JPS5924277B2 - 浸漬ねじポンプ - Google Patents

浸漬ねじポンプ

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JPS5924277B2
JPS5924277B2 JP46096672A JP9667271A JPS5924277B2 JP S5924277 B2 JPS5924277 B2 JP S5924277B2 JP 46096672 A JP46096672 A JP 46096672A JP 9667271 A JP9667271 A JP 9667271A JP S5924277 B2 JPS5924277 B2 JP S5924277B2
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JP
Japan
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rotor
stator
pump
screw
rotors
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JP46096672A
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JPS4860305A (ja
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アントノウイツチ ボグダノフ アレクサンドル
ミハイロウイツチ ラトフ アンドレイ
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OSOBOE KONSUTORUKUTORUSUKOE BYUROOHO KONSUTORUIROWANIIYU ISUREDOWANIIYU I BUNEDORENIIYU GURUBINNUIFU BESUSHITANGOBUIFU NASOSOFU
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OSOBOE KONSUTORUKUTORUSUKOE BYUROOHO KONSUTORUIROWANIIYU ISUREDOWANIIYU I BUNEDORENIIYU GURUBINNUIFU BESUSHITANGOBUIFU NASOSOFU
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Publication date
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  • Rotary Pumps (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はポンプ製造工業に関し、か゛つ特に粘性流体を
移送する場合、例えば、深い油井から油を汲み上げる場
合あるいは油だめから油製品を移送する場合に用いる浸
漬ねじポンプに関する。
この型の浸漬ポンプは先行技術において公知である。
(ソ連邦発明者証第236987号、同第238351
号、クラス59e、6101;同第231277号、ク
ラス47g、47101明細書参照)。
始動装置を備えた駆動装置と、剛性ケーシング内にそれ
と同軸に嵌合された弾性ブッシングを備えた剛性ケーシ
ングにより構成されかつ前記装置と同軸に装着されてい
る固定子とを包含し、前記弾性ブッシングは内ねじを有
するとともにピストンとパイロット弁とを備えた安全弁
によって保護されており、さらに双子ねじ回転子をも包
含して成るねじポンプは従来既に提案されている。
回転子の一方は右ねじを、他方は左ねじをそれぞれ有し
、かつ各ねじ回転子はそのねじ数よりも1条だけ多い数
の数条のねじを有する対応する固定子の内側に配置され
ている。
原則としては、両回転子は反対方向に回転することがで
きる。
回転子のねじと固定子のねじとの間には、各回転子の取
入れ室から共通の送出し室まで、固定子の軸線に沿って
配置された密閉空所が形成されている。
ねじ回転子は、通常弾性部材によって相互連絡された2
つの頭部を有する二重自在継手により、駆動軸および相
互に連結されている。
