JPS5927986A - アスフアルテン含有炭化水素の溶剤脱れき法 - Google Patents

アスフアルテン含有炭化水素の溶剤脱れき法

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JPS5927986A
JPS5927986A JP13740582A JP13740582A JPS5927986A JP S5927986 A JPS5927986 A JP S5927986A JP 13740582 A JP13740582 A JP 13740582A JP 13740582 A JP13740582 A JP 13740582A JP S5927986 A JPS5927986 A JP S5927986A
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  • Production Of Liquid Hydrocarbon Mixture For Refining Petroleum (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 れき法に関し、さら(・こ許しく frよアスファルテ
ン含有炭化水素に特定の化合物および特疋の浴剤を研加
してアスファルテンを効率的(こ・、す離することt%
敵とするアスフrルテン含有炭化水素の改良された溶剤
膜れき法に関する。
一般に天然から得られる炭化水素,1.l4ほ芳香h3
cljj ′+)を多くき有しており、さらにその中に
は炭素やJえ素点外(′)原子、すなわち種々の金(帆
成分や髄ハ、窒素などGつ原子を含む化合物をa紬して
含有している比較的高分子量のアスファルテンが多量に
存在する。このような炭化水素中のブスファルテンは、
7°ことえば重質油の接触水素イし処理−や接触’.’
) l’i′l’土程において、その中に含まれる金属
酸′7)(こより触媒活性を著しく低下させるなどのM
がある。ぞのグこめアスファルテン含有炭化水素全イ]
効利用するための処理工程において、有害成′IJ″″
Cあるアスフーrルテ/を取り除く必要がしはしば生ず
る。
アスクァルテン含有炭化水素からアスファルテ/を除去
する方法としては、一般にはプロieン、ブタンから軽
質ナフサに至る低沸点パラフィン系炭化水素を用いてア
スクァノとテンを分離、除去する溶剤膜れき法が行われ
ている。
この溶剤膜れきプロセスは脱れき部と溶剤回収部から成
っており、脱れき部としては、以前には原料油と溶剤を
混合して複数段のセトう、−でアスクァルテンを分離す
る重力沈降方式が採用されていたが、その分離効率の低
さから、現在ではバッフル塔や回転円盤塔などの抽出塔
を使用し、原料油を塔頂近くから、またプロノぐンくブ
タン、、被ノタジなどの溶剤を塔底近くから張9込み、
約50〜200℃の加熱およびその温度で溶剤が窯発し
ない程度の加圧を行い、塔頂より脱れき油を、また塔底
よシアスファルテンをそれぞれ溶剤を含んだ状態で回収
するという向流抽出塔方式が最も広く採用されており、
この系統の類似した種々のプロセスが発表され、また実
施されている。さらに他の方式としては、K/夕/、ヘ
キサンなどの溶剤を重質油と混合して適温に保持した後
、ハイドロサイクロンによりアスファルテ/を分離する
という強制分離方式や、被ンタンを主成分とした溶剤を
使用し、電場を与えることによりアスクァルテンの沈降
速度を大きくして、セトラーでアスクァルテンの分離を
行うという静電沈降分離方式なども知られている。これ
ら各種の溶剤膜れき方式の詳細については、たとえば[
化学工業1976年12月号」、第31〜第40ページ
などに紹介されている。
しかしながら、向流抽出塔方式は多量の溶剤が必要であ
シ、脱れき油取率もそれほど置くなく、!、た)0ロセ
スとして大規模な抽出塔を必要とするなζその経済性に
問題がある。さらにアスクァルテンを効率よく分離する
ためには長い処理時間が必要であシ、また抽出塔でのフ
、ラノディング防止などのために流量や圧力、温度の厳
密な制御が必要であるなど工業上の操作の面でも繁雑な
点が多。
い。
一方、ハイドロサイクロンを用いる強制分離方式は脱J
しき装置0小型化には有効であるが、十分な分pil[
効率を得るには犬がかりな遠心分離機が必要で、やはり
七〇経済性に問題があり、さらにアスフrルテ/が粘着
性を持つ場合には適用できず、f(Iられる脱れき油(
つ精製度に匍I M’Jかある。−また静電沈降分離方
式は、アスフブルテノを分離するため(ごは大きな電圧
をかけなければならず、その実用]性(こは問題がある
以上のように、アスク・1ルチン含有炭比水素C)1岨
来公ナロ(つむダ肖y111児れき法は、ぞの削土、首
付やアスクァルテンに対する選択性などの点で煉々(:
)問題〃・あ・)た。
そこで本発明堪らは上記の公知方法0問題点をl駐浅す
るため(こ11)1究を車ねた結果、本発明を先成する
に至った。
本発明はアスフノ゛ルチン含有炭1ヒ水ヌ6ツ・1り、
金1・冗含1f量か多く、昂ダ3プロセス上−L’ F
l虫媒清性の低−)やコーキングなと0問題を引き起こ
す有害なアスクァルテンを短い処理時間および前年なプ
ロセス(こより、安価に、しかも十分な)8択バ、;で
分剤して、アスファルテ/を除去した、水素化分析やシ
フ10動接触分解などの原料油として望捷しい脱れき油
を効果的に寿る方法を提供することを目的とする。
すなわち、本発明は、アスファルテ/3有炭IL:水素
に [ID N−アンルアミノ酸のエステル、アミドおよび
アミン塩の中よシ選ばれる1 1y、 W4以上のN−
アンルアミノ「辰5カ体、 および シ■〕以十の(+)〜(4)の中より選ばれるl(重ジ
ー1以上の浴剤、 (1) iM =<2敢;う〜20(っ脂肪族および脂
蝶式炭出水(2)炭素421〜10の飽和脂肪族および
