JPS5925285Y2 - 化粧用コンパクト - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、化粧用コンパクトに係り、例えば口紅等の棒
状化粧品を、化粧用コンパクトとペアに収納できるよう
にしたものである。

一般に化粧用コンパクトは、その構造上の制約から、例
えば口紅等の棒状化粧品を収納することは全くできず、
口紅等の棒状化粧品は、化粧用コンパクトと別個に例え
ばバンドバックに入れて携帯しなければならず、しばし
ば口紅等の棒状化粧品をバンドバッグに入れ忘れ、外出
先において困る場合があった。

また化粧直しの場合、バンドバッグから化粧用コンバク
Ｉ・と口紅等の棒状化粧品をそれぞれ別個に取出さなけ
ればならない不便があった。

本考案は、かくの如きことがないようにした化粧用コン
パクトであって、その実施例を図面に基づき以下に説明
する。

第１図乃至第３図において、１はコンパクト本体であっ
て、その後端において蓋体２が開閉自在に枢着されてい
る。

前記コンパクト本体１の前端面中央部には、蓋体２を開
らくのに便利なように手指を挿入する凹部１ａが設けら
れている。

また前記蓋体２の裏面には鏡３が設けられている。

さらに前記蓋体２の」二面中心線上のヒンジ部側から自
由端方向には、ヒンジ部側端が閉塞され、自由端側か開
口されている、例えば口紅等の棒状化粧密容器の嵌装用
収納室２ａが蓋体２と一体的に設けられている。

４は、前記蓋体２における嵌装用収納室２ａ内に嵌装収
納された口紅等の棒状化粧品容器である。

なお、前記コンパクト本体１、蓋体２は合成樹脂にて成
形するが、金属製でもよい。

また蓋体２に前記口紅等の棒状化粧品容器の嵌装用収納
室２ａを一体的に形成するには合成樹脂成形がよいが、
金属製でも蓋体２に口紅等の棒状化粧品容器の嵌装用収
納室２ａを一体的に設けることに困難性はない。

さらに、口紅等の棒状化粧品容器の嵌装用収納室２ａと
並列に、例えば化粧筆の嵌装用収納室を設ければ、さら
に便利である。

またさらに、実施例において、コンパクト本体１、蓋体
２を、平面円形にしであるが、四角形でもよい。

以上の如く、本考案は、化粧用コンパクトにおける蓋体
２の上面中心線上のヒンジ部側から自由端方向に、ヒン
ジ部側端が閉佳され、自由端側か開口されている、口紅
等の棒状化粧品容器４の嵌装用収納室２ａを一体的に設
けたので、化粧用コンパクト内の化粧料以外の口紅等の
棒状化粧品容器４を、前記収納室２ａ内に嵌装しておく
ことができ、従って口紅等の棒状化粧品容器４を化粧用
コンパクトとペアにしておくことができるので、化粧直
しの際、収納室２ａ内に嵌装され、自由端側に突出して
いる棒状化粧品容器４を指かけとして、蓋体２を極めて
容易に開放することができると共に、棒状化粧品容器４
を収納室２ａから引き抜き、蓋体２の裏面の鏡をみらが
ら、簡単に化粧直しか゛できる。

しかし、構成が極めて簡単なので、比較的安価に化粧用
コンパクトを製造し、提供することができる。

【図面の簡単な説明】

図は本考案の実施例を示すものであって、第１図は平面
図、第２図は、第１図Ａ−Ａ線における断面図、第３図
は、第１図Ｂ−Ｂ線における半断面図で゛ある。 １・・・・・・コンパクト本体、２・・・・・・蓋体、
２ａ・・・・・・嵌装用収納室。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 化粧用コンパクトにおける蓋体２の」二面中心線上のヒ
   ンジ部側から自由端方向に、ヒンジ部側端が閉塞され、
   自由端側か開口されている、口紅等の棒状化粧品容器４
   の嵌装用収納室２ａを一体的に設けて戊る化粧用コンパ
   クト。