JPS593059B2 - 信号供給回路 - Google Patents
信号供給回路Info
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- JPS593059B2 JPS593059B2 JP54088011A JP8801179A JPS593059B2 JP S593059 B2 JPS593059 B2 JP S593059B2 JP 54088011 A JP54088011 A JP 54088011A JP 8801179 A JP8801179 A JP 8801179A JP S593059 B2 JPS593059 B2 JP S593059B2
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- voltage
- circuit
- current
- supply circuit
- signal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04M—TELEPHONIC COMMUNICATION
- H04M19/00—Current supply arrangements for telephone systems
- H04M19/001—Current supply source at the exchanger providing current to substations
- H04M19/008—Using DC/DC converters
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Signal Processing (AREA)
- Devices For Supply Of Signal Current (AREA)
- Interface Circuits In Exchanges (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は直流電圧源から対称に給電される電送線路、特
に電話線路に信号を供給する回路に関するものである。
に電話線路に信号を供給する回路に関するものである。
この回路には電話線路を自動電話交換機に結合し、電話
線路に直流電流を供給すると共に音声信号を電話線路か
ら交換機に及び交換機から電話線路に伝送する結合回路
が含まれる。
線路に直流電流を供給すると共に音声信号を電話線路か
ら交換機に及び交換機から電話線路に伝送する結合回路
が含まれる。
慣例の結合回路は第1図に示すように一次巻線2と2部
分3及び4に分割された二次巻線を有する変成器1を具
える。
分3及び4に分割された二次巻線を有する変成器1を具
える。
交流に対してはこれらの2部分はコンデンサ5により相
互接続される。このコンデンサは中心電池8から抵抗6
及びTを経て電話線路TLの線a及びをに供給される直
流を阻止する。一次巻線の端子9及び10に供給される
送信器からの音声信号は、巻線インダクタンスとコンデ
ンサ5の容量値が充分高い値のときは殆んど減衰するこ
となく回路を流れる。
互接続される。このコンデンサは中心電池8から抵抗6
及びTを経て電話線路TLの線a及びをに供給される直
流を阻止する。一次巻線の端子9及び10に供給される
送信器からの音声信号は、巻線インダクタンスとコンデ
ンサ5の容量値が充分高い値のときは殆んど減衰するこ
となく回路を流れる。
電話線路TLには抵抗6及びTを経て対称に直流電流が
供給される。
供給される。
この対称性は抵抗6及びTの等しさの程度により決まる
。コンデンサ5の容量値が充分高い値の場合、端子9及
び10から電話線路TLへの交流信号伝送の対称性は巻
線3及び4の等しさの程度により決まる。
。コンデンサ5の容量値が充分高い値の場合、端子9及
び10から電話線路TLへの交流信号伝送の対称性は巻
線3及び4の等しさの程度により決まる。
a線及びb線上の同相の信号、即ちいわゆる同相の゛コ
モンモード″信号に対して結合回路は給電抵抗6及び7
の並列回路を提供する。
モンモード″信号に対して結合回路は給電抵抗6及び7
の並列回路を提供する。
本発明の目的は慣例の結合回路と同一の有利な特性を有
する結合回路を電子的に実現し、特に信号を電話線路に
対称に伝送する電子結合回路を提供せんとするにある。
する結合回路を電子的に実現し、特に信号を電話線路に
対称に伝送する電子結合回路を提供せんとするにある。