公知のねじポンプの固定子における弾性ブッシングの長
さは、ねじ回転子の横断直径の5ないし10倍に過ぎな
い。
このようなポンプは、汲み上げられる液体の液柱200
メーターを超えない圧力においては、長期にわたり運転
することができる。
このようなポンプにおいて、ねじ回転子を連結するため
に用いられる二重自在継手には、たわみ部材、例えば鋼
索によって相互連絡された2つの頭部が設けられている
トルクを伝達する継手素子は、スロット内に配置された
玉として作られている(ドイツ国特許第1216032
号明細書参照)。
公知のねじポンプには、汲み上げられる液体の1000
メーターを超える圧力を克服することができず、かつこ
のような条件のもとで数ケ月間修理せずに連続運転する
ことができないという不利益がある。
液柱1000メーターの圧力において動作する公知のポ
ンプにおいては、固定子の弾性ブッシングは破損して役
にたたなくなりやすく、継手の頭部を相互連絡する弾性
部材すなわち鋼索は切れ、安全弁のパイロット弁と始動
クラッチの従動カラーとは回転子の始動中に損傷されや
すい。
公知のねじポンプを深井戸からの油の汲上げに用いるの
は非能率的であるし、またしばしばそれらは、このよう
な作動条件のもとでは全然役にたたない。
したがって、この問題の新しい技術的解決が必要となっ
ている。
この解決は、単に井戸からの油の汲上げに対してだけで
なく、水中だめからの粘性油製品の移送に対しても適当
なはずである。
従来のポンプのねじ回転子は相互に二重自在継手によっ
て連結されているが、その継手の頭部は鋼索を用いたり
、継手の頭部を表面を球状部材表面に点接触させたりし
ており、十分な高圧に耐えることができなかった。
また、一つの二重自在継手によって結合された上下の回
転子は固定子の軸に対して反対側の位置で回転している
ので、互いに上下の固定子に作用する遠心力モーメント
を平衝にしないと、ポンプが振動して乱流を生ぜしめ、
深井戸からの油のような粘稠液体を汲上げることができ
ない。
本発明は、かかる点に鑑み、深い油井から油を汲み上げ
ることができるように高圧に耐えかつ寿命の長い浸漬ね
じポンプを提供することを目的とする。
次に本発明の実施例を添付図面について説明する。
ただし本明細書に記載の下記の用語は下記の意に用いた
ものである。
゛′浸漬ねじポンプ″は、井戸の液面下にもぐらせてそ
この液体を地上まで汲み上げるための偏心ねじまたは回
転型のポンプに対する用語である。
゛′1駆動装置″は、浸漬電動機を可とする電動機であ
る。
パ始動クラッチ″は、電動機の回転子がある予定の速さ
まで加速された後にポンプを動作せしめる単位を一方向
に動作回転せしめるに適するもの、例えばかみあいクラ
ッチまたは遠心クラッチのようなりラッチである。
パ弾性継手″′は、少な(とも1つの軸が遊星運動をし
てトルクと軸荷重とを1つの軸から他の軸に伝達する2
つの軸を相互連絡する装置である。
弾性継手は、駆動軸と従動軸のある角度におけるトルク
を伝達するとともにポンプの助変数に該当する荷重に対
応するように設計された二重自在継手または二重軸方向
可動継手として構成することができる。
゛自在継手″は、1つの軸の軸線が他の軸の軸線と共角
をなすとともに他の軸に対して動作中に可変なある角度
をなして、1つの軸から他の軸にトルク、引張荷重およ
び圧縮荷重または動力を伝達することができる装置であ
る。
゛二重自在継手″は、2つの自在継手より成る装置であ
る。
゛ねじ回転子”は、例えば一条ねじのような1つのねじ
を有し、かつそのねじは横断面が円形をなすとともにそ
のすべての横断面の中心がねじ回転子の軸線のまわりの
1つのねじ線上に規則正しく配置されている回転子であ
る。
”双子ねじ回転子”は、右ねじを有する1つの回転子と
左ねじを有する他の回転子とが例えば二重自在継手によ
って相互連絡された2つのねじ回転子である。
固定子の”弾性ブッシングは、好ましくは金属製の剛性
固定子スリーブ上に通常加硫被覆された耐油ゴム製のも
のである。
これらのブッシングの内部ねじ面は、回転子のねじ面に
一致するとともに回転子のねじ面に比べて余分の1条の
ねじを有している。
゛密閉空所″は、固定子の弾性ブッシングのねじ面のゝ
゛余″′条ねじの設置によって形成されたねじ回転子と
固定子の弾性ブッシングとの間の空所であり、液体で満
