JPS5926329B2 - 材料の表面処理装置 - Google Patents

材料の表面処理装置

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JPS5926329B2
JPS5926329B2 JP10726176A JP10726176A JPS5926329B2 JP S5926329 B2 JPS5926329 B2 JP S5926329B2 JP 10726176 A JP10726176 A JP 10726176A JP 10726176 A JP10726176 A JP 10726176A JP S5926329 B2 JPS5926329 B2 JP S5926329B2
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JP
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gas
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activated gas
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JP10726176A
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栄 新井
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Toshiba Corp
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Tokyo Shibaura Electric Co Ltd
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  • Physical Or Chemical Processes And Apparatus (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は被処理材料に活性化されたガスを照射して種々
の処理を行う材料の表面処理装置に関する。
従来、真空放電によるプラズマを利用して、生成された
活性化ガスを被処理材料に照射して各種の処理を行なう
試みがなされている。
従来装置は、例えば、第1図の如く構成されている。
数トール(Torr)以下の真空度に減圧されている減
圧炉1内には被処理材料例えばフィルム2を捲取る捲取
軸3とロール状に捲かれたフィルム2を装着した捲戻軸
4を備えている。
フィルム2は捲取軸3と捲戻軸4との中間に位置するフ
イルム走行レベルを一定に保つ保持ローラ5,6を介し
て送られる。さらに保持ローラ5,6の中間にはフイル
ム2を挟む如く電極7,8が設けてあり、この電極7,
8の近傍には電極間に所定のガスを送るノズル9を備え
ている。減圧炉1外部には電極5,6に高周波電力(主
に周波数13,56MHzが用いられている。)を発生
する装置10と高周波電力を効率良く活性化ガスへ吸収
させるための整合装置11と所定のガスを送るバルブ1
2を有するガス輸送管13を備え、さらに真空ポンプ1
4と真空計15が接続されている。シールド板16は電
極7,8に印加されている高周波電力が捲取軸3、捲戻
軸4へ漏洩するのを防止するためのものである。フイル
ム2は図中矢印方向へ走行しながら電極7,8間に生成
する活性化ガスの照射により表面処理される。例えば水
との吸着性(親水性)、印刷インキとの吸着性改善や表
面のクリーニング、防縮加工(水洗いによる縮みを防止
する。)その他重合処理(プラズマ重合処理)等種々の
処理が行われている。しかしながら第1図に示す従来の
方法では電極7,8間にフイルム2を通すためその構造
にいろいろの制約を受けることはまぬがれ得ない。これ
は高周波電力源の周波数が低いため減圧炉内電極を必要
とし、さらに電極7,8間隔は整合をとるためにはあま
り広げることができない。また電極部からの電波漏洩を
防ぐことは非常に煩雑でありシールド板16をもちいて
も十分ではなく一般的には減圧炉1全体に渡つて内面壁
が導電性の良いメツキ処理がなされている。従来の方法
はしかも被処理材料が高周波電界中にさらされるため金
属性物質を(半導体の一部を含む)含んだものでは被処
理材料が高周波加熱され所望の処理ができない等の欠点
を有していた。さらに従来装置では減圧炉内に設けた電
気的特性から定まる電極間隙に、活性化されていないガ
スが減圧炉外から導びかれて活性化されると同時に処理
に使われるため、被処理材料が幅のあるシート状材料で
は幅方向に十分な均一処理を行なうことが困難であつた
また、生成された活性化ガスは電極間隙からただちに減
