JPS5927516A - 絶縁コイルの製造法 - Google Patents
絶縁コイルの製造法Info
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- JPS5927516A JPS5927516A JP13765682A JP13765682A JPS5927516A JP S5927516 A JPS5927516 A JP S5927516A JP 13765682 A JP13765682 A JP 13765682A JP 13765682 A JP13765682 A JP 13765682A JP S5927516 A JPS5927516 A JP S5927516A
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- foil
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- H01—ELECTRIC ELEMENTS
- H01F—MAGNETS; INDUCTANCES; TRANSFORMERS; SELECTION OF MATERIALS FOR THEIR MAGNETIC PROPERTIES
- H01F41/00—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties
- H01F41/02—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets
- H01F41/04—Apparatus or processes specially adapted for manufacturing or assembling magnets, inductances or transformers; Apparatus or processes specially adapted for manufacturing materials characterised by their magnetic properties for manufacturing cores, coils, or magnets for manufacturing coils
- H01F41/12—Insulating of windings
- H01F41/127—Encapsulating or impregnating
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- Power Engineering (AREA)
- Manufacturing & Machinery (AREA)
- Processes Specially Adapted For Manufacturing Cables (AREA)
- Insulating Bodies (AREA)
- Insulating Of Coils (AREA)
- Manufacturing Cores, Coils, And Magnets (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は電気機器に用いる絶縁コイルの製造法に関する
。さらに詳しくは、電気機器線輪などの絶縁に際してマ
イカリン片補強剤として合成樹脂の水分散液(以下、補
強剤という)をあらかじめ集成マイカシートに混入して
使用するため、マイカ箔の流れ止めあるいは破壊T■、
圧のバラツキ防止ができると共に長時間の痔命をうるこ
とができ1かつ初期破壊電圧を向上さゼることもできる
絶縁コイルの製造法に関する。
。さらに詳しくは、電気機器線輪などの絶縁に際してマ
イカリン片補強剤として合成樹脂の水分散液(以下、補
強剤という)をあらかじめ集成マイカシートに混入して
使用するため、マイカ箔の流れ止めあるいは破壊T■、
圧のバラツキ防止ができると共に長時間の痔命をうるこ
とができ1かつ初期破壊電圧を向上さゼることもできる
絶縁コイルの製造法に関する。
従来の絶縁コイルの製造法には、マイカテープを巻回し
たコイルに樹脂を含浸し加熱硬化する際、段階的に締め
圧を与えて成型する方法(含浸方式)、あるいはあらか
じめ接着剤を付着せしめたマイカテープをコイルに巻回
し、マイカテープそのものを樹脂の流出がなくなるまで
接着用樹脂を硬化せしめる方法(レジンリッチ方式)な
