JPS5927703B2 - 建築ボ−ドの製造方法 - Google Patents

建築ボ−ドの製造方法

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JPS5927703B2
JPS5927703B2 JP52026089A JP2608977A JPS5927703B2 JP S5927703 B2 JPS5927703 B2 JP S5927703B2 JP 52026089 A JP52026089 A JP 52026089A JP 2608977 A JP2608977 A JP 2608977A JP S5927703 B2 JPS5927703 B2 JP S5927703B2
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Japan
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wood
cut
hydraulic binder
crushed
partially
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JP52026089A
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祐光 重倉
孝夫 武
哲郎 笹野
幸一 木下
賢 住田
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Taiheiyo Cement Corp
Original Assignee
Onoda Cement Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は木質と水硬性結合材とよりなる建築ボードを製
造する方法に関するものである。
従来木質と水硬性結合材とよりなる建築ボードとしては
木毛セメント板、木片セメント板、木毛石膏板などが知
られているが、これらは通常木毛状或いは木片状に製材
した木質と水硬性結合材とをロータリーミキサーで混合
せしめた後、型板を載せたベルトコンベアー上にディス
トリビュータ−で速やかに分散させ、さらに人手により
均一に分散せしめて加圧成形し、板状成形体を造り、こ
れを養生乾燥して造られているが、木質と水硬性結合材
との混合が不充分なので従来の製品は面密度の変動が非
常に大きく、厚さ、強度等のパラツキが大きい欠点があ
り、また強度特性は水硬性結合材の接着力により大きく
影響される欠点がある。
製品の面密度が変動する主原因は木質の形状と長さのた
めで、木毛等はその長さが300〜500糖もあり、木
毛同志がからみ合うため分散が十分に行なわれないこと
に起因する。
また製造工学的にみても木毛が長いことはこれを機械的
に分散せしめることを困難にし、非常に低能率的な生産
体制を余儀な(されている。
木質と水硬性結合材との接着力を高めるには、被着材で
ある木質の表面積を増大すればよいのであるが、従来こ
の種の木質−水硬性結合材系建材の強度は木質の強度に
帰因すると考えられていたため、木質は木材の原形を保
つように処理されてきた。
しかるに本発明者等がこれら建材の破壊状態を試験した
ところ、破壊はまず木質と木質との接着層で起り、木質
自身の破壊は殆んど認められなかった。
本発明者等は強度が犬で製品特性の変動が小さく、木質
−水硬性結合材系建築ボードを能率的に製造せんとし種
々研究を行ない、木質と水硬性結合材とで建築ボードを
製造するに当り、木質として木片の場合は厚さ3rIa
n未満、木毛の場合は長さ50rIrrIL以上で含水
率が30%以上のものを部分的に解砕・切断したものを
使用することを特徴とする建築ボードの製造方法を開発
した。
次に本発明をさらに詳しく説明する。
木質は原木をます製毛機等の製材機で木毛状或いは木片
状に一次処理を行なう。
次に一次処理木質の含水率を30%以上に調整してこれ
を二次処理として木毛または木片の表面は端部を毛羽立
たせると同時に切断(以下この操作を1部分的に解砕・
切断または部分的解砕・切断〃という)する。
そしてこの二次処理木質を水硬性結合材と混合するには
次の方法で行なう。
(1)一次処理した木質の部分的解砕・切断と水硬性結
合材スラリーとの混合操作を同時に行なう方法。
(2)まず一次処理した木質を部分的に解砕・切断した
後水硬性結合材スラリーを加え混合する方法。
(3)一次処理した木質と水硬性結合剤とをロータリー
ミキサーで混合した後、該混合物中の木質が部分的に解
砕・切断するように再混合する方法。
上記諸方法のうち(1)および(3)の方法は木質の部
分的解砕・切断と水硬性結合材との混合が同時に行なわ
れるので、(2)の方法で造った製品よりも強度の犬な
るものが得られる。
しかしながら(2)の方法で造った製品でも従来の方法
で造った製品よりも遥かに強度の犬なるものを得ること
ができる。
本発明において木質の部分的解砕・切断と同時に水硬性