本発明回路は、信号を直流電流上に重畳して電話線路の
2線間に接続された双方向電流源の基準電圧回路に供給
し、該双方向電流源によりその高内部抵抗から前記基準
電圧回路の電流に比例する互に逆向きの等電流を電話線
路の2線に供給するようにしたことを特徴とする。
2線間に接続された双方向電流源の基準電圧回路に供給
し、該双方向電流源によりその高内部抵抗から前記基準
電圧回路の電流に比例する互に逆向きの等電流を電話線
路の2線に供給するようにしたことを特徴とする。
この結合回路は信号伝送の対称性が直流電圧源の対称性
によつてのみ決まる利点がある。
によつてのみ決まる利点がある。
直流電圧源が中心電池と1対の給電抵抗から成るときは
対称性はこれらの抵抗により決まる。図面につき本発明
を説明する。
対称性はこれらの抵抗により決まる。図面につき本発明
を説明する。
第2図に示すように電話線路TLに対する結合回路内に
おいて直流電圧供給回路11を1対の等しい抵抗12及
び13を経て電話線路TLの線a及びbに接続する。
おいて直流電圧供給回路11を1対の等しい抵抗12及
び13を経て電話線路TLの線a及びbに接続する。
電話線路に伝送すべき信号を発生する送話器は交流電圧
源14で示し、その出力電圧を直流電圧源15の出力電
圧上に重畳して抵抗16を経てトランジスタ17のエミ
ツタに供給する。
源14で示し、その出力電圧を直流電圧源15の出力電
圧上に重畳して抵抗16を経てトランジスタ17のエミ
ツタに供給する。
この電圧はトランジスタ17のコレクタに電流11を発
生する。電流1,は双方向電流源の基準電圧回路18に
供給する。
生する。電流1,は双方向電流源の基準電圧回路18に
供給する。
この双方向電流源は基準電圧回路18と出力回路19と
から成り、電流源18−19として示す。基準電圧回路
18は電流11の入力端子18−1と、負電圧−V1に
接続され、電流11が流出する出力端子18−2を有す
る。
から成り、電流源18−19として示す。基準電圧回路
18は電流11の入力端子18−1と、負電圧−V1に
接続され、電流11が流出する出力端子18−2を有す
る。
この回路には、史に、1対の出力端子18−3及び18
−4を具え、これら端子間には電流11により基準電圧
が発生する。出力回路19は高い内部抵抗値から互に逆
向きの等しい電流12を出力端子19−1及び19一2
に流し、これら電流は基準電圧回路18を流れる電流1
1に比例する。
−4を具え、これら端子間には電流11により基準電圧
が発生する。出力回路19は高い内部抵抗値から互に逆
向きの等しい電流12を出力端子19−1及び19一2
に流し、これら電流は基準電圧回路18を流れる電流1
1に比例する。
出力端子19−1をダイオード20を経て電話線路TL
Oa線に接続し、出力端子19−2をダイオード21を
経てそのb線に接続する。
Oa線に接続し、出力端子19−2をダイオード21を
経てそのb線に接続する。
ダイオード20及び21を流れる電流12は電話線路を
流れる部分と、抵抗12及び13と直流電圧回路を流れ
る部分とに分割される。
流れる部分と、抵抗12及び13と直流電圧回路を流れ
る部分とに分割される。
出力回路19は入力端子19−3及び19−4を有し、
これら端子には基準電圧回路18の基準電圧が出力端子
18−3及び18−4から供給される。
これら端子には基準電圧回路18の基準電圧が出力端子
18−3及び18−4から供給される。
電流源18−19は複数個のトランジスタ対22,23
,24及び25を具え、各対はダーリントン接続として
既知の形態に接続されている。
,24及び25を具え、各対はダーリントン接続として
既知の形態に接続されている。
Npn型のトランジスタ対22は同一型のトランジスタ
対24と電流ミラー回路を形成し、同様にPnp型のト
ランジスタ対23は同一型のトランジスタ対25と電流
ミラー回路を形成する。トランジスタ22及び23はこ
れら電流ミラー回路の出力回路を形成するトランジスタ
対24及び25に対する基準電圧回路を形成する。各電
流ミラー回路は単方向電流源、即ち一方の端子(出力回
路のトランジスタ対のコレクタ)に高インピーダンスを
有し、他方の端子(出力回路のトランジスタ対のエミツ
タ)に低インピーダンスを有する電流源を形成する。電
流ミラー回路の動作は公知である。尚、付言すれば、ダ
ーリントン対を用いると電流利得が極めて大きくなるた
め、出力端子18一3及び18−4を流れる電流は電流
1,及び12と比較して無視し得る程小さくなり、電流
