JPS59232974A - 硫酸ミストに対し耐食性を有する塗布剤 - Google Patents
硫酸ミストに対し耐食性を有する塗布剤Info
- Publication number
- JPS59232974A JPS59232974A JP58104922A JP10492283A JPS59232974A JP S59232974 A JPS59232974 A JP S59232974A JP 58104922 A JP58104922 A JP 58104922A JP 10492283 A JP10492283 A JP 10492283A JP S59232974 A JPS59232974 A JP S59232974A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- coating agent
- sulfuric acid
- acid mist
- powder
- waste gas
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
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- Ceramic Products (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は硫酸ミストに対し耐食性を有する塗布剤、特に
廃ガス通路を硫酸ミストによる腐食から保護するために
有効な塗布剤に関する。
廃ガス通路を硫酸ミストによる腐食から保護するために
有効な塗布剤に関する。
各種工業において、その廃ガスから有効に熱回収を行う
ことができるかどうかは、その事業の成否を左右する要
点であるが、特に、硫酸ミストを含む廃ガスでは、その
温度を極端に低下させると、硫酸ミスト濃度が高くなり
煙道の腐食が激しくなるので、150〜200℃で廃ガ
スを廃棄しているのが現状であり、廃ガスと共に未回収
で棄てられる熱量は、例えば石油工業で約15%、製鉄
工業では約60〜70%にものぼっている。
ことができるかどうかは、その事業の成否を左右する要
点であるが、特に、硫酸ミストを含む廃ガスでは、その
温度を極端に低下させると、硫酸ミスト濃度が高くなり
煙道の腐食が激しくなるので、150〜200℃で廃ガ
スを廃棄しているのが現状であり、廃ガスと共に未回収
で棄てられる熱量は、例えば石油工業で約15%、製鉄
工業では約60〜70%にものぼっている。
従って、このような廃ガスから更に熱量を回収すること
を目的として、種々の煙道用塗料が市販されている。し
かし、これらの塗料は樹脂系塗料であるため高価である
ばかりでなく、エポキシ変 ゛性シリコーンワニスに顔
料を配合したものが主体であって、250℃以上に加熱
される妻、ボロボロになって剥離し、さらにシンナーを
使用しているため引火点が低い等の欠点がある。
を目的として、種々の煙道用塗料が市販されている。し
かし、これらの塗料は樹脂系塗料であるため高価である
ばかりでなく、エポキシ変 ゛性シリコーンワニスに顔
料を配合したものが主体であって、250℃以上に加熱
される妻、ボロボロになって剥離し、さらにシンナーを
使用しているため引火点が低い等の欠点がある。
本発明の塗布剤は、このような従来塗料の欠点を解決し
たもので、セラミックス粉末と、水ガラス系結合剤と、
粘土質結合剤の三者を主成分とする点に特徴がある。
。
たもので、セラミックス粉末と、水ガラス系結合剤と、
粘土質結合剤の三者を主成分とする点に特徴がある。
。
これら主成分については特に限定はないが、「人為的に
火を通してつくられた非金属の無機質固体材料」である
セラミックスの粉末としては、硫酸ミストに対して耐食
性のあるガラス粉末、磁器粉末、炭化ケイ素、窒化ケイ
素、アルミナ等が、また、水ガラス系結合剤としては、
ケイ酸カリ又はケイ酸ソーダが、粘土質結合剤としては
ベントナイトが特に適当である。
火を通してつくられた非金属の無機質固体材料」である
セラミックスの粉末としては、硫酸ミストに対して耐食
性のあるガラス粉末、磁器粉末、炭化ケイ素、窒化ケイ
素、アルミナ等が、また、水ガラス系結合剤としては、
ケイ酸カリ又はケイ酸ソーダが、粘土質結合剤としては
ベントナイトが特に適当である。
セラミックス粉末としては、1種のみに限らず、2種以
」二の粉末を適当に組合せて用いることができる。主成
分の粒度は200〜300メツシユ以下が好ましく、粒
度が細かい程製品の作業性は良好である。また主成分以
外に少量の無機質材料、例えば、珪砂(珪石)、ジルコ
ンサンド、無機系顔料等を混合することもできる。
」二の粉末を適当に組合せて用いることができる。主成
分の粒度は200〜300メツシユ以下が好ましく、粒
度が細かい程製品の作業性は良好である。また主成分以
外に少量の無機質材料、例えば、珪砂(珪石)、ジルコ
ンサンド、無機系顔料等を混合することもできる。
水ガラス系結合剤としては、ドライな粉末状のものでも
、粘液状のものでも、いずれでも良い。
、粘液状のものでも、いずれでも良い。
各成分の配合割合は、所望の性能に応じて、適宜に変え
ることができるが、好ましい配合割合は、セラミックス
粉末 60〜80 wt%水ガラス系結合剤 5
〜25 wt%粘土質結合剤 5〜15 wt
%である。
ることができるが、好ましい配合割合は、セラミックス
粉末 60〜80 wt%水ガラス系結合剤 5
〜25 wt%粘土質結合剤 5〜15 wt
%である。
本発明の塗布剤は、各成分を充分混合して、粉末状又は
ペースト状の製品とし、施工現場でこれに適量の水を加
えてスラリー状としスプレーガン等で煙道内壁等に吹付
け、自然乾燥して使用する。
ペースト状の製品とし、施工現場でこれに適量の水を加
えてスラリー状としスプレーガン等で煙道内壁等に吹付
け、自然乾燥して使用する。
本発明の塗布剤は、金属製、耐火物製、コンクリート製
等のいずれの廃ガス通路にも極めて強固に付着する詐り
でなく、有機系材料を含まないから600°C以上の高
温にも充分使用でき、無機質材料を用いるので安価であ
り、有毒ガスの発生、引火性等の危険も無い。
等のいずれの廃ガス通路にも極めて強固に付着する詐り
でなく、有機系材料を含まないから600°C以上の高
