932626B2 - 構築物屋上防水の補修方法 - Google Patents

構築物屋上防水の補修方法

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JPS5932626B2
JPS5932626B2 JP17758280A JP17758280A JPS5932626B2 JP S5932626 B2 JPS5932626 B2 JP S5932626B2 JP 17758280 A JP17758280 A JP 17758280A JP 17758280 A JP17758280 A JP 17758280A JP S5932626 B2 JPS5932626 B2 JP S5932626B2
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JP
Japan
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waterproof layer
chemical solution
water
injection
chemical
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Application number
JP17758280A
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JPS57104767A (en
Inventor
顕 村田
勝敏 大河内
精三 鎌田
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Takenaka Komuten Co Ltd
Original Assignee
Takenaka Komuten Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は構築物における屋上防水層の老化、亀裂による
漏水を防止する構築物屋上防水の補修方法に関する。
構築物屋上防水の従来の補修方法には屋上部表面をV型
にカットしてシールする方法、防水層押えを折り取って
防水を再び施工しなおす方法、防水層押えの上に防水層
を作る方法、防水層押えに穴をあけて防水剤を注入する
方法などがある。
前記シールする方法によるときは下地を乾燥させなけれ
ば施工できず、表面をシールするだけでひび割れ部分を
完全に充填することはできず、シール材の耐候性が悪く
2〜3年で再び補修を行なわなければならなくなる他、
耐に視えない亀裂からの漏水には対応することができな
い欠点があった。
また防水層押えを折り取って防水を再び施工する方法に
よるときは、使用中の構築物では騒音、振動、塵埃等の
発生のために実施できない場合が多く、さらに降雨中に
おいては施工ができず、工事が大損りで施工期間が長期
にわたる他、養生および仮設が大損りになる欠点があっ
た。
また、防水層押えに穴をあけて防水剤を注入すときは、
シンダーコンクリートに湿気があり防水層の付着が悪く
、防水層の浮きおよび剥離が生じ2〜3年で再工事の必
要が生ずる欠点があった。
また、防水層押えに穴をあけて防水剤を注入する方法に
よるときは、注入圧力が低く浸透性の良い薬液がないた
め亀裂、浮き空隙等へ薬液が十分浸透せず、また注入圧
力を高くすれば防水層押えを浮き上らせてしまう欠点が
あった。
本発明は上記にかんがみなされたもので、上記の欠点を
解消し、防水層えを研たり、ひび割れ部分にも充填する
ことができ、簡易に施工することのできる構築物屋上防
水の補修方法を提供することを目的とするものである。
以下、本発明を実施例により説明する。
第1図は本発明方法の一実施例の説明に供する説明図で
あり、第2図は別の実施例図である。
本実施例においてはアスファルト防水の場合の例である
第1図において、1は構築物の屋上を形成する鉄筋コン
クリートであり、2はアスファルト防水層であり、3は
シンダーコンクリートであり;4は押えモルタルであっ
て、アスファルト防水層2および鉄筋コンクリート1に
亀裂Aが発生した状態を例示している。
屋上から押えモルタル4およびシンダコンクリート3を
貫通してアスファルト防水層2に達する注入孔5をコア
ボーリングし、同時に注入孔5から送水して天井からの
漏水を確認し、天井面もしくは天井下を養生する。
つぎに注入孔5部分においてアスファルト防水層2を破
断し、注入孔5内にアスファルト防水層2にまで達する
薬液注入管6を立て込み、たとえば急結剤7で薬液注入
管6とレンダコンクリート4間とを固定する。
また必要なときは薬液注入管6の先端に弁8を固着する
つぎに薬液注入管6を通して後述するそれ自体化学反応
系を構成しないインシアネートまたはインシアネートを
主成分とする加水反応薬液を注入する。
この注入後、薬液注入管6を除去し、注入孔5にコアー
を落し込んで接着剤等により固着し、コアーをシンダコ
ンクリートに固着し、押えモルタル4表面と補修する。
第2図は、上述薬液注入管6に代えてホース先端の注入
ノズル8を差し込み突き立てた例を示す。
本実施例に用いる加水反応薬液は、R−(NGO)mな
る一般式で示されるイソシアネート化合物であり、それ
らの化合物は、水と反応して炭酸ガスを発生しながら重
合し、水に不溶のゲル状高分子を生成する一層の物質で
ある。
なおRは脂肪族または芳香族の基あるいは両者を一諸に
含むような有機基を示すものであり、mは1以上の整数
である。
入手し易くて実用に供し易いのるm=2〜6である。
本発明に用い得る代表的なものとしては、ポリエステル
グライコールまたはポリエーテルグライコール等の活性
水素を含むポリオールとジイソシアネートから誘導され
末端にインシアネート基を有するプレポリマー、もしく
はトリレンジイソシアネート、メチレンビスP−フェニ
レンジイソシアネート、1,6−へキサメチレンジイソ
シアネート、ポリアリレンポリフェニールイソシアネー
ト等の如き芳香族又は脂肪族のポリイソシアネートであ
る。
