JPS5929939Y2 - 漏斗型コ−クドラム支持装置 - Google Patents

漏斗型コ−クドラム支持装置

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JPS5929939Y2
JPS5929939Y2 JP4468580U JP4468580U JPS5929939Y2 JP S5929939 Y2 JPS5929939 Y2 JP S5929939Y2 JP 4468580 U JP4468580 U JP 4468580U JP 4468580 U JP4468580 U JP 4468580U JP S5929939 Y2 JPS5929939 Y2 JP S5929939Y2
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JP
Japan
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drum
support device
coke
cylindrical
coke drum
Prior art date
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Expired
Application number
JP4468580U
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JPS56146746U (ja
Inventor
有美 田代
宗文 井村
Original Assignee
新日鐵化学株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案はコークドラムの支持装置の改良にかかるもので
ある。
コールタールピッチ又は石油重質油からピッチコークス
又はオイルコークスを製造する場合、室炉式コークス製
造法に代ってディレートコ−カー法と称されるコークス
製造法が採用されている。
この方法は重質油な管炉によって450〜500℃に加
熱し、これを垂直円筒形のコークドラムの下部より送入
し、ペーパーは蒸留塔で一部を液化して循環させ、ドラ
ム内では温度450〜500℃、適当な圧力下で、いわ
ゆるディレートコ−キングが行われ、生ピツチコークス
がつぎつぎに蓄積される。
生ピツチコークスで満されたコークドラムは、スチーム
を直接吹込んで残留油分を十分追出し、ついで水を注入
して冷却を行う。
次にドラムの上下のフランジを取外し、高圧水力により
コークを切出し、排出する。
この生成した生コークスはロータリーキルン等により■
焼(カルサイン)され、残留揮発分を取り去り、コーク
スとする。
このコークドラムは、約24時間を周期に500℃近く
に加熱され、ついで水注入により急冷されるために熱応
力的に極めてシビャーな条件にさらされる。
第1図は従来のコークドラムの支持装置を示し、26は
コークドラムで1はシェル円筒部分、2はスカート部分
、3はその溶接個所、4はドラムの下部フランジ、5は
膨張吸収用のスリット、6はコークホッパーの働きをす
る円錐部である。
1の周囲は保温されている。
従って従来、コークドラム26の支持は円筒部1の下部
に第1図に示すようにスカート部3が直接溶接されて、
全体の重量をささえている。
コークドラムが500℃近くに加熱されると熱膨張する
が、スカート部は熱伝導による若干の温度上昇はあるが
、本体に比較して極めて低温度にあるため、本体とスカ
ート部の溶接個所に極めて大きな熱応力がかかることに
なる。
このため長年月の使用により、この溶接個所又はその近
傍に亀裂を発生することが屡々あり、補修のために操業
を休止しなげればならないことが起る。
本考案は、この問題を抜本的に解決するために考案され
たものである。
即ち、本考案はコークドラムを支持する場合、本体にス
カートを直接溶接することなく、ドラムと別体にドラム
下部を支承するドラム支持装置であって、ドラム下部円
筒部を囲む円筒状部と、ドラム下部円錐部を支承する円
錐状部よりなる漏斗状支持装置と支持装置架台部よりな
り、ドラムの温度膨張吸収構造を備えてなる漏斗形コー
クドラム支持装置である。
本考案の第一の特徴は、スカート部をドラム本体に直接
溶接することなく、ドラム本体とは切離され、単にドラ
ムを支承するだけの別体の支持装置である点である。
従来スカート部がドラム本体に直接溶接されていたため
、構造的にはシンプルでよいが、溶接部及びその周辺の
溶接熱影響部は金属組織を異にし、又熱処理を受けるた
めに熱膨張に際して、金属板本体部分とは異り、特別な
拘束を受けた状態にあり、その上本体の温度とスカート
の温度に大きな温度差が生ずるため、非常に大きな熱応
力を受ける。
更にドラム全重量がこの部分にかかつているため負荷応
力をも受ける状態にある。
これに対して、本考案によれば、ドラム本体とスカート
部との溶接個所が存在しないため、溶接部及びその周辺
への熱応力の問題は全く起らない。
本考案の第二の特徴はドラムの温度膨張吸収構造を有す
ることである。
従来のスカート部にも第1図に示す如く、スリットが入
っていて本体の膨張に備えているが、何んと云ってもス
カート上部がドラム本体に溶接されているため、スリッ
トが充分の機能を発揮するには不充分である。
本考案では支持装置はドラム本体に全く固着されていな
い上に支持装置にドラムの温度膨張収縮を吸収する構造
を備えているので、その効果を充分に発揮できるもので
ある。
次に図面について説明する。
第2図は本考案の一態様であって、7はコークドラム2
6を支持する漏斗状27支持装置の円筒部、8は円錐部
で、9は支持装置の架台部である。
10は断熱と温度膨張吸収用の伸縮性断熱材である。
11は円筒部の温度膨張吸収用スリットである。
12は支持装置の架台をとりつげる溶接個所である。
第3図は、第2図のスリットに代って膨張吸収のための
3枚の摺動円弧片13よりなる漏斗状支持装置270円
筒部を示す。
14は断熱兼膨張吸収用断熱材である。
第4図は、支持装置を鋼板で構成せずに棒状部材を筆状
に組合せた支持装置であって、これを二つの断面が半円
弧よりなる帯部材で弾性的に締結したものである。
第4図の15は棒状部材、16は断熱材、17は棒状部
材を締結する帯状部材で両端に7ランノ部を有し、ボル
トナツト18とスプリング190組合せによって膨張吸
収機能をもたせたものである。
第5図は、支持装置全体が二つ割り、取外し可能なよう
に二つ割り部材にフランジ部20を設け、これにより、
ボルトナツト22、スプリング21により、膨張吸収可
能なように締結したものである。
第6図は、とのAA断面平面図であって、23゜24は
