JPS5927987Y2 - レ−ザ加工装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は先端部にマニプレータが具えられた自在装置
を付帯したレーザ加工装置に係り、特にマニプレータの
改良に関する。

一般にマニプレータは集光レンズを有していて、被加工
物任意の加工部にレーザ光を集光照射する。

しかし従来のマニプレータには（イ）被加工物に対する
集光点が一定しない。

（ロ）被加工物への入射角が一定せず、照射面積が変化
する。

（ハ）自在性があるため目など人体への危険性がある。

等の問題点があった。

この考案は上記問題点を解消するためになされたもので
、マニプレータの先端にスイッチを３個以上等角度に設
け、これらが同時に動作したときレーザ発振するように
して、安全で安定したレーザ加工ができるようにしたも
のである。

以下この考案を実施例を示す図面に基いて説明する。

図において、１はマニプレータ、２はこのマニプレータ
１の先端部内側に取り付けられ、レーザ光３を集光する
集光レンズである。

また、マニプレータ１の先端部外側には円筒状の位置決
め具４が着脱自在に取り付けられている。

この位置決め具４はマニプレータ１に螺合するかもしく
は二段三段の伸縮式にしてその長さが調節できる構造に
することは自由である。

位置決め具４の下端５には３個のマイクロスイッチ６ａ
、６ｂ、６Ｃが等角度（１２０°間隔）に取り付けられ
ていて、これらスイッチは被加工物７に同時に接触動作
したときに、レーザ光３を発振するようになっている。

したがって等角度に設置されたスイッチ５ａ、６ｂ、６
Ｃにより、加工時における被加工物７と集光レンズ２と
の相対位置が一定になるばかりでなく、スイッチ全部が
同時に働いてレーザ発振されるから、入射角度も一定に
なり照射図積が変化するようなことはない。

また、これらスイッチ６ａ、６ｂ、６Ｃの設置は加工時
の安全を確保する。

なお、上記実施例では接触型のマイクロスイッチを使用
したが、空気マイクロ式のような非接触型のスイッチで
もよい。

【図面の簡単な説明】

図はこの考案の実施例を示す一部切欠き断面図である。 １・・・・・・マニプレータ、４・・・・・・位置決め
具、６ａ、６ｂ、６Ｃ・・・・・・マイクロスイッチ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. マニプレータを備えたレーザ加工装置において、上記マ
   ニプレータの被加工物と対面する先端部に同時に動作し
   たときにレーザ発振を行う複数のスイッチを設けたこと
   を特徴とするレーザ加工装置。