JPS5923023Y2 - 複写による偽造の防止策を施した印刷物 - Google Patents
複写による偽造の防止策を施した印刷物Info
- Publication number
- JPS5923023Y2 JPS5923023Y2 JP2322478U JP2322478U JPS5923023Y2 JP S5923023 Y2 JPS5923023 Y2 JP S5923023Y2 JP 2322478 U JP2322478 U JP 2322478U JP 2322478 U JP2322478 U JP 2322478U JP S5923023 Y2 JPS5923023 Y2 JP S5923023Y2
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- Japan
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- printed matter
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- Printing Methods (AREA)
- Non-Silver Salt Photosensitive Materials And Non-Silver Salt Photography (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は電子写真方式のカラーもしくはモノクロ複写機
での複写による偽造の防止策を施した印刷物に関するも
のである。
での複写による偽造の防止策を施した印刷物に関するも
のである。
従来、株券、債券、小切手等の有価証券類は一般に細線
、地紋等の細かいパターンを印刷したり、パターンを淡
色の印刷インキや特殊な化学反応を起こす印刷インキで
印刷しており、印刷等による偽造を困難にする対策が種
々施されている。
、地紋等の細かいパターンを印刷したり、パターンを淡
色の印刷インキや特殊な化学反応を起こす印刷インキで
印刷しており、印刷等による偽造を困難にする対策が種
々施されている。
また、カラー複写機による株券、債券等の印刷物の偽造
に対しては、従来のカラー複写機の再現能力が極めて劣
悪であるために有効であった。
に対しては、従来のカラー複写機の再現能力が極めて劣
悪であるために有効であった。
しかしながら、最近のカラー複写機は、その性能が著し
く向上し、出来上った複写物は一見しただけでは原稿と
ほとんど変わらないものとなる。
く向上し、出来上った複写物は一見しただけでは原稿と
ほとんど変わらないものとなる。
しかし、このような複写機においても複写しようとする
原稿１上のパターン２が第１図に示すようなものである
と、電子写真方式の複写機により得られる複写物３は、
第２図に示すように原稿１−七のパターン２と違ったパ
ターン４が再現されてしまう。
原稿１上のパターン２が第１図に示すようなものである
と、電子写真方式の複写機により得られる複写物３は、
第２図に示すように原稿１−七のパターン２と違ったパ
ターン４が再現されてしまう。
即ち、複写を目的とする原稿１−１−のパターン２が、
電子写真方式による複写機の現像方向と同に方向で細線
の太さが３０μ乃至１５０μ程度の平行な細線の集まり
である万線群（２−Ａ）と、これに９０°乃至１３５°
の範囲内で交わり、細線の太さが３０μ乃至１５０μ程
度の平行な細線の集まりである万線群（２−Ｂ）の組合
わせによって構成されている場合、電子写真方式による
複写機によって得られる複写物３上のパターン４は、第
２図に示すように原稿１のパターン２を構成する万線群
（２−Ｂ）に対応する複写ｅｌＢ上の万線群（４Ｂ）の
各細線に細りが生じ、濃度が著しく低下してしまい、複
写物３上に再現されるパターン４は原稿１上のパターン
２とは全く異なるものとなってしまう。
電子写真方式による複写機の現像方向と同に方向で細線
の太さが３０μ乃至１５０μ程度の平行な細線の集まり
である万線群（２−Ａ）と、これに９０°乃至１３５°
の範囲内で交わり、細線の太さが３０μ乃至１５０μ程
度の平行な細線の集まりである万線群（２−Ｂ）の組合
わせによって構成されている場合、電子写真方式による
複写機によって得られる複写物３上のパターン４は、第
２図に示すように原稿１のパターン２を構成する万線群
（２−Ｂ）に対応する複写ｅｌＢ上の万線群（４Ｂ）の
各細線に細りが生じ、濃度が著しく低下してしまい、複
写物３上に再現されるパターン４は原稿１上のパターン
２とは全く異なるものとなってしまう。
一方、複写機には濃度調整機構が付いており、複写物上
の複写画像における濃度低下に対処できるようになって
いる。
の複写画像における濃度低下に対処できるようになって
いる。
濃度調整機構を利用して複写画像の濃度を増加させると
、前記万線群（４Ｂ）の各細線における細りがそれほど