n& 和1jt、r bi式炭fヒ水素、 (3)液体二jljN化水素、 (4)へ(ト二酸、比炭素、 を添加して、アスクァルテンを沈降5) MIVするこ
とにより力児れき油を得ることを特徴とするアスフーI
ルチン含有炭比水素の溶剤膜れき法を提g(するもので
ある。
す、下、本発明によるアスファルテン含有炭化水素の溶
剤膜れき法についてより具体的に説明する。
本発明でいうアスファルテン含有炭化水素とは、通常ア
スファルテンを1〜50重量%、好ましくは3〜30重
量係含む種々の炭化水素類のことであり、具体的には、
たとえばオイルシェールやオイルザンドおよびタールサ
ンドから得られる各種の油、石油系原油、これらを各種
方法で分解して1得られる油、あるいは蒸留その他の操
作によシこれらの油から軽質分を一部または大部分分離
除去したものもしくはそれらの混合物などをあげること
ができる。本発明に使用する原料のアスファルテン含有
炭化水素としては、以上各種の油の中でも石油類の精製
工程における原油の常圧蒸留残渣油、減圧蒸留残渣油も
しくは分解残渣油が好ましい。
本発明でいうCI)の化合物は、N−アシルアミノ眩の
エステル、アミドおよびアミン塩の中よシ選ばれる、常
温、常圧で固体状の1種類以上のN−アシルアミノ酸誘
導体(以下、「N−アシルアミノ酸誘導体」という)で
ある。
ここでいうN−アシルアミノ酸のエステル、アミドおよ
びアミン塩とは、アミノ酸のアミン基の水素原子が適当
なアシル化剤によってアシル&に置換されてN−アシル
アミノ基となっており、かつアミノ酸のカルボキシル基
がアルコール/によってエステル化、アミド化あるいは
アミン塩化されている化合物のことである。
本発明でいう〔I〕のN−アシルアミノ酸誘導体の製造
法は任意であり、公知の製造法が適用できるカベ例えば
N−アシルアミノ酸エステルおよびN−アシルアミノ酸
アミドは、゛アミノ酸をN−アシル化後、酸性触媒の存
在下または無存在下でアルコールまたはアミンを加え、
溶媒の存在下捷たは無、存在下に加熱することにより容
易に得られる。捷た、上記アミノ酸をエステル化または
アミド化後適当なアシル化剤によりN−アシル化するこ
とによっても得られる。一方、N−アシルアミノ畝アミ
ン塩は、例えばN−アシルアミノ酸をアミンで中和する
ことにより容易に得られる。しかしながら、本発明はこ
れら製造法に何ら制約されるものではない。
N−アシルアミノ酸誘導体の原料となるアミンばとして
は、α−アミノ酸、β−アミノ酸、ε−アミノ酸などの
各種アミノ酸およびこれらアミノ酸のN−メチル置換体
、N−エチル置換体、α−メチル置換体、α−エチル置
換体などが挙けられる。具体的には例えば、グリシン、
α−アラニン、バリア、ロイシン、インロイジノ、セリ
ノ、トレオニ/、アスパラギン酸、グルタミン酸、アス
/eラギン、グルタミン、リジン、δーヒドロキ7リノ
/、アルギニン、システィン、シスチン、メチオニン、
フェニルアラニン、チロシン、α−アミノ酪酸、α−ア
ミノイソ酪酸、オルニチン、ヒスチジン、3,4−ノヒ
ドロキシフェニルアラニン、βーアラ二/、ε−アミノ
カプロン酸、上記アミノ酸のN−メチル置換体、N−エ
チル置換体、α−メチル置換体、α−エチル置換体およ
びこれらの混合物などが好ましく、グリシン、α−アラ
ニン、バリン、ロイシフ、グルタミン酸、1)ノ/、フ
ェニルアラニ/、ε−アミノカフ0ロノ酸およびそれら
の混合物が特に好ましい。また大豆、酵母、魚肉などの
蛋白質の加水分解物やアミノ酸製造廃液中に残存するア
ミノ酸なども好ましくイ史用さ才しる。
N−アシルアミノ酸誘導体のN−アシル基1d−、炭素
数1〜30の直鎖または分枝状の飽オu1不fi’&和
の脂肪族アシル基または芳香族アシル基である。
特に炭素数6〜22のアシル基が好ましく、具イ本的に
は例えば、カプロイル基、イソカプロイルヘプタノイル
基、カプリロイル基、ノナノイル基、カブリノイル基、
ラウロ4ル基、ミ1ノストイル基、バルミトイル基、ス
テアロイル基、イソステアロイル基、アイコサノイル基
、ドコサノイル基、オレオイル基、リルオイル基、ヘン
ソ゛イル基、トルオイル基、ノニルベンゾイルi、l’
デシルべ7ゾイル基、シンナモイル基およびこれらの混
合アシル基が挙げられる。その他、ヤシ油や牛)1旨な
との天然脂肪酸から誘導される混合脂肪酸のアシル基も
好ましく用いられる。
クリジノ、α−アラニア、バリン、ロイ7ノ、グルタミ
ン酸、フェニルアラニン、ε−アミノカプロ/酸などの
ように、1分子中に1個のアミン基しか有さないアミノ
酸を原料として用いる場合には、そのアミン基は必ず上
記アシル基にょシN−アシル化されていることが必要で
ある。一方、リジンなどのように、1分子中に2個以上
のアミン基を有するアミノ酸を原料として用いる場合に
は、1個以上のアミノ基がN−アシル化されていれば十
分であるが、すべてのアミノ基がN−アシル化されてい
ることが好ましい。
N−アシルアミノ酸エステルの製造に使用されるアルコ
ールは、炭素数1〜30の直鎖または分枝状の飽和、不
飽和の脂肪族アルコール、脂環式アルコール、芳4iM
アルコール、フェノール、アルキルフェノール、アルコ
ール成分の炭素数が1〜.30であるポリオキ/アルキ
レンモノエーテル、カルボン酸成分の炭素数が1〜30
であるポリオギンアルキレノカルボン酸モノエステル、
多価アルコールカルボ/酸モノエステルおよびこれらの
炭素数1〜30の直鎖捷たは分枝状のr!ト1[」、不
飽和の脂肪族アルコール、脂環式アルコール、芳香族ア
ルコール、フェノール、およびアルキルフェノールとし
ては、特に炭素数6〜22のものが好ましく、具体的に
は例えば、ヘキ/ルアルコール、ヘノチルアルコール、
オクチルアルコール、ノニルアルコール、デシルアルコ
ール、つ/デジルアルコール、ラウリルアルコール、ト