どがある。
たコイルに樹脂を含浸し加熱硬化する際、段階的に締め
圧を与えて成型する方法(含浸方式)、あるいはあらか
じめ接着剤を付着せしめたマイカテープをコイルに巻回
し、マイカテープそのものを樹脂の流出がなくなるまで
接着用樹脂を硬化せしめる方法(レジンリッチ方式)な
どがある。
しかしながら、かかる従来の方式によると、前者(含浸
方式)は締め圧を必要とするので早く締めすぎればマイ
カおよび樹脂が流れ、その結果破壊電圧の低下を招き、
反対に遅くなれば正確な仕上り寸法をつるだめの作業管
理が難しくなり、また後者(レジンリッチ方式)ではマ
イカテープをコイルに巻回する際、コイルのカドなどの
部分的に張力の強いところでマイカ箔がずれたりはがれ
を生じたりすることがあり、前記同様に破壊電圧の低下
を招くという欠点がある。
方式)は締め圧を必要とするので早く締めすぎればマイ
カおよび樹脂が流れ、その結果破壊電圧の低下を招き、
反対に遅くなれば正確な仕上り寸法をつるだめの作業管
理が難しくなり、また後者(レジンリッチ方式)ではマ
イカテープをコイルに巻回する際、コイルのカドなどの
部分的に張力の強いところでマイカ箔がずれたりはがれ
を生じたりすることがあり、前記同様に破壊電圧の低下
を招くという欠点がある。
そこで本発明者らは叙上の欠点な排除すべく鋭意研究を
重ねた結果、マイカリン片補強剤として柔軟性を失なわ
ない程度に硬化すると不溶不融になる少量の補強剤を、
集成マイカ箔の抄造の際にあらかじめ均一に混入せしめ
て集成マイカシートを製造し、該集成マイカシートを一
旦硬化させたのちガラスクロス、不織布などの裏打材と
組み合わせて基材をえ、この基材に5〜35重量%(基
材総重量に対する)のプリプレグ樹脂を塗布または含浸
したのち、加熱乾燥して半硬化状態のマイカテープをつ
くり、該マイカテープをコイルなどの電気導体上に巻回
させたのち、該“巻回層の空隙に無溶剤の熱硬化性樹脂
を浸入せしめ、しかるのちに該熱硬化性樹脂を加熱硬化
せしめることによってえられる硬化物が、破壊電圧のバ
ラツキを防止しうると共にコイルの特命を長くシ、また
初期の破壊電圧も向上さぜうるという新たな事実を見出
し、本発明を完成するにいたった。
重ねた結果、マイカリン片補強剤として柔軟性を失なわ
ない程度に硬化すると不溶不融になる少量の補強剤を、
集成マイカ箔の抄造の際にあらかじめ均一に混入せしめ
て集成マイカシートを製造し、該集成マイカシートを一
旦硬化させたのちガラスクロス、不織布などの裏打材と
組み合わせて基材をえ、この基材に5〜35重量%(基
材総重量に対する)のプリプレグ樹脂を塗布または含浸
したのち、加熱乾燥して半硬化状態のマイカテープをつ
くり、該マイカテープをコイルなどの電気導体上に巻回
させたのち、該“巻回層の空隙に無溶剤の熱硬化性樹脂
を浸入せしめ、しかるのちに該熱硬化性樹脂を加熱硬化
せしめることによってえられる硬化物が、破壊電圧のバ
ラツキを防止しうると共にコイルの特命を長くシ、また
初期の破壊電圧も向上さぜうるという新たな事実を見出
し、本発明を完成するにいたった。
また本発明の絶縁コイルの製造法において、集成マイカ
シート中に特定の補強剤が混入されているので1集成マ
イカシートの機械的強度が向上しマイカ箔リン片の飛散
が防止されると共に一箔切れや剥離などのマイカ箔の損
傷が防止されるという顕著な効果も奏される。
シート中に特定の補強剤が混入されているので1集成マ
イカシートの機械的強度が向上しマイカ箔リン片の飛散
が防止されると共に一箔切れや剥離などのマイカ箔の損
傷が防止されるという顕著な効果も奏される。
以下、本発明の絶縁コイルの製造法について詳細に説明
する。まず本発明に補強剤として使用される合成樹脂の
水分散液は、集成マイカシートの特性を損なわないもの
や、後工程でのプリプレグ樹脂や含浸樹脂との適合性の
よい合成樹脂の水分散液が好ましく、たとえばアクリロ
ニトリル/スチレン/グリシジルメタアクリレート共重
合体、アクリ四ニトリル/酢酸ビニル共重合体などのポ
リアクリロニトリル系樹脂の水分散液、ポリエチレンテ
レフタレート/グリセリン/テトラヒドロ無水フタル酸
共重合体、ポリエヂレンテレフタレ−)/II?−ヒド
ロキシエチルイソシアヌレート/無水トリメリット酸共
重合体などのポリエステル樹脂の水分散液、無水トリメ
リット酸/ジアミノジフェニルメタン/ポリエチレンテ
レフタレート/β−ヒドロキシエヂルイソシアヌレート
