JPS5925772B2 - 補効素q類化合物の合成方法 - Google Patents
補効素q類化合物の合成方法Info
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- JPS5925772B2 JPS5925772B2 JP50116399A JP11639975A JPS5925772B2 JP S5925772 B2 JPS5925772 B2 JP S5925772B2 JP 50116399 A JP50116399 A JP 50116399A JP 11639975 A JP11639975 A JP 11639975A JP S5925772 B2 JPS5925772 B2 JP S5925772B2
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- Japan
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- formula
- methyl
- prenyl
- boric acid
- phenol
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Classifications
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07F—ACYCLIC, CARBOCYCLIC OR HETEROCYCLIC COMPOUNDS CONTAINING ELEMENTS OTHER THAN CARBON, HYDROGEN, HALOGEN, OXYGEN, NITROGEN, SULFUR, SELENIUM OR TELLURIUM
- C07F5/00—Compounds containing elements of Groups 3 or 13 of the Periodic System
- C07F5/02—Boron compounds
- C07F5/04—Esters of boric acids
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C46/00—Preparation of quinones
- C07C46/02—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures
- C07C46/06—Preparation of quinones by oxidation giving rise to quinoid structures of at least one hydroxy group on a six-membered aromatic ring
-
- C—CHEMISTRY; METALLURGY
- C07—ORGANIC CHEMISTRY
- C07C—ACYCLIC OR CARBOCYCLIC COMPOUNDS
- C07C50/00—Quinones
- C07C50/26—Quinones containing groups having oxygen atoms singly bound to carbon atoms
- C07C50/28—Quinones containing groups having oxygen atoms singly bound to carbon atoms with monocyclic quinoid structure
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、次の一般式(I)
二:)ンニ:−0、=一、・・・
〔式中Rは次式
の基を表わし、nはO〜9の整数を、A,Bは水素原子
あるいは、場合によりA−Bで結合手を形成する事を表
わす。
あるいは、場合によりA−Bで結合手を形成する事を表
わす。
〕で表わされる2,3−ジメトキシ−5−メチル−6−
プレニル一1,4−ベンゾキノンの新規な合成方法に関
するものである。