12が電流11に精密に比例するようになる。
対24と電流ミラー回路を形成し、同様にPnp型のト
ランジスタ対23は同一型のトランジスタ対25と電流
ミラー回路を形成する。トランジスタ22及び23はこ
れら電流ミラー回路の出力回路を形成するトランジスタ
対24及び25に対する基準電圧回路を形成する。各電
流ミラー回路は単方向電流源、即ち一方の端子(出力回
路のトランジスタ対のコレクタ)に高インピーダンスを
有し、他方の端子(出力回路のトランジスタ対のエミツ
タ)に低インピーダンスを有する電流源を形成する。電
流ミラー回路の動作は公知である。尚、付言すれば、ダ
ーリントン対を用いると電流利得が極めて大きくなるた
め、出力端子18一3及び18−4を流れる電流は電流
1,及び12と比較して無視し得る程小さくなり、電流
12が電流11に精密に比例するようになる。
電流11と12は等しくすることができ、この場合には
等しいトランジスタ対を用いる必要ぶある。
等しいトランジスタ対を用いる必要ぶある。
エミツタ回路内の(等しい)抵抗26及び27はトラン
ジスタ相互間の僅かな差の影響を低減する作用を有する
。出力回路19のトランジスタ対のエミツタ面積と基準
電圧回路18のトランジスタ対のエミツタ面積との比を
適当に選択することによつて電流12とI,の所望の比
を実現することができる。この場合、抵抗26及び27
はこれらを流れる電流と逆の比にする必要がある。ここ
で、説明を簡単とするために、直流電圧回路11は出力
端子11−1及び11−2間に接続された電池から成る
ものと仮定する。電池の正極は端子11−1に、負極は
端子11−2に接続する(第3図)。この極性は電流源
18−19の通電方向と一致する。電話線路TLを電流
12で対称に附勢するためには、抵抗12及び13を互
に精密に等しくする必要がある。
ジスタ相互間の僅かな差の影響を低減する作用を有する
。出力回路19のトランジスタ対のエミツタ面積と基準
電圧回路18のトランジスタ対のエミツタ面積との比を
適当に選択することによつて電流12とI,の所望の比
を実現することができる。この場合、抵抗26及び27
はこれらを流れる電流と逆の比にする必要がある。ここ
で、説明を簡単とするために、直流電圧回路11は出力
端子11−1及び11−2間に接続された電池から成る
ものと仮定する。電池の正極は端子11−1に、負極は
端子11−2に接続する(第3図)。この極性は電流源
18−19の通電方向と一致する。電話線路TLを電流
12で対称に附勢するためには、抵抗12及び13を互
に精密に等しくする必要がある。
電話線路TL及び抵抗12及び13に対する電流12の
配分は電話線路のインピーダンスと抵抗12及び13の
値により決まる。
配分は電話線路のインピーダンスと抵抗12及び13の
値により決まる。
各抵抗12及び13が電話線路のインピーダンス(例え
ば600Ω)の半分(300Ω)に等しいものとすると
、電流12の半分が電話線路を流れ、他の半分が抵抗1
2及び13を流れる。
ば600Ω)の半分(300Ω)に等しいものとすると
、電流12の半分が電話線路を流れ、他の半分が抵抗1
2及び13を流れる。
この場合3dBの減衰が生じ、これは電話線路を平衡ハ
イブリツド回路に接続した場合の標準値である。この場
合信号エネルギーの半分が平衡インピーダンス内で失な
われる。上述の仮定では、電話線路の直流電圧は電池電
圧の半分に等しくなり、電池電圧の他の半分は抵抗12
及び13間に現われる。
イブリツド回路に接続した場合の標準値である。この場
合信号エネルギーの半分が平衡インピーダンス内で失な
われる。上述の仮定では、電話線路の直流電圧は電池電
圧の半分に等しくなり、電池電圧の他の半分は抵抗12
及び13間に現われる。
電池電圧を60ボルトとし、正極を接地し、12の零入
力電流(信号源14の交流信号が零のときに直流電圧源
15の電圧のみにより流れる直流電流)を10mAに設
定してあるものとすると、閉ループの場合a線は−16
.5.Vの電圧を有し、b線は−43.5Vの電圧を有
する。即ち、この場合には抵抗12(300Ω)の電圧
降下は−60Vの電池からの直流供給電流による15V
の電圧降下とI2(=5mA)の電流による1.5V(
=300X0.005)の電圧降下の和になるので、a
線の電圧はO−(15+1.5)=−16.5Vなり、
同様に抵抗13(300Ω)の電圧降下も15+1.5
=16.5Vになるので、b線の電圧は−60+16.
