JPS59231083A - ジアミノ型ビスクラウンエ−テル - Google Patents
ジアミノ型ビスクラウンエ−テルInfo
- Publication number
- JPS59231083A JPS59231083A JP58104233A JP10423383A JPS59231083A JP S59231083 A JPS59231083 A JP S59231083A JP 58104233 A JP58104233 A JP 58104233A JP 10423383 A JP10423383 A JP 10423383A JP S59231083 A JPS59231083 A JP S59231083A
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- JP
- Japan
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- general formula
- compound
- ether
- formula
- reaction
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- Heterocyclic Compounds That Contain Two Or More Ring Oxygen Atoms (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、一般式(1)
HH
・・・・・ (I)
(ただし、mは3または4.nは0または1以上の整数
である)で示される新規なジアミノ型ビスクラウンエー
テル及びその製造方法に関する。
である)で示される新規なジアミノ型ビスクラウンエー
テル及びその製造方法に関する。
従来、カリウム塩に選択的に配位する有機化合物が要求
されており、その代表的な研究は大環状ポリエーテル化
合物であるっ従来上記目的に大環状ポジエーテルの開発
に多数の検討がなされて来た。しかし、それらの大部分
は選択性が十分なものでなかった。わずかに、下記の一
般式で示される化合物が優れた選択性を示すことが報告
されているのみである。
されており、その代表的な研究は大環状ポリエーテル化
合物であるっ従来上記目的に大環状ポジエーテルの開発
に多数の検討がなされて来た。しかし、それらの大部分
は選択性が十分なものでなかった。わずかに、下記の一
般式で示される化合物が優れた選択性を示すことが報告
されているのみである。
0 0
・・・・・ (A)
(ただし、nは1以上の整数である)
・・・・・(B)
(ただし、nは1以上の整数である)
・・・・・(C)
(ただし、nは1以上の整数である)
しかしながら、上記(A) 、 (B) 、 (C)何
れの化合物についても、その製造に際しては多段階の反
応操作を必要とし、また各反応について煩雑な精製操作
を必要とする欠点があった。更に(C’)の化合物につ
いては、副反応を避けるために極めて希薄な条件で合成
反応を行5必要があることが報告されている。
れの化合物についても、その製造に際しては多段階の反
応操作を必要とし、また各反応について煩雑な精製操作
を必要とする欠点があった。更に(C’)の化合物につ
いては、副反応を避けるために極めて希薄な条件で合成
反応を行5必要があることが報告されている。
本発明者等は、カリウム塩に対E、て使れた選択的配位
能力を有する大環状ポリエーテル化合物を合成すべく種
々検討を重ねて来た。
能力を有する大環状ポリエーテル化合物を合成すべく種
々検討を重ねて来た。
その結果、前記一般式(A) 、 (B) 、 (C)
に比べてはるかに簡単な反応操作で、カリウム塩に対す
る選択的配位能力に優れた大環状ポリエーテル化合物を
得ることに成功し、本発明を完成させるに至った。
に比べてはるかに簡単な反応操作で、カリウム塩に対す
る選択的配位能力に優れた大環状ポリエーテル化合物を
得ることに成功し、本発明を完成させるに至った。
すなわち、本発明は、一般式(1)
%式%(1)
(ただし、iは3または4.nは0または1以上の整数
である)で示されるジアミノ型ビスクラウンニーデルで
ある。
である)で示されるジアミノ型ビスクラウンニーデルで
ある。
また、本発明は、一般式(II)
・・・・・(II)
(ただし、mは3または4、nは0または1以上の整°
数である)で示されるシック塩基型ビスタラワンエーテ
ルを水素化することによる一般式(1)のジアミノ型ビ
ア、クラウンエーテルの製造方法をも提供するものであ
る。
数である)で示されるシック塩基型ビスタラワンエーテ
ルを水素化することによる一般式(1)のジアミノ型ビ
ア、クラウンエーテルの製造方法をも提供するものであ
る。
更に、本発明は、前記一般式(1)で示されるジアミノ
壓ビアクラウンエーテルを成分として用いるカリウム吸
収剤も提案するものである。
壓ビアクラウンエーテルを成分として用いるカリウム吸
収剤も提案するものである。
本発明の化合物は、前記一般式(1)すなわち、
HH
(ただし、mは3または4、nは0または1以上の整数
である)で示されるジアミノ型ビスクラウンエーテルで
ある。該式中においてnは原料の入手の容易さから、一
般には0〜12のものが工業的に使用される。
である)で示されるジアミノ型ビスクラウンエーテルで
ある。該式中においてnは原料の入手の容易さから、一
般には0〜12のものが工業的に使用される。
本発明の前記一般式(1)で示されるジアミノ型ビスク
ラウンエーテルは、新規な化合物で、通常法のような測