プレニル一1,4−ベンゾキノンの新規な合成方法に関
するものである。
化合UI)は、補酵素Qとして知られ、特にA−Bが結
合手を形成しnが9である2,3−ジメトキシ−5−デ
カプレニル一6−メチル−1,4−ベンゾキノン〔2,
3一ジメトキシ一5−(3,7,11,15,19,2
3,27,31,35,39−デカメチルテトラコンタ
デカエン一2,6,10,14,18,22,26,3
0,34,38−イーノリ一6一メチル一1,4−ベン
ゾキノン〕は、補酵素QlOと称せられるもので、生体
内において、電子伝達系に関与すると共にエネルギー産
生に重要な役割を果し、虚血による心筋組織の病変の改
善、低下した心拍出量の増加、アルドステロンのNa貯
留作用に対する拮抗作用等を有し、うつ血性心不全、肺
うつ血肝腫張および狭心症の予防および治療に有効であ
る。化合物(1)の合成法としては2,3一ジメトキシ
一6−メチル−1,4−ベンゾハイドロキノンまたは、
その゜1−モノアシル体と(イソ)プレノールまたは、
その反応性誘導体とを蟻酸、硫酸、塩酸、燐酸、P−ト
ルエンスルホン酸等のプロトン酸;塩化亜鉛、塩化アル
ミニウム、三弗化ホウ素、エーテル錯体等のルイス酸あ
るいはこれらの混合物等の酸性触媒の存在下に反応させ
て対応するハイドロキノン体となし(特公昭39一17
513号、同46−3967号参照)これに酸化剤を作
用させて対応するベンゾキノン体とする方法(特公昭3
9−17514号参照)が知られている。しかしこれら
の方法は、縮合工程の収率が良くないため、目的とする
キノン化合物の収率は、粗生成物でも高々30%と非常
に低い。
合手を形成しnが9である2,3−ジメトキシ−5−デ
カプレニル一6−メチル−1,4−ベンゾキノン〔2,
3一ジメトキシ一5−(3,7,11,15,19,2
3,27,31,35,39−デカメチルテトラコンタ
デカエン一2,6,10,14,18,22,26,3
0,34,38−イーノリ一6一メチル一1,4−ベン
ゾキノン〕は、補酵素QlOと称せられるもので、生体
内において、電子伝達系に関与すると共にエネルギー産
生に重要な役割を果し、虚血による心筋組織の病変の改
善、低下した心拍出量の増加、アルドステロンのNa貯
留作用に対する拮抗作用等を有し、うつ血性心不全、肺
うつ血肝腫張および狭心症の予防および治療に有効であ
る。化合物(1)の合成法としては2,3一ジメトキシ
一6−メチル−1,4−ベンゾハイドロキノンまたは、
その゜1−モノアシル体と(イソ)プレノールまたは、
その反応性誘導体とを蟻酸、硫酸、塩酸、燐酸、P−ト
ルエンスルホン酸等のプロトン酸;塩化亜鉛、塩化アル
ミニウム、三弗化ホウ素、エーテル錯体等のルイス酸あ
るいはこれらの混合物等の酸性触媒の存在下に反応させ
て対応するハイドロキノン体となし(特公昭39一17
513号、同46−3967号参照)これに酸化剤を作
用させて対応するベンゾキノン体とする方法(特公昭3
9−17514号参照)が知られている。しかしこれら
の方法は、縮合工程の収率が良くないため、目的とする
キノン化合物の収率は、粗生成物でも高々30%と非常
に低い。
さらに使用する酸触媒は、何れも腐蝕性が強く、装置上
好ましくないのみならず溶出した金属が生成物を汚染し
工業的に実施するに際し、その不利は免れない。また、
前記触媒を使用することによつて、得られた反応生成物
から目的生成物を分離するにあたつて中和、抽出等の操
作を要し、更に原料に対して多量の触媒を使用し、その
上それらは反応後に廃棄しなければならない場合が多く
、コスト上並びに公害上の見地から好ましくないなど、
工業的に多くの難点を有している。本発明者等は、キノ
ン化合物(1)を効率よく得る方法の開発を目的として
探索を行ない本発明の方法に到達した。
好ましくないのみならず溶出した金属が生成物を汚染し
工業的に実施するに際し、その不利は免れない。また、
前記触媒を使用することによつて、得られた反応生成物
から目的生成物を分離するにあたつて中和、抽出等の操
作を要し、更に原料に対して多量の触媒を使用し、その
