JPS5929142B2 - 半導体装置 - Google Patents

半導体装置

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JPS5929142B2
JPS5929142B2 JP3986377A JP3986377A JPS5929142B2 JP S5929142 B2 JPS5929142 B2 JP S5929142B2 JP 3986377 A JP3986377 A JP 3986377A JP 3986377 A JP3986377 A JP 3986377A JP S5929142 B2 JPS5929142 B2 JP S5929142B2
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JP
Japan
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metal plate
silicon substrate
main electrode
semiconductor element
plate
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JP3986377A
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光雄 大館
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Description

【発明の詳細な説明】 この発明は、半導体素子と支持金属板を主電極により圧
接挾持する半導体装置に関するものである。
一般、大電力用の半導体素子は、モリブデンあるいはタ
ングステン等の支持金属板に、アルミニウム等の高融点
ろう材を用いて合金付けを行うことにより、半導体素子
中に発生する熱を支持金属板中に放熱するようにしてい
る。
すなわち、第1図で示すように、PN接合が形成された
ダイオードあるいはサイリスタ等のシリコン基板1は、
アルミニウム合金層2を介して支持金属板3にろう接さ
れている。なお、シリコン基板1表面にはアルミニウム
層4が蒸着等で形成されて、電極が作られている。そし
て、前記シリコン基板1と、これにろう接された支持金
属板3は、第2図にその断面を示すように、アルミニウ
ム層4および支持金属板3側に、例えば銅で作られた主
電極体5および6が、この主電極体5、6とアルミニウ
ム層4及び支持金属板3と接触熱抵抗を減少させるべく
図示の如く薄い銀板Tを介してそれぞれ圧接されている
。前記主電極体5および6は、環状絶縁体8により保持
され、これらはそれぞれ銅などによつて作られたダイヤ
フラム9および鉄あるいは鉄ニッケル合金等によつて作
られた溶接フランジ10、1σを介して一体となつてい
る。このように構成した半導体装置100は、主電極体
5、6を外部冷却体に固定して用いられる。一方、近年
に於ては半導体素子の大電流・高耐圧化が進み、シリコ
ン基板1の厚みが1u〜1.5n)直径が60〜80n
にも及ぶようになり、このシリコン基板1を支持金属板
3にろう接するとき、前記シリコン基板1の周縁部に大
きなストレスが生じて、素子の電気的特性を悪化させて
しまう。
また、直径が大きくなることによりシリコン基板1と支
持金属板3との熱膨張率の相違から生ずる変形が大きく
なり、主電極体5、6とアルミニウム層4及び支持金属
板3との間に隙間が生じることとなり、接触熱抵抗が増
大することになるため、それを防止するために、主電極
体5、6の圧接を強化しなければならず、これに伴つて
装置が大型化してしまう。なお、シリコン基板1の周縁
部に生じるストレスを軽減させるために、支持金属板3
の厚みを減少させることも考えられるが、このようにす
るとシリコン基板1と支持金属板3との変形が極めて大
きくなり、これを主電極体5、6の圧接により防ごうと
すると、シリコン基板1にクラックが発生してしまう。
また、主電極体5,6と電気的接続される電極4および
支持金属板3との間に、この部分における熱抵抗を減少
させるための薄い銀板7が介在されているために、この
薄い銀板7は貴金属であるためコストが大幅に増大して
しまう欠点を有している。
したがつて、本発明の目的は、半導体素子に変形が生じ
る場合においても主電極体との接触を良好にし、これに
より電気・熱的特性の劣化防止するとともに、低コスト
の半導体装置を提供するものである。
以下、実施例を用いて本発明を詳細に説明する。
第3図は本発明に係わる半導体装置の一実施例を示す要
部断面図であり、第2図と同一部分または相当部分は同
一符号を用いてある。同図において、第2図との相違点
は、銀板7の代わりに、シリコン基板1とこれをろう接
した支持金属板3が変形したときに生ずる凹面の最大深
さに相当する厚さ程度で、かつ約250℃の熱処理によ
つて焼きなましされたアルミニウム板11を用いたこと
がある。つまり、シリコン基板1とこれをろう接した支
持金属板3とをアルミニウム板11を介して主電極体5
,6により圧接挟持したものである。この様にしたこと
により、アルミニウム板11が軟らかいために圧接力に
より変形するので、凹面側において、支持金属板3の凹
面に密着し且つ主電極体6の平面に密着し、凸面側にお
いて、支持金属板3の凸面に密着し且つ主電極体5の平
面に密着するため、支持金属板3とシリコン基板1は変
形されたままでも接触熱抵抗が増大することはないもの
である。しかも、支持金属板3とシリコン基板1の変形
を無理矢理戻すようにしていないのでシリコン基板1に
悪影響を及ぼさないものである。ところで、シリコン基
板1とこれをろう接した支持金属板3との熱膨張率の差
によつて生ずる変形と、電気的特性を劣化させずに主電
極体5,6を圧接する際の圧接を実験的に調べて見ると
、第4図および第5図のようになるものである。
すなわち、第4図は、直径65111厚さ1m1のシリ
コン基板と、直径651nL1厚さ11!111!,2
1』3mm,411の支持金属(モリブデン)板を順次
