JPS5928373Y2 - 避雷器の劣化検出装置 - Google Patents

避雷器の劣化検出装置

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JPS5928373Y2
JPS5928373Y2 JP15960478U JP15960478U JPS5928373Y2 JP S5928373 Y2 JPS5928373 Y2 JP S5928373Y2 JP 15960478 U JP15960478 U JP 15960478U JP 15960478 U JP15960478 U JP 15960478U JP S5928373 Y2 JPS5928373 Y2 JP S5928373Y2
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JP
Japan
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current
lightning arrester
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current transformer
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JP15960478U
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JPS5575992U (ja
Inventor
瑞穂 山下
隆 佐々木
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株式会社東芝
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【考案の詳細な説明】 本考案はギャップ付き、又は金属酸化物非直線抵抗体素
子を利用した無ギャップの避雷器に係り、特に避雷器の
保守管理を容易にした避雷器の劣化検出装置に関する。
例えば、金属酸化物非直線抵抗体素子(以下非直線抵抗
素子と略す)を利用した避雷器において、経年劣化等に
よる不具合いチェック等の保守管理は、第1図に示す如
くチェックの都度避雷器1の接地端子2から付磁コイル
3等を経て新たにもれ電流検定器4を接続して、その避
雷器1のもれ電流を測定する事により実施している。
尚、5は絶縁ベースである。
このような構成のものに於いては、保守管理面で、もれ
電流チェックが実施される度に、もれ電流検定器4を避
雷器接地端子2の個所にとり付けて観測される事となり
、甚だめんどうな保守管理となり、常時簡易に保守する
には不向きである。
又、第2図に示す如く、避雷器1の線路側の電流と接地
の接地側の電流を夫々変流器6,7を用いてチェックし
、互の差電流を管理して保守することが考えられる。
しかしながらこのような方法によっても互の変流器6,
7に接続される電流計8,9の違いや、それらを各々読
みとりその後差し引き管理する為、正確な管理が出来に
くく不便である。
尚10.11は変流器二次側保護装置である。
従って本案は以上の点を考慮してなされたもので、避雷
器の線路側電流と接地側電流の差電流を磁気回路を利用
した装置で測定し、これら磁気回路装置を避雷器に常備
しておき、常時避雷器の内部要素である非直線抵抗体素
子等の経年劣化を監視することによる簡便な方法で正確
な差電流チェックが出来、従って正確な保守管理が出来
る避雷器の劣化検出装置を提供することを目的とするも
のである。
以下、本案の構成を第3図に示す一実施例を参照しなが
ら説明する。
内部要素の非直線抵抗体素子31が、絶縁ガス32を封
入しであるハウジング33の中に納められて避雷器が構
成されている。
その避雷器の線路側に第一の変流器34があって、その
二次側に二次側保護装置35が設けられている。
又、避雷器の接地側には第二の変流器37があってその
二次側に二次側保護装置38が設けられている。
かかる第一の変流器34の二次側端子に高透磁率材料か
らなるl対の磁心36−1.36−2にn個巻きでそれ
ぞれ巻装された一次側コイル39−1.39−2を接続
し、また第二の変流器37の二次側端子に上記各磁心3
6−1.36−2なno回巻きでそれぞれ巻装されたも
う一つの一次側コイル40−1,402を抵抗Rを介し
て接続する。
この場合、磁心36−1に巻装された一次側コイル39
−1と40−1.磁心36−2に巻装された一次側コイ
ル39−2と4〇−2により磁心36−1.36−2に
それぞれ生ずる磁束方向は同じ方向となるようにしであ
る。
またこれら磁心36−1.36−2にはそれぞれ励磁コ
イル42−1.42−2と出力コイル43−1.43−
2がすべて同一巻回数として巻装されており、その磁心
36−1.36−2に巻装されている励磁コイル42−
1.42−2とをバイアス用の交流電源ACを介して閉
回路を形成するように接続し、また出力巻線43−1と
43−2とを逆極性にして接続し、その出力端を図示し
ない増幅器に接続する構成としである。
以上の構成で、第3図の一点鎖線で囲まれた部分が一つ
の差電流検出装置39としてまとめられ、この差電流検
出装置39が常時避雷器に図示の如く取付けられている
構成となっている。
次に本案による避雷器の劣化検出装置の作用を第3図に
基いて説明する。
避雷器の線路側の第一の変流器34の二次側に流れる電
流■は磁心361.36−2のn回巻きの一次側コイル
39−1.39−2へ流れる。
そして避雷器の接地側の第二の変流器37の二次側に流
れる電流■。
は磁心36−1.36−2のn。
回巻きの一次コイル40−1.40−2へ流れる。した
がって、磁心36−1.36−2にはこれら二つの一次
コイル39−1と40−1.39−2と40−2のアン
ペアターンによる閉磁路が形成される。
この場合−次側コイル39−1.39−2により発生す
る磁束をφ1.−次側コイル40−1.40−2により