上それらは反応後に廃棄しなければならない場合が多く
、コスト上並びに公害上の見地から好ましくないなど、
工業的に多くの難点を有している。本発明者等は、キノ
ン化合物(1)を効率よく得る方法の開発を目的として
探索を行ない本発明の方法に到達した。
本発明は、6−メチル−2,3,4−トリメトキシーフ
エノールに硼酸を反応させて6−メチル−2,3,4−
トリメトキシーフエノール硼酸エステルを得る工程(工
程1)と6−メチル−2,3,4−トリメトヰシーフエ
ノール硼酸エステルと次の一般式〔式中Rは次式 の基を表わし、nはO〜9の整数を、A,Bは水素原子
あるいは、場合によりA−Bで結合手を形成する事を表
わす。
エノールに硼酸を反応させて6−メチル−2,3,4−
トリメトキシーフエノール硼酸エステルを得る工程(工
程1)と6−メチル−2,3,4−トリメトヰシーフエ
ノール硼酸エステルと次の一般式〔式中Rは次式 の基を表わし、nはO〜9の整数を、A,Bは水素原子
あるいは、場合によりA−Bで結合手を形成する事を表
わす。
〕で表わされる(イソ)プレノールをシリカアルミナ系
化合物存在下に反応させて2−メチル−3−プレニル一
4,5,6−トリメトキシーフエノール硼酸エステルと
なす工程(工程2)と2−メチル−3−プレニル一4,
5,6−トリメトキシーフエノール硼酸エステルを加水
分解して得られる次式()の2−メチル−3−プレニル
一4,5,6−トリメトキシーフエノール〔式中Rは前
記の意味を表わす。
化合物存在下に反応させて2−メチル−3−プレニル一
4,5,6−トリメトキシーフエノール硼酸エステルと
なす工程(工程2)と2−メチル−3−プレニル一4,
5,6−トリメトキシーフエノール硼酸エステルを加水
分解して得られる次式()の2−メチル−3−プレニル
一4,5,6−トリメトキシーフエノール〔式中Rは前
記の意味を表わす。
〕を酸化剤で処理して式(1)で表わされる2,3−ジ
メトキシ−5−プレニル一6−メチル−1,4−ベンゾ
キノンを得る工程(工程3)からなる。
メトキシ−5−プレニル一6−メチル−1,4−ベンゾ
キノンを得る工程(工程3)からなる。
工程1の6−メチル−2,3,4−トリメトキシーフエ
ノール硼酸エステル調製法は、通常の硼酸エステル調製
法、例えばJ−Am−Chem−SOc・75,213
(1953)記載の方法に従つて行なうことができる。
生成した硼酸エステルは、水分等に対して非常に不安定
なので用時調製して単離せずに次の工程に移行させるの
が望ましい。
ノール硼酸エステル調製法は、通常の硼酸エステル調製
法、例えばJ−Am−Chem−SOc・75,213
(1953)記載の方法に従つて行なうことができる。
生成した硼酸エステルは、水分等に対して非常に不安定
なので用時調製して単離せずに次の工程に移行させるの
が望ましい。
工程2において使用される(イソ)ブレノールとしては
例えば3−メチルブテン−2−オール−1,3−メチル
ブテン−1−オール−3、ゲラニオール、リナロール、
ネロール、ネロリドール、フイトール、イソフイトール
、ゲラニルゲラニオール、ゲラニルリナロール、ゲラニ
ルフアルネソール、ゲラニルネロリドール、フアルネニ
ルフアルネソール、フアルネシルネロリドール、ゲラニ
ルゲラニルフアルネソール、ソラネソール、デカプレー
ル、イソデカプレノールなどをあげる事ができる。
例えば3−メチルブテン−2−オール−1,3−メチル
ブテン−1−オール−3、ゲラニオール、リナロール、
ネロール、ネロリドール、フイトール、イソフイトール
、ゲラニルゲラニオール、ゲラニルリナロール、ゲラニ
ルフアルネソール、ゲラニルネロリドール、フアルネニ
ルフアルネソール、フアルネシルネロリドール、ゲラニ
ルゲラニルフアルネソール、ソラネソール、デカプレー
ル、イソデカプレノールなどをあげる事ができる。
反応系に添加するシリカアルミナ系化合物としては、例
えば白土、活性白土、カオリン、天然および合成ゼオラ
イト、シリカアルミナ、シリカアルミナポリア、シリカ
アルミナマグネシア等を挙げる事ができる。
えば白土、活性白土、カオリン、天然および合成ゼオラ