コフルアルコール、ミリスチルアルコール、被ンクデフ
ルアルコール、セチルアルコール、ヘノ0タデンルアル
コール、ステアリルアルコール、インステアリルアルコ
ール、エイコシルアルコール、トコフルアルコール、オ
レイルアルコール、リルイルアルコール、シクロヘキシ
ルアルコール、メチルシクロヘキシルアルコール、エチ
ルシクロヘキシルアルコール、へ/ノルアルコール、α
−メチルベ/ジルアルコール、フェネチルアルコール、
メチルベンジルアルコール、ノニルヘノノルアルコール
、ドアシルベンジルアルコール、フェノール、クレゾー
ル、ノニルフェノール、ドデシルフェノールおよびこれ
らの混合物が挙げられる。
アルコール成分の炭素数が1〜3oであるポリオキ/ア
ルキレンモノエーテルとは、一般式RO(−R’O+n
H[式中、Rは炭素数1〜3oの炭化水素基、R′はエ
テレ/基または70ロピレン基、nは1〜20の整数を
示す〕で表わされる化合物である。ポリオキシアルキレ
ンモノエーテルのアルコール成分としては、特に炭素数
6〜3oのアルコールから誘導されるものが好ましく、
具体的には例えば、前述のアルコールと同様のアルコー
ルから誘導されるものが挙げられる。このようなポリオ
キシアルキレンモノエーテルとしては、具体的には例え
ば、ポリオキシエチレンオクチルエーテル、ポリオキン
エチレンラウリルエーテル、ポリオキンエテレ/ステア
リルエーテル、ポリオキシエチレンオレイルエーテル、
目?リオキンエチレンノニルフェニルエーテル、ポリオ
キシゾロビレ/セチルエーテル、ポリオキンノロピレノ
オレイルエーテル、醪すオキシェテレ/−ポリオキ7プ
ロピレン共重合ラウリルエーテルおよびこれらの混合物
などが挙げられる。
カルボン酸成分の炭素数が1〜30であるポリオキンア
ルキレノカルボン酸モノエステルとは、一般式R′dO
O(−R′0+nH〔式中、R′はエチレン基且たはプ
ロピレン基、R〃は水素原子もしくは炭素数1〜29の
炭化水素基およびnは1〜20の整数を示す〕で表わさ
れる化合物である。ポリオキ7アルキレンカルボン酸モ
ノエステルのカルボン酸成分は、炭素数1〜30の直鎖
捷たは分枝状の、飽オロ、不飽和の脂肪族カルボ/酸、
芳香族カルボン酸およびこれらの混合物より誘導される
ものであゃ、特に炭素数6〜220カルボ/酸より誘導
されるものが好ましい。このようなカルボ/酸としては
、具体的には例えば、カプロン酸、イソカプロ/酸、ヘ
ゾタン酸、カプリル酸、ノナン酸、カプリン酸、ラウリ
ン酸、ミリステ/酸、ノぞルミテン酸、ステアリン酸、
イソステアリノ酸、アイコサン酸、トコサン酸、オレイ
ン酸、リノール酸、安息香酸、トルイル酸、ケイ皮酸、
エチル安息香酸、ノニル安息香酸、ドデシル安息香酸お
よびこれらの混合物などが挙げられる。ポリオキシアル
キレンカルボッ酸モノエステルとしては、具体的には例
えば、ポリオキシエチレンカプリン酸モノエステル、ポ
リオキシエチレンステアリン酸モノエステル、ポリオキ
シエチレンインステアリ/酸モノエステル、醪すオキシ
エチレンオレイ/酸モノエステル、ポリオキシエテレノ
ラウリン酸モノエステル、ポリオキシゾロピレン/eル
ミチノ酸モノエステル、ポリオキシエテレ/−ポリオキ
シプロビレ/共重合ラウリン酸モノエステルおよびこれ
らの混合物などが挙げられる。
カルボッ酸成分の炭素数が1〜30である多価アルコー
ルカルボン酸モノエステルトハ、上記有機酸と3価〜8
価の脂肪族多価アルコールとのモノエステルである。脂
肪族多価アルコールとしては、特に3価〜6価のものが
好ましく、具体的には例えば、グリセリン、ジグリセリ
ン、トリメチロ − ル フ0 ロ ハ/、   テ 
ト  リ  ソ  ト  (エ リ  ト  リ  ソ
  ト 、   トン4ツト)、ヘンタエIJ ト’)
ソト、ヘンナツト(アトニット、アラビット、キシリッ
ト)、′ベキ/ノド(プリント、グリット、ツルビット
、マノニット、イノソト、ズルシット)およびこれらの
混合物があげられる。このような多価アルコールカルボ
/酸モノエステルとしては、具体的には例えは、グリセ
リンカプリン酸モノエステル、グリセリ/ラウリン酸モ
ノエステル、ジグリセリ7ミリステ/酸モノエステル、
トリメチロールグロパ7ステアリン酸モノエステル、エ
リスリソトパルミチノ酸モノエステル、被/クエリスリ
ットイソステアリン酸モノエステル、ツルピノ!・オレ
イノ酸モノエステルおよびこれらの混合物などが挙げら
れる。
一方、N−アシルアミノ酸アミドの製造に使用されるア
ミンは、アンモニア、炭素数1〜30の第1級アミン、
炭素数2〜60の第2級アミンおよびこれらの混合物で
ある。第1級アミンおよび第2級アミンとしては、直鎖
または分枝状のN1、不飽和の脂肪族アミン、脂環式ア
ミン、芳香族アミンおよびアミノアルコールが使用でき
る。このようなアミンとしては、具体的には例えは、ア
ノモニア、メチルアミン、エチルアミン、グロビルアミ
ン、ブチルアミ/、ペンチルアミ/、ヘキシルアミン、
ヘプチルアミン、オクチルアミン、ノニルアミン、デシ
ルアミン、ウンデシルアミン、ラウリルアミン、トリデ
シルアミン、ミリ′スチルアミ/、−′−2ツタデシル
アミン、セチルアミノ、ヘゲタデフルアミン、ステアリ
ルアミン、インステアリルアミン、エイコシルアミン、
トコシルアミノ、オレイルアミン、リルイルアミノ、シ
クロへブチルアミン、メチルシクロへブチルアミン、シ
クロヘキシルアミン、メチルシクロヘキシルアミン、エ
チルシクロヘキシルアミン、ベンジルアミン、α−メチ
ルベノジルアミン、フェネチルアミン、メチルベンジル
アミン、ノニルベンノルアミン、ドデシルベンジルアミ
ン、アニリン、トルイジノ、キシリジン、ノニルアニリ
ン、ドデシルアニリン、エタノールアミン、プロパツー
ルアミン、ブタノールアミン、ジメチルアミ/、ノニル
アミン、ノゾロビルアミ/、ジブチルアミ/、ノ波ンチ