定によって該化合物であることを確認できる。
ラウンエーテルは、新規な化合物で、通常法のような測
定によって該化合物であることを確認できる。
<11 赤外吸収スペクトル
環状ポリエーテル構造に基づく吸収が1270(m−1
付近と1130cllI 付近に強(現われる。
付近と1130cllI 付近に強(現われる。
また、芳香環に基づく吸収が1500cm 付近に、
また−NH基に基づく吸収が3300α−1付近に現わ
れる。
また−NH基に基づく吸収が3300α−1付近に現わ
れる。
(21’H−核磁気共鳴スベクトル
重水素化クーりホルム溶液中で、テトラメチルシランを
基準として測定すると、上式の(a)〜(f)の水素に
基づく吸収が以下の位置に現われる。
基準として測定すると、上式の(a)〜(f)の水素に
基づく吸収が以下の位置に現われる。
(a) ; 2.5〜2.9 ppm
(b) ; 3.6 ppm付近
(c);2.4〜2.7 ppm
(d) ; 6.7〜7.2 ppm
(e);3.6〜4.3 ppm
(f) ; 1. O〜1.4 ppmまた、これらの
吸収の相対強度比は、前記一般式(1)かう計算される
それぞれの水素の数の比と一致する。
吸収の相対強度比は、前記一般式(1)かう計算される
それぞれの水素の数の比と一致する。
(3)質量分析
質量分析の手段として、電界脱離法(FDと略す)を用
いることにより、本発明の前記一般式(1)で示きれる
化合物の分子イオンビークが観測される。″ (4)元素分析 炭素、水素、窒素の分析結果を前記一般式(1)から算
出される理論値と比較することにより確認される。
いることにより、本発明の前記一般式(1)で示きれる
化合物の分子イオンビークが観測される。″ (4)元素分析 炭素、水素、窒素の分析結果を前記一般式(1)から算
出される理論値と比較することにより確認される。
本発明の前記一般式(I)で示される化合物の性状は、
後述する製造方法、用途等の説明あるいは実施例の結果
からも明らかであるが代表的な性状を示せば次のとおり
である。
後述する製造方法、用途等の説明あるいは実施例の結果
からも明らかであるが代表的な性状を示せば次のとおり
である。
(1)本発明のジアミノ型ビスクラウンエーテルは、一
般に蒸留が極めて困難であり、明゛確な沸点を得がたい
。
般に蒸留が極めて困難であり、明゛確な沸点を得がたい
。
(11)通常の製法では粉末状固体として得られ常温(
25℃)においては固体である。高純度のものは白色で
あるが純度が低下すると黄色をおびるものが多い。
25℃)においては固体である。高純度のものは白色で
あるが純度が低下すると黄色をおびるものが多い。
(lii)前記一般式(1)のmが3で示されるものは
、nの数によって固有の融点を有するが、一般には60
〜80℃の範囲のものが多い。
、nの数によって固有の融点を有するが、一般には60
〜80℃の範囲のものが多い。
ただし、nが00ものは融点が150”C以上である。
また前記一般式(1)のmが4で示されるものは、上記
m=3のものに比べて吸湿性を有し、融点の測定がしに
(い傾向を示すが、一般には30〜60”Cの範囲のも
のが多い。ただし、nが0のものは融点が120”C以
上である′。
m=3のものに比べて吸湿性を有し、融点の測定がしに
(い傾向を示すが、一般には30〜60”Cの範囲のも
のが多い。ただし、nが0のものは融点が120”C以
上である′。
(1■)前記一般式(1)で示されるジアミノ型ビスク
ラウンエーテルは種々の有機溶媒に溶解する。例えば塩
化メチレン、りR1:lホルムtベンゼン、トルエン、
7セトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
ホルム7ミドフメタノール、エタノ−ごル等には常温で
溶解する。また、加熱されたヘキサン、ヘプタン、水等
には微量溶解する。
ラウンエーテルは種々の有機溶媒に溶解する。例えば塩
化メチレン、りR1:lホルムtベンゼン、トルエン、
7セトン、テトラヒドロフラン、ジオキサン、ジメチル
ホルム7ミドフメタノール、エタノ−ごル等には常温で
溶解する。また、加熱されたヘキサン、ヘプタン、水等
には微量溶解する。
前記性状については極めて容易に確認出来るので、使用
に先きたち予め確認すればよい。
に先きたち予め確認すればよい。
本発明の前記一般式(1)で示されるジアミノ型ビスク
ラウンエーテルの製造方法は特に限定されるものでなく
、如何なる方法を採用してもよい。工業的に好適な方法
の一例を具体的に例示すれば次のとおりである。
ラウンエーテルの製造方法は特に限定されるものでなく
、如何なる方法を採用してもよい。工業的に好適な方法
の一例を具体的に例示すれば次のとおりである。
一般式(1)
で示されるホルミルベンゾクラウンエーテル(以下、一
般式(1)において、m=3の場合を41ホルミルベン
ゾ15クラウン5.m=4の場合を41ホルミルベンゾ
18クラウン6と略す)と、一般式(IV) H,N何、入M、 ・・・・・(B
y)(ただし、nはOまたは1以上の整数である)で示
されるジアミン化合物を反応させることにより、一般式
(■)、すなわち、 (ただし、mは3または4、nは0または1以上の整数
である)で示されるシッフ塩基型ビスクラウンエーテル
を得たのち、該化合物を水素化することにより、本発明
の一般式(1)(ただし、mは3または4、nは0また
は1以上の整数である)で示されるジアミノ型ビスクラ
ウンエーテルを得る方法が好適に採用される。
般式(1)において、m=3の場合を41ホルミルベン
ゾ15クラウン5.m=4の場合を41ホルミルベンゾ