イト、シリカアルミナ、シリカアルミナポリア、シリカ
アルミナマグネシア等を挙げる事ができる。
本反応に際しては、ベンゼン、トルエン、キシレン等の
芳香族炭化水素系溶媒;エチルエーテル、イソプロピル
エーテル、テトラハイドロフラン等のエーテル系溶媒:
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタ
ン、石油エーテル、リグロイン等の脂肪族炭化水素系溶
媒:酢酸エチルエステル等のエステル系溶媒等を適宜選
択して使用するのが好ましい。
芳香族炭化水素系溶媒;エチルエーテル、イソプロピル
エーテル、テトラハイドロフラン等のエーテル系溶媒:
ペンタン、ヘキサン、ヘプタン、オクタン、イソオクタ
ン、石油エーテル、リグロイン等の脂肪族炭化水素系溶
媒:酢酸エチルエステル等のエステル系溶媒等を適宜選
択して使用するのが好ましい。
工程3の硼酸エステルの加水分解は、工程2で得られた
硼酸エステルを水と接触させるだけで容易に完了する。
硼酸エステルを水と接触させるだけで容易に完了する。
通常、工程2の生成物を水で洗滌する事により行なわれ
る。
る。
フエノール体()の酸化は、例えば酸化銀、酸化鉛、塩
化第二鉄、過酸化水素水等の穏和な酸化剤を使用して行
なう通常のキノン生成法を採用して容易に行なう事がで
きる。工程1〜3は、連続して行なう事が可能であるが
化合物()は、比較的安定なので、必要ならば単離精製
して反応の進行度等をチエツクしてもよい。
化第二鉄、過酸化水素水等の穏和な酸化剤を使用して行
なう通常のキノン生成法を採用して容易に行なう事がで
きる。工程1〜3は、連続して行なう事が可能であるが
化合物()は、比較的安定なので、必要ならば単離精製
して反応の進行度等をチエツクしてもよい。
本発明の方法は前述した従来の方法に比較して次の点で
大きな改善があつた。1)収率の向上 本発明の方法では、工程2の縮合効率がよいため、最終
目的物であるキノン体(1)が高収率で得られる。
大きな改善があつた。1)収率の向上 本発明の方法では、工程2の縮合効率がよいため、最終
目的物であるキノン体(1)が高収率で得られる。
例えばCOQlOでは65%または、それ以上で純品が
得られた。i1)工程数の減少 化合物()から化合UI)を得るためには、従来は化合
物()を例えば特公昭49−28503の方法で、2,
3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンと
なし、これを還元して2,3−ジメトキシ−5−メチル
−1,4−ベンゾハイドロキノンとなし、必要ならばモ
ノアシル化し、次いで(イソ)プレノールを縮合させ、
2,3−ジメトキシ−5−プレニル一6−メチル−1,
4−ベンゾハイドロキノンまたは、そのモノアンレート
となし(特公昭39−17513号)それを酸化して目
的物(1)を得る(特公昭39−17514号)と工程
数が多く、(4〜5工程)しかも煩雑な操作を含むが本
発明の方法は3工程である。
得られた。i1)工程数の減少 化合物()から化合UI)を得るためには、従来は化合
物()を例えば特公昭49−28503の方法で、2,
3−ジメトキシ−5−メチル−1,4−ベンゾキノンと
なし、これを還元して2,3−ジメトキシ−5−メチル
−1,4−ベンゾハイドロキノンとなし、必要ならばモ
ノアシル化し、次いで(イソ)プレノールを縮合させ、
2,3−ジメトキシ−5−プレニル一6−メチル−1,
4−ベンゾハイドロキノンまたは、そのモノアンレート
となし(特公昭39−17513号)それを酸化して目
的物(1)を得る(特公昭39−17514号)と工程
数が多く、(4〜5工程)しかも煩雑な操作を含むが本
発明の方法は3工程である。
111)装置等の腐蝕防止、公害防止の効果工程2の縮
合に際しては従来法では、塩化亜鉛、三弗化硼素エーテ
ル錯体等の酸性試薬を縮合触媒として使用するが、これ
ら酸性試薬は反応装置に対する腐蝕性が強いので反応装
置の材質は耐蝕性のものを使用しなければならず、また
金属ハライド等を使用した場合溶出する金属イオンが公