共重合体などのポリエステルイミド樹脂の水分散液、エ
ピコ−)1001 (シェル社製のエポキシ樹脂)/無
水トリメリット酸/プロピレングリコール共重合体など
のエポキシエステル樹脂の水分散液などがあげられる。
する。まず本発明に補強剤として使用される合成樹脂の
水分散液は、集成マイカシートの特性を損なわないもの
や、後工程でのプリプレグ樹脂や含浸樹脂との適合性の
よい合成樹脂の水分散液が好ましく、たとえばアクリロ
ニトリル/スチレン/グリシジルメタアクリレート共重
合体、アクリ四ニトリル/酢酸ビニル共重合体などのポ
リアクリロニトリル系樹脂の水分散液、ポリエチレンテ
レフタレート/グリセリン/テトラヒドロ無水フタル酸
共重合体、ポリエヂレンテレフタレ−)/II?−ヒド
ロキシエチルイソシアヌレート/無水トリメリット酸共
重合体などのポリエステル樹脂の水分散液、無水トリメ
リット酸/ジアミノジフェニルメタン/ポリエチレンテ
レフタレート/β−ヒドロキシエヂルイソシアヌレート
共重合体などのポリエステルイミド樹脂の水分散液、エ
ピコ−)1001 (シェル社製のエポキシ樹脂)/無
水トリメリット酸/プロピレングリコール共重合体など
のエポキシエステル樹脂の水分散液などがあげられる。
このような補強剤の水分散液は、たとえば通常の乳化重
合法、あるいはシェドミルなどを用いて前記合成樹脂を
機械的に粉砕する方法により調製される。
合法、あるいはシェドミルなどを用いて前記合成樹脂を
機械的に粉砕する方法により調製される。
たとえば、ポリエステル樹脂の水分散液はつぎのように
調製される。
調製される。
ポリエチレンテレフタレート200部(重量部、以下同
様)、β−ヒドロキシエヂルイソシアヌレート100部
、−酸化鉛0.2部を仕込み230〜250°Oでチッ
素を通し、攪拌しながらエチレングリコールを留出させ
て約4′時間反応させ、ついで温度を150°0に下げ
て無水トリメリット酸40部を加え、約30分間反応さ
せるとポリエステル樹脂かえられる。このようにしてえ
られたポリニスデル樹脂をジエツ)ミルで粒子径10/
am以下に粉砕して粉末化し、この粉末200部をラウ
リルベンゼンスルホン酸ソーダ2.0部を含むイオン交
換水1800部に分散させることによって不揮発分10
%の水分散液かえられる。
様)、β−ヒドロキシエヂルイソシアヌレート100部
、−酸化鉛0.2部を仕込み230〜250°Oでチッ
素を通し、攪拌しながらエチレングリコールを留出させ
て約4′時間反応させ、ついで温度を150°0に下げ
て無水トリメリット酸40部を加え、約30分間反応さ
せるとポリエステル樹脂かえられる。このようにしてえ
られたポリニスデル樹脂をジエツ)ミルで粒子径10/
am以下に粉砕して粉末化し、この粉末200部をラウ
リルベンゼンスルホン酸ソーダ2.0部を含むイオン交
換水1800部に分散させることによって不揮発分10
%の水分散液かえられる。
本発明において抄造される集成マイカシート中の補強剤
の含有率は、0.05〜6重量%が好ましく、これより
多いと集成マイカシートが硬くなって巻きにぐくなり、
またこれより少ないとマイカ箔の流れ防止効果が発揮さ
れなくなり、いずれも好ましくない。
の含有率は、0.05〜6重量%が好ましく、これより
多いと集成マイカシートが硬くなって巻きにぐくなり、
またこれより少ないとマイカ箔の流れ防止効果が発揮さ
れなくなり、いずれも好ましくない。
本発明の絶縁コイルの製造法における水分散液中の補強
剤の粒径としては、BF1μm以下、好ましくは10μ
m以下のものが採用される。水分散液中の補強剤の粒径
が50μmより大きいばあい、えられる集成マイカシー
トが均一性に劣り、好ましくない。
剤の粒径としては、BF1μm以下、好ましくは10μ
m以下のものが採用される。水分散液中の補強剤の粒径
が50μmより大きいばあい、えられる集成マイカシー
トが均一性に劣り、好ましくない。
本発明の絶縁コイルの製造法に用いられるプリプレグ樹
脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイ
ミド樹脂、シリコーン樹脂などのあらゆる樹脂が用いら
れるが、一般にはエポキシ樹脂がもつとも使いやすく、
たとえばビスフェノール人ジグリシジルエーテルエボキ
シ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ノボラック樹脂などが用