18クラウン6と略す)と、一般式(IV) H,N何、入M、 ・・・・・(B
y)(ただし、nはOまたは1以上の整数である)で示
されるジアミン化合物を反応させることにより、一般式
(■)、すなわち、 (ただし、mは3または4、nは0または1以上の整数
である)で示されるシッフ塩基型ビスクラウンエーテル
を得たのち、該化合物を水素化することにより、本発明
の一般式(1)(ただし、mは3または4、nは0また
は1以上の整数である)で示されるジアミノ型ビスクラ
ウンエーテルを得る方法が好適に採用される。
一般式(1)で示されるホルミルベンゾクラウンエーテ
ルと、一般式CN)で示されるジアミン化合物から、一
般式(II)で示されるシック塩基屋ビスクラウでエー
テルを得るについての反応挙様は特に限定されないが、
一般に個々の反応原料が有するフルテヒド基及びアミン
基に対して、不活性な溶媒中で溶液ないし懸濁状態にお
いて反応する方法が好適に採用されろ。
ルと、一般式CN)で示されるジアミン化合物から、一
般式(II)で示されるシック塩基屋ビスクラウでエー
テルを得るについての反応挙様は特に限定されないが、
一般に個々の反応原料が有するフルテヒド基及びアミン
基に対して、不活性な溶媒中で溶液ないし懸濁状態にお
いて反応する方法が好適に採用されろ。
上記反応に好適に用いられる溶媒を例示すれば、ヘキサ
ン、ヘプタン、オクタン等の脂肪i炭化水X類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;塩化メ
チレン。
ン、ヘプタン、オクタン等の脂肪i炭化水X類;ベンゼ
ン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素類;塩化メ
チレン。
りopホルム、トリクap)リフローエタン等の脂肪族
ハロゲン化炭化水素類;りpルベンゼン、ズpムベンゼ
ン等のハロゲン化芳香族炭化水素類;メタノール、エタ
ノールフィンプロパノール、ブタノール、エチレングリ
コ〜ル、ジエチレングリコール等の脂肪族アルコール類
:7セトン、メチルエチルケトン。
ハロゲン化炭化水素類;りpルベンゼン、ズpムベンゼ
ン等のハロゲン化芳香族炭化水素類;メタノール、エタ
ノールフィンプロパノール、ブタノール、エチレングリ
コ〜ル、ジエチレングリコール等の脂肪族アルコール類
:7セトン、メチルエチルケトン。
メチルインブチルケトン等のケトン類;7セトニトリル
、ベンゾニトリル等のニトリル類;ジエチルエーテル、
シイラブルビルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエス
テル類;ホルムアミド、ジメチルボルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド等のアミド類等が挙げられる。原料の1
成分である前記一般式(IV)で示されるジアミン化合
物については、塩化水素酸塩の如き塩として入手する場
合もあるが、その場合には反応系にトリエチルアミンの
如き三級アミンあるいは他の塩基を添加することにより
反応が円滑に進行する。
、ベンゾニトリル等のニトリル類;ジエチルエーテル、
シイラブルビルエーテル、テトラヒドロフラン、ジオキ
サン等のエーテル類;酢酸メチル、酢酸エチル等のエス
テル類;ホルムアミド、ジメチルボルムアミド、ジメチ
ルアセトアミド等のアミド類等が挙げられる。原料の1
成分である前記一般式(IV)で示されるジアミン化合
物については、塩化水素酸塩の如き塩として入手する場
合もあるが、その場合には反応系にトリエチルアミンの
如き三級アミンあるいは他の塩基を添加することにより
反応が円滑に進行する。
本発明において採用される前記一般式(1)及び同(I
V)の反応温度は特に限定的でないが一般にθ℃〜15
0℃の間で行えば十分である。また反応時間は反応温度
2反応溶媒、原料濃度等により相違するが、一般に10
分から50時間の範囲で適宜決定して採用すればよい。
V)の反応温度は特に限定的でないが一般にθ℃〜15
0℃の間で行えば十分である。また反応時間は反応温度
2反応溶媒、原料濃度等により相違するが、一般に10
分から50時間の範囲で適宜決定して採用すればよい。
上記反応で得られる一般式(n)で示される化合物は、
高分子量、高S点であるため蒸留が困離である。そのた
め、通常は抽出、再結晶等の手段によって精製されるが
、反応溶媒によっては目的生成物が反応の進行に伴って
選択的に沈澱し、性別な後処理操作を必要とせず、単な
る濾過操作のみによって十分な純度のものが得られる場
合もある。
高分子量、高S点であるため蒸留が困離である。そのた
め、通常は抽出、再結晶等の手段によって精製されるが
、反応溶媒によっては目的生成物が反応の進行に伴って
選択的に沈澱し、性別な後処理操作を必要とせず、単な
る濾過操作のみによって十分な純度のものが得られる場
合もある。
上記反応によって得られた化合物が、一般式(n)で示
されるシップ塩基型ビスクラウンエーテルであることは
、次のような手段で確認される。
されるシップ塩基型ビスクラウンエーテルであることは
、次のような手段で確認される。
fl) 赤外吸収スペクトル(IR)環状ポリエーテ
ル構造に基づく吸収が1270crn−1付近とL 1
30cm 付近に強く表われる。
ル構造に基づく吸収が1270crn−1付近とL 1
30cm 付近に強く表われる。
また、芳香環に由来する吸収が1500cIn−”に、
−CH=N−結合に由来する吸収ピークが1620cm
−” 〜1640cm−”付近に表われる。