5=一43.5Vになる。ここで、電話線路の線上にコ
モンモード信号が発生する場合について考察する。
力電流(信号源14の交流信号が零のときに直流電圧源
15の電圧のみにより流れる直流電流)を10mAに設
定してあるものとすると、閉ループの場合a線は−16
.5.Vの電圧を有し、b線は−43.5Vの電圧を有
する。即ち、この場合には抵抗12(300Ω)の電圧
降下は−60Vの電池からの直流供給電流による15V
の電圧降下とI2(=5mA)の電流による1.5V(
=300X0.005)の電圧降下の和になるので、a
線の電圧はO−(15+1.5)=−16.5Vなり、
同様に抵抗13(300Ω)の電圧降下も15+1.5
=16.5Vになるので、b線の電圧は−60+16.
5=一43.5Vになる。ここで、電話線路の線上にコ
モンモード信号が発生する場合について考察する。
コモンモード信号とはa線及びb線に同一方向に流れる
電流を発生する信号であり、この種の信号は雷や列車の
レール近傍における地電流の誘導により、或いは電力線
との短絡等により発生する。このコモンモード信号の電
流は任意の値を有し、正であつたり負であつたりする。
そして、コモンモード憧流が直流電圧源11の方向に流
れる場合には、抵抗12の電圧降下が減少してa線の電
圧が上昇すると同時に抵抗13の電圧降下が増大してb
線の電圧が上昇し、逆にコモンモード電流が直流電圧源
11から電話線路の方向に流れる場合には抵抗12の電
圧降下が増大してa線の電圧が低下すると同時に抵抗1
3の電圧降下が減少してb線の電位が低下する。今、第
2図の信号供給回路においてプロツク28内の接続がC
で、電圧−V1が電池電圧の半分、即ち−30ボルトに
等しいものとすると、この場合にはa線の電位が−30
ボルト以上に維持され、b線の電位が−30ボルト以下
に維持される限り、電流源18−19の動作は影響され
ない。
電流を発生する信号であり、この種の信号は雷や列車の
レール近傍における地電流の誘導により、或いは電力線
との短絡等により発生する。このコモンモード信号の電
流は任意の値を有し、正であつたり負であつたりする。
そして、コモンモード憧流が直流電圧源11の方向に流
れる場合には、抵抗12の電圧降下が減少してa線の電
圧が上昇すると同時に抵抗13の電圧降下が増大してb
線の電圧が上昇し、逆にコモンモード電流が直流電圧源
11から電話線路の方向に流れる場合には抵抗12の電
圧降下が増大してa線の電圧が低下すると同時に抵抗1
3の電圧降下が減少してb線の電位が低下する。今、第
2図の信号供給回路においてプロツク28内の接続がC
で、電圧−V1が電池電圧の半分、即ち−30ボルトに
等しいものとすると、この場合にはa線の電位が−30
ボルト以上に維持され、b線の電位が−30ボルト以下
に維持される限り、電流源18−19の動作は影響され
ない。
これは、この場合にはa線の電位が−30ボルト以下に
なるとトランジスタ対24のコレクタ電圧がそのベース
電圧より低くなつてトランジスタ対24が導通しなくな
ると共に、b線の電位が−30ボルト以上になるとトラ
ンジスタ対25(トランジスタ対24と相補形)のコレ
クタ電圧がそのベース電圧より高くなつてトランジスタ
対25が導通しなくなるためである。従つて、コモンモ
ード電流が直流電圧源11の方向に流れる場合には、直
流供給電流とコモンモード電流により生ずる抵抗13の
総合電圧降下が30ボルト以下である限り、b線の電圧
は−30ボルト、即ち電圧−V1より負の値になるので
第2図の回路は、正常に動作し、またコモンモード電流
が直流電圧源11から電話線路の方向に流れる場合には
、直流供給電流とコモンモード電流により生ずる抵抗1
2の総合電圧降下が30ボルト以下である限り、a線は
−30ボルトの電圧−V1より高い電圧を有するので第
2図の回路は正常に動作する。
なるとトランジスタ対24のコレクタ電圧がそのベース
電圧より低くなつてトランジスタ対24が導通しなくな
ると共に、b線の電位が−30ボルト以上になるとトラ
ンジスタ対25(トランジスタ対24と相補形)のコレ
クタ電圧がそのベース電圧より高くなつてトランジスタ
対25が導通しなくなるためである。従つて、コモンモ
ード電流が直流電圧源11の方向に流れる場合には、直