ルアミン、ジブチルアミン、ノヘプチルアミノ、ノヘキ
シルアミン、ノヘノ0チルアミン、ノオクチルアミン、
ジノニルアミン、ノブフルアミ/、ジウンデフルアミン
、ジラウリルアミン、ノドリプシルアミノ、シミリスチ
ルアミン、/゛べ/タデジルアミノ、ノニルアミン、ノ
ヘ70タデジルアミ/、ジステアリルアミン、ノイソス
テアリルアミン、ノエイコシルアミ/、ノドコンルアミ
ン、ノオレイルアミノ、シリルイルアミン、ジ、フェニ
ルアミン、ノエタノールアミン、ノブロバノールアミン
、ノプタノールアミ/およびこれらの混合物などが挙げ
られるが、特に炭素数・1以上の第1級および第2級ア
ミンが好ましい。
またN−アシルアミノ酸アミン塩の製造に使用されるア
ミンは、アノモニア、炭素数1〜30の第1級アミン、
炭素数2〜60の第2級アミン、炭素数3〜60の第3
級アミンおよびそれらの混合物である。第1級アミンお
よび第2級アミ、ンとしては、前述のアミ/と同・腫の
ものが吠用できる。
また第3級アミンとしては、炭素数3〜30、好ましく
は6〜30の直鎖−または分枝状のN111、不飽和の
脂肪族アミン、脂環式アミン、芳香族アミンおよびアミ
ノアルコール、具体的にはし11えは、トリエチルアミ
/、トリデシルアミン、トリブチルアミン、トリペンチ
ルアミ/、トリヘキシルアミン、トリへブチルアミン、
トリオクチルアミン、トリノニルアミン、トリデシルア
ミン、トリフェニルアミン、トリエタノールアミンおよ
びこれらの混合物などが挙げられる。
本発明のN−アシルアミノ酸誘導体において、原料とし
て、グリシノ、α−アラニン、バリン、ロイン/、リジ
ン、フェニルアラニン、ε−アミノカゾロノ酸などのよ
うに、1分子中に1個のカルボキシル基しか有さないア
ミノ酸を用いる場合には、そのカルボキシル基は必ず前
記のアルコールやアミンによりエステル化、アミド化も
しくはアミン塩化されでいることが必要である。一方、
グルタミン酸などのように、1分子中に2個以上のカル
ボキシル基を有するアミノ酸を用いる場合には、1個以
上のノJルHξキシル基がエステル化、アミド化もしく
はアミン塩化されていれば十分であるが、すべてのカル
ボキシル基がエステル化、アミド化もしくはアミン塩化
されていることか好ましい。
本発明のN−アシルアミノ酸=m体として!時Vご好ま
しい化合物としては、具体的には例えは、N−カフ0ロ
イルグリシ/ラウリルエステル、N−カプリロイル−α
−アラニジステアリルエステル、N−ラウロイルバリン
ラウリルエステル、N−ステアロイルロイシフブチルエ
ステル、N−カノロイルグルタミ/酸ノラウリルエステ
ル、N−ラウロイルグルタミン酸ノラウリルエステル、
N−ラウロ4ルグルタミ/酸ジセテルエステル、N−ラ
ウロイルグルタミン酸ノ(2−エチルヘキシル)エステ
/l/、N−ラウロイルグルタミン酸ジステアリルエス
テル、N−ラウロイルグルタミン酸ノ(2−オクチルド
デシル)エステル、N−ラウロ4ルグルタミン酸ノ(ポ
リオキシエチレンモノラウリルエーテル、N−カプロイ
ルグルタミン酸)(ポリオキ/エチレンラウリン酸モノ
エステル)エステルNα+ N E−シカノロイルリジ
ンラウリルエステル、N“、NE−ノカプリロ4ルリジ
ンステアリルエステル、N”、NE−ノラウロイルリノ
ンステアリルエステル、NaNg−ン°ステアロイルリ
ノンオクチルエステル、N−カプロイル−ε−アミノカ
プロ/顯セチルエステル、N−ラウロイル−ε−アミノ
カプロン酸ラウリルエステル、N −i9ルミトイルー
ε−アミツうゾロン酸ラウリルエステル、N−ラウロ4
ルフエニルアラニンミリステルエステル、N−カプロ4
ルグリン/ステアリルアミド、N−カッ0ロイルグリシ
/(ジステアリル)アミド、N−ラウロイルバリ/ラウ
リルアミド、N−ステアロ4ルグリシノラウリルアミド
、N−ステアロイル−α−アラニ/セチルアミド、N−
ラウロイルバリ/ラウリルアミド、N−ラウロイルバリ
/ブナルアミド、N−ステアロイシロ4シンブチルアミ
ド、N−カッ0ロイルグルタミン酸ジラウリルアミド、
N−ラウロイルグルクミノ酸ノグチルアミド、N−ラウ
ロイルグルタミン酸ノオクチルアミド、N−ラウロイル
グルタミノ酸ジラウリルアミド、N−ラウロイルグルタ
ミン酸ジステアリルアミド、N−ノノプリロイルグルク
ミ/酸ノステアリルアミド、N0χNE−シカブロイル
リッツラウリルアミド N(1、N E−ノカノリロイ
ルリノンラウリルアミド、Na、 N E−ノステアロ
4ルリノノステアリルアミド、N−ラウロイルフェニル
アラニンラウリルアミド、N−カプロイル−ε−アミノ
カプロン酸ラウリルアミド、N−カッ0リロイルグリン
/ステアリルアミン塩、N−ステアロイル−α−アラニ
ノラウリルアミン塩、N−ラウロイルバリ/ラウリルア
ミノ」盃、N−カッ0ロイルロア1//ステアリルアミ
/塩、N−ラウロイルグルタミン醒ノオクチルアミン塩
 Ntt 、 N e−ノラウロイルリ、゛/ステアリ
ルアミン塩 N(、PH1−・ツノにルミトイルリノ/
ラウリルアミン塩、N(r 、 N E−・ノカゾリロ
イルリノ/ステアリルアミン塩、N−パルミト4ルーε
−アミツカゾロン酸ミリスチルアミ/j、)λ、N−ラ
ウロイルフェニルアラニンラウリルアミンj益、νよひ
これらの混合物などが挙げられっ。
本発明において、〔1〕のN−アシルアミノl扱r:A
5導体として、どのような形状のものを用いようと任意
であるが、好ましくは粒径0.1μ〜3.0 Ti1m
%より好ましくは1 tt 7−1.5 mmz特に好
ましくは1 (,1μ〜1. Oamの顆粒もしくは粉
末として使用するのが望−ましい。
また本発明でいう〔■〕の溶剤とは(1)炭素数3〜2
0、好ましくは3〜8の脂肪族もしくは脂環式炭化水素
、(2)炭素数1〜10、好ましくは1〜50Lへ和脂
肪族もしくは飽和脂環式1価アルコール、(3) ?’