たされている。
回転子と固定子ブッシングとの間の干渉によって、これ
らの密閉空所は、2つのねじ面すなわち固定子と回転子
の面によって形成された不定形らせんとこれらの面の交
線である接触線とを有する。
浸漬ねじポンプ(第1図および第2図)は1駆動装置1
、例えばケーブル2を介して付勢される電動機を包含す
る。
駆動装置1の軸3に架装されているのは、始動クラッチ
4として作製された始動装置であり、このクラッチは2
つのつめ7によって相互連絡された駆動部材5と従動部
材6とより成る。
始動クラッチ4の従動部材6は、緩衝器11を備えかつ
シール12を有する軸受9および10内を回転するポン
プの駆動軸8に架装されている。
駆動軸8の他の延長部に架装されているのは、駆動軸を
固定子150弾性弾性ブッシング(第1図、第2図、第
3図および第4図)内に配置されたねじ回転子1401
つに連結する二重自在継手13である。
また、前記固定子は剛性ケーシング17を備え、弾性ブ
ッシング16がこのケーシング17内にそれと同軸に固
定されている。
弾性ブッシング16から突き出ているねじ回転子14の
他端には、第二のねじ回転子14を第一のそれと連結す
る他の自在継手13が架装される。
回転子14の一方は右ねじな有するのに対して、他方は
左ねじを有する。
各ねじ回転子14は固定子15の対応する弾性ブッシン
グ16内に配置されており、該ブッシングは回転子14
のねじに比べて余分のねじ1条を有しているから、回転
子14のねじと固定子15の弾性ブッシング16のねじ
との間には、各回転子14の取入れ室19から共通送出
し室20までポンプの軸線に沿って配置された密閉空所
18が形成される。
この場合において、継手13の上下の回転子14によっ
て形成される密閉空所18は互いに反対位置に形成され
るが、この密閉空所18のうち送出し室20に隣接した
密閉空所18の中心C,C同士を結ぶ直線t1は、固定
子15の中心軸t2 と継手13の傾斜中心軸t3 と
の交点Oを通るようになっている(第17図)。
すなわち、前記密閉空所18は、前記交点Oに対して対
称の位置に存在することになり、回転子140回転によ
って生ずる遠心モーメントが平衡になる。
ポンプの送出し室20内には、液圧緩衝器22を備えた
安全弁21が配置されている。
固定子15(第5図および第6図)の剛性ケーシング1
7は金属製であって3列の等分に配置されたオリフィス
23が設けられており、また各剛性ケーシング17の内
側およびその端面24には■字形または矩形のみぞ25
が設けられている。
各二重自在継手13(第7図)は、剛性部材27、例え
ば1つの軸またはブリッジ(第11勃によって相互に連
絡された2つの頭部26より成る。
二重自在継手13の各頭部26(第7図)の表面の上下
には球形の一部をなすようにわん曲した部分28があり
、このわん曲部の中間には2つの截頭円すい部分29が
あり、2つの円錐台形の部分29は互いに対称の位置に
あって、その基部がポンプの軸方向に互いに合わさって
そろばん玉状をなしている。
この円錐台状の部分290角度は剛性部材27の軸がね
じ回転子14(第1図及び第2図)の軸に対して振れる
角度に等しい。
この円錐台状の部分29の周囲(第8図)をスロット3
0が上下に伸び、このスロット30は頭部26の周囲に
形成された縦方向に断面半円状であり、このスロット3
0に頭部26を取巻くブッシング32の内面に形成され
た断面半円形のスロット31が対向し、このスロット3
1はスロット30と合わさって断面円形の中空部分を形
成する。
前記キャップ33は二重自在継手の頭部(第7図)を取
り囲んでいる。
前記スロット30.31で形成される中空部分の中にこ
ろ34(第7図)が緩く挿入され、前記円錐台形の部分
29の突出した基部外周29aがキャップ33のブッシ
ング32の内面に線接触している。
二重自在継手の各頭部26は、この頭部26に対応する
キャップ330球形の一部をなすようにわん曲した表面
に取り囲まれている。
上方の頭部26の下側のわん曲部分28は取換えインサ
ート37に支持され、上下のキャップ33間にはカップ
39が剛性部材27の周囲を囲んで設げられ、このキャ
ップ33は上下に2分割され、これら両分割片間にばね
41が介在され、このばね41によってカップ39の上
