JPS5927681Y2 - 除草具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は雑草などを抜き取る除草具に関するものであ
る。

庭などに生えた雑草を除去するには、一般にくわが最適
である。

しかしながら、くわを操作できない人、くわを使弔する
ことができない狭い場所、高価なくわの備えのない家庭
にあっては、はとんど草の茎を手でつかみ引き抜いてい
た。

この場合雑草により手を汚し、地面により指先および爪
を損傷すると共に、爪の裏側に土が入り込む不都合があ
った。

また、降雨直後であれば弱い力で簡単に雑草を引き抜く
ことができるが、日照が続くと、簡単に引き抜くことが
できない。

このため小型のスコツプなどを携行して根切り作業が必
要になるなどの問題があった。

そこでこの考案は、手や指先の損傷を防止して雑草を引
き抜くことができ、また簡単に根切りができるようにし
て上述の問題点を解消することを目的としている。

この考案は、平行する一対の挾持腕と、この両挾持腕の
末端側を連結すると共に、両挾持腕の先端を押し広げる
弾性を有する連結部材と、上記両挾持腕の先端側で互い
に内向きに突出するよう設けた爪と、挾持腕の先端部外
側に根切りおよび堀り起こし用に設けた突出片とから成
る除草具を提供する。

以下、この考案の実施例を添付図面に基づいて説明する
。

図において、Ａは除草具であり、この除草具Ａは並行す
る一対の持挾腕１，１′と、との両挾持腕１．１′の末
端側を連結すると共に、上記両挾持腕１．１′の先端を
押し広げる弾性を有する連結部材２と、上記両挟持腕１
，１′の先端側で互に内向きに突出すると共に、両挾持
腕１，１′を握りしめると互に先端が衝合するよう設け
た爪３，３′とで構成されている。

また挾持腕１の先端部外側には、根切りおよび堀り起こ
し用の突出片４が設けられている。

上記の突出片４は、図示の場合、一方の挟持腕１に突出
片４の末端から連なる片５を外接し、そしてスポット溶
接により固着したが、挟持腕１にスリットを入れてこの
スリットの内側を打ちだしてもよい。

また突出片４は、Ｖ字状に突出させて根切りと堀り起こ
しとが良好に行なうことができるようになっているが、
尖鋭状の突出片を櫛歯状に並設してもよい。

なお、除草具Ａは、図示の場合、一枚の鋼板を屈曲して
連結部材２から挟持腕１．１′を連成したが、両挟持腕
１，１′を別のバネ杆で連結してもよい。

図中６，６′は挾持腕１，１′の長手方向にプレスによ
って設けた補強のリプである。

以上のように、この考案の除草具によれば、両挾持腕を
握り締めると、先端が衝合する爪によって確実に雑草を
つかむことができるので、除草具を介して雑草を引き抜
くことができる。

このため、手が汚れたり、指を損傷するような不都合を
なくすることができる。

また、挟持腕の先端部外側に突出片を設けであるので、
堅い地面に生えた雑草でも、上記突出片により、根切お
よび堀り起こすことができる。

このため弱い力で簡単に引き抜くことができる。

さらに、除草中に害虫を見つけた場合には、突出片によ
って殺傷し、爪でつかんで駆除することができるという
効果もある。

【図面の簡単な説明】

第１図はこの考案に係る除草具の一実施例を示す斜視図
、第２図は同上の正面図、第３図は第２図における矢印
■〜■での断面図である。 １．１′・・・・・・挾持腕、２・・・・・・連結部材
、３・・・・・・爪、４・・・・・・突出片。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 平行する一対の挾持腕と、この両挟持腕の末端側を連結
   すると共に、両挟持腕の先端を押し広げる弾性を有する
   連結部材と、上記両挾持腕の先端側で互いに内向きに突
   出するよう設けた爪と、挟持腕の先端部外側に設けた突
   出片とから成る除草具。