流供給電流とコモンモード電流により生ずる抵抗13の
総合電圧降下が30ボルト以下である限り、b線の電圧
は−30ボルト、即ち電圧−V1より負の値になるので
第2図の回路は、正常に動作し、またコモンモード電流
が直流電圧源11から電話線路の方向に流れる場合には
、直流供給電流とコモンモード電流により生ずる抵抗1
2の総合電圧降下が30ボルト以下である限り、a線は
−30ボルトの電圧−V1より高い電圧を有するので第
2図の回路は正常に動作する。
従つて、プロツク28内の接続がCで、電圧−V1が−
30ボルトの場合には、コモンモード信号の許容範囲は
、直流供給電流による電圧降下が15ボルトであること
を考慮すれば、+15Vから−15Vの範囲になる(尚
、以上の説明では電流12の影響を無視したが、これを
考慮するときは上記のコモンモード信号の許容範囲の上
限値と下限値に1.5Vの補正を加えればよく、実際に
は+13.5V〜−13.5Vの範囲になる)。コモン
モード信号の許容範囲を更に増大するには基準電圧回路
の出力端子18−3を電圧−V1から切り離してこれを
a線とb線の平均電圧に結合するのが有利である。この
目的のために、プロツク28内の接続をcからdに切換
えて出力端子18−3をa線とb線との間に接続された
等しい高抵抗30及び31の接続点29に接続する。こ
の場合出力端子18−2の電圧−V1は電池電圧に等し
くすることができる(即ち−V1=−60ボルト)。こ
の場合コモンモード信号の電圧振幅(ピーク−ピーク値
)を電池電圧に等しくすることができる。即ち、このよ
うにプロツク28内の接続をCからDに切り換えると、
トランジスタ対23及び25のベース電圧は点29にお
けるa線とb線との間の電圧差の半分に等しくなり、こ
の場合電圧一V1を電池電圧(−60ボルト)に等しく
すると、a線及びb線上のコモンモード信号により点2
9の電圧が−60ボルト以下になる場合にこれらトラン
ジスタ対23および25が上述の理由のために非導通に
なり、従つて点29の電圧が一60ボルト以上である限
りこれらトランジスタ対は導通することになる。
30ボルトの場合には、コモンモード信号の許容範囲は
、直流供給電流による電圧降下が15ボルトであること
を考慮すれば、+15Vから−15Vの範囲になる(尚
、以上の説明では電流12の影響を無視したが、これを
考慮するときは上記のコモンモード信号の許容範囲の上
限値と下限値に1.5Vの補正を加えればよく、実際に
は+13.5V〜−13.5Vの範囲になる)。コモン
モード信号の許容範囲を更に増大するには基準電圧回路
の出力端子18−3を電圧−V1から切り離してこれを
a線とb線の平均電圧に結合するのが有利である。この
目的のために、プロツク28内の接続をcからdに切換
えて出力端子18−3をa線とb線との間に接続された
等しい高抵抗30及び31の接続点29に接続する。こ
の場合出力端子18−2の電圧−V1は電池電圧に等し
くすることができる(即ち−V1=−60ボルト)。こ
の場合コモンモード信号の電圧振幅(ピーク−ピーク値
)を電池電圧に等しくすることができる。即ち、このよ
うにプロツク28内の接続をCからDに切り換えると、
トランジスタ対23及び25のベース電圧は点29にお
けるa線とb線との間の電圧差の半分に等しくなり、こ
の場合電圧一V1を電池電圧(−60ボルト)に等しく
すると、a線及びb線上のコモンモード信号により点2
9の電圧が−60ボルト以下になる場合にこれらトラン
ジスタ対23および25が上述の理由のために非導通に
なり、従つて点29の電圧が一60ボルト以上である限
りこれらトランジスタ対は導通することになる。
また、コモンモード信号により点29の電圧が零ボルト
になると、この場合にはトランジスタ17のコレクタの
電圧がこのトランジスタのベース電圧に等しくなり、最
早トランジスタ対22および24のベース電流が流れな
くなるためトランジスタ対22および24が非導通にな
る。
になると、この場合にはトランジスタ17のコレクタの
電圧がこのトランジスタのベース電圧に等しくなり、最
早トランジスタ対22および24のベース電流が流れな
くなるためトランジスタ対22および24が非導通にな
る。
従つて、プロツク28内の接続をdとして電圧−V1を