下端が上下の頭部26を収納したキャップ33に押付け
られている。
第9図乃至第12図は、頭部26の他の実施例を示し、
第9図においては、筒状のブッシング32をキャップ3
3の外側に嵌め込み、頭部26の下側のわん曲面28に
直接キャップ33の内面が当接し、剛性部材27とキャ
ップ33間にカップ39が介在されている。
第10図においては、キャップ33がスリーブ状に形成
され、その一部カフツシング32を形成し、このブッシ
ング32の下側からリング状のキャップ33を嵌め込み
、このリング状キャップ33の下側をカップ39が支持
し、ブッシング33内に形成された空所38を密封して
いる。
第11図においては剛性部材27上部に頭部26を収納
する凹所を設げてその凹所の周壁をブッシング32とし
、との凹所の上方からリング状のブッシング33を嵌め
込み、このブッシングの上端にカップ39が上から当接
するようになっている。
第12図においては、上方に開口した筒状のキャップ3
3を形成するとともに、この外側のキャップ33内に頭
部の上部わん曲面28を被うように別のキャップ33が
形成され、この別の内側キャップ33が外側キャップ3
3内に挿入され、その挿入部分がブッシング32をなし
、外側キャップ33の底部に取換えインサート37が収
納され、このインサート37が頭部26の下側わん曲面
28に当接している。
安全弁21(第1図)は、圧力室すなわち送出し室20
内に配置されるとともに座46と少なくとも2つのスロ
ット47とが設けられた案内スリーブ45(第13図)
を包含し、該スリーブ内にはパイロット弁49のブッシ
ング50内に配置すれたパイロット弁49のゲート48
がすべり架装されている。
ブッシング50の空胴51は、通路52および口53を
介してねじ回転子14の取入れ室19(第1図)に連通
ずるとともにパイロット弁49によって送出し室20か
ら遮断されている。
ゲート48(第13図)およびパイロット弁49と同軸
にゲート48の反対側に配置されているのは液圧緩衝器
22で、この緩衝器22は、スリーブ54内に所定の径
の穴55を有するとともにこの穴55の近傍に傾斜面5
6を有している。
パイロット弁のブッシング50と緩衝器22のスリーブ
54との隣接面間に設けられているのは対称通路57で
、この通路57の横断面積は少な(ともパイロット弁4
9の横断面積の2倍に等しい。
通路57は円形でもよければ、長方形であってもよい。
案内スリーブ45の対称スロット47の下段58から上
段59までの弁21の軸線に沿う長さは、ゲート480
周壁の直線母線の長さより長い。
スロット47の下段58は、ゲート48の直線母線の長
さの少なくとも2倍の長さの距離だけ、該ケートの座4
6から離れている。
ポンプの始動クラッチ4の従動部材6(第1図および第
2図)は、2つの内側つめ61を備えたカラー60(第
15図)として作られる。
駆動装置1の側におけるカラー60の面62は、各つめ
61の面を結ぶ輪形ブリッジ63として作られている。
これらのブリッジ63はカラー60(第16図)内に開
口64を形成するか、これらの開口は各つめ61の一側
にその全長に沿って互いに他に関し対称的に配置される
開口640近くには、カラー60の内側のつめ61と反
対の側に傾斜面65が設げられている。
スラッジ管66は安全弁21(第1図)の上方に配置さ
れ、その壁部と汲上管67との間に形成されるすきまは
、機械的不純物のうちの大固形分の沈降器としての働き
をする。
本発明の浸漬ねじポンプは次のように動作する。
ポンプ単位は管67(第1図)によって油井内に沈めら
れ、駆動装置である電動機1がケーブル2を介して地上
から降ろされる。
電動機1の動作中、そのトルクは軸3に架装された始動
クラッチ4の駆動部材5に伝達される。
前記駆動部材は始動クラッチ4の従動部材6(第1図)
のカラー60(第15図)内に配置されている。
遠心力の作用を受けて、駆動部材5内に配置されたつめ
7は戻しばねの力に打ち勝って始動クラッチ4(第1図
)の従動部材6のカラー60のつめ61(第15図、第
16図)に係合する。
駆動装置1の電動機のスイッチが切られれば、つめ7は
戻しばねの作用のもとに互いは引きつげられ、従動部材
6は始動クラッチ4の駆動部材5からはずれる。