−CH=N−結合に由来する吸収ピークが1620cm
−” 〜1640cm−”付近に表われる。
(2) ’H−核磁気共鳴スベクトル重水素化りpロ
ホルム溶媒中でテトラメチルシランを基準として測定す
ると、 −CH=N−基のHに由来する吸収ピークが7
,9〜8.5ppm。
ホルム溶媒中でテトラメチルシランを基準として測定す
ると、 −CH=N−基のHに由来する吸収ピークが7
,9〜8.5ppm。
芳香環に含まれるHによる吸収が6.7〜7.4PI)
ml環状エーテルに含まlするメチレン基のHによる吸
収及び−CJ(= N−基に隣接するメチレンのHに由
来スるピーク力3.0〜4,3ppm、−C’H=N−
GCHB+nN=CH−の−CH=N−に隣接しないメ
チレンのHによる吸収が1.2〜2.2 ppmに現わ
れ、これらのピークの相対強度比は前記一般式(1)か
ら計算されるそれぞれの基に結合した水素の数の比と一
致する。
ml環状エーテルに含まlするメチレン基のHによる吸
収及び−CJ(= N−基に隣接するメチレンのHに由
来スるピーク力3.0〜4,3ppm、−C’H=N−
GCHB+nN=CH−の−CH=N−に隣接しないメ
チレンのHによる吸収が1.2〜2.2 ppmに現わ
れ、これらのピークの相対強度比は前記一般式(1)か
ら計算されるそれぞれの基に結合した水素の数の比と一
致する。
(3)質量分析
質量分析の手段として、電界脱離法(FDと略す)を用
いることにより、前記一般式(It)で示される化合物
の分子イオンピークが観測される。
いることにより、前記一般式(It)で示される化合物
の分子イオンピークが観測される。
(4)元素分析
炭素、水素、窒素の分析結果を前記一般式(II)から
算出される理論値と比較することにより確認される。
算出される理論値と比較することにより確認される。
上記反応により得られた一般式(n)で示されるシッフ
塩基型ビスクラウンエーテルカ)ら本発明の一般式(1
)で示されるジアミノ型ビスクラウンエーテルを得るに
ついては、公知の−CII = N−基を水素化する方
法が特に限定されず用いうる。このような水素化の方法
としては、例えば、水素化触媒の存在下に一般式(II
)で示されるシッフ塩基型ビスクラウンエーテルの接触
水素添加を行う方法、あるいは水素化物を用いて水素化
する方法が好適に採用される。
塩基型ビスクラウンエーテルカ)ら本発明の一般式(1
)で示されるジアミノ型ビスクラウンエーテルを得るに
ついては、公知の−CII = N−基を水素化する方
法が特に限定されず用いうる。このような水素化の方法
としては、例えば、水素化触媒の存在下に一般式(II
)で示されるシッフ塩基型ビスクラウンエーテルの接触
水素添加を行う方法、あるいは水素化物を用いて水素化
する方法が好適に採用される。
水素1ヒ触媒の存在下に接触水素添加を行う方法におい
て、水素化触媒は公知のものが何ら制限されず採用され
る。例えば、ニッケルナラニーニッケル、白金、白金黒
、パラジウム等があげられる。これらの水素化触媒は、
一般式(II)で示されるシップ塩基型ビスクラウンエ
ーテルに対して0.01〜1重量%の範囲で用いればよ
い。反応圧力5反応温度9反応時間は、用いる触媒の種
類及び量によって異なるが、一般的には、I Kylc
r& −10Ky7ai程度の水素圧、20℃〜100
℃の温度、30分〜10時間の暗闘で行えば十分である
。
て、水素化触媒は公知のものが何ら制限されず採用され
る。例えば、ニッケルナラニーニッケル、白金、白金黒
、パラジウム等があげられる。これらの水素化触媒は、
一般式(II)で示されるシップ塩基型ビスクラウンエ
ーテルに対して0.01〜1重量%の範囲で用いればよ
い。反応圧力5反応温度9反応時間は、用いる触媒の種
類及び量によって異なるが、一般的には、I Kylc
r& −10Ky7ai程度の水素圧、20℃〜100
℃の温度、30分〜10時間の暗闘で行えば十分である
。
水素化物を用いて水素化する方法に」6(・て水素化物
とじ−〔は公知の金属の水素化物が何ら制限されず使用
し得る。例えば、水素化1ノチシムアルミニウム、水素
化ホウ素すチウムフ水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホ
ウ素カリウム等の水素化物が好適に用いられる。これら
の水素化物は、一般式(n)で示されるシック塩基型ビ
スクラウンエーテルに対して当モル以上使用することが
好ましい。この場合の反応温度1反応時間は、0℃〜8
0℃、30分間〜20時間で十分である場合が多〜・。
とじ−〔は公知の金属の水素化物が何ら制限されず使用
し得る。例えば、水素化1ノチシムアルミニウム、水素
化ホウ素すチウムフ水素化ホウ素ナトリウム、水素化ホ
ウ素カリウム等の水素化物が好適に用いられる。これら
の水素化物は、一般式(n)で示されるシック塩基型ビ
スクラウンエーテルに対して当モル以上使用することが
好ましい。この場合の反応温度1反応時間は、0℃〜8
0℃、30分間〜20時間で十分である場合が多〜・。
また、水素化リチウムアルミニウムを用−1て反応を行
う場合、80℃以上の温度を用℃・歪とクラウンエーテ
ルの分解が起ることがあるので、予め該クラウンエーテ
ルが分解しな℃・条件を選ぶのがよい。
う場合、80℃以上の温度を用℃・歪とクラウンエーテ
ルの分解が起ることがあるので、予め該クラウンエーテ
ルが分解しな℃・条件を選ぶのがよい。
上記に説明した水素化の反応は特に限定されず適宜実施
出来るが、通常反応不活性な溶媒を用いて溶液ないし懸