圧炉内に拡散するため活性化ガスを効率良く利用してい
るとは言えなかつた。本発明はかかる従来の欠点を解消
するものであり構造が簡単で取扱い容易でかつ均一処理
の得られる材料の表面処理装置を提供する。
以下図面によりその実施例を説明する。
第2図および第8図はフイルムなどのシート状材料の表
面処理にもちいる装置の実施例を示したものである。
本発明は原料ガスをマイクロ波エネルギーによつて活性
化領域を有するガス活性化装置を具備するが、その一例
につき説明する。まず、マイクロ波電力発生装置1(マ
イクロ波は周波数300MHzから30000MHzま
でを示すが一般には915MHz12450MHz等が
使われる。)からのマイクロ波電力は保護装置(アイソ
レータ)2とパワーモニター3と整合装置4を介してガ
ス活性化炉5へ送られる。ガス活性化炉5には整合のた
めに可動短絡板6を備えている。ガス活性化炉5に貫通
して誘電体円筒(石英、アルミナ磁器、ベリリア磁器等
)のガス活性化室7(斜線部)が配置され、ガス活性化
室7の周囲には所定の長さの電波シールドのための金属
管8を設けている。金属管8とガス活性化室7との間隙
9には高温になるガス活性化室7を冷却する気体が送風
機(冷風、冷媒等)10から送られる。ガスボンベ(図
示せず)からの所定のガスはガス活性化室7の真空度が
設定値以下になつたことを検知する真空計11からの信
号により開かれる電磁弁12と流量計13、バルブ14
を通つてガス活性化室7へ送られる。このガス活性化室
7までの構成により上記ガス活性化装置は形成される。
さて、ガス活性化室7でマイクロ波エネルギーを吸収し
て活性化されたガスはガス輸送管27,28により活性
化ガス案内手段に導かれる。すなわち分岐管15で2分
岐され出力バルブ16,17を通り減圧炉18内に設け
られと活性化ガス案内手段へ送られる。活性化ガス案内
手段は反応室19および反応室19へのガス導入部によ
り構成される。反応室19へ送られた活性化されたガス
はこの領域で拡散し走行しているフイルム20に照射さ
れ各種処理が行われる。フイルム20には捲戻軸21に
装着されており捲取軸22により捲取られ減圧炉内に被
処理材料を配置するための手段が構成される。フイルム
20は保持ローラ23,24により定位置に保たれてお
り反応室19の細隙26を通過する。減圧炉18は真空
ポンプ25により減圧される。さて、反応室uはフィル
ム20の上下面に対向して2つの部屋50,51すなわ
ち2つの反応室が配置され被処理材料が置かれる位置の
方向以外へガスが分散するのを防止し活性ガスが均一に
フイルム20面に照射されるようにある程度の大きさの
容積を有している。反応室19には走行するフイルム2
0に沿つて細隙26を形成する卜Z没レ状部52,53
を有している。これによつて、活性化ガス輸送管27,
28から送られる活性化ガスは反応室50,51で拡散
し、フイルム20に照射され引きつづいてトンネル状部
52,53を通り減圧炉18内に拡散し貞空ポンプ25
により減圧炉18外へ排気される。なお2つの反応室5
0,51への活性化ガスの供給はそれぞれに接続された
バルブ16,17により独立に操作可能である。従つて
被処理材料の両面処理および片面処理を所望に応じて自
由に選択可能である。また本発明の装置は減圧炉18内
に反応室19を設けているため活性化ガスはフイルム2
0に照射される前に反応室内で拡散して均一化しフイル
ム20全面に照射されるため均一処理することができる
。しかもフイルム20面近傍に設けた反応室19内に活
性化ガスを直接導びているのでフイルム20面に照射さ
れる活性化ガス濃度を処理に必要十分な値に保つことが
できる。しかも反応室19内へ送られた活性化されたガ
スはフイルム20面に沿つて設けたトンネル状部52,
53内の細隙26を必ず通つて排気されるので活性化ガ
スが強制的にフイルム面に当てられるため活性化ガスの
利用効率が良い。本装置による一実施例として、高分子
フイルムの表面に親水性を持たせるための処理について
説明する。
実験装置および条件 マイクロ波発生装置・・・・・・周波数2450MHz
出力 800Wガス活性化炉・・・・・・・・・・・
・・・・導波管型炉ガス挿入前真空度・・・・・・・・
・0.04T0rrガス挿入後真空度・・・・・・・・
・0.4T0rr上記装置、条件にて塩化ビニール樹脂
フイルムを各種活性化ガス(窒素、酸素、空気、アルゴ
ン、フレオンおよびその混合気体)を用いて処理した(
処理時間1秒から30秒)ところ親水性(水との吸着性
、印刷インクとの吸着性)、接着性が著しく改善できた
同様の効果は塩化ビニル樹脂フイルムのみならずポリピ
レンフイルム、ビニール、ポリスチレン、ポリエチレン
、アクリル、ガラス等すべて同様な結果を得た。
フイルムの性質、処理の目的により各種ガスを選択しエ