従動部材6は、軸受9および10内を回転する駆動軸に
架装されている。
軸受10は、これらの軸受の寿命を延ばすゴム−金属製
緩衝器付きのラジアル−スラスト軸受として構成するを
可とする。
駆動軸8からのトルクは、2つの二重自在継手13を介
してまずねじ回転子14の一方に、次いで他方に伝達さ
れる。
ねじ回転子14は、固定子150弾性弾性ブッシング1
6内心回転して遊星運動をする。
回転子14はブッシング16の中に、このブッシングに
軽く食い込んだ状態で配置されているので、標準的な浸
漬ねじポンプの回転子は始動用クラッチの始動時の衝撃
を受けた時に回転を始める。
原則としては、本発明に従うねじ回転子14はいずれの
方向にも回転することができる。
しかしながら、取入れ室19と安全弁21を備えた送出
し室20の配置を予め定めておく場合には回転の方向を
厳密に特定しなければならない。
この特定した方向と逆の方向にねじ回転子を回転させる
のは適当ではない。
このポンプは呼び水を入れなければ作動させることがで
きないからである。
始動クラッチはこのような不都合を生じさせないための
逆止継手の作用をする。
前記逆回転が生じた場合は、切り欠き部64と始動クラ
ッチ4の従動部(第1図)のカラー60の内側の傾斜面
65があるために、つめ7がカラー60のつめ61(第
15図、第16図)に係合することはない。
始動クラッチ4の従動部材6が軸方向の上または下に動
くような異常事態が生じた場合には、つめ7がカラー6
0のつめ61(第15図、第16図)から外れ、始動ク
ラッチ4(第1図)が電気駆動装置1をポンプから切り
離す安全装置として作用する。
送出し室20内の圧力の上昇に基く軸荷重を平衡せしめ
るとともにラジアルスラスト軸受10の荷重をなくすた
めに、ポンプには1つが右ねじを有し他は左ねじを有す
る二重ねじ回転子14が設けられている。
回転子140回転中、取入れ室19からの液体は回転子
14と固定子150弾性弾性ブッシングとの間の密閉空
所18を満たし、かつこの液体は固定子15の軸線に沿
いこれらの空所18内を流れて二重自在継手13を囲む
送出し室20に互いに向い合いに流入する。
2つの回転子14からの合流液体は、駆動装置1からさ
らに離れている固定子15の中な通ってから先ず安全弁
21に送られ、次いでスラッジ管66を経て管67に送
られ、この管を通して液体は地上に汲み上げられる。
ねじ回転子14は本発明に基づいて構成された二重自在
継手を介して結合され、この結合によって各回転子は固
定子15の中の弾性ブッシングの中で無理な力がかから
ないような位置を占めるので自動調心装置として作用す
ることになり、従ってポンプの製造・組立工程の中で技
術的な原因によって生ずる誤差を補償する。
継手13の上下の回転子14の各々は、回転中に生ずる
遠心力を平衝させるように、固定子15の軸から外れて
、この軸をはさんで互いに反対側になるような関係位置
を保って回転し、送出し室20に最も近い位置に形成さ
れる2つの密閉空所18の中心を結ぶ直線は剛性部材の
軸と交叉するようになっている(第17図)。
反対の方向に作用する1対の遠心力モーメントが平衡で
ない場合はポンプに成る種の振動が発生し、この振動は
取入れ室19からの吸込能力を低下させる。
振動によって液体の流れが乱流化するからである。
この効果は粘稠な液体のポンプ送りを行なう場合、特に
重要である。
深井戸から油を汲み上げる場合、その揚程が液柱で10
00メートル乃至2000メートルに及ぶことがあり、
この圧力に耐えるために、またポンプの構成部材の強度
に限界があるのに対処するために、固定子の弾性ブッシ
ング16の形状をだ円形にし、このブッシングの長さを
少くとも回転子14の断面直径の20倍にする必要があ
る。
この20倍という値は実験値であり、若し、固定子の直
径を変えずにブッシングの長さだけを伸せばポンプの圧
力が下がるし、ブッシングの長さを一定にして回転子の
直径を小さくすればこの回転子の強度が低下するのでポ
ンプの圧力を高くすることができず、また、回転子14
の直径のみを太き(するとこの回転子の重量が増加し、
そのためにブッシング16に与える遠心力の影響が大き
くなってブッシングに不測の破壊を招(おそれが生ずる
からであり、これらを総合的に判断すると上述した20
倍が最適値ということになった。