温にも充分使用でき、無機質材料を用いるので安価であ
り、有毒ガスの発生、引火性等の危険も無い。
さらに、本発明の塗布剤を用いると、煙道の耐硫酸ミス
ト性が向上するので、現在150〜200℃で廃棄して
いた廃ガス温度を、更に100°C程度引下げることが
可能となり、熱回収率を大巾に改善できる。
ト性が向上するので、現在150〜200℃で廃棄して
いた廃ガス温度を、更に100°C程度引下げることが
可能となり、熱回収率を大巾に改善できる。
次に、実施例によって本発明を説明する。
実施例1
磁器粉末 (250メツシユ以下)70吐%(粉末
状)ケイ酸カリ(n ) 20wt、%ベント
ナイト (〃)10吐% からなる粉末状塗布剤を、施工現場で、これに水35ν
t%を加えてスラリー状とし、石油精製加熱炉の鉄板製
廃ガス通路の内面にスプレーガンで吹き付は自然乾燥し
た。
状)ケイ酸カリ(n ) 20wt、%ベント
ナイト (〃)10吐% からなる粉末状塗布剤を、施工現場で、これに水35ν
t%を加えてスラリー状とし、石油精製加熱炉の鉄板製
廃ガス通路の内面にスプレーガンで吹き付は自然乾燥し
た。
従来は、鉄板の侵食が激しかったので、廃ガス温度を1
50℃以下に下げることができなかった3− が、本発明の塗布剤を使用すると、廃ガス温度を100
℃に下げ、6ケ月経過後でも、全く腐食されなかった。
50℃以下に下げることができなかった3− が、本発明の塗布剤を使用すると、廃ガス温度を100
℃に下げ、6ケ月経過後でも、全く腐食されなかった。
゛ 実施例2
炭化ケイ素(300メツシユ以下) 66.7w
t%(粉末状)ケイ酸カリ(n ) 22.2
牝%ベントナイト (n ) 11.1νL
%からなる粉末状塗布剤を、施工現場で、水40wt%
を加えてスラリー状とし、製鉄工場のコンクリート製廃
ガス通路内壁に吹き付け、自然乾燥した。
t%(粉末状)ケイ酸カリ(n ) 22.2
牝%ベントナイト (n ) 11.1νL
%からなる粉末状塗布剤を、施工現場で、水40wt%
を加えてスラリー状とし、製鉄工場のコンクリート製廃
ガス通路内壁に吹き付け、自然乾燥した。
この通路は従来は侵食が激しかったので、廃ガス温度を
140℃以下に下げることができなかったが、本発明の
塗布剤を用いると、廃ガス温度100℃、6ケ月後でも
、殆んど腐食されなかった。
140℃以下に下げることができなかったが、本発明の
塗布剤を用いると、廃ガス温度100℃、6ケ月後でも
、殆んど腐食されなかった。
実施例3
アルミナ(250メツシユ以下) 30w
t%炭化ケイ素(n ) 40νし
%粉末状ケイ酸カリ(*) 15νし%ベ
ントナイト (” ) 15wt%4− を充分混合してなる粉末状塗布剤を、水40wt%を加
えてスラリー状とし、実施例1と同じ廃ガス通路に吹き
付は使用した。
t%炭化ケイ素(n ) 40νし
%粉末状ケイ酸カリ(*) 15νし%ベ
ントナイト (” ) 15wt%4− を充分混合してなる粉末状塗布剤を、水40wt%を加
えてスラリー状とし、実施例1と同じ廃ガス通路に吹き
付は使用した。
廃ガス温度100℃、6ケ月経過後においてもも全く腐
食されなかった。
食されなかった。
代理人 弁理士 佐々木 俊哲
Claims (1)
- セラミックス粉末と、水ガラス系結合剤と、粘土質結合
剤とを主成分とすることを特徴とする硫酸ミストに対し
耐食性を有する塗布剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104922A JPS59232974A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 硫酸ミストに対し耐食性を有する塗布剤 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104922A JPS59232974A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 硫酸ミストに対し耐食性を有する塗布剤 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59232974A true JPS59232974A (ja) | 1984-12-27 |
Family
ID=14393594
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58104922A Pending JPS59232974A (ja) | 1983-06-14 | 1983-06-14 | 硫酸ミストに対し耐食性を有する塗布剤 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59232974A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4600607A (en) * | 1985-01-10 | 1986-07-15 | Dresser Industries, Inc. | Bonding a sialon coating to a substrate |
JPH03207764A (ja) * | 1989-11-03 | 1991-09-11 | Union Carbide Coatings Service Technol Corp | 粉末コーティング組成物 |
-
1983
- 1983-06-14 JP JP58104922A patent/JPS59232974A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4600607A (en) * | 1985-01-10 | 1986-07-15 | Dresser Industries, Inc. | Bonding a sialon coating to a substrate |
JPH03207764A (ja) * | 1989-11-03 | 1991-09-11 | Union Carbide Coatings Service Technol Corp | 粉末コーティング組成物 |
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