害の原因となるが、本発明の方法では、これら酸性縮合
触媒を使用しないためこれらの懸念がない。
合に際しては従来法では、塩化亜鉛、三弗化硼素エーテ
ル錯体等の酸性試薬を縮合触媒として使用するが、これ
ら酸性試薬は反応装置に対する腐蝕性が強いので反応装
置の材質は耐蝕性のものを使用しなければならず、また
金属ハライド等を使用した場合溶出する金属イオンが公
害の原因となるが、本発明の方法では、これら酸性縮合
触媒を使用しないためこれらの懸念がない。
以上より本発明の方法は、従来法に比較して、より工業
的に優れた方法であるといえる。
的に優れた方法であるといえる。
次に実施例により、本発明を説明する。
実施例 1
2,3−ジメトキシ−5−デカプレニル一6−メチル−
ベンゾキノン−1,4の合成a)2−メチル−3−デカ
プレニル一4,5,6−トリメトキシーフエノールの合
成り−メチル−2,3,4−トリメトキシーフエノール
209、硼酸69をトルエン30aに加え入れ、撹拌下
に2時間還流し、生成する水を除去した。
ベンゾキノン−1,4の合成a)2−メチル−3−デカ
プレニル一4,5,6−トリメトキシーフエノールの合
成り−メチル−2,3,4−トリメトキシーフエノール
209、硼酸69をトルエン30aに加え入れ、撹拌下
に2時間還流し、生成する水を除去した。
次いでトルエン15dを溜去し50℃に冷却したのち、
n−ヘキサン35m11シリカアルミナ209を加え、
30分間攪拌下に50〜58℃で加熱した。次いで同一
条件下、デカプレノール(純度94.4%)149をn
−ヘキサン10dに溶解した溶液を40分間を要して滴
下し、更に10分間撹拌加熱し反応を完結せしめた。
n−ヘキサン35m11シリカアルミナ209を加え、
30分間攪拌下に50〜58℃で加熱した。次いで同一
条件下、デカプレノール(純度94.4%)149をn
−ヘキサン10dに溶解した溶液を40分間を要して滴
下し、更に10分間撹拌加熱し反応を完結せしめた。
反応終了後、反応混合物を淵過、済過物をエーテル洗滌
し、洗液をP液と合し有機溶媒層を取り、水110%苛
性ソーダ水溶夜で順次洗滌した。有機溶媒層を分取し、
溶媒を溜去し、淡黄色油状物16.89を得た。1部を
取りシリカゲルカラムクロマトグラフイ一にて精製、同
定用標品とした。
し、洗液をP液と合し有機溶媒層を取り、水110%苛
性ソーダ水溶夜で順次洗滌した。有機溶媒層を分取し、
溶媒を溜去し、淡黄色油状物16.89を得た。1部を
取りシリカゲルカラムクロマトグラフイ一にて精製、同
定用標品とした。
白色結晶、融点43〜44℃元素分析値 C6OH9
4O4として 理論値(%) C:81.95H:10,77実測値
(%) C:81.73H:10.61b) 2,3
−ジメトキシ−5−デ゛カプレニル一6ーメチルーベン
ゾキノン一1,4の合成a)で得た淡黄色油状物8.4
9を酢酸エチルエステル100m1に溶解し、塩化第2
鉄・6水和物359を加え室温にて2時間攪拌し、次い
で水100aを加えよく振盪したのち、有機溶媒層を分
取した。
4O4として 理論値(%) C:81.95H:10,77実測値
(%) C:81.73H:10.61b) 2,3
−ジメトキシ−5−デ゛カプレニル一6ーメチルーベン
ゾキノン一1,4の合成a)で得た淡黄色油状物8.4
9を酢酸エチルエステル100m1に溶解し、塩化第2
鉄・6水和物359を加え室温にて2時間攪拌し、次い
で水100aを加えよく振盪したのち、有機溶媒層を分
取した。
水にて洗滌したのち芒硝で乾燥し、次いで溶媒を溜去し
て赤褐色油状物8.39を得た。この油状物全量をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ一(流出溶媒:エチルエ
ーテル一n−ヘキサン)で精製し、淡黄橙色油状物5.
39を得た。収率65.0%(デカプレノールからの収
率)1部を取りアセトンより結晶化させて橙黄色結晶を
得た。
て赤褐色油状物8.39を得た。この油状物全量をシリ
カゲルカラムクロマトグラフイ一(流出溶媒:エチルエ
ーテル一n−ヘキサン)で精製し、淡黄橙色油状物5.