固定子150弾性弾性ブッシングと剛性の、例えば金属
性のケーシング17との信頼性ある結合を付与するため
に、ケーシング17の内面と端面24にはねじまたは矩
形の切込みとして作られたみぞを設ける。
等分に配置された3列のオリフィス23は同じ目的のた
めに用いられる(第5図)。
駆動軸8からのトルクは、二重自在継手13のころ34
(第7−12図)を介してねじ回転子14に伝達される
頭部26の截頭円すい29は、継手13の剛性部材27
の軸線の回転子14の軸線からのふれの角に一致する傾
斜角を有する。
截頭円すい29のこのような作りは、ねじ回転子140
回転につれて頭部26が傾斜して回転したときに、スロ
ット30と円すい29の境界線29aの一部がころ34
の周面に線接触することを保障する(第12図参照)。
部分円筒スロット30および31(第8図)とこれらス
ロット間に配置されたころ34との間のすきまは、部材
27が回転子14の軸線からどのくらい傾斜できるかを
制限するものであり、上記すきまの大きさは二重自在継
手13が傾斜しても、その自由端がポンプのハウジング
68(第1図)に触れないように選ばれる。
回転子14を回転させると頭部26および剛性部材に荷
重がかかるのでキャップ33および頭部26の部分球面
28を硬質耐摩耗材料製とする必要があるが、その代り
に第7,12図に示すように取換えインサート36およ
び37を使用してもよい。
安全弁21(第13図)は、長円形弾性ブッシング16
を乾燥摩擦および過剰圧力から保護するとともにそれら
の不時の破壊をなからしめる。
ポンプを井戸に沈めた後は、弁21のゲート48とパイ
ロット弁49とが最低位置にある。
開口53および通路52を通って、井戸からの液体はパ
イロット弁49のブッシング50内に導入され、かつ室
20(第1図)およびポンプを井戸に沈めるのに用いら
れるからの管67を満たす。
このとき、座46上に載置されているゲート48(第1
3暖は、液体流路を閉じている。
ポンプが始動された後、液体の流れは案内ブッシング4
5内のゲート48(第13図)をスロット47まで押し
上げる。
パイロット弁49は、ゲート48とともに押し上げられ
、通路100、通路101、通路52および流出口53
からポンプ外に出る液体の流れをしゃ断(第1図、第2
図)する。
ポンプが停止すると、ゲート48は下降して元の位置に
戻る。
パイロット弁49によって通路52が閉塞されると、液
体はスリーブ54の底部に形成される通路57を通って
吐出される。
液圧緩衝器22は穴55の作用によってパイロット弁4
9°の上下動を緩衝的に制御し、弁全体およびポンプ全
体としての衝撃のない信頼性ある作動を付与するもので
ある。
ゲート48は、ポンプの出力と液体の粘性いかんによっ
て定まる大きさのすきまをもって、案内ブッシング45
内に配置されている。
パイロット弁49(第13図)は、段が付けられていて
横断面がその軸線に沿い異なっているから、送出し室2
0(第1図)内の液体の圧力の作用のもとに下降する。
もし、ポンプの出力が井戸の湧出量を超えた場合、ある
いはポンプの長期に亘る運転中に湧出量が減少した場合
には、井戸の中の液面は下がり、ポンプ内の液面はねじ
回転子14の上部取入れ室19(第1図)まで下がる場
合がある。
すると、ポンプは油を吸い上げる場合、取入れ室19か
ら油と油面上に溜っているガスを吸い込むことになり、
回転子14は液体とともに入り込むガスを密閉空所18
内で圧縮することになるので、その抵抗のためにポンプ
出力は減少する。
ポンプ出力が減少すると、ゲート48と案内ブッシング
45の壁部との間の液体の流速も減少する。
パイロット弁49に対して上からかかる力は管67の中
の液体の圧力であるから一定であり、これに対してこノ
ハイロット弁49に下から上の方向にかかる力はポンプ
の出力が減少すれば上述のように減少するの、で、この
力はやがてパイロット弁49に上からかかる上述の力よ
りも小さくなる。
そうなるとパイロット弁49は下降し、送られる液体は
通路52および流出口53を通って、井戸内に流出して
、液面を上げる。
したがって、液体のみが取入室19内からポンプ内に取
入れられるので、いわゆる回転子14の空回りがなくな
り、こうしてブッシング16のねじ部の乾燥が防止され