J体二体化硫化水素び(4)液体二酸化炭素の中より選
ばれる1種類以上の溶剤のことである。
(1)の炭素数3〜20、好ましくは炭素数3〜8の脂
肪族もしくは脂環式炭化水素は飽和炭化水素でも不飽和
炭化水素でもよく、また脂肪族炭化水素は直頚状でも分
枝状でもよい。飽和)脂肪族炭化水素としてはたとえば
プロパン、n−ブタン、メチルプロA7、n−ペンタノ
、メチルブタン、エチルプロ”/ 、n−ヘキサン、n
−へブタン、n−オクタン、n−ノナン、n−デカ/、
2,3−ノエチルヘキサン、2,3.5−1−リメチル
へブタ/、n−ドfカッ、3−エチル−5−ブチルオク
タン、n−波ブタデカ/、3−ブチル−6−メチルデカ
7、n−オクタデカンおよびn−ノナデカ/などが、飽
和脂環式炭化水素としてはたとえ−、/クロベンクン、
7クロヘキサン、デカリノ、2−メチルブタン/、ヘゲ
チルシクロヘキサン、オクチルシクロヘキサ/およびド
デシル7クロ被/タノなどがあげられる。また不飽和脂
肪族炭化水素としてはたとえばノーブテン、1−被/テ
/、■−ヘキセン、2−メチル−1−梨ンテノ、■−ヘ
プテ/、3−エチル−1−ペンテノ、■−オタテ/、3
−メチル−1−オクテ/および1−デ七ノなどが、不飽
和脂環式炭化水素としてはたとえばンクロー′!!/テ
/、シクロヘキセン、2−メチルシクロヘキセン、2−
エチルシクロペンテン、2−プロ   ゛ビルシクロペ
ンテン、2−ブチルシクロにンテ/およびオクタハイド
ロナフタレ7などかあげられる。
本発明における〔■〕の(1)の溶剤としてはここに例
示した化合物およびそれらの混合物などが使用されるが
、プロノぐン、n−ブタン、n−ヘプタノ、n−ヘキサ
ン、n−ヘプタノ、シクロペンタノ、/クロヘキサ/、
シクロペンテン、シクロヘキセ/、2−メチルソクロヘ
キセ/およびそれらの混合物が好ましく使用される。
またさらilこ[10の(1)の溶剤として、上記の種
々の炭化水素の混合物であるところの、原油を常圧蒸留
することにより得られるLPG留分、軽質力゛ソリノ留
分、重質ガソリン留分、灯油留分およびこれらの混合物
なども同様に本発明に使用することができる。
(2)の炭素数1〜10.好ましくは1〜5の記和脂肋
族もしくは飽和脂環式1価アルコールとしは、たとえば
メタノール、エタノール、n−プロパツール、インプロ
パノール、n−エタノール、n−ペンタノール、n−ヘ
キサノール、n−ヘプタツール、n−オクタツール、シ
クロペンタノール、シクロヘキサノールおよびこれらの
混合物などがあげられるが、。−プロパツール、イソフ
0ロバノー ル、n−ブタノール、n−ペンタノールお
よびこれらの混合物が好ましく使用される。
本発明でいう〔■〕の溶剤はト記(1)、(2)の化合
吻、(3)液体二硫化水素および(4)液体酸化炭素の
中より選ばれる1種類以上の化合物のことであり、これ
らd、純品であってもよく、1だ不純物として少用の水
などを含有していてもよい。壕だこれらの溶剤は1種類
だけを単独で用いてもよく、さらに2種類以」二を混合
した混合剤の形で使用してもよい。単独で使用する際の
溶剤としテハ、フロノPン、n−ブタ7、rl−ペンタ
ン、n−ヘキサン、n−ハフ0タン、n−7’ロパノー
ノムイソソロノぞノールおよびn−ブタノニルがより好
捷しく、その中テもプロパン、n−ブタン、n−波ンタ
ンおよびn−ブタノールが特に好ましい。丑だ混合して
使用する際の溶剤系トしてはプロ/?ン、n−ブタン、
n−ペンタノの中から選ばれる飽和脂肪族炭化水素とn
−プロ・ぐノール、インプロパノール、n−ブタノール
の中から選ばれる飽和脂肪族1価アルコールとの混合溶
剤系がより好ましく、その中でもn−ペンタノとn−ブ
タ/ −ルの混合溶剤系が特に好ましい。
本発明において、アスファルテン含有炭化水素に対する
〔1〕のN−アシルアミノ酸誘導体の添加量は任意であ
るが、多量しこ添加する必要はなく、好捷しくけアスフ
ァルテノ含有炭化水素に対1〜て0.0001〜10重
量%、より好ましくは0.001〜1重量係添加するの
がよい。このような少量のN−アシルアミノ酸誘導体を
添加するだけでアスクァルテン含有炭化水素よシアスフ
アルテンを十分短時間で効率よく分離できるのが本発明
の大きな特徴である。
一方、アスクァルテン含有炭化水素に対する〔■〕の溶
剤の箭加量も同様に任意であるが、好ましくはアスクァ
ルテン含有炭化水素1重量部に対して05〜20重量部
、より好ましくは1〜10重量部、さらに特に好ましく
は2〜8重量部添加するのがよい。
本発明に従い、アスク−rルテ/含有炭化水素に[1)
のN−アシルアミノ酸誘導体と〔■〕の溶剤を陰加すれ
ば、原料炭化水素中のアスクァルテンは体やかに沈降分
離する。本発明ではアスファルテ/含有炭化水素に対し
て上記の処理を行った後、アスフーjルチンをほとんど
含まない炭化水素(以下脱れき油という)と沈降分離す
るアスファルテ/とが容易に工業的分離できるまで系を
静置するのが好ましい。
本発明を実施するにあたり、使用するプロセスはまった
く任意である。新たに溶剤量れきプロセスを設計、建設
しなくても、従来用いられている自流抽出塔や強制分離
方式などの溶剤量れきプロセスを用いて本発明を実施す
ることができ、それにより従来法に比べてアスファルテ
/の分離効率の向上、分離に要する処理時間の短縮なと
のめさましい効果が得られる。さらに向流抽出塔方式溶
剤量れきプロセスを用いて本発明を実施する場合には、
パンフル塔や回転円盤塔などの向流抽出塔内でのフラッ
ディングが防止されて、かつ従来法に比べて使用する溶