−60ボルトになると、この場合のコモンモード信号の
許容範囲は電流12の影響を無視すれば一30ボルトか
ら+30ボルトの60ボルトになる。コモンモード信号
の許容範囲は、トランジスタ17のベースを正電位に接
続し、出力端子18一2を電池の負電圧より一層負の電
位に接続することにより簡単に増大することもできる。
−60ボルトになると、この場合のコモンモード信号の
許容範囲は電流12の影響を無視すれば一30ボルトか
ら+30ボルトの60ボルトになる。コモンモード信号
の許容範囲は、トランジスタ17のベースを正電位に接
続し、出力端子18一2を電池の負電圧より一層負の電
位に接続することにより簡単に増大することもできる。
即ち、トランジスタ17のベースを大地ではなく正電圧
、例えば+に接続し、点18−2を−60ボルトより低
い電圧例えばV−に接続すると、同様にしてコモンモー
ド信号の許容範囲はV+〜V−になる。
、例えば+に接続し、点18−2を−60ボルトより低
い電圧例えばV−に接続すると、同様にしてコモンモー
ド信号の許容範囲はV+〜V−になる。
半導体ダイオード20および21は電池電圧が反転され
たときに電圧−1に対しブレークダウンしないように電
流源18−19を保護する。
たときに電圧−1に対しブレークダウンしないように電
流源18−19を保護する。
電池電圧の反転は加入者の呼出信号として用いることが
できる。極性反転期間中は電流源18−19はダイオー
ド20および21によりスイツチオフ状態に維持される
。順極性の期間中は電流12がa線とb線との間の電圧
を低減する。しかし、電流源18−19は呼出中トラン
ジスタ17を入力端子33で制御し得るトランジスタ3
2によりカツトオフすることによりスイツチオフするこ
ともできる。第2図には、電流源18−19と組み合わ
せて使用される第3図の単なる電池より有利な電圧供給
回路11の一例も示す。
できる。極性反転期間中は電流源18−19はダイオー
ド20および21によりスイツチオフ状態に維持される
。順極性の期間中は電流12がa線とb線との間の電圧
を低減する。しかし、電流源18−19は呼出中トラン
ジスタ17を入力端子33で制御し得るトランジスタ3
2によりカツトオフすることによりスイツチオフするこ
ともできる。第2図には、電流源18−19と組み合わ
せて使用される第3図の単なる電池より有利な電圧供給
回路11の一例も示す。
この回路は変成器36の一次巻線35に接続された電圧
源34を具え、二次巻線の両端に制御スイツチ38及び
39を接続すると共にこれらスイツチの他端を共通に接
続する。この共通接続点と巻線37の中心口出しタツプ
に低域通過フイルタ41を接続し、これを出力端子11
−1及び11−2で終端させる。コンデンサ42を、こ
れがフイルタ内に含まれていない場合にはこれら出力端
子間に接続してこれら出力端子間に低オーム交流電流路
を設ける。スイツチ38及び39は制御信号発生器40
により制御され、この制御信号発生器は交流電圧源34
も同期させる。
源34を具え、二次巻線の両端に制御スイツチ38及び
39を接続すると共にこれらスイツチの他端を共通に接
続する。この共通接続点と巻線37の中心口出しタツプ
に低域通過フイルタ41を接続し、これを出力端子11
−1及び11−2で終端させる。コンデンサ42を、こ
れがフイルタ内に含まれていない場合にはこれら出力端
子間に接続してこれら出力端子間に低オーム交流電流路
を設ける。スイツチ38及び39は制御信号発生器40
により制御され、この制御信号発生器は交流電圧源34
も同期させる。
スイツチ38をこれと対応する巻線37の端の電圧が正
のとき閉じ、スイツチ39をこれと対応する巻線37の
端の電圧が正のとき(即ち、交流電圧源34の交流電圧
の次の半サイクルのとき)閉じると、端子11−1及び
11−2間に端子11−1が正、端子11−2が負の直
流電圧が発生する。スイツチ38及び39の制御を交流
電圧源34に対し半サイクルシフトさせると端子11−
1及び11−2間の直流電圧の極性は反転する。交流電
圧源34と直列に接続されたインピーダンス43は端子
11−1及び11−2間の直流電圧供給回路の実効内部
直流抵抗値を与える。
のとき閉じ、スイツチ39をこれと対応する巻線37の