濁状態にお〜・て実施される。ここで使用される不活性
溶媒は、用いる水素化の反応により相違するが、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;エチ
ルエーテル、インプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類は何れの反応を採用する
場合にも好適に用いることができる。更に、メタノール
、エタノール等のアルコール類モ好適に用いられる。
出来るが、通常反応不活性な溶媒を用いて溶液ないし懸
濁状態にお〜・て実施される。ここで使用される不活性
溶媒は、用いる水素化の反応により相違するが、ヘキサ
ン、ヘプタン、シクロヘキサン等の脂肪族炭化水素;ベ
ンゼン、トルエン、キシレン等の芳香族炭化水素;エチ
ルエーテル、インプロピルエーテル、テトラヒドロフラ
ン、ジオキサン等のエーテル類は何れの反応を採用する
場合にも好適に用いることができる。更に、メタノール
、エタノール等のアルコール類モ好適に用いられる。
本発明の一般式(1)で示されるジアミノ型ビスクラウ
ンエーテルは、カリウム塩に対して高い選択的配位能力
を有するため、カリウム塩の選択的吸収剤、あるいはカ
リウム選択性電極の成分として使用することができる。
ンエーテルは、カリウム塩に対して高い選択的配位能力
を有するため、カリウム塩の選択的吸収剤、あるいはカ
リウム選択性電極の成分として使用することができる。
抽出剤としての利用の態様は、カリウム塩の存在状態に
より相違する。代表的な例を具体的に示せば、水溶液中
にナトリウム塩と共存するカリウム塩を選択的に抽出す
るに際し、本発明の一般式(1)に示される化合物を、
水と混和しない有機溶媒に溶解し、該有機溶媒を水相と
接触せしめることにより該カリウム塩を水相より選択的
に有機溶媒中に抽出することができる。
より相違する。代表的な例を具体的に示せば、水溶液中
にナトリウム塩と共存するカリウム塩を選択的に抽出す
るに際し、本発明の一般式(1)に示される化合物を、
水と混和しない有機溶媒に溶解し、該有機溶媒を水相と
接触せしめることにより該カリウム塩を水相より選択的
に有機溶媒中に抽出することができる。
更に本発明の一般式(1)で示される化合物は、反応性
に富んだアミ7基を有するため種々の誘導体を目的に応
じて合成することができる。
に富んだアミ7基を有するため種々の誘導体を目的に応
じて合成することができる。
本発明を更に具体的に説明するために以下に実施例を挙
げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
げるが、本発明はこれらの実施例に限定されるものでは
ない。
実施例 1〜13
内容積200−の三角フラスコに4′□ホルミルベンゾ
15クラウン5を5.0g(16,9ミリモル)、一般
式H,N−ecH2+nNH,で示されるジアミン(た
だし、nは0及び1〜12の整数)を8.4ミ!jモル
及びエタノールを100d加え、磁気回転子で攪拌しな
がら30℃で反応させた。反応開始後1時間より白色沈
澱が析出し始めた。8時間反応した後白色沈澱を濾別し
減圧乾燥した。反応物の収率な第1表にまとめた。
15クラウン5を5.0g(16,9ミリモル)、一般
式H,N−ecH2+nNH,で示されるジアミン(た
だし、nは0及び1〜12の整数)を8.4ミ!jモル
及びエタノールを100d加え、磁気回転子で攪拌しな
がら30℃で反応させた。反応開始後1時間より白色沈
澱が析出し始めた。8時間反応した後白色沈澱を濾別し
減圧乾燥した。反応物の収率な第1表にまとめた。
第 1 表
なお、第1表に示したnは、一般式(II)で示す構造
式のnに対応する。実施例1〜13によって得られた生
成吻を以下の分析法により分析した。
式のnに対応する。実施例1〜13によって得られた生
成吻を以下の分析法により分析した。
0)赤外吸収スペクトル
環状エーテルに基づく吸収が1270cm−1と113
0an−”付近に強く現われ、また芳香環に由来する吸
収が1500cm−1付近に、−CH=N−に由来する
吸収が1620Cm〜1640cIn−1付近に現われ
た。
0an−”付近に強く現われ、また芳香環に由来する吸
収が1500cm−1付近に、−CH=N−に由来する
吸収が1620Cm〜1640cIn−1付近に現われ
た。
(2) ’H−核磁気共鳴スベクトル溶媒:重りpp
ホルム 基準物質:テトラメチルシラン (a) 1.2〜2.2 ppm (b)及び(e) 3.0〜4.3 ppm(c)7
.9〜8.5 ppm (d) 6.7〜7.4 ppm (3)質量分析スペクトル FD法により、該化合物の分子量に相当する分子イオン
ビークがそれぞれ確認された。
ホルム 基準物質:テトラメチルシラン (a) 1.2〜2.2 ppm (b)及び(e) 3.0〜4.3 ppm(c)7
.9〜8.5 ppm (d) 6.7〜7.4 ppm (3)質量分析スペクトル FD法により、該化合物の分子量に相当する分子イオン
ビークがそれぞれ確認された。
(4)元素分析
元素分析により、C、H,Nの量(%)を測定した結果
、該化合物の理論計算値にはぼ等しい実測値が得られた
。
、該化合物の理論計算値にはぼ等しい実測値が得られた
。
以上の分析結果により、生成物が一般弐〇)で示される
化合物(ただし、m=3)でおることが確認された。
化合物(ただし、m=3)でおることが確認された。
次に、テフロン製磁気回転子を入れた内容積100Nの
三角フラスコに(II)式中でm=3 、n=o〜12
で示されるシッフ塩基型ビスクラウンニーテルロミリモ