結合材との混合を行なう解砕・初析混合機としてはディ
スインチグレーター、ノボローターなどのような衝撃圧
縮型粉砕機を使用することが望まれる。
しかしロールクラッシャー等の圧縮型粉砕機、パンミル
、エッヂランナー等の摩擦型粉砕機も使用することがで
きるが、このうちロールクラッシャーは単独操作では混
合が不充分なため、さらにロータリーミキサー等による
混合が必要になる。
またパンミル、エッヂランナー等は連続操作が困難であ
るので好ましくない。
本発明において使用される一次処理木質は従来の木毛セ
メント板、木片セメント板、木毛石膏板等の木質−水硬
性結合材系建築ボードの製造に使用される程度の形状、
寸法で充分であって、一次処理木毛の場合、長さが10
0〜1,000mm、中2.5〜15mm、厚さ0.3
〜1.5mm、また木片の場合、長さ50〜200rM
t、巾5〜50rIvrL、厚さ0.3〜3rrurL
のものが使用される。
厚さが38を超えると部分的解砕・切断と混合との同時
操作が困難になると共に、製品中に大きな空隙を生じる
原因になる。
また二次処理木質の長さが10mm未満になると、切断
され過ぎて製品の強度を低下させる原因になる。
さらにまた一次処理木質の含水率が30%未満では、木
質が部分的に解砕されることなく、切断のみが進行する
ので本発明の目的は達せられない。
次に本発明に使用する水硬性結合材としては種種の水硬
性結合材が使用されるが、このうち特に各種セメント、
水硬性石膏を用いることが好ましい。
なお水硬性結合材に分散材、硬化遅延剤等の品質改良剤
を添加したものを結合材として使用することができる。
木質系建築ボード製造の際の混練水/セメント比または
水/水硬性石膏比は木質の含水率、木質と水硬性結合材
の配合比によって相違するが、例えば木質の含水率が5
0係程度の場合には、セメントまたは水硬性石膏に対す
る混練水の重量比は0.75〜1.00程度である。
0.75以下ではセメントスラリーまたは石膏スラリー
と木質とを均一に混合することができず、また1、00
以上では乾燥費が過大になり好ましくない。
本発明において、一次処理した木質を部分的に解砕・切
断して後水硬性結合材と混合する場合または一次処理し
た木質の部分的解砕・切断と水硬性結合材との混合を同
時に行なう場合には操作が能率的であるばかりでなく、
解砕・切断された木質が分散され易い性状になるので、
建築ボード製造が機械化できると同時に面密度の均斉な
製品を得ることができる。
一次処理した木質が部分的に解砕・切断された後の二次
処理木質の平均寸法は、一次処理木質が木毛の場合、長
さ10〜200wn、中2〜10 mm、厚さ0.3〜
1rrrJn1好ましくは長さ10〜100rran、
中2〜5糖、厚さ0.3〜0.6mm、そして木片の場
合、長さ10〜100rran、中5〜20mm、厚さ
0.3〜2rrrjrL、好ましくは長さ10〜50m
m、巾5〜20−1厚さ0.3〜2mmである。
また本発明によれば、木質部が部的に解砕・切断し、木
質の表面積が相対的に増大すると共に木質の長さ分布は
平均長の/〜2倍程度の連続長さ分布を有するので、製
品中の空隙分率が均一となり製品強度が増大する。
そして従来法によって造った木毛ボードの強度の1.6
〜1.9倍程度、また木片ボードの強度の2.5倍程度
で、強度の変動係数が従来法の約4のボードを造ること
ができる。
また本発明によれば、水硬性結合材が木質表面全体に均
一に付着するので防火性が向上する。
さらにまた本発明によれば、木質と水硬性結合材との混
合操作が単純で、かつ均一混合することができる。
そして木質の表面積が従来法による木質の表面積より犬
になっているので、木質に対し水硬性結合材量を増加す
ることができ、木質と水硬性結合材との配合割合を広範
囲に選択できる。
従って防火、断熱、遮音、吸音等の目的用途に応じたボ
ードを造ることができる。
下記の実施例に使用する原料および解砕・切断混合機は
次の如きものである。
(1)水硬性結合材:セメント小野田早強セメント石
膏 日東石膏■製、 陶磁器型材用石膏 (但し石膏には硬化遅延剤とし て動物性タンパクを加えた) (2)木 質:ニュージーランド産松 −次処理木毛寸法 長さ400およ び600m 巾3.5mm 厚さ0.4聴 木片寸法 長さ20および 100叫 巾 10rrarL 厚さ1.8mm 含水率 50% (3)衝撃圧縮型粉砕機:ディスインチグレータ(奈良
式自由粉砕機−M4型) 所要動カニ5.5KW 回転数:5000r−p、m。
寸 法: 600X 510 X900(mm) スクリーン:な し 衝撃柱の数:16個 〔木質石膏ボード製造の場合〕 実施例 1 上記第−表に示す寸法の一次処理木質をディスインチグ
レーターで部分的に解砕・切断して第−表に示す如き寸
法の二次処理木質を造った。
次に二次処理木質と石膏と水とをロータリーミキサーで
混合した後混合物を型枠に入れ、第−表に示す圧縮圧で
加圧成形し150分後解圧し、解圧後の成形品を45℃
