JPS59229241A - プレス成形用金型 - Google Patents
プレス成形用金型Info
- Publication number
- JPS59229241A JPS59229241A JP58104799A JP10479983A JPS59229241A JP S59229241 A JPS59229241 A JP S59229241A JP 58104799 A JP58104799 A JP 58104799A JP 10479983 A JP10479983 A JP 10479983A JP S59229241 A JPS59229241 A JP S59229241A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- mold
- heating
- press
- press molding
- die
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B21—MECHANICAL METAL-WORKING WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D—WORKING OR PROCESSING OF SHEET METAL OR METAL TUBES, RODS OR PROFILES WITHOUT ESSENTIALLY REMOVING MATERIAL; PUNCHING METAL
- B21D37/00—Tools as parts of machines covered by this subclass
- B21D37/16—Heating or cooling
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Mounting, Exchange, And Manufacturing Of Dies (AREA)
- Shaping Metal By Deep-Drawing, Or The Like (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は金属板のプレス成形において遠雷成形品の平面
部分に波打ら状に発生する面不良のない成形品を与える
プレス成形用金型に関する。
部分に波打ら状に発生する面不良のない成形品を与える
プレス成形用金型に関する。
平面が大部分を占め部分的に張出し、絞り、曲げ等およ
びそれらの複合加工を行うプレス成形品においては部分
的成形部位周辺に、軽微な面としての波打ら欠陥(以下
面歪と略称する)が発生する。このようなプレス成形品
の例としてはドアアウタパネル、ボンネット、トランク
リ・ノド、リヤフェンダなどの自動車用外板パネルが挙
げられる。
びそれらの複合加工を行うプレス成形品においては部分
的成形部位周辺に、軽微な面としての波打ら欠陥(以下
面歪と略称する)が発生する。このようなプレス成形品
の例としてはドアアウタパネル、ボンネット、トランク
リ・ノド、リヤフェンダなどの自動車用外板パネルが挙
げられる。
これらの成形品は表面が美麗に仕上がることが要求され
るため、この歪の除去に対しては、材料面の対策として
低降伏点材料が用いられているが、面歪の完全な除去は
難しく、多少、波打ちが軽度になる程度の改善しか図ら
れていないのが現状である。更に、軽量化対策として、
高強度鋼板の使−用が増えている最近の状況下ではこの
面歪問題は成形上の最大の課題となっている。プレス成
形加工においてこの面歪の完全な除去が可能となれば、
プレス成形品の美観向上となることは勿論、それらの成
形に当てる材料の自由度が非常に幅広くなり、従来、面
歪という問題のために低降伏点、高成形性材料が当てら
れていたものを高強度材料に置き換えることも可能とな
るし、材料のグレードダうンも可能となる。さらに、プ
レス成形金型設計の立場からも、形状設計の自由度の拡
大が可能となる。
るため、この歪の除去に対しては、材料面の対策として
低降伏点材料が用いられているが、面歪の完全な除去は
難しく、多少、波打ちが軽度になる程度の改善しか図ら
れていないのが現状である。更に、軽量化対策として、
高強度鋼板の使−用が増えている最近の状況下ではこの
面歪問題は成形上の最大の課題となっている。プレス成
形加工においてこの面歪の完全な除去が可能となれば、
プレス成形品の美観向上となることは勿論、それらの成
形に当てる材料の自由度が非常に幅広くなり、従来、面
歪という問題のために低降伏点、高成形性材料が当てら
れていたものを高強度材料に置き換えることも可能とな
るし、材料のグレードダうンも可能となる。さらに、プ
レス成形金型設計の立場からも、形状設計の自由度の拡
大が可能となる。
上述の如き従来技術の問題に鑑み、本発明者らは面歪の
ないプレス成′形品を提供することを目的にプレス成形
機構を長年にわたって研究してきた。
ないプレス成′形品を提供することを目的にプレス成形
機構を長年にわたって研究してきた。
本発明者らの研究によると、大部分が平面状であり、局
部的に張出し、絞り、曲げ乃至はそれらの複合した加工
を含むプレス成形による成形品に発生する面歪はプレス
成形時に金属板に不均一に及ぼされる引張応力等によっ
て発生する圧縮残留応力による軽い挫屈である。と考え
られる。従って、面歪の発生する部分を人為的に収縮さ
せて残留圧縮応力を解除すると面歪は消失すると考えら
れた。
部的に張出し、絞り、曲げ乃至はそれらの複合した加工
を含むプレス成形による成形品に発生する面歪はプレス
成形時に金属板に不均一に及ぼされる引張応力等によっ
て発生する圧縮残留応力による軽い挫屈である。と考え
られる。従って、面歪の発生する部分を人為的に収縮さ
せて残留圧縮応力を解除すると面歪は消失すると考えら
れた。
本発明は、面歪発生箇所を成形中に局部的に加熱し、非
加熱部と温度差を設けて成形すれば、局部加熱部分は成