ル、及び水素化ホウ素ナトリウム0.23.9(6ミリ
モル)、及び脱水エタノール40−を加え、室温で16
時間攪拌した。反応後1%酢酸水溶液40ゴを加え、エ
タノールを留去した後、クロロホルムで水相から抽出し
、n−へブタンで再結晶して白色針状結晶を得た。第2
表に収量及び収率なまとめた。
三角フラスコに(II)式中でm=3 、n=o〜12
で示されるシッフ塩基型ビスクラウンニーテルロミリモ
ル、及び水素化ホウ素ナトリウム0.23.9(6ミリ
モル)、及び脱水エタノール40−を加え、室温で16
時間攪拌した。反応後1%酢酸水溶液40ゴを加え、エ
タノールを留去した後、クロロホルムで水相から抽出し
、n−へブタンで再結晶して白色針状結晶を得た。第2
表に収量及び収率なまとめた。
第 2 表
ただし、第2表中のnは一般式(I)中Onに対応する
。
。
得られたものについて以下の分析を行った。
(1) 融点
融点測定結果を第3表にまとめた。
第 3 表
ただし、nは一般式(、■)におけるnに対応する。(
ただし、m=3である) (2)赤外吸収スペクトル (参考に実施例3,11について得られた化合物の赤外
吸収スペクトルをそれぞれ第1図、第2図として示した
。) 芳香環: 1500an−” 環状エーテル:1270GI+ 及び1130cm−
”アミン:3300cm 近傍 にそれぞれ吸収が現れた。
ただし、m=3である) (2)赤外吸収スペクトル (参考に実施例3,11について得られた化合物の赤外
吸収スペクトルをそれぞれ第1図、第2図として示した
。) 芳香環: 1500an−” 環状エーテル:1270GI+ 及び1130cm−
”アミン:3300cm 近傍 にそれぞれ吸収が現れた。
(3) ’H−核磁気共鳴スベクトル(参考に実施例
3,11について得られた化合物のスペクトルをそれぞ
れ第3図及び第4図として示した。) 溶媒二重クロロホルム 基準物質:テトラメチルシラン (a) 2.5〜2.9 ppm (b) 3.6 ppm (c) 2.4〜2.7 ppm (d) 6.7〜7.2 ppm (e) 3.6〜4.3 ppm (f) 1.0〜1.4 ppm (4)質量分析スペクトル FD法により、得られた化合物の分子量に相当する分子
イオンビークを測定した。その結果を第4表に示した。
3,11について得られた化合物のスペクトルをそれぞ
れ第3図及び第4図として示した。) 溶媒二重クロロホルム 基準物質:テトラメチルシラン (a) 2.5〜2.9 ppm (b) 3.6 ppm (c) 2.4〜2.7 ppm (d) 6.7〜7.2 ppm (e) 3.6〜4.3 ppm (f) 1.0〜1.4 ppm (4)質量分析スペクトル FD法により、得られた化合物の分子量に相当する分子
イオンビークを測定した。その結果を第4表に示した。
(5)元素分析
得られた化合物の元素分析を行った結果を第4表に併せ
て示した。
て示した。
第 4 表
ただし、第4表中のnは一般式(I)中Onに対応する
。
。
以上の結果より、得られた化合物が下記式(ただし、n
は0及び1〜12の整数である)で示されるジアミノ型
ビスクラウンエーテルであることを確認した。
は0及び1〜12の整数である)で示されるジアミノ型
ビスクラウンエーテルであることを確認した。
実施例 14〜26
内容積2001117の三角フラスコに41−ポルミル
ベンゾ18クラウン6を5.0.9(14,7ミリモル
)、一般式H2N(cH2+nNH2で示される(ただ
し、nは0及び1〜12の整数)ジアミンを7.3ミリ
モル及びエタノールを100mj加え、磁気回転子で攪
拌しながら30℃で反応させた。8時間後にエタノール
を留去し、n−ヘプタノで再結晶した。得られた反応物
の収率な第5表にまとめた。ただし、第5表中のnは一
般式(11)中のnに対応する。
ベンゾ18クラウン6を5.0.9(14,7ミリモル
)、一般式H2N(cH2+nNH2で示される(ただ
し、nは0及び1〜12の整数)ジアミンを7.3ミリ
モル及びエタノールを100mj加え、磁気回転子で攪
拌しながら30℃で反応させた。8時間後にエタノール
を留去し、n−ヘプタノで再結晶した。得られた反応物
の収率な第5表にまとめた。ただし、第5表中のnは一
般式(11)中のnに対応する。
第 5 表
以上の反応物について、実施例1〜13に述べたものと
同様の方法によって、生成物が一般式(n)で表わされ
るシック塩基型ビスクラウンエーテル(m=4)である
ことを確認1−た。
同様の方法によって、生成物が一般式(n)で表わされ
るシック塩基型ビスクラウンエーテル(m=4)である
ことを確認1−た。
テフロン製磁気回転子を入れた内容積100麻の三角フ
ラスコに上記反応で得られた一般式(II)で表わされ
る化合物(ただし、m=4) 6.0 ミリモル及び水
素化ホウ素ナトリウム0.23p(6ミ!Jモル)及び
脱水エタノール40Mを加え、室温で16時間反応した
。反応後1%酢酸水溶液40mを加えた後エタノールを
留去した。水相からりロロホルムで反応物を抽出し、n
−へブタンで再結晶した。
ラスコに上記反応で得られた一般式(II)で表わされ
る化合物(ただし、m=4) 6.0 ミリモル及び水
素化ホウ素ナトリウム0.23p(6ミ!Jモル)及び
脱水エタノール40Mを加え、室温で16時間反応した
。反応後1%酢酸水溶液40mを加えた後エタノールを
留去した。水相からりロロホルムで反応物を抽出し、n
−へブタンで再結晶した。
反応物の収率な第6表にまとめた。ただし、第6表中の
nは一般式(1)中のnに対応する。
