JPS5923002A - タイワイヤ連結構造 - Google Patents
タイワイヤ連結構造Info
- Publication number
- JPS5923002A JPS5923002A JP13128382A JP13128382A JPS5923002A JP S5923002 A JPS5923002 A JP S5923002A JP 13128382 A JP13128382 A JP 13128382A JP 13128382 A JP13128382 A JP 13128382A JP S5923002 A JPS5923002 A JP S5923002A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- tie wire
- tie
- hole
- wire
- gap
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01D—NON-POSITIVE DISPLACEMENT MACHINES OR ENGINES, e.g. STEAM TURBINES
- F01D5/00—Blades; Blade-carrying members; Heating, heat-insulating, cooling or antivibration means on the blades or the members
- F01D5/12—Blades
- F01D5/22—Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations
- F01D5/24—Blade-to-blade connections, e.g. for damping vibrations using wire or the like
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Turbine Rotor Nozzle Sealing (AREA)
- Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は、回転軸に組立てられた複数の動翼を連結する
ためのタイワイヤ連結構造に関する。この構造は、例え
ば蒸気タービンロータなどの回転機械における回転軸に
組立てられている動翼を連結して、その共振を防止する
為に用いられる。動翼の穴を通してこのような連結をな
す連結棒はタイワイヤと通称さftているので、本明細
書中ではこの語を用いることにする。
ためのタイワイヤ連結構造に関する。この構造は、例え
ば蒸気タービンロータなどの回転機械における回転軸に
組立てられている動翼を連結して、その共振を防止する
為に用いられる。動翼の穴を通してこのような連結をな
す連結棒はタイワイヤと通称さftているので、本明細
書中ではこの語を用いることにする。
タイワイヤ連結構造の一般的構成を、I@1図乃至第3
図の従来からの技術に基づいて説明する。
図の従来からの技術に基づいて説明する。
第1図に、蒸気タービン低圧ロータの外観を示す。
低圧ロータは、翼長が大きくなっているので、動翼の共
振が改要な問題であり、よって共損防止のための連結構
造を要するものである。即ち、動翼3は蒸気が通過する
段階に従い翼長が長くなり、最終段及び最終前段の動翼
3にはタイワイヤ4と称される連結棒が動翼の中央また
は外周寄りに設けられている。このような最終段(前段
)の動翼は形状大のため撮動も犬きく、従って共振防止
を要するからである。タイワイヤ4は、動翼の種類にも
よるが、動翼約5〜10本を1グループとして連結し、
定格回転数における共振を防止する効果をもたせる。尚
第1図中符号1は回転軸(タービン軸)、2はホイール
である。
振が改要な問題であり、よって共損防止のための連結構
造を要するものである。即ち、動翼3は蒸気が通過する
段階に従い翼長が長くなり、最終段及び最終前段の動翼
3にはタイワイヤ4と称される連結棒が動翼の中央また
は外周寄りに設けられている。このような最終段(前段
)の動翼は形状大のため撮動も犬きく、従って共振防止
を要するからである。タイワイヤ4は、動翼の種類にも
よるが、動翼約5〜10本を1グループとして連結し、
定格回転数における共振を防止する効果をもたせる。尚
第1図中符号1は回転軸(タービン軸)、2はホイール
である。
タイワイヤ4と動43との取付構造には、翼長により、