顕著でなくなり、複写物３上に再現されるパターン４と
原稿１上のパターン２との差があまり明確にならない場
合がある。
、前記万線群（４Ｂ）の各細線における細りがそれほど
顕著でなくなり、複写物３上に再現されるパターン４と
原稿１上のパターン２との差があまり明確にならない場
合がある。
そこで、印刷物等の一部に、複数の万線群を組合せて得
られる暗証パターンを、電子写真方式による複写機の現
像方向と該暗証パターン中の一つ・の万線群の方向との
威す角度が９０’乃至１３５°の範囲に納まるように配
置するだけでなく、該万線群を構成する各細線を前記複
写機が再現し得る一番細いものとするか、あるいはそれ
より僅かに太いものとすると、第３図に示すように、複
写機の現像方向と９０°乃至１３５°の範囲内の角度に
配置された万線群が複写機の濃度調整の仕方に係わらす
消失し、複写したことが一目でわかるようになる。
られる暗証パターンを、電子写真方式による複写機の現
像方向と該暗証パターン中の一つ・の万線群の方向との
威す角度が９０’乃至１３５°の範囲に納まるように配
置するだけでなく、該万線群を構成する各細線を前記複
写機が再現し得る一番細いものとするか、あるいはそれ
より僅かに太いものとすると、第３図に示すように、複
写機の現像方向と９０°乃至１３５°の範囲内の角度に
配置された万線群が複写機の濃度調整の仕方に係わらす
消失し、複写したことが一目でわかるようになる。
本考案は、以上のような電子写真方式の複写機における
画像再現上の特性に着目して威されたものであり、その
要旨とするところは、電子写真方式の複写機による印刷
物等の偽造を防止するため、複数の万線群を組合せて得
られる暗証パターンを、複写機の現像方向と該暗証パタ
ーン中の一つの万線群の方向との或す角度９０°乃至１
３５°の範囲内に納まるように配置すると共に、該万線
群を構成する各細線を複写機が再現し得る一番細いもの
とするか、あるいはこれにより僅かに太いものに設定す
ることを特徴とする複写による偽造防止策を施した印刷
物に存する。
画像再現上の特性に着目して威されたものであり、その
要旨とするところは、電子写真方式の複写機による印刷
物等の偽造を防止するため、複数の万線群を組合せて得
られる暗証パターンを、複写機の現像方向と該暗証パタ
ーン中の一つの万線群の方向との或す角度９０°乃至１
３５°の範囲内に納まるように配置すると共に、該万線
群を構成する各細線を複写機が再現し得る一番細いもの
とするか、あるいはこれにより僅かに太いものに設定す
ることを特徴とする複写による偽造防止策を施した印刷
物に存する。
次に本考案を図面に示す一実施例を参照にして氾に詳細
に説明する。
に説明する。
第３図は本考案に係る複写機で゛の複写による偽造の防
ＩＬ策を施した印刷物で゛あり、淡いクリーム色に着色
した上質紙から成る被印刷体６１−、に水平方向の万線
群から構成される”ＶＯＩＤ“の文字パターン（万線群
７）とこの文字パターン７を目で゛は判断しにくいよう
な目的で設ける垂直方向の万線群から構成される万線パ
ターン（万線群８）との組合わせで得られる暗証パタン
９をオフセット印刷法により施している。
ＩＬ策を施した印刷物で゛あり、淡いクリーム色に着色
した上質紙から成る被印刷体６１−、に水平方向の万線
群から構成される”ＶＯＩＤ“の文字パターン（万線群
７）とこの文字パターン７を目で゛は判断しにくいよう
な目的で設ける垂直方向の万線群から構成される万線パ
ターン（万線群８）との組合わせで得られる暗証パタン
９をオフセット印刷法により施している。
各万線群を構成する各細線間のピッチは５０μ、各細線
の太さは３０μになっている。
の太さは３０μになっている。
このような暗証パターン９を施した印刷物を原稿として
複写機、例えばゼロックス社製 ゼロックス ６５００
により複写を行なうと、得られる複写物上の暗証パター
ン１２は第４図のＡ、 Ｂに示すようになる。
複写機、例えばゼロックス社製 ゼロックス ６５００
により複写を行なうと、得られる複写物上の暗証パター
ン１２は第４図のＡ、 Ｂに示すようになる。
即ち、複写機における現像方向か゛矢印１０の方向と一
致する場合にはＡのように、矢印１１の方向と一致する
場合にはＢのように暗証パターンが再現され、複写した
ことがすぐわかる。
致する場合にはＡのように、矢印１１の方向と一致する
場合にはＢのように暗証パターンが再現され、複写した
ことがすぐわかる。
また、一般にカラー複写機においては、淡い色が再現し
にくいので暗証パターンを設けるに当っては、上述した
実施例にも記載しているように被印刷体として淡い色に
着色したものを用いると偽造防止の効果が一層向上する
。
にくいので暗証パターンを設けるに当っては、上述した
実施例にも記載しているように被印刷体として淡い色に
着色したものを用いると偽造防止の効果が一層向上する
。
また、複写機においては種々の現像方向が考えら７’Ｌ
るので、例えば第５図に示すように暗証パターンを正八