nは一般式(1)中のnに対応する。
第 6 表
得られた化合物について、以下の分析を行った。
(1)赤外吸収スペクトル
芳香!:1500□−1
環状エーテル:1270c+++ 及び1130cm
−”アミン:3300cm 近傍 にそれぞれ吸収が現れた。
−”アミン:3300cm 近傍 にそれぞれ吸収が現れた。
実施例16及び25で得られた化合物の赤外吸収スペク
トルをそれぞれ第5図及び第6図に示した。
トルをそれぞれ第5図及び第6図に示した。
(2) ’H−核磁気共鳴スベクトル溶媒二重クロり
ホルム 基準物質:テトラメチルシラン (a) 2.5〜2.9 ppm (b) 3.6 ppm (c) 2.4〜2.7 ppm (d) 6.7〜7.2 ppm (e) 3.6〜4.3 ppm (f) 1.0〜1.4 ppm 実施例16及び25で得られた化合物の測定チャートを
第7図及び第8図に示した。
ホルム 基準物質:テトラメチルシラン (a) 2.5〜2.9 ppm (b) 3.6 ppm (c) 2.4〜2.7 ppm (d) 6.7〜7.2 ppm (e) 3.6〜4.3 ppm (f) 1.0〜1.4 ppm 実施例16及び25で得られた化合物の測定チャートを
第7図及び第8図に示した。
(3)質量分析スペクトル
FD法により、得られた化合物の分子量に相当する分子
イオンビークを測定した。結果を第7表に示した。
イオンビークを測定した。結果を第7表に示した。
(4)元素分析
得られた化合物の元素分析を行った結果を第7表に併せ
て示した。
て示した。
第 7 表
ただし、第7表中のnは一般式(1)中のnに対応する
。
。
以上の分析の結果、得られた化合物は、下記式
(ただし、nはO及び1〜12の整数である)で示され
るジアミノ屋ビスクラウンエーテルであることを確認し
た。
るジアミノ屋ビスクラウンエーテルであることを確認し
た。
実施例 27
先の実施例1〜13で得られた本発明の化合物を用いて
、「クラウンエーテルとクリプタンドの化学」(化学同
人、1979年)第1章第1節に記載された方法に従い
、本発明の化合物を用いてカリウムビクレート及びナト
リウムピクレートの水相から有機相への抽出を行った。
、「クラウンエーテルとクリプタンドの化学」(化学同
人、1979年)第1章第1節に記載された方法に従い
、本発明の化合物を用いてカリウムビクレート及びナト
リウムピクレートの水相から有機相への抽出を行った。
本発明の化合物(ただし、一般式(1)においてm−3
)を3X10 M濃度で含む塩化メチレン溶液5−と
・、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムを10 M
、ピクリン酸を7X10−5濃度で含む水溶液5−を混
合し、23℃において5分間激しく振とうした後、静置
して水相と有機相を分離せしめた。有機相中に抽出され
たカリウムピクレートあるいはナトリウムビクレートの
抽出率は、可視吸収スペクトルを用いて374 nmの
吸収により求めた。結果を第8表に示す。
)を3X10 M濃度で含む塩化メチレン溶液5−と
・、水酸化カリウムまたは水酸化ナトリウムを10 M
、ピクリン酸を7X10−5濃度で含む水溶液5−を混
合し、23℃において5分間激しく振とうした後、静置
して水相と有機相を分離せしめた。有機相中に抽出され
たカリウムピクレートあるいはナトリウムビクレートの
抽出率は、可視吸収スペクトルを用いて374 nmの
吸収により求めた。結果を第8表に示す。
第 8 表
第8表中のnは、一般式(1)で示した構造式中のnに
対応する。
対応する。
また比較のため、41ホルミルベンゾ15−クラウン−
5を用いて同様な実験を行った結果、カリウムビクレー
ト抽出率は17,7%。
5を用いて同様な実験を行った結果、カリウムビクレー
ト抽出率は17,7%。
ナトリウムピクレートの抽出率は5.1%、カリウム/
ナトリウムピクレート抽出率比は3.5であった。
ナトリウムピクレート抽出率比は3.5であった。
実施例 28
実施例14〜26において得られた本発明の化合物(た
だし、一般式(I)においてm=4)をIF8Mの濃度
で含むクロロホルム溶液20m/と、塩化カリウム及び
塩化ナトリウムを各10−’Ma度で含む水溶液201
7+を混合し、10分間激しく振とうした後23℃で放
置し、水相とりμpホルム相を完全に分離させた後、水
相に残有する塩化カリウム及び塩化ナトリウム量を条光
法により測定し、塩化カリウム及び塩化ナトリウムの抽
出率を求めた。結果を第9表に示す。
だし、一般式(I)においてm=4)をIF8Mの濃度
で含むクロロホルム溶液20m/と、塩化カリウム及び
塩化ナトリウムを各10−’Ma度で含む水溶液201
7+を混合し、10分間激しく振とうした後23℃で放
置し、水相とりμpホルム相を完全に分離させた後、水
相に残有する塩化カリウム及び塩化ナトリウム量を条光
法により測定し、塩化カリウム及び塩化ナトリウムの抽
出率を求めた。結果を第9表に示す。
第9表
第9表中のnは、一般式(1)のnに対応する。
実施例 29
本実施例において、本発明のジアミノ屋ビスクラウンエ
ーテルを原料とするポリアミドの合成例を示す。
ーテルを原料とするポリアミドの合成例を示す。
磁気回転子を付した100d容量の3つロフラスコをあ
らかじめ窒素置換し、ベンゼン30ゴ、トリエチルアミ
ン0.4−ツ及びを2gを仕込んだ。その後室温で攪拌
しながら、塩化アジポイル0.5gを仕込んだ。塩化ア
ジポイルの仕込みと同時に反応溶液の粘度は急激に増大
した。反応を4時間続げた後、反応内容物を約500m