発生する磁束をφ2とすれば磁心36−1.36−2を
通る磁束φはφ=φ1+φ2となる。
一方、磁心36−1.36−2の二次側に巻装された励
磁コイル42−1.42−2を交流励磁することにより
、逆極性に接続された出力コイル43−1.43−2の
出力端には線路側より第一の変流器34を介して流れる
電流■と接地側より第二の変流器37を介して流れる電
流■。
どの差電流(位相も含む)が検出信号として出力される
すなわち、第一の変流器34を介して流れる電流■は磁
心36−1.36−2の一次側でnI、又第二の変流器
37を介して流れる電流■。
は磁心36−1.36−2の一次側でN。
、Ioとなるので、逆極性に接続された出力コイル43
−1.43−2の出力端にはnI−n。
。Ioなる差が検出される。
ここで、I=11−IIとし、また、n11−n o、
I oとすれば、nI−noIo=n(I 1+J
I)−noIo#Iとなり、この差信号JIは出力端よ
り図示しない増幅器により増幅されて検出されることに
なる。
以上の方法で増幅器と組み合せて大電流の微少変化を検
出、測定することができる。
又大電流に対してはnは1回でよく、損失も少なく 1
O−5A程度の検出が可能である。
ところで、避雷器の正常時においてはその内部の各要素
にインピーダンスを有しているため、高圧側電流と接地
側電流との間に差がある。
そこでまず正常時における避雷器の線路側電流■と接地
側電流I。
との差電流JIの大きさくピーク値)又は波形(位相)
を前述した差電流検出装置39により検出し測定してお
き、これを比較基準として用いる。
次に避雷器が経年劣化をきたすと、すなわち内部要素の
非直線抵抗体素子31が経年劣化をきたしたり、異常が
生じてくると、そのインピーダンス値が低下するため、
その部分でのリーク電流が増え、場合によっては短絡状
態になってしまうこともある。
したがって、このような場合には前述した差電流JIは
小さくなり、0になってくる傾向となる。
そこで、この避雷器の線路側電流Iと接地側電流■。
との差電流JIを定期的に検出し、測定して正常時にお
ける前述した比較基準とその大きさの度、合又は位相関
係を判断することにより、避雷器の劣化状態が検出でき
る。
また、差電流AIを常時チェックしていて、そのJIが
ある方向に変動する傾向が出た場合等も避雷器としては
劣化の要注意信号ともなる。
かように、この差電流を測定できる上記の差電流検出装
置39を各変流器を介して避雷器へ並列に常時取り付け
ておく事により、非直線抵抗体素子31の経年劣化、ひ
いては避雷器の経年劣化をチェック出来、簡便にしかも
確実に避雷器の保守管理が出来より安全な運転と共によ
り信頼性のある避雷器が可能となる。
なお、ここでは金属酸化物非直線抵抗体素子を使った避
雷器で説明したが、ギャップ付避雷器にも適用できる。
以上説明したように本案によれば、避雷器の線路側及び
接地側に夫々変流器を介して避雷器に並列に差電流検出
装置を設けたので、簡便に線路側と接地側の差電流が検
出でき、それによりギャップレス避雷器では金属酸化物
非直線抵抗体素子の経年劣化を、ギャップ付き避雷器で
は分路抵抗等の経年劣化等がチェック出来、避雷器全体
の経年劣化のチェック、良し悪しの判断等保守管理の面
で有効且つ便利になり、避雷器はより安全な信頼性の高
いものとなる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のもれ電流検定器を利用して保守管理する
避雷器の図、第2図は線路図、接地側で別々の変流器に
より電流を測定しその差電流を管理する事により保守管
理をする避雷器の図、第3図は本案の差電流検出装置を
具備した避雷器一実施例の図である。 31・・・・・・非直線抵抗素子(金属酸化物非直線抵
抗体素子)、32・・・・・・絶縁ガス、33・・・・
・・ハウジング、34・・・・・・第一の変流器、35
・・・・・・二次側保護装置、36−1.36−2・・
・・・・磁心(高透磁率材料)、37・・・・・・第二
の変流器、38・・・・・・二次側保護装置、39・・
・・・・差電流検出装置。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 避雷器と、この避雷器の線路側及び接地側に夫々設けた
    第1及び第2の変流器と、この第1及び第2の変流器の
    二次側に設けられ且つ第1の変流器を介して流れる電流
    と前記第2の変流器を介して流れる電流の差電流を検出
    する差電流検出装置とから成り、この差電流検出装置の
    出力により前記避雷器の正常時における前記差電流の大
    きさ又は位相を基準にして前記避雷器の劣化の度合を検
    出するようにした避雷器の劣化検出装置。
JP15960478U 1978-11-20 1978-11-20 避雷器の劣化検出装置 Expired JPS5928373Y2 (ja)

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JP15960478U JPS5928373Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 避雷器の劣化検出装置

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JP15960478U JPS5928373Y2 (ja) 1978-11-20 1978-11-20 避雷器の劣化検出装置

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Publication Number Publication Date
JPS5575992U JPS5575992U (ja) 1980-05-26
JPS5928373Y2 true JPS5928373Y2 (ja) 1984-08-16

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