る。
液体が井戸の中に溜り、その液面がポンプが定格出力を
回復し得る高さになるまで上述の循環が(り返される。
液面がポンプの定格出力回復可能の高さまで上昇すれば
ゲート48(第13図)はパイロット弁49に上からか
かる液体の圧力に打ち勝って上昇する。
この状態になれば、上昇したパイロット弁49が通路1
01内に入り、送出し室20から通路52、流入口53
に至る液体の流れを止めるので、液体は管67(第1図
)を通ってポンプによって地上まで送られる。
ポンプ作動中において、管67内に砂およびパラフィン
が詰った場合、あるいは、地上におけるポンプの排出口
が不注意によって閉鎖されると送出し室20から押上げ
られパイプ67に向かう液体の通路内の圧力が高くなり
、パイロット弁49上面に加わる下向きの液圧がゲート
48に加わる上向きの液圧より大きくなり、パイロット
弁49が下降して通路52を開放し液体を井戸に戻す。
この場合にゲート48の上面と下面に液圧が加わり、下
面の面積から上面の面積を引いた値が上向きの力となる
が、この値はパイロット弁49上面に加わる下向きの力
よりも小さいので、パイロット弁49が下がることにな
る。
安全弁21を通る液体通路の圧力が下がると(パイプ6
7の詰りか解消されると)ゲート48は再びパイロット
弁49を押し上げ、液体は地上まで押し上げられる。
ポンプの作動が停止すればゲート48(第1図)の下面
にかかる圧力がなくなるのでパイロット弁49は管67
の中にある液体の圧力によって下降する。
これによりゲート48はその座46上に着座し、ポンプ
への液体の通路を遮断しかつそれを閉塞する。
安全弁21の設置は、油井採掘中の技術的原因による多
くの操作、例えば、もし汲み上げられた油がパラフィン
を含んでいればパラフィン沈殿物を除去するための管6
7の洗浄、あるいはもしポンプの出力が不十分ならばそ
の引き上げ前の濃厚液体による激しい流れの抑制等の操
作をなすに備えたものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は左ねじと右ねじとを備えた1対のねじ回転子を
有する本発明に従う浸漬ねじポンプの縦断面図、第2図
は対ごとに相互連絡されかつ駆動軸の両端に連結された
数対の双子ねじ回転子を包含する浸漬ねじポンプの一変
形の縦断面図、第3図はねじ回転子とねじ固定子との拡
大縦断面図、第4図は第3図IIIV線に沿う断面図、
第5図は左二条ねじを有する固定子の拡大縦断面図、第
6図は第5図VI−VI線に沿う断面図、第7図は二重
自在継手の拡大縦断面図、第8図は第7図■−■線に沿
う横断面図、第9図は自在継手の頭部の一変形の拡大縦
断面図、第10図は自在継手の頭部の一変形の拡大縦断
面図、第11図はねじ回転子の一端に取り付けられた自
在継手頭部の一変形の拡大縦断面図、第12図は自在継
手頭部の他の変形の縦断面図、第13図は安全弁および
液圧緩衝器を備えたポンプの一部の拡大縦断面図、第1
4図は第13図xrv −xrv線に沿う横断面図、第
15図は始動クラッチの従動部分の拡大縦断面図、第1
6図は第15図XVI−XVI線に沿う断面図、第17
図は固定子、回転子および継手の位置関係説明図である
。 1・・・駆動装置、2・・・ケーブル、3・・・軸、4
・・・始動クラッチ、5・・・始動クラッチの駆動部材
、6・・・始動クラッチの従動部材、7・・・つめ、9
,10・・・軸受、11・・・緩衝器、12・・・シー
ル、13・・・二重自在継手、14・・・ねじ回転子、
15・・・固定子、16・・・弾性ブッシング、17・
・・剛性ケーシング、18・・・密閉空所、19・・・
取入れ室、20・・・共通送出し室、21・・・安全弁
022・・・液圧緩衝器、23・・・オリフィス、24
・・・ブッシングの端面、25・・・みぞ、26・・・
頭部、27・・・剛性部材、28・・・部分球面、29
・・・截頭円すい、30・・・縦部分円筒スロット、3
1・・・縦部分円筒スロット、32・・・ブッシング、
33・・・キャップ、34・・・ころ、35・・・部材
、36 、37・・・取換えインサート、38・・・開
口、39・・・弾性カップ、40・・・密封フランジ、
41・・・ばね、42・・・波形管、43・・・入口弁
、44・・・出口弁、45・・・案内スリーブ、46・