gのインプルパノールに投入し、生成重合体を沈澱析出
させた。口取した沈澱物を約3001117のインプル
パノールで2回洗浄した後、減圧乾燥し、プラスチック
状固体1.7gを得た。トルエンを溶媒として浸透圧法
で測定した数平均分子量は、9700であった。
らかじめ窒素置換し、ベンゼン30ゴ、トリエチルアミ
ン0.4−ツ及びを2gを仕込んだ。その後室温で攪拌
しながら、塩化アジポイル0.5gを仕込んだ。塩化ア
ジポイルの仕込みと同時に反応溶液の粘度は急激に増大
した。反応を4時間続げた後、反応内容物を約500m
gのインプルパノールに投入し、生成重合体を沈澱析出
させた。口取した沈澱物を約3001117のインプル
パノールで2回洗浄した後、減圧乾燥し、プラスチック
状固体1.7gを得た。トルエンを溶媒として浸透圧法
で測定した数平均分子量は、9700であった。
添付図面第1図及び第2図は実施例3及び実施例11で
得られた化合物の赤外吸収スペクトルである。ま゛た第
3図及び第4図は同じ〈実施例3及び実施例11で得ら
れた化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。更に
第5図及び第6図は実施例16及び実施例25で得られ
た化合物の赤外吸収スペクトルで、同第7図及び第8図
は同化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。 特許出願人 徳山普達株式会社
得られた化合物の赤外吸収スペクトルである。ま゛た第
3図及び第4図は同じ〈実施例3及び実施例11で得ら
れた化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。更に
第5図及び第6図は実施例16及び実施例25で得られ
た化合物の赤外吸収スペクトルで、同第7図及び第8図
は同化合物の1H−核磁気共鳴スペクトルである。 特許出願人 徳山普達株式会社
Claims (3)
- (1)一般式 (ただし、mは3または4、nは0または1以上の整数
である)で示されるジアミノ展ビスクラウンエーテル。 - (2)一般式 %式% 以上の整数である)を水素化することを特徴とする一般
式 (ただし、mは3または4、nはθまたは1以上の整数
である)で示されるジアミノ型ビスクラウンエーテルの
製造方法。 - (3)一般式 (ただし、mは3または4、nはOまたは1以上の整数
である)で示されるジアミノ型ビスクラウンエーテルを
成分とするカリウム吸収剤。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104233A JPS59231083A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | ジアミノ型ビスクラウンエ−テル |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104233A JPS59231083A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | ジアミノ型ビスクラウンエ−テル |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59231083A true JPS59231083A (ja) | 1984-12-25 |
JPH0354667B2 JPH0354667B2 (ja) | 1991-08-20 |
Family
ID=14375237
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58104233A Granted JPS59231083A (ja) | 1983-06-13 | 1983-06-13 | ジアミノ型ビスクラウンエ−テル |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59231083A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4739081A (en) * | 1981-07-09 | 1988-04-19 | Magyar Tudomanyos Akademia | New crown ether derivatives, process for the preparation thereof and ion-selective membrane electroes comprising the same |
-
1983
- 1983-06-13 JP JP58104233A patent/JPS59231083A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US4739081A (en) * | 1981-07-09 | 1988-04-19 | Magyar Tudomanyos Akademia | New crown ether derivatives, process for the preparation thereof and ion-selective membrane electroes comprising the same |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPH0354667B2 (ja) | 1991-08-20 |
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