剤量が少なくてすむという効果があり、また強制分離方
式溶剤量れきプロセスを用いて本発明を実施する場合0
こは1吏用する強?lI’j分離機の負荷を大幅に低減
できるという効果もある。
以上のように本発明は従来用いられているltj剤脱れ
きプロセスにおいても容易に実施でき、しかもすばらし
い効果をあげることができるが、本発明の方法の利点を
最大限に生かすには向流抽出塔ヤ強制分離機などを用い
ないシンゾルなプロセスが望寸しい。そういう意味で本
発明を実施するのに最も好ましいプロセスは、セトラー
のみにょ9アスフ、−ルチンを分離する重力沈降方式の
溶剤量れきプロセスである。先に示した従来法ではアス
ンrルテ7の静置分離は不可能であり、したがって向b
IL抽出塔やザイクロン、遠心分離機のような強制分離
機が必要であった。それに対して本発明ではアスクァル
テンは原料の炭化水素より速やかに沈降分離するので、
アスファルテ/の除去が静置分離により容易に行える。
本発明に従えば、アスクァルテン含有炭化水素の溶剤量
れき法C・ごおいて向1)IL抽出塔や強制分離機のよ
うな犬がかシな設aiiiを省略することができ、プロ
セスの経済性を大きく高めることができる。
本発明において、原料のアスファルテ/介有炭山水素に
〔1〕のN−アシルアミノ酸誘4体とCIDの溶剤を添
加する方法は任意である。原料炭化水素にN−アンルア
ミノ酸誘導体を添加した後にr+’:+剤をラインミキ
シングなどにより添加することも可能であるが、分離効
率の点から考えて、原料炭化水素にN−アジルア゛−ミ
ノ酸誘導体と浴剤を同0−′lに加えるか、もしくは先
に原料炭化水素にfB剤を添加しておき、fAでN−ア
ンルアミノ酸1−シλ11体を添加する方法が好ましい
。N−アブルアミノ1!2 n得体と溶剤を同時に原料
炭化水素に(:」g Ullする方法としては、たとえ
ばそれぞれ別のラインよりN−アシルアミノ酸誘4I体
と溶剤を添加する方法や、あらかじめN−7フルアミノ
1俊訪尋体と溶剤を、昆合しておき、その混合物を原料
炭化水素に加える方法などを採用することができる。ま
た、N−アジルアξ)酸誘導体の添加を2度に分り、た
とえば溶剤と同時に添加するとともに、さらにアスrア
ルテンの沈降を促進するためにより下01Lのラインに
おいてN−アシルアミノ酸訪畳体をイaj加1−ること
も可能である。
本発明を重力沈降力式の溶剤量れきプロセスにより実施
する場合には、原料のアスファルテン含有炭化水素とN
−アシルアミノ酸誘導体および溶剤をミキサーで混合す
るか、あるいはあらかじめN−アシルアミノ酸誘導体と
溶剤とを混合しておき、その混合物と原料炭化水素とを
ミキサーで混合した後にセトラーに張り込み、ここでア
スファルテ/を静置分離させる方法が好ましい。また先
に原料炭化水素と溶剤をミキサーあるいはラインミキシ
ングなどにより混合してセトラーに張り込み、このセト
ラーにおいてN−アシルアミノ酸督へ4体を添加する方
法も同様に好ましく採用される。
一方、従来の向流抽出塔方式の溶剤脱れきゾロセスによ
り本発明を実施する場合には、向流抽出塔への溶剤張9
込みライ/にN−アシルアミノ酸誘導体添加ラインを設
け、両名の混合物として基低下部より張9込む方法が、
装置の大かかシな改造の必要もなく好ましい。また強制
分離方式の溶剤脱れきノ°ロセスにより本発明を実施す
る場合には、原料炭化水素と混合される溶剤の供給ライ
ンにN−アシルアミノ酸誘導体添加ラインを設け、両者
の混合物として原石炭化水素と混合するか、もしくはミ
キサーで原料炭化水素とN−アシルアミノ酸誘導体およ
び浴剤を同時に混合した後しこ強fiil1分離機Vこ
かけるのが好ましい。
さらに本発明の実施形態の一つとして、従来の溶剤脱れ
きプロセスによりアスファルテ/を一次分離した後、自
流抽出塔や強制分離機より張9出される脱れき油−溶剤
混合物中になお含丑れているアスファルテ/を分離する
ため、この混合液にN−アンルアミノ酸誘導体を添加し
、セトラーなどの分離装置を用いてアスファルテンの二
次分離を行う方法も好ましく採用される。この方法では
アスファルテンの一次分離の際に、さらに本発明に従っ
てN−アンルアミノ酸誘導体の慨加を併用することも可
能である。
本発明でアスファルテン含有炭化水素に〔l〕のN−ア
シルアミノ酸誘導体と[11〕の浴+Jllを説加し、
さらにアスファルテンを分離する際のプロセスの温度お
よび圧力は[L]の溶剤の種類によシ異なるが、プロセ
スの温度があま9低温では原料のアスファルテノ含有炭
化水素の流動性が悪くなっブζす、分離したアスファル
テンの取り扱いが困難になり、−力あまり高温では溶剤
の気化を防ぐために高圧が必要となるばか9か、系にお
いて組合反応や血合反応などの好ましくない反応が起こ
る恐れがある。したがって一般に〔I〕のN−アシルア
ミノ酸誘導体と[n)の溶剤を添加し、さらにアスファ
ルテノを分離するまでのプロセスの温度は好ましくは0
〜250℃、より好ましくil″J:20〜200℃で
あり、さらに好ましくは40〜150℃である。
本発明においては、アスファルテン含有炭化水素にCI
)のN−アシルアミノ酸誘導体と〔■〕の溶剤を添加後
、さらに前記の温度範囲内で系を加熱してアスファルテ
/の沈降を促進させることができる。一方、圧力は下限
が、その温度において(111の<m iilが気化し
ない圧力と定められるが、一般に好ましくは0.5〜l
、50 kg/cm2、より好ましくは常圧〜80ky
/cm2であり、さらに好ましくは常圧〜5o1(g/
ar+2である。