・・座、47・・・スロット、4B・・・ゲート、49
・・・ハイロット弁、50・・・パイロット弁ブッシン
グ、51・・・空胴、52・・・通路、53・・・口、
54・・・スリーブ、55・・・穴、56・・・傾斜面
、57・・・対称通路、5B、59・・・スロット47
の下段と上段、60・・・カラー、61・・・つめ、6
2・・・カラー60の面、63・・・ブリッジ、64・
・・開口、65・・・傾斜面、66・・・スラッジ管、
67・・・汲上管、68・・・ハウジング。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 17−ルを備えた駆動装置と、この駆動装置の軸に架装
    された始動装置と、剛性ケーシングおよびその剛性ケー
    シングの内側にそれと同軸に配置されかつ内ねじが設げ
    られた弾性ブッシングによって構成された同軸の固定子
    と、一方の回転子は右ねじを有し、他方の回転子は左ね
    じを有し、それら各回転子は前記各固定子内に偏心配置
    されるとともにその各固定子は回転子よりも1条多いね
    じを有するため、それら回転子と固定子のねじの間に固
    定子の中心軸に沿って密閉空所が形成されている双子ね
    じ回転子と、剛性部材によって相互連絡された2つの頭
    部によって構成され、かつ前記ねじ回転子をそれら相互
    および前記1駆動装置の駆動軸に連絡せしめる二重自在
    継手と互いに離れている前記2つの回転子の一端に配置
    されている少なくとも2つの取入れ室と、前記両ねじ回
    転子の他の2つの端の間に配置されかつ前記二重自在継
    手の1つを囲んでいる送出し室とを有し、前記二重自在
    継手の頭部の各々はキャップで封鎖されるとともに上下
    に設けられた部分球面と、この部分球面間に2つの截頭
    円すいを合わせたそろばん玉状部分を有し、前記截頭円
    すいの表面および前記頭部のキャップには、前記駆動軸
    から回転子に、および前記回転子から他の回転子にトル
    クを伝達するために、前記頭部が前記キャップに係合で
    きるようにころを自由に受入れるスロットが設けられ、
    前記送出し室に隣接する各ねじ回転子の末端の位置に形
    成される2つの密閉空所のそれぞれの中心は、前記固定
    子の軸線および2つの回転子を連結する二重自在継手の
    前記剛性部材の軸線とを通る直線上にそれぞれ配置され
    て成る浸漬ねじポンプ。
JP46096672A 1971-11-30 1971-11-30 浸漬ねじポンプ Expired JPS5924277B2 (ja)

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JPS4860305A JPS4860305A (ja) 1973-08-24
JPS5924277B2 true JPS5924277B2 (ja) 1984-06-08

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ID=14171279

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Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS52159409U (ja) * 1976-05-28 1977-12-03
JPS5512050A (en) * 1978-07-07 1980-01-28 Koujirou Hamada Fluid transporting apparatus

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US1145973A (en) * 1910-08-03 1915-07-13 Harry B Chalmers Aeroplane.
US1146018A (en) * 1907-07-02 1915-07-13 Autosales Gum And Chocolate Company Coin-controlled lock.

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