端の電圧が正のとき(即ち、交流電圧源34の交流電圧
の次の半サイクルのとき)閉じると、端子11−1及び
11−2間に端子11−1が正、端子11−2が負の直
流電圧が発生する。スイツチ38及び39の制御を交流
電圧源34に対し半サイクルシフトさせると端子11−
1及び11−2間の直流電圧の極性は反転する。交流電
圧源34と直列に接続されたインピーダンス43は端子
11−1及び11−2間の直流電圧供給回路の実効内部
直流抵抗値を与える。
この場合所望の総合直流抵抗値を抵抗12及び13とイ
ンピーダンス43で実現することができる。このように
して交流と直流とで異なる成端インピーダンスを簡単に
実現することができる。
ンピーダンス43で実現することができる。このように
して交流と直流とで異なる成端インピーダンスを簡単に
実現することができる。
第1図は従来の結合回路の回路図、第2図は本発明回路
の一例の回路図、第3図は直流電圧源として電池を用い
る例の接続を示す回路図である。
の一例の回路図、第3図は直流電圧源として電池を用い
る例の接続を示す回路図である。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 直流電圧供給回路により対称に附勢される伝送線路
に信号を供給する回路において、信号を直流電流上に重
畳して、伝送線路の2線間に接続された双方向電流源の
基準電圧回路に供給し、該双方向電流源により高内部抵
抗から前記基準電圧回路の電流に比例する互に逆向きの
等電流を伝送線路の2線に供給するようにしたことを特
徴とする信号供給回路。 2 特許請求の範囲1記載の回路において、前記双方向
電流源は一方の端子に高内部抵抗を有し他方の端子に低
内部抵抗を有する2個の単方向電流で構成し、両単方向
電流源の高内部抵抗を有する一方の端子を伝送線路の2
線にそれぞれ接続すると共に両単方向電流源の低内部抵
抗を有する他方の端子を相互接続し、且つ両単方向電源
の基準電圧回路を直列に接続したことを特徴とする信号
供給回路。 3 特許請求の範囲1記載の回路において、一方向に導
通する素子を伝送線路の各線と前記双方向電流源との間
に配置して前記直流電圧供給回路の極性が変化したとき
前記双方向電流源を保護するようにしたことを特徴とす
る信号供給回路。 4 特許請求の範囲2記載の回路において、前記2個の
単方向電流源の基準電圧回路の直列回路を伝送すべき信
号で制御されるトランジスタのコレクタと、伝送線路の
2線間に配置された分圧器の口出しタップとの間に接続
したことを特徴とする信号供給回路。
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
NL7807531A NL7807531A (nl) | 1978-07-13 | 1978-07-13 | Inrichting voor het toevoeren van een signaal aan een transmissielijn. |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5514797A JPS5514797A (en) | 1980-02-01 |
JPS593059B2 true JPS593059B2 (ja) | 1984-01-21 |
Family
ID=19831244
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP54088011A Expired JPS593059B2 (ja) | 1978-07-13 | 1979-07-11 | 信号供給回路 |
Country Status (10)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4267408A (ja) |
JP (1) | JPS593059B2 (ja) |
AU (1) | AU526644B2 (ja) |
BE (1) | BE877641A (ja) |
CA (1) | CA1137667A (ja) |
DE (1) | DE2927607C2 (ja) |
FR (1) | FR2431232B1 (ja) |
GB (1) | GB2025737B (ja) |