いられる。たとえばその−例として、エポン828、エ
ポン872、エポン834(いずれもシェル化学社製の
ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂)
にBF3−400 (橋本化成工業■製のBF3アミン
コンプレックス) 、2に4MZ (四国化成工業■製
のイミダゾール)、ジシアンジアミド(和光純薬工業■
製)、カルボン酸釜属塩などの通常市販されている触媒
の中から1種を選び、これらを配合した樹脂組成物を適
当な溶剤、たとえばアセトン、トルエン、キシレンなど
で稀釈したのち、前記のようにあらかじめマイカ層の流
れ防止を施した集成マイカシートと裏打拐とを組み合わ
せた基材に塗布または含浸し、ついで加熱乾燥して半硬
化状のマイカテープをうることができる。えられたテー
プは、半硬化状態を少なくとも1力月以上維持するもの
である。またプリプレグ樹脂量は基材の総重量に対して
5〜35%程度が好ましく、これより多いと集成マイカ
テープが硬くなって巻きにくくなり、またこれより少な
いと基材間の接着力が低下するので好ましくない。これ
らの工程はポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、シリコ
ーン樹脂などを用いるばあいでも同様であるが、作業性
およびコストの面からエポキシ樹脂がもつとも適してい
る。
脂としては、エポキシ樹脂、ポリエステル樹脂、ポリイ
ミド樹脂、シリコーン樹脂などのあらゆる樹脂が用いら
れるが、一般にはエポキシ樹脂がもつとも使いやすく、
たとえばビスフェノール人ジグリシジルエーテルエボキ
シ樹脂、脂環式エポキシ樹脂、ノボラック樹脂などが用
いられる。たとえばその−例として、エポン828、エ
ポン872、エポン834(いずれもシェル化学社製の
ビスフェノールAジグリシジルエーテルエポキシ樹脂)
にBF3−400 (橋本化成工業■製のBF3アミン
コンプレックス) 、2に4MZ (四国化成工業■製
のイミダゾール)、ジシアンジアミド(和光純薬工業■
製)、カルボン酸釜属塩などの通常市販されている触媒
の中から1種を選び、これらを配合した樹脂組成物を適
当な溶剤、たとえばアセトン、トルエン、キシレンなど
で稀釈したのち、前記のようにあらかじめマイカ層の流
れ防止を施した集成マイカシートと裏打拐とを組み合わ
せた基材に塗布または含浸し、ついで加熱乾燥して半硬
化状のマイカテープをうることができる。えられたテー
プは、半硬化状態を少なくとも1力月以上維持するもの
である。またプリプレグ樹脂量は基材の総重量に対して
5〜35%程度が好ましく、これより多いと集成マイカ
テープが硬くなって巻きにくくなり、またこれより少な
いと基材間の接着力が低下するので好ましくない。これ
らの工程はポリエステル樹脂、ポリイミド樹脂、シリコ
ーン樹脂などを用いるばあいでも同様であるが、作業性
およびコストの面からエポキシ樹脂がもつとも適してい
る。
本発明の絶縁コイルの製造法に用いられる無溶剤の含゛
浸用熱硬化性樹脂としては、公知の真空加圧含浸処理工
程に適した粘度を有するものでよく、たとえばエポキシ
樹脂と酸無水物とからなる樹脂組成物があげられる。
浸用熱硬化性樹脂としては、公知の真空加圧含浸処理工
程に適した粘度を有するものでよく、たとえばエポキシ
樹脂と酸無水物とからなる樹脂組成物があげられる。
本発明に用いられる集成マイカ箔は、無焼成法により製
造された硬質マイカ、軟質マイカおよび焼成法により製
造された硬質マイカなどが好適に用いられるが、好まし
くは無焼成硬質マイカが採用される。
造された硬質マイカ、軟質マイカおよび焼成法により製
造された硬質マイカなどが好適に用いられるが、好まし
くは無焼成硬質マイカが採用される。
本発明の絶縁コイルの製造法によると、あらがしめ補強
剤によりマイカ層の流れ止めが施された集成マイカシー
トを使用することにより、マイカ層の流れ止めをしない
ものと比べ、加圧の際含浸樹脂の流出と共に生じるマイ
カの流出をきわめて効果′的に防止でき、またそれによ
って初期破壊電圧を、テープの種類により異′なるが、
約10〜3o%も向上せしめ、さらにコイルの寿命を延
命させることができる。
剤によりマイカ層の流れ止めが施された集成マイカシー
トを使用することにより、マイカ層の流れ止めをしない
ものと比べ、加圧の際含浸樹脂の流出と共に生じるマイ
カの流出をきわめて効果′的に防止でき、またそれによ