二つ割り部材を表わす。
第7図は支持装置の架台部を下脚を外方に開いた形にし
たものを示し、25はその脚部で、これは3〜4個設け
る。
温度膨張収縮吸収構造としては、第2図のように支持装
置とドラム本体の間に伸縮性が充分にある断熱材(断熱
ウール等)を充分な厚さで挾持させるか、支持装置の円
筒状部にスリットを入れるか或いはその両方を実施する
又第3図の如く円筒状部を2〜数個の円弧状部分の端部
を重ね合せ、互いに摺動する如く構成し、ドラム本体が
膨張すれば円弧状部がすり動いて直径を大きくするよう
に構成してもよい。
又第4図の如く、円筒状部を棒状部材で構成し、その周
囲を2つ以上の円弧状バンドで締め、各バンドをスプリ
ング等を介して締結するように構成してもよい。
円錐状部も、第2図のような鋼板製円錐部に限られるこ
となく、棒状部材を伸縮可能に締結してもよい。
ドラム下部円筒部を囲む円筒状部は、これを支持装置が
ドラムより離脱しない範囲で、これを短くして、それに
代ってドラムを上部で横方向の移動を避けるように支持
してもよい。
又ドラム下部の保守点検を容易にする目的で第5図、第
6図のように支持装置を二つ割り可能にして、これを温
度膨張吸収可能なように締結するようにしてもよい。
この場合、勿論点検時空ドラムを上部で釣り保持する機
構が別途に必要である。
支持装置架台は第2図、第5図ではスカート状架台を図
示したが、これに限られることなく、種種の架台が使用
可能である。
特に本考案においては架台を本体ドラムに直接溶接しな
いため、架台の取付を同筒部分又は円筒から円錐に移る
部分に取付けても、操業時の熱応力に対して悪影響を与
えることがない。
従って第7図のように架台をドラム側部に取付け、下脚
を開くことにより、ドラム下部フランジの着脱、デコー
キング時のドラム下での作業場を広くとり、作業性をよ
くできる効果を奏することも可能である。
以上説明したように本考案はコーク・ ドラム本体と別
体に構成されるので、ドラム材質とは無関係の通常の鋼
板を使用できる利点を有する。
円筒部と円錐部と架台部より構成したので、別体であり
乍らドラムに緊密にかん合させることが出来るため支持
装置とドラムが離れることがない。
又温度膨張吸収機構を設けたので、ドラムが500℃近
い温度に加熱されドラムが膨張しても、これに追随でき
るので、熱応力を完全に吸収し得る等の効果を奏するも
ので、これによって熱応力亀裂による作業停止を完全に
防止し得ることによる効果は1ことに大であって工業的
に有用なる考案である。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のコークドラム下部の立面図、第2図は本
考案の一態様である支持装置がドラム下部に取付けられ
ているところを示す立面図、第3図は本考案の他の一態
様を示す膨張吸収機構平面図、第4図も本考案の他の一
態様を示す膨張吸収機構平面図、第5図は二つ割り可能
な本考案の他の一態様を示す支持装置がドラム下部にか
ん合したことを示す立面図、第6図はそのAA断面の平
面図、第7図は開脚型支持装置架台を示す。 1・・・・・・シェル円筒部分、2・・−・・スカート
部分、3・・・・・・溶接個所、4・・・・・・ドラム
の下部フランジ、5・・・・・・膨張吸収用スリット、
6・・・・・・コーン部、T・・・・・・支持装置の円
筒部、8・・・・・・支持装置の円錐部、9・・・・・
・支持装置の架台部、10,14,16・・・・・・断
熱材、11・・・・・・スリット、12・・・・・・溶
接個所、13・・・・・・摺動円弧片、14・・・・・
・断熱材、15・・・・・・棒状部材、17・・・・・
・帯状部材、18,22・・・・・・ボルトナツト、1
9,21・・・・・・スプリング、20・・・・・・フ
ランジ部、23,24・・・・・・2つ割り部材、25
・・・・・・脚部、26−−−−−−コークドラム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 加熱重質油を送入して、コークス化させる垂直円筒状コ
    ークドラムにおいて、ドラムと別体にドラム下部を支承
    し、ドラム下部円筒部を囲む円筒状部とドラム下部円錐
    部を支承する円錐状部よりなる漏斗型支持装置と支持装
    置架台部よりなり、ドラムの温度膨張吸収構造を備えて
    なる漏斗形コークドラム支持装置。
JP4468580U 1980-04-04 1980-04-04 漏斗型コ−クドラム支持装置 Expired JPS5929939Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4468580U JPS5929939Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04 漏斗型コ−クドラム支持装置

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4468580U JPS5929939Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04 漏斗型コ−クドラム支持装置

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Publication Number Publication Date
JPS56146746U JPS56146746U (ja) 1981-11-05
JPS5929939Y2 true JPS5929939Y2 (ja) 1984-08-27

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ID=29639903

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JP4468580U Expired JPS5929939Y2 (ja) 1980-04-04 1980-04-04 漏斗型コ−クドラム支持装置

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2021524540A (ja) * 2018-08-02 2021-09-13 エイゼットゼット ダブリューエスアイ エルエルシー コーキングドラム用支持スカート

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JPS56146746U (ja) 1981-11-05

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