NL (1) | NL7807531A (ja) |
SE (1) | SE440579B (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JPS6128947U (ja) * | 1984-07-21 | 1986-02-21 | いすゞ自動車株式会社 | 歯車の軸間距離調整装置 |
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FR2366756A1 (fr) * | 1976-09-30 | 1978-04-28 | Labo Cent Telecommunicat | Circuit electronique d'injection de sonnerie |
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1978
- 1978-07-13 NL NL7807531A patent/NL7807531A/nl not_active Application Discontinuation
-
1979
- 1979-06-22 US US06/051,085 patent/US4267408A/en not_active Expired - Lifetime
- 1979-07-05 CA CA000331188A patent/CA1137667A/en not_active Expired
- 1979-07-07 DE DE2927607A patent/DE2927607C2/de not_active Expired
- 1979-07-09 GB GB7923844A patent/GB2025737B/en not_active Expired
- 1979-07-10 SE SE7906003A patent/SE440579B/xx not_active IP Right Cessation
- 1979-07-11 JP JP54088011A patent/JPS593059B2/ja not_active Expired
- 1979-07-11 FR FR7918037A patent/FR2431232B1/fr not_active Expired
- 1979-07-11 BE BE0/196257A patent/BE877641A/fr not_active IP Right Cessation
- 1979-07-12 AU AU48875/79A patent/AU526644B2/en not_active Ceased
Patent Citations (1)
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JPS6128947U (ja) * | 1984-07-21 | 1986-02-21 | いすゞ自動車株式会社 | 歯車の軸間距離調整装置 |
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US4267408A (en) | 1981-05-12 |
AU526644B2 (en) | 1983-01-20 |
BE877641A (fr) | 1980-01-11 |
FR2431232B1 (fr) | 1986-12-12 |
CA1137667A (en) | 1982-12-14 |
DE2927607C2 (de) | 1982-10-28 |
GB2025737B (en) | 1982-08-11 |
SE7906003L (sv) | 1980-01-14 |
GB2025737A (en) | 1980-01-23 |
DE2927607A1 (de) | 1980-01-24 |
AU4887579A (en) | 1980-01-17 |
JPS5514797A (en) | 1980-02-01 |
SE440579B (sv) | 1985-08-05 |
NL7807531A (nl) | 1980-01-15 |
FR2431232A1 (fr) | 1980-02-08 |
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