選択し、それぞれ直径65111厚さ20μmのアルミ
ニウム板を介在して真空中で約620℃で合金化したと
きの支持金属板の変形状態を示したものである。なお、
ここで述べる変形量(そり量)は、変形によつて生ずる
凹面の最大深さを示す。第5図は、このような変形をな
くすために、必要な圧接力を厚み1111,2m』3露
1,4mmの支持金属板ごとに示したものである。これ
らの実験結果より、支持金属板の厚さが4詣のものにつ
いて考察すると、支持金属板の変形量は55μmとなつ
ており、この変形をなくすには93kg/C7l以上の
圧接力が必要となる。
これは例えば第2図にしめすようにシリコン基板1と支
持金属板3とを平面状態にして構成した場合に必要とさ
れる圧接力が3300kgとなるものである。これに対
して、本実施例のように軟らかいアルミニウム板11を
用いてこのアルミニウム板11の塑性変形を利用して第
3図に示したもののように構成した場合には11001
<gですむものであつた。このことはすなわち、250
℃以上の熱処理で焼きなましされたアルミニウム板は、
10k9/Cd以下の圧接力で塑性変形するためであり
、シリコン基板1と支持金属板3とのそりをなくす必要
がないことによるものである。この結果、シリコン基板
1にクラツクが生じない。また、主電極体5,6との電
気・熱的な接触抵抗も小さくすることができる。さらに
、アルミニウムは貴金属である銀と比べて廉価であるこ
とから低コスト化を図ることができる。また、圧接力を
小さくすることができることから、主電極体5,6の支
持機構が従来と比戟して極めて簡単になり、装置の小型
化を図ることができる。なお、本実施例においては、ア
ルミニウム板11の厚さをシリコン基板1とこれをろう
接した支持金属板3が変形した時に生ずる凹部の最大深
さに相当する寸法としたが、主電極体5,6の圧接力の
増大が許せば実験よりシリコン基板の最大そりの1/2
以上であれば何等問題はない。
つまり、少なくとも凹部の最大深さを埋める分だけのア
ルミニウム板11で良いものである。なお、シリコン基
板1の直径が15m1以上の大電力用の半導体素子の場
合には、電気的特性から上記圧接力を1001<g/C
fil未満にすることが望ましいという実験結果を考慮
して、各素子の種類によつてアルミニウム板11の厚さ
が設定される。また、本実施例では、従来の貴金属であ
る銀板のかわりにアルミニウム板を用いたものであるが
、本発明はこれに限定されるものではなく、上記したよ
うに素子の電気的特性の面から圧接力が100k9/0
f1Lで塑性変形できる軟らかさのもの、言い換えれば
ビツカース硬度40Hv以下の非鉄金属であればよく、
例えばカドミウム、銅、インジウム、鉛、スズ、亜鉛そ
れぞれの単一金属またはアルミニウムを含んで上記単一
金属を主成分とする合金材料を使用しても同様な効果が
得られるものであり、要はビツカース硬度40Hv以下
で加工性および展延性に優れ、且つ結晶構造が面心立方
格子あるいは面心正方格子である非鉄金属であれば同様
の効果を有するものである。
以上述べたように、本発明に係わる半導体装置によれば
、主電極体間に圧接される半導体素子に変形が生じても
、小さな圧接力で主電極体との接触を良好にし、これに
より電気・熱的特性の劣化を防止するとともに、低コス
ト化を図ることができる等の種々の優れた効果を有する
【図面の簡単な説明】
第1図はシリコン基板とこれにろう接される支持金属板
を説明するための断面図、第2図は従来の半導体装置の
一例を示す断面図、第3図は本発明に係わる大電力用の
半導体装置の一実施例を示す断面図、第4図および第5
図はシリコン基板と支持金属板との熱膨張率の差によつ
て生ずる変形および圧接力を示す図である。 図において、1・・・・・・シリコン基板、2・・・・
・・アルミニウム合金層、3・・・・・・支持金属板、
4・・・・・・アルミニウム層、5,6・・・・・・主
電極体、8・・・・・・絶縁体、9・・・・・・ダイヤ
フラム、10,15・・・・・・溶接フランジ、11・
・・・・・アルミニウム板。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 半導体素子と、この半導体素子がろう付けされた支
    持金属板と、この半導体素子と支持金属板を圧接挾持す
    る主電極とを有し、上記主電極による半導体素子と支持
    金属板の圧接圧力が100kg/cm^2未満である半
    導体装置において、上記主電極体と半導体素子との間あ
    るいは主電極体と半導体素子との間の少なくとも一方に
    、ビツカス硬度40Hv以下の軟らかい非鉄金属からな
    り、その厚さが上記半導体素子の最大そりの1/2以上
    である金属層を設けたことを特徴とする半導体装置。
JP3986377A 1977-04-06 1977-04-06 半導体装置 Expired JPS5929142B2 (ja)

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JP3986377A JPS5929142B2 (ja) 1977-04-06 1977-04-06 半導体装置

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JPS53124975A JPS53124975A (en) 1978-10-31
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JPS6025899Y2 (ja) * 1980-07-14 1985-08-03 日本電気株式会社 電力用半導体装置
JPH0693468B2 (ja) * 1988-08-09 1994-11-16 株式会社東芝 圧接平型半導体装置

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JPS53124975A (en) 1978-10-31

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