銀ろう付で固定する場合、溶接によって強固に固定する
場合、固定せずルー2にする場合がある。銀ろう付であ
ると、残留応力によりねじれモーメントが加わり、ろう
行部分にクラックが発生するl^れがある。溶接は、大
型のものに対して用いられるが、これも長期間において
は同様な応力の問題を避けられない。この為、タイワイ
ヤをルー2に取付ける構造も採用されているっルースタ
イワイヤの取付構造を第2図に示す。
銀ろう付で固定する場合、溶接によって強固に固定する
場合、固定せずルー2にする場合がある。銀ろう付であ
ると、残留応力によりねじれモーメントが加わり、ろう
行部分にクラックが発生するl^れがある。溶接は、大
型のものに対して用いられるが、これも長期間において
は同様な応力の問題を避けられない。この為、タイワイ
ヤをルー2に取付ける構造も採用されているっルースタ
イワイヤの取付構造を第2図に示す。
第2図は第1図におけるII−[1断面に対応する部分
の断面図である。つまり動翼は第1図の軸1の周囲に暇
って、陣数個取付けられるが、そのような動翼のタイワ
イヤ4で連結された部分を周に沿う如く断面にして見た
のが第2図である。これは動翼3を6本1グループとし
た例であり、1グループを図示しである。タイワイヤ4
と、動R3のタイワイヤ4が通る穴5とは、わずかのギ
ャップがある。その為、タイワイヤ4が動くことにより
、り“ンピング効果を目的として、共振を防止する構造
となっている。
の断面図である。つまり動翼は第1図の軸1の周囲に暇
って、陣数個取付けられるが、そのような動翼のタイワ
イヤ4で連結された部分を周に沿う如く断面にして見た
のが第2図である。これは動翼3を6本1グループとし
た例であり、1グループを図示しである。タイワイヤ4
と、動R3のタイワイヤ4が通る穴5とは、わずかのギ
ャップがある。その為、タイワイヤ4が動くことにより
、り“ンピング効果を目的として、共振を防止する構造
となっている。
第3図は運転中の状態を示す。この図は第2図のIII
−III断面に対応する。図の如く、従来はタイワイ
ヤ4の外径とタイワイヤを通す穴5aの内径とのギャッ
プはほとんどなく、せいぜい()、1〜0.2關である
。この為、長期間停止の場合や、運転中の場合も、スケ
ールの付着または錆等の発生によりタイワイヤ4の動き
が鈍くなり、最悪の場合は固定された状態と同じになっ
て局部的に過大応力が発生し、タイワイヤ4の切損ある
いは翼穴部のき裂発生に至ることも考えられ、早急な対
策が望まれている。応力集中の高いのは第2図に示すA
部であり、ここにおいてワイヤ切損やき裂発生(つけ根
部の破損)の虞れがある。図中の矢印Rは回転方向を示
す。
−III断面に対応する。図の如く、従来はタイワイ
ヤ4の外径とタイワイヤを通す穴5aの内径とのギャッ
プはほとんどなく、せいぜい()、1〜0.2關である
。この為、長期間停止の場合や、運転中の場合も、スケ
ールの付着または錆等の発生によりタイワイヤ4の動き
が鈍くなり、最悪の場合は固定された状態と同じになっ
て局部的に過大応力が発生し、タイワイヤ4の切損ある
いは翼穴部のき裂発生に至ることも考えられ、早急な対
策が望まれている。応力集中の高いのは第2図に示すA
部であり、ここにおいてワイヤ切損やき裂発生(つけ根
部の破損)の虞れがある。図中の矢印Rは回転方向を示
す。
本発明は上記事情に鑑みてなされたもので、その目的と
する所は、タイワイヤ外径と動翼がわのタイワイヤ用の
穴内径との間に適正なギャップを設けることにより、長
期間の運転においてもき裂発生その他のトラブル発生の
虞れが極めて少なく、信頼性の高いタイワイヤ連結構造
を提供することにある。
する所は、タイワイヤ外径と動翼がわのタイワイヤ用の
穴内径との間に適正なギャップを設けることにより、長
期間の運転においてもき裂発生その他のトラブル発生の
虞れが極めて少なく、信頼性の高いタイワイヤ連結構造
を提供することにある。
この目的を達成するため、本発明においては、動翼がわ
の穴と故人を貫通するタイワイヤとの間にギャップを設
けるに際し、該ギャップは、タイワイヤ外径をdl+穴
内径をd2とすると、d1/d!≦0.97の関係にな
るように形成する。
の穴と故人を貫通するタイワイヤとの間にギャップを設
けるに際し、該ギャップは、タイワイヤ外径をdl+穴
内径をd2とすると、d1/d!≦0.97の関係にな
るように形成する。
本発明は、タイワイヤ外径と動翼がわのタイワイヤ穴径