以上のようにしてセトラー、向流抽出塔および強制分離
機などの装置でアスファルテンを除去された油と溶剤と
の混合物は必要に応じて% fIJ回収部に送られる。
この脱れき油−溶剤混合物からの溶剤の回収方法はま1
・たく任意であシ、やE来より知られている溶剤回収装
置を使用できる。そしてこの溶剤回収部で8剤を除去す
ることにより、得られる脱れき油は通常、後続の流動接
触分解、水素化分解および水素化脱硫などの石油:16
製工程での原料油として使用される。
一方、セトラー、回流抽出塔および強制分離機などの装
置で分離除去されたアスファルテ/も、必要に応じて任
意の溶剤回収装置にかけ、その中に含まれる溶剤を回収
することが・できる。このようにして得られるアスファ
ルテンは、たとえば集油などと混合して燃料として、t
 /jアアスγルトの混合材として、さらには活性炭な
どの原料として応用できる。
次に本発明を図面によりさらに計ポ111に説明する。
第1図は、本発明を実施するのに好−ましい−ト・りの
プロセスフローシートである。
原料のアスファルテン含有炭化水素はライン1′t−通
ってミキサーAに張り込まれて、ここでライ/2よシ供
給されるN−アシルアミノ酸ル5々ネ体およびライ/3
よシ供給される浴剤と混合される。
この混合液は次いでライン4を通シ、ヒ〜りBによシア
スフアルテンの沈降を促進するため選定した溶剤に応じ
て任意の温度まで、溶剤がその温朋で沸騰しない程度の
圧力下で加熱された後、セトラーCに張り込まれる。原
料油−N−アシルアミノ酸誘導体−溶剤混合液をこのセ
トラー内に一定時間、好ましくは10分間〜1時間静置
することによりアスファルテンが沈降分離する。この際
にアスファルテンの沈降を促進するため、さらにライン
5よ、!5IN−アシルアミノ酸誘導体を供給すること
もできる。またセトラーは1段だけでなく、必要に応じ
て複数段のセトラーを使用することもできる。こうして
アスフーγルチンを静置分離後、セトラー上ノ一部の脱
れき油−溶剤混合物はライノロを通り、溶剤回収部りで
溶剤を分離された陵、ライン7より脱れき油が回収され
る。一方、セト、  をAシ回収される。またアスンア
ルテノが溶剤ヲ多址に含んでいる場合は、ライン+ot
mす、n′量剤回収部Eで溶剤を分離した後、ライ/’
11より回収することもできる。溶剤回収部りおよびE
て回収された溶剤はライン8および12を1、ライ/3
によりミキサーAにリザイクルされる。その際、必要に
応じてライ/13よシ新溶剤を供給できる。
if図に儀示したようなプロセスの漂作条件は選択する
溶剤に大きく依存し、たとえばn−へブタンを溶剤とし
て用いた場合にはノロセスはづ゛べて常圧で操作が可能
であり、ヒーターによるのn熱は60〜98℃が好−ま
しい。
本発明の効果をさらに明らがtこするために以下に実k
m例および比較例を記す。ただし第1図および以下の実
施例は本発明に何ら制限を加えるものではない。
実施例1および比較例1 室温(25℃)1常圧においてアラピアノライト原油の
減圧蒸留残/M、油(第1表にその性状を示す)30I
にn−ヘノ7’/100.9およびN−ラウロイルグル
タミノ酸ノブチルアミド0.15gを添加して98℃で
60分間n−へゾタンf:還流させて加熱した後に系を
放冷踵アスフーIルチンを沈降分離さぜる実験において
、加熱後の放冷時間とアスファルテ/分離度との関係を
第2図に実線でプロットした。々お比較のため、N−ラ
ウロイルグルタミン酸ノグチルアミドを添加することな
しに、その他は同じ条件で実験を行い、加熱後の放冷時
間とアスフーIルテノ分離度との関係も第2図に破線で
プロットした。
ただし、ここでいうアスファルテ7分離度、および以下
の実施例、比較例でいうアスファルテノ分府IC&とは
次式にょ9表わされる数値のことでるる。
含有鼠2)(車量チ) 1)脱れき油−溶剤混合物よシ浴剤を除去したもの。
2)アスファルテン含有量はIP143に規定された試
験法にしたがって測定。
第  1  表 実施1クリ2および比較例2 実施例1と同(バエの実験を行つ/ζ。ただし混合物の
加熱後の放冷時間は60分間で一定とし、代わりに加熱
11、t″間を変化させた際の加熱時間とアスファルテ
ン分離既との関係を第:3図に実線でプロットした。な
お上し中文のため、N−ラウロ・1ルグルクミン酸ノブ
チルアミドを添加することなしに、その他は同じ条件で
実験を行い、加熱時間とアスファルテ/分1iift度
との関係を第3図に破線でゾロノドしf−0 実施例:3〜■;3および比較例;3 第1表の性状のアラピアノライト原油減圧蒸留残直油を
原料として、室晶、常圧で原料油の4倍重量のn−へシ
タ/と混合した。次にこれに第2表の槓々のN−アシル
アミノ酸誘導体を第2表に示す量だけ添加した後、70
℃に加熱して10分間攪拌した。その後ただちにこの混
合物を分離管に入れ、超遠心分離機によシアスファルテ
ノを強11i11的に沈降分肉((させた。その結果を
第2表に示す。
なお、超遠心分離機の操作条件は以下のとおりである。
遠心力  113,000 G 処理時間   10分間 処理温度  20℃ また比較のため、N−アシルアミノ酸rm ”J (本
は添加せず、その他は同一条件で実験を行い、その結果
も第2表に併記した。
実施例14〜18 カフジ原油の常圧蒸留残渣油(第;3表にその性状を示
す)を攪拌機つきのオートクレーブに入れ、これに第4
表に示す各種溶剤を第4表に示す溶剤量、温度、圧力で
流入させ、かつ同時にN(t、p、+ E −ジカゾリ
ロイルリノンラウリルエステルを原料油に対して03重