の温度で恒量になるまで乾燥して石膏ボードを造った。
得られた石膏ボードの品質を試験し第−表に示す如き結
果を得た。
実施例 2 上記第−表に示す寸法の一次処理木質と石膏と水とをデ
ィスインチグレーターに第−表の調合割合だけ入れ木質
を部分的に解砕・切断すると同時に石膏と混合したもの
を型枠に入れ、第−表に示す圧縮圧で加圧成形して以下
実施例1と同様の方法で石膏ボードを造った。
得られた石膏ボードの品質を試験し、第−表に示す如き
結果を得た。
実施例 3 上記第−表に示す寸法の一次処理木質と石膏と水とをロ
ータリーミキサーで混合後、ディスインチグレーターに
入れ木質を部分的に解砕・切断すると同時に再混合し、
この混合物を型枠に入れ、第−表に示す圧縮圧で加圧成
形して以下実施例1と同様な方法で石膏ボードを造った
得られた石膏ボードの品質を試験し、第−表に示す如き
結果を得た。
比較例 上記第−表に示す寸法の一次処理木質と石膏と水とをロ
ータリーミキサーで十分混合した後、型枠に入れ、第−
表に示す圧縮圧で加圧成形して以下実施例1と同様の方
法で石膏ボードを造った。
得られた石膏ボードの品質を試験し、第−表に示す如き
結果を得た。
〔木質セメントボード製造の場合〕
実施例 4 下記第二衣に示す寸法の一次処理木質をディスインチグ
レーターで部分的に解砕・切断して第二衣に示す如き二
次処理木質を造った。
次に二次処理木質とセメントと水とをロータリーミキサ
ーで混合した後、混合物を型枠に入れ、第二衣に示す圧
縮圧で加圧成形し、加圧板をボルト止めし、この状態で
1000時度(hX’c)保持した後解圧脱型し、96
時間乎積み養生し、その後45℃の温度で恒量になるま
で乾燥してセメントボードを造った。
得られたセメントボードの品質を試験し、第二衣に示す
如き結果を得た。
実施例 5 下記第二衣に示す寸法の一次処理木質とセメントと水と
をディスインチグレーターに第二衣の調合割合だけ入れ
、木質を部分的に解砕・切断すると同時にセメントと混
合したものを型枠に入れ、第二衣に示す圧縮圧で加圧成
形し以下実施例4と同様の方法でセメントボードを造っ
た。
得られたセメントボードの品質を試験し、第二衣に示す
如き結果を得た。
実施例 6 下記第二衣に示す寸法で一次処理木質とセメントと水と
をロータリーミキサーで混合後、ディスインチグレータ
ーに入れ木質を部分的に解砕・切断すると同時に再混合
し、この再混合物を型枠に入れ、第二衣に示す圧縮圧で
加圧成形し以下実施例4と同様の方法でセメントボード
を造った。
得られたセメントボードの品質を試験し、第二衣に示す
如き結果を得た。
比較例 下記第二衣に示す寸法で一次処理木質とセメントと水と
をロータリーミキサーで十分混合した後、型枠に入れ、
第二衣に示す圧縮圧で加圧成形し、以下実施例4と同様
の方法でセメントボードを造った。
得られたセメントボードの品質を試験し、第二衣に示す
如き結果を得た。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 木質と水硬性結合材とで建築ボードを製造するに当
    り、木質として、木片の場合は厚さ3mm未満、木毛の
    場合は長さ50mm以上で含水率が30%以上のものを
    部分的に解砕・切断したものを使用することを特徴とす
    る建築ボードの製造方法。 2 第1項の特許請求の範囲において、部分的に解砕・
    切断した木質を水硬性結合材と混合せしめることを特徴
    とする特許請求の範囲第1項記載の建築ボードの製造方
    法。 3 第1項の特許請求の範囲において、木質を部分的に
    解砕・切断すると同時に水硬性結合材と混合せしめるこ
    とを特徴とする特許請求の範囲第1項記載の建築ボード
    の製造方法。 4 第1項の特許請求の範囲において、木質と水硬性結
    合材との混合物を、混合物中の木質が部分的に解砕・切
    断するように処理することを特徴とする特許請求の範囲
    第1項記載の建築ボードの製造方法。 5 平均の長さ100−1000rrvn、中2.5〜
    15M、厚さ0.3〜1.5mの含水率30%以上の木
    毛を解砕混合機により部分的に平均の長さ10〜200
    rran1巾2〜10Tlfn1厚さ0.3〜1rrr
    rrLに解砕・切断したものを使用することを特徴とす
    る特許請求の範囲第1〜4項のうちの何れか1項記載の
    建築ボードの製造方法。 6 平均の長さ5C)〜200mm、中5〜50wrL
    1厚さ0.3〜377mの含水率30係以上の木片を解
    砕混合機により部分的に平均の長さ10〜100mm、
    中5〜20mm、厚さ0.3〜2mmに解砕・切断した
    ものを使用することを特徴とする特許請求の範囲第1〜
    4項のうちの何れか1項記載の建築ボードの製造方法。
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