の適正なギャップを見つける為、実機の蒸気条件を模擬
した過速腐食試験にて、種々タイワイヤの動き具合を調
査した結果に基づいて達成されたものである。またギャ
ップを設けることにより、応力がどの程度低減するかに
ついても強1i計−一を行い、その効果を倹肘した。こ
れら各種の+p)夕じの結果、タイワイヤ外径/タイワ
イヤ穴内径が、0.97以丁であれば適正であることに
到達したものである。
の適正なギャップを見つける為、実機の蒸気条件を模擬
した過速腐食試験にて、種々タイワイヤの動き具合を調
査した結果に基づいて達成されたものである。またギャ
ップを設けることにより、応力がどの程度低減するかに
ついても強1i計−一を行い、その効果を倹肘した。こ
れら各種の+p)夕じの結果、タイワイヤ外径/タイワ
イヤ穴内径が、0.97以丁であれば適正であることに
到達したものである。
このように構成すると、タイワイヤには一定の移動量が
・1r保され、万−錆などが発生しても、動きを阻害す
る影響を防ぐことができる。かかる効果は試験によって
も確認された。
・1r保され、万−錆などが発生しても、動きを阻害す
る影響を防ぐことができる。かかる効果は試験によって
も確認された。
またその場合、ギャップ即ちタイワイヤ外住と穴径との
差(d2−d+)が、0.4M以上であると好ましいこ
とも確認された。差を余りに大きくすると不部会もある
ので、結局0.4 ran≦d2 ci、≦1喘程度
が特に良好であり、かつその内でも0.6 rtrm〜
0.8胴の範囲が最も好ましいことが確認された。
差(d2−d+)が、0.4M以上であると好ましいこ
とも確認された。差を余りに大きくすると不部会もある
ので、結局0.4 ran≦d2 ci、≦1喘程度
が特に良好であり、かつその内でも0.6 rtrm〜
0.8胴の範囲が最も好ましいことが確認された。
以下本発明の一実施例を第4図により説明する。
本発明のタイワイヤの連結はルースタイプによるもの、
即ち1th翼の穴に連結棒をなすタイワイヤを通して構
成したものである。第4図に示すように、穴5bとこれ
を貫通するタイワイヤ4との間にギャップを設け、タイ
ワイヤ4の外径d!は、穴5bの内径d2の0.97倍
よりも小なる寸法になっている。
即ち1th翼の穴に連結棒をなすタイワイヤを通して構
成したものである。第4図に示すように、穴5bとこれ
を貫通するタイワイヤ4との間にギャップを設け、タイ
ワイヤ4の外径d!は、穴5bの内径d2の0.97倍
よりも小なる寸法になっている。
本実施例においては具体的には、穴5bが余りに太キい
とフレッティングゴロ−ジョンの問題が生じ、タイワイ
ヤ4と動感3とが共に撮動してしまうので、内径の差(
ギャップ)は0.4 wn≦d2−d、≦1泪となるよ
うにして差の上限も1間に抑え、特に0.68〜0.8
咽の間に設定して、良好な結果を得るようにしである。
とフレッティングゴロ−ジョンの問題が生じ、タイワイ
ヤ4と動感3とが共に撮動してしまうので、内径の差(
ギャップ)は0.4 wn≦d2−d、≦1泪となるよ
うにして差の上限も1間に抑え、特に0.68〜0.8
咽の間に設定して、良好な結果を得るようにしである。
即ちタイワイヤ用の穴5bの径が大きくなると、応力の
増加、接触面圧の増加という問題が起こる。穴5bの径
が大きいとタイワイヤ4が接触する面積が相対的に小さ
くなって面圧が高くなり、応力も犬になって強度的に問
題となるものである。又本実施例も第2図の一般的技術
と同様に、タイワイヤ4の端部を出張らせて係止部41
とするが、この部分が荷改大になると遠心力によるぶれ
でき裂の虞れもあり、かつこの係止部41を圧潰により
形成する場合そのっけ根にき裂発生の虞れがあるので係
止部41を♀り友きくS、できない所から、穴径を余り
広げない方がよいということで、1酎に抑えたものであ
る。
増加、接触面圧の増加という問題が起こる。穴5bの径
が大きいとタイワイヤ4が接触する面積が相対的に小さ
くなって面圧が高くなり、応力も犬になって強度的に問
題となるものである。又本実施例も第2図の一般的技術
と同様に、タイワイヤ4の端部を出張らせて係止部41
とするが、この部分が荷改大になると遠心力によるぶれ
でき裂の虞れもあり、かつこの係止部41を圧潰により
形成する場合そのっけ根にき裂発生の虞れがあるので係
止部41を♀り友きくS、できない所から、穴径を余り
広げない方がよいということで、1酎に抑えたものであ
る。
又、同様の理由から、d 2 / d !のド1浪も0