39を得た。収率65.0%(デカプレノールからの収
率)1部を取りアセトンより結晶化させて橙黄色結晶を
得た。
融点49〜50℃本品のUV,IR,NMRおよびMA
Sスペクトル測定値は、標品とよく一致した。
Sスペクトル測定値は、標品とよく一致した。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 6−メチル−2,3,4−トリメトキシ−フェノー
ルに硼酸を反応させて得られる6−メチル−2,3,4
−トリメチル−フェノール硼酸エステルにシリカアルミ
ナ系化合物の存在下に、次の一般式▲数式、化学式、表
等があります▼または、そのイソ体〔式中Rは次式 ▲数式、化学式、表等があります▼ の基を表わし、nは0〜9の整数を、A、Bは水素原子
あるいは、場合によりA−Bで結合手を形成することを
表わす。 〕で表わされる(イソ)プレノールを反応せしめて、2
−メチル−3−プレニル−4,5,6−トリメトキシ−
フェノール硼酸エステルとなし、このエステル体を加水
分解して得られる次式▲数式、化学式、表等があります
▼ 〔式中Rは前記の意味を表わす。 〕で表わされる2−メチル−3−プレニル−4,5,6
−トリメトキシ−フェノールを酸化剤で処理することを
特徴とする次式▲数式、化学式、表等があります▼ 〔式中Rは前記の意味を表わす。 〕で表わされる2,3−ジメトキシ−5−プレニル−6
−メチル−1,4−ベンゾキノンの合成方法
Priority Applications (6)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50116399A JPS5925772B2 (ja) | 1975-09-29 | 1975-09-29 | 補効素q類化合物の合成方法 |
DE2642415A DE2642415C2 (de) | 1975-09-29 | 1976-09-21 | Verfahren zur Herstellung von in 6-Stellung substituierten 2,3-Dimethoxy-5-methyl-1,4-benzochinonen |
US05/725,447 US4062879A (en) | 1975-09-29 | 1976-09-22 | Process for synthesis of coenzyme Q compounds |
ES451930A ES451930A1 (es) | 1975-09-29 | 1976-09-28 | Un procedimiento para la sintesis de 2,3-dimetoxi-5-metil- 1,4 - benzoquinonas 6-sustituidos. |
GB40128/76A GB1566875A (en) | 1975-09-29 | 1976-09-28 | Process for synthesis of coenzyme q compounds |
FR7629270A FR2332256A1 (fr) | 1975-09-29 | 1976-09-29 | Procede de synthese de coenzymes q |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP50116399A JPS5925772B2 (ja) | 1975-09-29 | 1975-09-29 | 補効素q類化合物の合成方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5242837A JPS5242837A (en) | 1977-04-04 |
JPS5925772B2 true JPS5925772B2 (ja) | 1984-06-21 |
Family
ID=14686069
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP50116399A Expired JPS5925772B2 (ja) | 1975-09-29 | 1975-09-29 | 補効素q類化合物の合成方法 |
Country Status (6)
Country | Link |
---|---|
US (1) | US4062879A (ja) |
JP (1) | JPS5925772B2 (ja) |
DE (1) | DE2642415C2 (ja) |
ES (1) | ES451930A1 (ja) |
FR (1) | FR2332256A1 (ja) |
GB (1) | GB1566875A (ja) |
Families Citing this family (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS53108934A (en) * | 1977-03-07 | 1978-09-22 | Eisai Co Ltd | 2-methyl-3-prenul-4,5,6-trimethoxy-phenol and its preparation |
US4914217A (en) * | 1987-12-18 | 1990-04-03 | Hoffmann-La Roche Inc. | Asymmetric synthesis of natural vitamin E |
US4855085A (en) * | 1987-12-18 | 1989-08-08 | Hoffmann-La Roche Inc. | Asymmetric synthesis of natural vitamin E |
US7528271B2 (en) * | 2007-05-16 | 2009-05-05 | Bergen Teknologioverforing As | Intermediates, process for their preparation and synthesis of 1,4-benzoquiones |
Family Cites Families (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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