って初期破壊電圧を、テープの種類により異′なるが、
約10〜3o%も向上せしめ、さらにコイルの寿命を延
命させることができる。
つぎに実施例および比較例をあげて本発明の絶縁コイル
の製造法を詳細に説明するが、本発明の絶縁コイルの製
造法はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
の製造法を詳細に説明するが、本発明の絶縁コイルの製
造法はこれらの実施例のみに限定されるものではない。
実施例1〜9
プリプレグ樹脂としてエポン828を100部用い、こ
れにオクチル饅亜鉛(日本化学産業Q銅製)12部を配
合し、これらをアセトン/トルエンの混合溶剤に溶解し
てプリプレグ樹脂組成物をえた。
れにオクチル饅亜鉛(日本化学産業Q銅製)12部を配
合し、これらをアセトン/トルエンの混合溶剤に溶解し
てプリプレグ樹脂組成物をえた。
別途、マイカ箔リン片(G閑岡部マイカニ業所製の無焼
成硬質マイカ)と、第1表に示す補強剤とを同表に示ず
側合で用いて抄造し、6種類の集成マイカシートをえた
。ついでえられた3種類の集成マイカシートを一旦硬化
させ、さらに裏打拐として厚さ0 、028mmのzp
c−025(■右派製作所製のガラスクロス)を組合せ
て基材を作製し、この基材に前記プリプレグ樹脂組成物
を塗布または含浸したのち、115°Cで10分間加熱
乾燥処理を施すことによってマイカテープを製造した。
成硬質マイカ)と、第1表に示す補強剤とを同表に示ず
側合で用いて抄造し、6種類の集成マイカシートをえた
。ついでえられた3種類の集成マイカシートを一旦硬化
させ、さらに裏打拐として厚さ0 、028mmのzp
c−025(■右派製作所製のガラスクロス)を組合せ
て基材を作製し、この基材に前記プリプレグ樹脂組成物
を塗布または含浸したのち、115°Cで10分間加熱
乾燥処理を施すことによってマイカテープを製造した。
えられたマイカテープを2mm X 5mm X 55
0mmのホルマール平角鋼線10本を1束としたコイル
導体上に4回ラッパー巻きしたのち、エピコート828
とHN−2200(日立化成工業■製のメチルテトラヒ
ドロフタル酸無水物)を用いて(酸無水物当量)/(エ
ポキシ当量)比が0.6〜1.0になるように公知の真
空加圧含浸処理した。しかるのち適当な型に納め、加熱
加圧硬化を行なって絶縁コイルを製造した。
0mmのホルマール平角鋼線10本を1束としたコイル
導体上に4回ラッパー巻きしたのち、エピコート828
とHN−2200(日立化成工業■製のメチルテトラヒ
ドロフタル酸無水物)を用いて(酸無水物当量)/(エ
ポキシ当量)比が0.6〜1.0になるように公知の真
空加圧含浸処理した。しかるのち適当な型に納め、加熱
加圧硬化を行なって絶縁コイルを製造した。
えられた絶縁コイルの特性をみるため、初期破壊電圧お
よび劣化後の破壊電圧を測定した。結果を第1表に示す
。なお破壊電圧は1KV/SQoの一定昇圧速度により
油中にて測定し求めた。
よび劣化後の破壊電圧を測定した。結果を第1表に示す
。なお破壊電圧は1KV/SQoの一定昇圧速度により
油中にて測定し求めた。
比較例
無焼成法により製造した厚q Q、1mmのDR−2(
味岡部マイカニ業所製の集成マイカシート)に裏打板と
して厚さ0.028mm 1lliPO−025(■右
派製作所製のガラスクpス)を組み合わせた基材に、実
施例1と同じプリプレグ樹脂組成物を塗布または含浸せ
しめたのち、加熱乾燥処理を施してマイカテープを製造
し、前記実施例1と同様にして絶縁コイルを製造した。
味岡部マイカニ業所製の集成マイカシート)に裏打板と
して厚さ0.028mm 1lliPO−025(■右
派製作所製のガラスクpス)を組み合わせた基材に、実
施例1と同じプリプレグ樹脂組成物を塗布または含浸せ
しめたのち、加熱乾燥処理を施してマイカテープを製造
し、前記実施例1と同様にして絶縁コイルを製造した。
しかしながらマイカテープをコイル導体上に巻く際、コ
イルなどのカドで若干マ什力箔がずれたりはがれたりす
るため、破壊電圧の初期値および劣化後の値は補強剤を
処理したものに比べて第1表に示すようにわるかった。
イルなどのカドで若干マ什力箔がずれたりはがれたりす
るため、破壊電圧の初期値および劣化後の値は補強剤を
処理したものに比べて第1表に示すようにわるかった。
結果を第1表に示す。
なお第1表において、補強剤として用いられているポリ