.92として、 0.92≦d2/d+≦0,97 なる範囲に納まるように設計した。設定数値の具体例と
しては、クイワイヤ穴5bの内径を127mmφにして
、 ■ギャップ(d2dllを0.4問とする。
.92として、 0.92≦d2/d+≦0,97 なる範囲に納まるように設計した。設定数値の具体例と
しては、クイワイヤ穴5bの内径を127mmφにして
、 ■ギャップ(d2dllを0.4問とする。
この場合タイワイヤ4の外径d 2は、d2=12.7
−0.4=12.3mmφとなり、内径の関係も、 d2/dt =12.3/12.7=0.97となって
上記範囲を満たす。
−0.4=12.3mmφとなり、内径の関係も、 d2/dt =12.3/12.7=0.97となって
上記範囲を満たす。
■ギャップ(d2 d+)を1.ommとする。
この場合、同様にタイワイヤ4の外径d、は、dz=1
2.7−1.0=11.7 で、内径の関係は d2/d+ =11.7/12.7=0.92であって
下限値に入る。
2.7−1.0=11.7 で、内径の関係は d2/d+ =11.7/12.7=0.92であって
下限値に入る。
この■、■はdz/dzの上・下限直近くの設定を行っ
た例であるが、ともに良好な結果が得られた、 次に、上記のように範囲を定めたこと、つまり適市なタ
イワイヤ穴5bの内径を決定する為の試験と強度計算の
例を次に説明する。
た例であるが、ともに良好な結果が得られた、 次に、上記のように範囲を定めたこと、つまり適市なタ
イワイヤ穴5bの内径を決定する為の試験と強度計算の
例を次に説明する。
まず、第5図を参照して過速腐食試験につき説明する。
第5図は、タイワイヤの過速腐食試験における、タイワ
イヤ穴−ド要素結果を示すものである。ここで過速腐食
試験とは、実機条件を模擬し、セクターモデル興をケー
スの中に入れ、蒸気を入れてはヒータで加熱することを
繰返し行なう試験であり、セクターモデル翼としては、
タイワイヤ外洋と穴径の異なる数種類のものを用いて、
各々腐食によりタイワイヤが動くか否かを調査したもの
である。腐食はタイワイヤの錆、動感がわの錆の双方に
ついて考慮し、セクターモデル翼は一つのセット(例え
ば6本で1組)で模擬して、錆を轄た時点で動かして試
験を行っtoその結果、タイワイヤ昇任と穴径の差、つ
まりギャップが0、4 mm以上又はタイワイヤ外径/
タイワイヤ穴内佳が0.97以Fであれば、所定の移動
値が確保でき、蛸が発生しても動きには影響しないこと
がわかった。第5図から明瞭な如く、この範囲では所定
の移jtlJljtを100%達成できるのに対し、範
囲を外れると50%又は0%の様になり、所定の移動量
を達成できなくなる。
イヤ穴−ド要素結果を示すものである。ここで過速腐食
試験とは、実機条件を模擬し、セクターモデル興をケー
スの中に入れ、蒸気を入れてはヒータで加熱することを
繰返し行なう試験であり、セクターモデル翼としては、
タイワイヤ外洋と穴径の異なる数種類のものを用いて、
各々腐食によりタイワイヤが動くか否かを調査したもの
である。腐食はタイワイヤの錆、動感がわの錆の双方に
ついて考慮し、セクターモデル翼は一つのセット(例え
ば6本で1組)で模擬して、錆を轄た時点で動かして試
験を行っtoその結果、タイワイヤ昇任と穴径の差、つ
まりギャップが0、4 mm以上又はタイワイヤ外径/
タイワイヤ穴内佳が0.97以Fであれば、所定の移動
値が確保でき、蛸が発生しても動きには影響しないこと
がわかった。第5図から明瞭な如く、この範囲では所定
の移jtlJljtを100%達成できるのに対し、範
囲を外れると50%又は0%の様になり、所定の移動量
を達成できなくなる。
一方、タイワイヤの構造をもつ長い捩れ楓では、遠心力
を受けた状態ではプロフィルの捩れが戻る力(アンツイ
スト)が1動き、この力により曲げ応力がタイワイヤに
発生する。従ってこれも考慮しなければならない。かか
る曲げ応力が発生する状況を第6図に示す。図中破線は
遠心力作用前の動ルの状態3aを示すもので、実線が作
用後の状態3bであるっこの−rンツイストにより、タ
イワイヤには図示の様な曲げモーメントNi、tが働く
。ギャップ(d2/dll、径の比(di/d2)によ
り、かかる曲げモーメントM丁がどの程度タイワイヤに
作用するかのデータを第7図に示す。この第7図の結果
によれば、ギャップが0.2 rrvnでは曲げモーメ
ントは減少しないが、0.4m+nでは曲げモーメント