なおm”1のモノイソシアネートとしては、フェニール
イソシアネート、または高級アルコールとポリイソシア
ネートとの付加反応によって得られる化合物が挙げられ
るが、一般に此の種の比較的低分子量のモノイソシアネ
ートは実用上臭気や固結強度特性の点からさほど意義を
持たないものが多い。
尚、固化促進触媒として、これらのインシアネート化合
物に適量の第3級アミン類、又はジブチル錫ラウレート
の如き有機金属化合物を添加すると、インシアネート化
合物と水との接触による炭酸ガス発生を伴う重合固化反
応が一層急速に行なわれ、地盤の安定強化が即効的に行
なわれる。
又、イソシアネート化合物に、ペンゾール、キジロール
、ドルオール、アセトン、メチルエチルケトン、酢酸エ
チル、トリクロルエチレンの如き疎水性又は親水性若し
くはハロゲン元素の有機溶剤の単独または混合からなる
稀釈剤を添加することにより、インシアネート化合物の
粘度を低下せしめ、浸透性の悪い場合に対してもインシ
アネート化合物を十分確実に浸透させることができる。
更にイソシアネート化合物に、加水反応速度若しくは炭
酸ガス気泡の安定性をコントロールするために、界面活
性剤を混入したインシアネート化合物を注入してもよい
が例えばシリコーン系非イオン型界面活性剤の如く、分
子中に活性水素を含まず、イソシアネート化合物と化学
反応を起さないものにする必要がある。
一般にイソシアネート化合物は水と接触して重合固化し
、かつ、水との反応に際して炭酸ガスを放出するのであ
り、従って三次元的空間に位置する鉄筋コンクリート1
および防水層2の亀裂やジャンカA中にインシアネート
化合物は浸透し、亀裂中の水と接触して重合反応を起し
、水に不溶のゲル状高分子固形物を亀裂やジャンカA内
に生成し、鉄筋コンクリート1および防水層2を安定強
化するのであり、かつ炭酸ガスは亀裂A周辺の余剰水を
一時的に排除したり薬液の有効固結範囲を拡大する。
また鉄筋コンクリート1とアスファルト防水層2間に間
隙の生じている場合も同様その間隙内に浸透し拡散して
行き、水に不溶の高分子固形物を生成し、間隙が充填さ
れる。
つまり、この拡散の途中において、前記漏洩確認のため
の送水時の水の亀裂内および間隙中に残存する水と遭偶
したとき水と反応して固化する。
また、前記した如く加水反応の際に発生する炭酸ガスは
その発生が急速であり、ガス圧力が強いため、炭酸ガス
の逃げ出しに対する抵抗の少ない所のみならず、抵抗の
多い所へも薬液が拡散されることになり、注入個所から
万遍なく3次元方向に広範囲にわたって薬液が拡散され
作用することになる。
また、加水反応の際に発生する炭酸ガスは、注入された
薬液中に微小な気泡として分散し注入された薬液はその
見掛は体積を膨張しながら亀裂A内および間隙内に主動
的に拡大浸透して、実際の加水反応薬液の注入量に比較
して大きな体積となって亀裂Aおよび間隙間を充填する
また、注入孔5からの送水による漏水の確認後、加水反
応薬液の注入時にまで期間をおいたために、亀裂Aおよ
び間隙内に残存水が無くなっているときは、加水反応薬
液注入の前に送水すればよい。
また加水反応薬液の浸透性は強いが、天井養生している
ため注入した加水反応薬液が天井から漏出するようなこ
ともない。
上記はアスファルト防水層が用いられている場合を例に
説明したが、モルタル防水層の場合であっても全く同様
に防水の補修を行なうことができる。
以上説明した如く本発明は、出願人が既に公知した特公
昭47−13953号の薬液注入地盤安定化工法を構築
物屋上防水の補修に適用したものであるが、本発明によ
れば、加水反応薬液の注入圧力は低圧でよく、拡散浸透
性も良好で短時間内に鉄筋コンクリートの亀裂および防
水層と鉄筋コンクリートとの間隙を充填することができ
、防水層を完全に補修することができる。
また、アスファルト防水層の場合、アスファルト層の一
部は注入薬液により溶解され、注入薬液による高分子固
形物と一体となって防水層を再形成することになる。
さらに、防水層押えの亀裂内にも、ジャンカ等にも注入
薬液が浸透し完全な防水層を形成するとともに、鉄筋コ
ンクリートを不透水層にする効果もある。
また騒音、振動、塵埃などの発生が無いために建物使用
上全く支障がなく、降雨時、緊急時にも施工することが
できる。
また、施工方法も簡単であり、施工時間も短時間ですむ
効果があり、施工のための機材も簡単なものですむ。
また、建物の屋上に工作物や植栽、庭園などが設置され
ていても撤去する必要もない。
雨が降っていても、緊急な場合も施工ができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明方法の一実施例の説明に供する説明図、
第2図は本発明方法の他の実施例の説明図である。 1・・・・・・鉄筋コンクリート、2・・・・・・アス
ファルト、防水層、3・・・・・・シンダコンクリート
、4・・・・・・押えモルタル、5・・・・・・注入孔
、6・・・・・・薬液注入管、A・・・・・・亀裂。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 構築物屋上の防水層にまで達する注入孔をコアボー
    リングしたうえ送水して天井からの漏水を確認し、天井
    面もしくは天井下を養生し、次いで当該注入孔に薬液注
    入管を立て込み、前記薬液注入管を通してそれ自体化学
    反応系を構成しないインシアネートまたはインシアネー
    トを主成分とする加水反応薬液を注入して残存水と前記
    加水反応薬液との反応によりゲル物質と炭酸ガスとを前
    記亀裂中に生成させて、前記炭酸ガス気泡を内蔵する多
    泡構造のゲル物質を前記亀裂中に接着補強充填、防水層
    を形成することを特徴とする構築物屋上防水の補修方法
JP17758280A 1980-12-16 1980-12-16 構築物屋上防水の補修方法 Expired JPS5932626B2 (ja)

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