JPS5931823B2 - X線管の製造方法 - Google Patents
X線管の製造方法Info
- Publication number
- JPS5931823B2 JPS5931823B2 JP805377A JP805377A JPS5931823B2 JP S5931823 B2 JPS5931823 B2 JP S5931823B2 JP 805377 A JP805377 A JP 805377A JP 805377 A JP805377 A JP 805377A JP S5931823 B2 JPS5931823 B2 JP S5931823B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- getter material
- ray tube
- support
- getter
- support wall
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Manufacture Of Electron Tubes, Discharge Lamp Vessels, Lead-In Wires, And The Like (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明はX線管の製造方法に関する。
X線管は一般の電子管tこ比べて高電圧源を使用するの
で、排気後または実使用時の真空度が耐電圧および電子
ビーム軌道などの特性に大きく影響する。
で、排気後または実使用時の真空度が耐電圧および電子
ビーム軌道などの特性に大きく影響する。
従って排気工程の各電極およびその外囲器のガス出し方
法及び時間が問題となってくる。
法及び時間が問題となってくる。
ゲッター材として非蒸発ゲッターを使用するものがある
。
。
しかしこの場合は排気ガス出し工程中にもある程度非蒸
発ゲッター材1こガスを吸着させることができ、排気工
程の短縮化および真空度向上を図るのtこ役立つが、同
時tこ次のような不都合がある。
発ゲッター材1こガスを吸着させることができ、排気工
程の短縮化および真空度向上を図るのtこ役立つが、同
時tこ次のような不都合がある。
則ち非蒸発ゲッター材は加熱することtこより活性化さ
れ、その吸着能力は温度上昇とともに増加し、1000
℃前後以上ではそれ程の増加傾向は見られない。
れ、その吸着能力は温度上昇とともに増加し、1000
℃前後以上ではそれ程の増加傾向は見られない。
ところで、排気ガス出し工程中の初期の段階には真空度
が低いにもかかわらず電極部品のガス出しのため900
℃前後に加熱する必要がある。
が低いにもかかわらず電極部品のガス出しのため900
℃前後に加熱する必要がある。
非蒸発ゲッターの取付けはカソード支持体などの電極部
品にしか付けされているため、初期の段階での電極、外
囲器のガス出しの際カッ−、ド支持体も部分的1こは9
00°C前後まで加熱される。
品にしか付けされているため、初期の段階での電極、外
囲器のガス出しの際カッ−、ド支持体も部分的1こは9
00°C前後まで加熱される。
従ってその熱伝導tこより非蒸発ゲッターも加熱され排
気工程中にすてにゲッター材がその能カ一杯のガスを吸
着してしまうのである。
気工程中にすてにゲッター材がその能カ一杯のガスを吸
着してしまうのである。
以上のように排気工程中1こ非蒸発ゲッターにガスを吸
着させることは排気ポンプの能力を補なう意味では好都
合ではあるが、排気終了後において;ゲッター能力の低
下が問題となる。
着させることは排気ポンプの能力を補なう意味では好都
合ではあるが、排気終了後において;ゲッター能力の低
下が問題となる。
また排気工程中に水素を多量に吸着している場合、排気
後の実際の使用中、ゲッター材から逆に水素を離脱する
恐れがある。
後の実際の使用中、ゲッター材から逆に水素を離脱する
恐れがある。
本発明は以上のようなX線管製造方法の欠点を改善する
ものである。
ものである。
以下図面を参照してその実施例を説明する。
第1図ないし第3図に示す実施例は、次のように構成さ
れる。
れる。
X線管はガラスのような真空容器11の内側に、アノー
ド12と、カソード構体13とが相対向して設けられる
。
ド12と、カソード構体13とが相対向して設けられる
。
カソード構体13は、ステム141こ保持された金属円
筒からなるカソード支持体15と、この支持体15にと
りつけられた集束電極16、その内側tことりつけられ
た電子放射フィラメント17と、電極リード18と、さ
らtこ通電用リード19とを有してなる。
筒からなるカソード支持体15と、この支持体15にと
りつけられた集束電極16、その内側tことりつけられ
た電子放射フィラメント17と、電極リード18と、さ
らtこ通電用リード19とを有してなる。
そして支持体15の内側に板状の非蒸発ゲッター材20
がとりつけられている。
がとりつけられている。
そこであらかじめこのゲッター材20は一端20aが支
持体15壁に溶接などで固着され、他端20bが支持体
壁から浮かした状態で、ある一定温度以上の温度で溶断
しうる支線21を介して通電用リード191こ引張られ
るようにしてとりつけられている。
持体15壁に溶接などで固着され、他端20bが支持体
壁から浮かした状態で、ある一定温度以上の温度で溶断
しうる支線21を介して通電用リード191こ引張られ
るようにしてとりつけられている。
ゲッター材の途中部分20cは弓状1こなって支持体壁
から浮かされている。
から浮かされている。
こうしてゲッター材は大部分がスプリング機能を有した
まま、支持体壁から浮かせてとりつけられている。
まま、支持体壁から浮かせてとりつけられている。
なおフィラメント、要すれば集束電極、支持体、通電用
リードは夫々真空容器外1こ端子が引き出され、電源を
接続しうるよう1こなっている。
リードは夫々真空容器外1こ端子が引き出され、電源を
接続しうるよう1こなっている。
このようtこ組み立てて、排気する。
この排気工程中では各電極や支持体壁は高周波加熱等1
こより数百°C)こ加熱し、ガス出しを行ない排気する
。
こより数百°C)こ加熱し、ガス出しを行ない排気する
。
しかしこの工程)こおいて、ゲッター材は支持体壁から