ツチング処理、灰化処理、クリーニング処理、防縮加工
処理、重合処理等種々の目的に応用できる。
本発明の装置は活性化ガスを発生する部位とフイルムを
走行させる部位が別個に配置されているため減圧炉18
内には電磁波が存在しない。
従つて減圧炉18内に設けた捲戻軸21、捲取軸22、
保持ローラ23,24等の減圧炉18内に配置する部品
について電波漏洩や放電防止を考慮する必要がなくさら
にフイルム走行部に電極がないため減圧炉構造が簡単に
なるとともに減圧炉内壁の導電性改良のメツキ処理は不
要となる。しかも本発明の装置では被処理材料が電磁波
エネルギーにさらされな(・ため被処理材料として金属
または金属を含む材料でも放電等の発生がなく完全に処
理することができる。とくにガス活性化室7と反応室1
9を接続する活性化ガス輸送管27,28は極力短くす
ることが望ましい。
反応室50,51と活性化ガス輸送管27,28との接
続は被処理材料20がシート状材料のように幅のある場
合全体を均一に処理するため第4図に示すように分岐管
54,55を介して反応室50,51のそれぞれ天井お
よび底につながれる。
また上記分岐管54,55のそれぞれの先端にはガス噴
出孔を有する。このようにして反応室50,51内へ送
られた活性化されたガスはトンネル状部52,53の細
隙を通して排気される。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来例を示す横断面略図、第2図は本発明の一
実施例を示す概略図、第3図は第2図のものの要部を拡
大して示す横断面略図、第4図は本発明の他の実施例を
示す要部斜視図である。 18・・・・・・減圧炉、20・・・・・・被処理材料
、22・・・・・・捲取軸、21・・・・・・捲戻軸、
1・・・・・・マイクロ波電力発生装置、5・・・・・
・ガス活性化炉、7・・・・・・ガス活性化室、27,
28・・・・・・ガス輸送管、19,50,51・・・
・・・反応室、52,53・・・・・・トンネル状部。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 原料ガスをマイクロ波エネルギーによつて活性化す
    る領域を有するガス活性化装置と、前記ガス活性化装置
    のガス活性化領域から分離して設けられ、内部が減圧し
    うるように構成された減圧炉と、前記減圧炉に上記ガス
    活性化装置から活性化ガスを導くガス輸送管と、前記ガ
    ス輸送管に連結され、上記減圧炉内に該減圧炉の炉壁よ
    りも炉の内部に延長して設けられた活性化ガス案内手段
    と、前記減圧炉内に被処理材料を配置するための手段と
    を具備してなる材料の表面処理装置。 2 減圧炉内に設けられる活性化ガス案内手段は複数個
    有してなる特許請求の範囲第1項記載の材料の表面処理
    装置。 3 活性化ガス案内手段は被処理材料が置かれる位置の
    両側から活性化ガスが放出されるように構成されてなる
    特許請求の範囲第1項記載の材料の表面処理装置。 4 活性化ガス案内手段に、減圧炉内でガスの濃度を均
    一化し、被処理材料が置かれる位置以外の方向へガスが
    分散するのを防止するための少くとも1つの反応室が連
    結されてなる特許請求の範囲第1項記載の材料の表面処
    理装置。 5 反応室が被処理材料が配置される位置をはさむよう
    に両側に設けてなる特許請求の範囲第4項記載の材料の
    表面処理装置。 6 活性化ガス案内手段はその先端部に小さい寸法のガ
    ス噴出孔を複数個有する特許請求の範囲第1項記載の材
    料の表面処理装置。 7 活性化ガス案内手段は減圧炉内において複数に分岐
    された分岐部を有してなる特許請求の範囲第1項記載の
    材料の表面処理装置。 8 活性化ガス案内手段はその分岐部先端に多数のガス
    噴出孔を有する筒状体が連結されてなる特許請求の範囲
    第7項記載の材料の表面処理装置。 9 減圧炉内に被処理材料を連続的に搬送する手段が設
    けられている特許請求の範囲第1項記載の材料の表面処
    理装置。 10 活性化ガス輸送管は複数有し、活性化ガス案内手
    段に選択的にガスを送りうるような弁を有する特許請求
    の範囲第1項記載の材料の表面処理装置。 11 反応室は、活性化ガスが被処理物の表面に沿つて
    流動しうるようにするためのトンネル状部を有する特許
    請求の範囲第4項記載の材料の表面処理装置。
JP10726176A 1976-09-09 1976-09-09 材料の表面処理装置 Expired JPS5926329B2 (ja)

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