MTは約20%まで低減できほとんど影響なくなり、タ
イワイヤに作用する応力が小さくなり、き裂発生のポテ
ンシャルが極めて少なくなる。よって、ギャップ0.4
鰭以上、径の比0.97以下でおると、第5図で見た様
にタイワイヤの移動曖も充分であり、かつこの様に曲げ
モーメントの問題も小さいことがわかる。又第7図から
、ギャップは最適には、翼の強度との兼合いにより、0
.6〜0.8mmaが最も好ましいことがわかる。
を受けた状態ではプロフィルの捩れが戻る力(アンツイ
スト)が1動き、この力により曲げ応力がタイワイヤに
発生する。従ってこれも考慮しなければならない。かか
る曲げ応力が発生する状況を第6図に示す。図中破線は
遠心力作用前の動ルの状態3aを示すもので、実線が作
用後の状態3bであるっこの−rンツイストにより、タ
イワイヤには図示の様な曲げモーメントNi、tが働く
。ギャップ(d2/dll、径の比(di/d2)によ
り、かかる曲げモーメントM丁がどの程度タイワイヤに
作用するかのデータを第7図に示す。この第7図の結果
によれば、ギャップが0.2 rrvnでは曲げモーメ
ントは減少しないが、0.4m+nでは曲げモーメント
MTは約20%まで低減できほとんど影響なくなり、タ
イワイヤに作用する応力が小さくなり、き裂発生のポテ
ンシャルが極めて少なくなる。よって、ギャップ0.4
鰭以上、径の比0.97以下でおると、第5図で見た様
にタイワイヤの移動曖も充分であり、かつこの様に曲げ
モーメントの問題も小さいことがわかる。又第7図から
、ギャップは最適には、翼の強度との兼合いにより、0
.6〜0.8mmaが最も好ましいことがわかる。
尚、本実施例で対象とするタイワイヤ外径は、直径で1
0?+17I+前後(6籠〜16籠)で、動翼側穴内径
もギヤツブ分をプラスした円形状であり、加工上何ら問
題もない。
0?+17I+前後(6籠〜16籠)で、動翼側穴内径
もギヤツブ分をプラスした円形状であり、加工上何ら問
題もない。
上述の如く本発明によれば、タイワイヤと動翼側のタイ
ワイヤ穴との間に多少のスケール又は錆が発生しても、
穴内でのタイワイヤの動きが確保され、ルースタイワイ
ヤの本来の目的であるダンピング効果が十分に期待でき
る。一方、タイワイヤと穴にギャップがあることにより
、タイワイヤに発生する曲げモーメントが緩和され、き
裂発生のポテンシャルが少なく、信頼性が一段と向上す
るという多大な効果を有するものである。
ワイヤ穴との間に多少のスケール又は錆が発生しても、
穴内でのタイワイヤの動きが確保され、ルースタイワイ
ヤの本来の目的であるダンピング効果が十分に期待でき
る。一方、タイワイヤと穴にギャップがあることにより
、タイワイヤに発生する曲げモーメントが緩和され、き
裂発生のポテンシャルが少なく、信頼性が一段と向上す
るという多大な効果を有するものである。
なお当然のことではあるが、本発明は上述した実施例に
のみ限定されるものではない。
のみ限定されるものではない。
第1図及び第2図は一般的なタイワイヤ連結構造を示す
もので、第1図はタイワイヤ連結構造を備えた蒸気ター
ビン低圧ロータの部分概略図、第2図は第1図における
■−■線断面図である。第3図は従来のルースタイワイ
ヤの連結構造を示すもので、第2図のIII −[1線
断面に対応する部分を示している。第4図は本発明の一
実施例を示し、これは第3図に示したのと同様な部分に
対応している。第5図は加速腐曳試験結果を示すグラフ
、第6図はタイワイヤに作用する曲げモーメントの説明
図、第7図はタイワイヤ径と穴径との関係における曲は
モーメントの変化を示すグラフである。 1・・・回転@(タービン軸)、3・・・#g、5 b
・・・動澗1則タイワイヤ穴。 代理人 弁理士 秋本正実 す 脣 弔3]ン1 第4(図 第5図 0 θ/ 0.2 0.’3(1740,50,6o
7o、g 6AP(ynm)第6(2) 匁 ↑
もので、第1図はタイワイヤ連結構造を備えた蒸気ター
ビン低圧ロータの部分概略図、第2図は第1図における
■−■線断面図である。第3図は従来のルースタイワイ
ヤの連結構造を示すもので、第2図のIII −[1線
断面に対応する部分を示している。第4図は本発明の一
実施例を示し、これは第3図に示したのと同様な部分に
対応している。第5図は加速腐曳試験結果を示すグラフ
、第6図はタイワイヤに作用する曲げモーメントの説明
図、第7図はタイワイヤ径と穴径との関係における曲は