角形や止子角形にしておけば、いかなる現像方向に対処
できる暗証パターンとすることが可能である。
るので、例えば第５図に示すように暗証パターンを正八
角形や止子角形にしておけば、いかなる現像方向に対処
できる暗証パターンとすることが可能である。
ここでいう万線群は、図面で示すように直線状の細線だ
けで構成されるのではなく、第５図にも示すようにゆる
やかな波状の細線の集まりをも含むものである。
けで構成されるのではなく、第５図にも示すようにゆる
やかな波状の細線の集まりをも含むものである。
本考案は以上のような構成の印刷物であって、暗証パタ
ーンが複写物上で忠実に再現されず、偽造を目的とした
電子写真方式の複写機による複写を完全に防止すること
ができるものである。
ーンが複写物上で忠実に再現されず、偽造を目的とした
電子写真方式の複写機による複写を完全に防止すること
ができるものである。
第１図はパターンを設けた原稿、第２図は第１図に示す
原稿の複写機による複写物、第３図は本考案の一実施例
である複写による偽造の防止策を施した印刷物、第４図
は第３図に示す印刷物を原稿として複写機によす複写し
て得られる複写物上の暗証パターン、第５図は暗証パタ
ーンの他の実施例をそれぞれ示す図面である。 １・・・・・・原稿、２，４・・・・・・パターン、３
・・・・・・複写物、７・・・・・・文字パターン、８
・・・・・・万線パターン、９・・・・・・暗証パター
ン。
原稿の複写機による複写物、第３図は本考案の一実施例
である複写による偽造の防止策を施した印刷物、第４図
は第３図に示す印刷物を原稿として複写機によす複写し
て得られる複写物上の暗証パターン、第５図は暗証パタ
ーンの他の実施例をそれぞれ示す図面である。 １・・・・・・原稿、２，４・・・・・・パターン、３
・・・・・・複写物、７・・・・・・文字パターン、８
・・・・・・万線パターン、９・・・・・・暗証パター
ン。
Claims (1)
- 電子写真方式の複写機による印刷物等の偽造を防止する
ため、複数の万線群を組合せて得られる暗証パターンを
、複写機の現像方向と該暗証パターン中の一つの万線群
の方向との威す角度が９０°乃至１３５°の範囲内に納
まるように配置しであると共に、該万線群を構成する各
細線を複写機が再現し得る一番細いものとするか、ある
いはこれより僅かに太いものに設定しであることを特徴
とする複写による偽造の防止策を施した印刷物。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2322478U JPS5923023Y2 (ja) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | 複写による偽造の防止策を施した印刷物 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2322478U JPS5923023Y2 (ja) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | 複写による偽造の防止策を施した印刷物 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS54126736U JPS54126736U (ja) | 1979-09-04 |
| JPS5923023Y2 true JPS5923023Y2 (ja) | 1984-07-09 |
Family
ID=28859432
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2322478U Expired JPS5923023Y2 (ja) | 1978-02-23 | 1978-02-23 | 複写による偽造の防止策を施した印刷物 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5923023Y2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS60119560A (ja) * | 1983-12-01 | 1985-06-27 | Hosokawa Katsupanshiyo:Kk | 複写による悪用防止印刷物を作るフィルム原版の製造方法 |
| JPS60184674U (ja) * | 1984-05-18 | 1985-12-07 | 株式会社細川活版所 | コピ−防止用紙 |
-
1978
- 1978-02-23 JP JP2322478U patent/JPS5923023Y2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS54126736U (ja) | 1979-09-04 |
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