エステル樹脂はポリエチレンテレフタレート−グリセリ
ン−テトラヒドロ無水フタル酸からなるものであり、ポ
リエステルイミド樹脂は無水トリメリット酸−ジアミノ
ジフェニルメタン−ポリエチレンテレフタレート−グリ
セリンからなるものであり1エポキシエステル樹脂は工
ビコー1−1001− 無水トリメリット酸−プロピレ
ングリコールからなるものである。
エステル樹脂はポリエチレンテレフタレート−グリセリ
ン−テトラヒドロ無水フタル酸からなるものであり、ポ
リエステルイミド樹脂は無水トリメリット酸−ジアミノ
ジフェニルメタン−ポリエチレンテレフタレート−グリ
セリンからなるものであり1エポキシエステル樹脂は工
ビコー1−1001− 無水トリメリット酸−プロピレ
ングリコールからなるものである。
第 1 表
第1表から明らかなごとく、本発明の製造法番こよる絶
縁コイルは、あらかじめ補強剤によりマイカ層の流れ止
めが施されたマイカテープを使用することにより、破壊
電圧のバラツキを防止できると共に長時間の寿命をうろ
ことができ、かつ初期の破壊電圧を向上せしめうるちの
であり、その工業的価値はきわめて大である。
縁コイルは、あらかじめ補強剤によりマイカ層の流れ止
めが施されたマイカテープを使用することにより、破壊
電圧のバラツキを防止できると共に長時間の寿命をうろ
ことができ、かつ初期の破壊電圧を向上せしめうるちの
であり、その工業的価値はきわめて大である。
代理人 葛野信−(ほか1名)
Claims (4)
- (1)集成マイカ箔の抄造の際、マイカリン片補強剤と
して合成樹脂の水分散液をあらかじめ均一に混入せしめ
て集成マイカシートを製造し、該集成マイカシートを一
旦硬化させたのちガラスクロス、不°織布などの裏打利
と組み合わせて基材をえ、この基材に基材総重量に対し
5〜35重量%のプリプレグ樹脂を塗布または含浸した
のち、加熱乾燥して半硬化状態のマイカテープをつくり
、該マイカテープをコイルなどの電気導体上に巻回させ
たのち、該巻回層の空隙に無溶剤の熱硬化性樹脂を浸入
せしめ、しかるのちに該熱硬化性樹脂を加熱硬化せしめ
ることを特徴とする絶縁コイルの製造法。 - (2)前記マイカリン片補強剤に用いる合成樹脂の水分
散液が、ポリアクリロニトリル系樹脂、ポリエステル樹
脂、エポキシエステル樹脂またはポリエステルイミド樹
脂の水分散液である特許請求の範囲第(1)項記載の製
造法。 - (3)前記集成マイカシート中における合成樹脂の水分
散液の含有率が0.05〜6重爪9らである特許請求の
範囲第(1)項または第(2)項記載の製造法。 - (4)前記集成マイカ箔が、無焼成硬質マイカ、無焼成
軟質マイカおよび焼成硬質マイカよりなる群から選ばれ
た1種または2種以上である特許請求の範囲第(1)項
記載の製造法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13765682A JPS5927516A (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 絶縁コイルの製造法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13765682A JPS5927516A (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 絶縁コイルの製造法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5927516A true JPS5927516A (ja) | 1984-02-14 |
Family
ID=15203735
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13765682A Pending JPS5927516A (ja) | 1982-08-05 | 1982-08-05 | 絶縁コイルの製造法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5927516A (ja) |
-
1982
- 1982-08-05 JP JP13765682A patent/JPS5927516A/ja active Pending
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