モーメントの変化を示すグラフである。 1・・・回転@(タービン軸)、3・・・#g、5 b
・・・動澗1則タイワイヤ穴。 代理人 弁理士 秋本正実 す 脣 弔3]ン1 第4(図 第5図 0 θ/ 0.2 0.’3(1740,50,6o
7o、g 6AP(ynm)第6(2) 匁 ↑
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、 回転軸に組立てられた複数のfJJJRを連結す
るために動翼の穴に連結棒をなすタイワイヤを通して構
成したタイワイヤ連結構造において、穴と故人を貫通す
るタイワイヤとの間にギャップを設けると共に、該ギャ
ップは、タイワイヤの外径をdl、動翼がわの穴の内径
をd2とすると、d1/d!≦0.97の関係になるよ
うに形成したことを特徴とするタイワイヤ連結構造。 2、 前記タイワイヤの外径d、と、m11gがわの穴
の内径d2とが、概ね0.4g≦d2−dl≦1聴の関
係を有することを特徴とする特If′f請求の範囲第1
項に記載のタイワイヤ連結構造。 3、前記タイワイヤの外径dlと動翼がわの穴の内径d
2との差d2−d、が、0.6 mm 〜0.8 va
nの範囲にあることを特徴とする特許請求の範囲第2項
に記載のタイワイヤ連結構造。 4、前記タイワイヤの外径d1と動翼がわの穴d2との
関係d l/ d 2が、0.92≦d 1/ d x
≦0.97の範囲にあることを特徴とする特許請求の範
囲第1項乃至第3項のいずれかに記載のタイワイヤ連結
構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13128382A JPS5923002A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | タイワイヤ連結構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13128382A JPS5923002A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | タイワイヤ連結構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5923002A true JPS5923002A (ja) | 1984-02-06 |
JPS6259204B2 JPS6259204B2 (ja) | 1987-12-10 |
Family
ID=15054322
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13128382A Granted JPS5923002A (ja) | 1982-07-29 | 1982-07-29 | タイワイヤ連結構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5923002A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH039585U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-29 |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104A (en) * | 1977-06-01 | 1979-01-05 | Hitachi Ltd | Fitting structure of tie wire |
-
1982
- 1982-07-29 JP JP13128382A patent/JPS5923002A/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS54104A (en) * | 1977-06-01 | 1979-01-05 | Hitachi Ltd | Fitting structure of tie wire |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH039585U (ja) * | 1989-06-09 | 1991-01-29 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6259204B2 (ja) | 1987-12-10 |
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