大部分が浮かされているのでそれほど温度が上昇しない
。
大部分が浮かされているのでそれほど温度が上昇しない
。
しかしある程度は上昇するのでゲッター材の活性化は達
成しうる。
成しうる。
次tこ、排気工程の最終段階、もしくは封止切りののち
、通電リードと支持体との間)こ外部から電流を流し、
ゲッターの支持線を溶断する。
、通電リードと支持体との間)こ外部から電流を流し、
ゲッターの支持線を溶断する。
これ1こよってゲッター材はスプリング機能によって全
体が支持体壁に密着する。
体が支持体壁に密着する。
このよう1こしてX線管が完成する。
以上のような本発明のX線管製造方法は、排気工程を経
る前あらかじめゲッター材を支持体壁から浮かせてとり
つけ、排気工程ののちゲッター材を支持体壁1こ密着せ
しめるので、排気工程でゲッター材が不所望なガス吸着
を起すことがなく、完成したX線管の動作時tこ支持体
を介して伝導するフィラメントの熱tこよって十分温度
が上がり、ゲッター作用を十分発輝させうる。
る前あらかじめゲッター材を支持体壁から浮かせてとり
つけ、排気工程ののちゲッター材を支持体壁1こ密着せ
しめるので、排気工程でゲッター材が不所望なガス吸着
を起すことがなく、完成したX線管の動作時tこ支持体
を介して伝導するフィラメントの熱tこよって十分温度
が上がり、ゲッター作用を十分発輝させうる。
第4薗)こ示す実施例は、支持体15壁Fこ密着したゲ
ッター材20がX線管の長期にわたる使用の間も支持体
壁から遊離しないよう1こ、歯止め31を有するガイド
32を設けたものである。
ッター材20がX線管の長期にわたる使用の間も支持体
壁から遊離しないよう1こ、歯止め31を有するガイド
32を設けたものである。
即ちゲッター材がスプリング機能を有している状態で支
線21を容断すると、ゲッター材は歯止め31を通過し
てガイドに沿って支持体壁に到達して密着する。
線21を容断すると、ゲッター材は歯止め31を通過し
てガイドに沿って支持体壁に到達して密着する。
ゲッター材はガス吸着すると機械的1こもろくなってし
まうが、本実施例によれば歯止め)こよって常に支持体
壁との密着が保たれ、ゲッター作用を維持しうる。
まうが、本実施例によれば歯止め)こよって常に支持体
壁との密着が保たれ、ゲッター作用を維持しうる。
なお本発明tこおいて、支持体壁とは、上記実施例1こ
おける円筒状部に限らず、フィラメントを支持するとと
もtこフィラメントからの熱で温度上昇する部分を全般
的に包含するものである。
おける円筒状部に限らず、フィラメントを支持するとと
もtこフィラメントからの熱で温度上昇する部分を全般
的に包含するものである。
以上股間したようfここの発明tこよれば、実用的なX
線管の製造方法を提供することができる。
線管の製造方法を提供することができる。
第1図は本発明の一実施例を説明するためのX線管の概
略図、第2図はその要部縦断面図、第3図は第2図の3
−3における横断面図、第4図は他の実施例を示す要部
斜視図である。 20・・・・・・ゲッター材、15・・・・・・支持体
、19・・・・・・通電リード、21・・・・・・支線
。
略図、第2図はその要部縦断面図、第3図は第2図の3
−3における横断面図、第4図は他の実施例を示す要部
斜視図である。 20・・・・・・ゲッター材、15・・・・・・支持体
、19・・・・・・通電リード、21・・・・・・支線
。
Claims (1)
- 1 排気工程を経る前あらかじめ非蒸気ゲッター材をカ
ソード支持体壁から浮かせて取りつけ、排気工程ののち
上記ゲッター材を支持体壁に密着させるようにしたX線
管の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP805377A JPS5931823B2 (ja) | 1977-01-27 | 1977-01-27 | X線管の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP805377A JPS5931823B2 (ja) | 1977-01-27 | 1977-01-27 | X線管の製造方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5393791A JPS5393791A (en) | 1978-08-17 |
JPS5931823B2 true JPS5931823B2 (ja) | 1984-08-04 |
Family
ID=11682580
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP805377A Expired JPS5931823B2 (ja) | 1977-01-27 | 1977-01-27 | X線管の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5931823B2 (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168326U (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-08 | ハリマ興産株式会社 | チツプソ− |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58108636A (ja) * | 1981-12-23 | 1983-06-28 | Hitachi Ltd | X線管の陰極 |
-
1977
- 1977-01-27 JP JP805377A patent/JPS5931823B2/ja not_active Expired
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS60168326U (ja) * | 1984-04-18 | 1985-11-08 | ハリマ興産株式会社 | チツプソ− |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5393791A (en) | 1978-08-17 |
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