量係添加し、系をその温度、圧力に保った捷ま20分間
攪拌し/ζ。その後攪拌を中止し、30分間静置してア
スフーjルテノを沈降分離させた。その結果を第4表t
/C7J<す。
第  3  表 第4表 第1図に示すプロセスを使用して、第[表に示す性状の
アラピアノライト原油減圧蒸留残渣油から脱れき油を得
る実験を行った0 まずライン1より原料油を1..5kg/hrで、また
ライ/:3よシ溶剤としてn−へブタンを5.0kg/
hrの速度でミキサーAに張り込み、室a1□((25
℃)、常圧でよく混合した。その時、同+1−5にライ
ン2よりN“uE−ノラウロイルリジンステアリルアミ
ン塩f 59/hrでミキサーAに張り込んだ。この混
合液をヒータBでスチームにより5)5℃にツノ11烈
5後、セトラーCに弓長り込み、ここでアスク−7・ル
チンを沈降分前した。次いで脱れき?d+ −7e量斉
+l 7]’を合物はライン6より溶剤回収部りに送ら
れ、ここで(′容斉1jを分離した後、ライン7より7
55表に)」及す4生′JJこの(15色れき油が1.
1. kg/hrの量でイ号らオ11?c。全1本の処
工里時間は約30分であり、tたセトラーでの7111
の呑竹留時間は約20分であった。
なお、比較のため、ライン2より14” 、 N ’−
ノラウロイルリジンステアリルアミンj雲にを’&%ツ
ノ11シない以外はまったく同一の条件で実験を1″す
い、う4)7より脱れき油を1.3 kg/ hrO量
でに’Jた。この、II免りき油の性状も第5表に示し
!j0 第  5  Å 以上の実施19(1および比1咬例より明らかなよう(
・こ、ブスファルテン7引イ1炭比水素に溶剤のみを添
加し/と場合には、加熱、放冷などの処理1時間を長く
しテモ、アス7−1ルチンを重力沈降のみによって分;
411することはほぼイ・可能であり、したかりて実際
の装置においてもアスクァルテンを分離する/こめには
自流抽出塔や強制分離機などの特殊な装置60曲川用必
須条件となってしまう。
それに対して本発明に従ってアスファルテ/含有炭化水
素に溶剤と少量のN−アノルアミノ酸1.6導体を添加
すれば、短い処理時間でもアスフーrルチンは速やかに
沈降し、それゆえ、特別な装置を用いなくても簡単なプ
ロセスにより十分な選択率でもってアスフーrルチンを
分肉11することが可能である0
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるアスファルテ/含有炭化水素の溶
剤膜れき法を実施するのに好ましいプロセスの一則のフ
ロンート、 第2図は実施例【および比較例1に従−)て、混合物の
加熱時間を一定にする除の放冷時間と7スフアルテン分
離度との関係を示す図、 および 第二3図は実施例2および比較例2に従って、混合物の
放冷時間を一定にする際の加熱時間と7スフアルテン分
離度との関係を示す図である。 1〜13ニライン、A、ミキサー、13.ヒータ八C:
セトラー、D;溶剤回収部(脱れき油)、E。 溶剤回収部(アスファルテン)C。 特許出願人 日本石油株式会社 代理人弁理士 伊  東  辰  雄 代理人弁理士 伊  東  哲  也 第1図 手続補正書(方式) 特許庁長官 ン′1杉相火殿 1 小(牛の表示 昭fit 57年 特 5′1  願第137405し
11件との関係  特31−出願人 氏 子コ(t′J[′1・)  (、−144)日本石
泪1株式会社代表音建内保興 4、代理人 1)脱れき油−溶剤混合物より浴剤を除去したもの。 2)アスファルテン含治量はTl) 143に規定憾れ
た試験法にしたがりて?+iiJ定。 第 1 表 実施例14〜18 カフジ原油の常圧蒸留残渣油(第3表にその性状を示す
)を攪拌機つきのオートクレーブに入れ、これに第4表
に示す各種溶剤を第4表に示す溶剤址、温度、圧力で流
入させ゛、かつ同時にNtl 、N e −シカプリロ
イルリジンラウリルエステルを原料油に対して0.3重
量チ添加し、系をその温度、圧力に保ったまま20分間
攪拌した。その後攪拌を甲止し、30分間靜績してアス
ファルプンを沈降分離させた。その精巣を第4表に示す
。 第 3 表

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 アスファルデン含有炭化水素に、 シ1)] ]N−アシルアミノのエステル、アミドおよ
    びアミン塩0中より選ばれる1 、を里類以上(っN−
    アシルアミノ敵誘導体、 および シ11〕 以下t’)(1)〜(4)の中より選ばれる
    1種類以上0(容 斉り、 (1)炭素数3〜20の脂肪族および脂環式炭化水素、 (2)炭素数1〜l (1の飽和脂肪族およびl1tf
    fl 4i脂一式11曲アルコール、 t:() :l’< f+−二疏イヒ水木、(4) i
    i’(fト二酸化炭素、 ’fa: 添IJli L、て、アスファルテンを沈降
    分離すること(こより)況れき油を得ることを特徴とす
    るアスファルテン含有炭化水素の溶剤膜れき法。
JP13740582A 1982-08-09 1982-08-09 アスフアルテン含有炭化水素の溶剤脱れき法 Granted JPS5927986A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JPH0190110U (ja) * 1987-12-02 1989-06-14
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