形中熱膨張したまま変形し、成形終了時に温度が均一に
なれば、その熱膨張部分は縮み、成形後の弾性回復によ
り生ずるはずの圧縮残留応力が除去されるとの知見に基
ずくものである。また、面歪の要因である圧縮残留応力
の原因を詳細に説明すると平面部分が大部分を占める成
形品中に局部的に存在する絞り、曲げ、張出し成形およ
びそれらの複合した成形における不均一弾性回復あるい
は軽度の肉余りが原因であると考えられている。従っζ
、このような力学的機構からもその成形部分のみを局部
的に加熱して、冷却後に縮むように成形すれば、圧縮残
留応力は解消され、面歪も除去されるはずであり、本発
明の基礎となる上記の知見も支持される。
加熱部と温度差を設けて成形すれば、局部加熱部分は成
形中熱膨張したまま変形し、成形終了時に温度が均一に
なれば、その熱膨張部分は縮み、成形後の弾性回復によ
り生ずるはずの圧縮残留応力が除去されるとの知見に基
ずくものである。また、面歪の要因である圧縮残留応力
の原因を詳細に説明すると平面部分が大部分を占める成
形品中に局部的に存在する絞り、曲げ、張出し成形およ
びそれらの複合した成形における不均一弾性回復あるい
は軽度の肉余りが原因であると考えられている。従っζ
、このような力学的機構からもその成形部分のみを局部
的に加熱して、冷却後に縮むように成形すれば、圧縮残
留応力は解消され、面歪も除去されるはずであり、本発
明の基礎となる上記の知見も支持される。
本発明に従うと、大部分が平面状であり、局部的に張出
し、絞り、曲げ乃至は垂れらの複合した加工を含む成形
加工を金属板に施すプレス成形用金型において、成形品
の平面状部分であって軽微な波打ちによる面歪の発生す
る部位に対応する金型部分の金型内部に加熱手段を設け
て、成形加工の際に上記した成形品の面不良発生部位を
局部的に加熱するように構成したことを特徴とするプレ
ス成形用金型が提供される。加熱手段は加熱最高温度が
200〜300℃程度のものでよく、ニクロム線発熱体
、エレマ発熱体等の電気的加熱手段、或。
し、絞り、曲げ乃至は垂れらの複合した加工を含む成形
加工を金属板に施すプレス成形用金型において、成形品
の平面状部分であって軽微な波打ちによる面歪の発生す
る部位に対応する金型部分の金型内部に加熱手段を設け
て、成形加工の際に上記した成形品の面不良発生部位を
局部的に加熱するように構成したことを特徴とするプレ
ス成形用金型が提供される。加熱手段は加熱最高温度が
200〜300℃程度のものでよく、ニクロム線発熱体
、エレマ発熱体等の電気的加熱手段、或。
いは金型内部に設けられた加熱蒸気、加熱油等の加熱流
体の導通管から構成してもよい。
体の導通管から構成してもよい。
更に本発明に従うと、大部分が平面状であり、局部的に
張出し、絞り、曲げ乃至はそれらの複合した加工を含む
成形加工を金属板に施すプレス成形用金型において、成
形品の平面状部分であって軽微な波打ちによる面歪の発
生する部位に対応する金型部分に凹所を穿ち、該凹所に
加熱手段を内蔵した加熱部材を嵌合してなることを特徴
とするプレス成形用金型が提供される。この加熱表面金
型部材は上記凹所内で成形プレスの押圧方向とほぼ同一
方向に摺動自在に且つ金型表面より突出するように弾性
的に偏倚され、更に成形終了時には金型の他の表面部分
と同一レベルとなるよう構成されるのが好ましい。
張出し、絞り、曲げ乃至はそれらの複合した加工を含む
成形加工を金属板に施すプレス成形用金型において、成
形品の平面状部分であって軽微な波打ちによる面歪の発
生する部位に対応する金型部分に凹所を穿ち、該凹所に
加熱手段を内蔵した加熱部材を嵌合してなることを特徴
とするプレス成形用金型が提供される。この加熱表面金
型部材は上記凹所内で成形プレスの押圧方向とほぼ同一
方向に摺動自在に且つ金型表面より突出するように弾性
的に偏倚され、更に成形終了時には金型の他の表面部分
と同一レベルとなるよう構成されるのが好ましい。
更に本発明の好ましい態様に従うと、加熱表面金型部材
を石綿、ガラスウール等の断熱材を介して他の金型部分
く加熱されない金型部分)の凹所に嵌合させる。
を石綿、ガラスウール等の断熱材を介して他の金型部分
く加熱されない金型部分)の凹所に嵌合させる。
更に、本発明の好ましい態様に従うと、加熱表面金型部
材を嵌合する凹所の周辺の金型内に水、空気又はその他
の冷却媒体を導通させる冷却管を配置し、上記加熱表面
金型部材の周囲を冷却可能とするのが好ましい。或いは
、加熱表面金型部材がプレス成形時に対向する他方のプ
レス部材の部分に孔を穿ち、これらの孔より圧縮空気を
上記加熱表面金型部材の周囲の金型表面に噴出して冷却
可能とすることが好ましい。
材を嵌合する凹所の周辺の金型内に水、空気又はその他
の冷却媒体を導通させる冷却管を配置し、上記加熱表面
金型部材の周囲を冷却可能とするのが好ましい。或いは
、加熱表面金型部材がプレス成形時に対向する他方のプ
レス部材の部分に孔を穿ち、これらの孔より圧縮空気を
上記加熱表面金型部材の周囲の金型表面に噴出して冷却
可能とすることが好ましい。
以上の説明における平面状の形状とは局部的成形部3位
に比較して全体的に平面状に見えるという意味であり、
大きな曲率半径を有する曲面も含むものである。
に比較して全体的に平面状に見えるという意味であり、
大きな曲率半径を有する曲面も含むものである。
以下、添付の図面を参照して本発明を実施例により説明
する。
する。
第1図は金属板のプレス成形により製造した自動車ドア
アウクパネルを示す。
アウクパネルを示す。
第1図において各部の寸法はA = 1,750mm、
B =950mm 、 C= 30mm、 R= 2
600mmであり取手部の寸法はa −170mm 、
b = 65mm、 c = 11mm (第2図の
X−Xの断面に示す)である。このような成形を行った
場合の面歪ば第1図の取手周辺で斜線を施した部分に生
じる。このとき取手下部jl! = 10mmの位置M
−Mを形状測定機にて測定すると概略第3図の実線で示
すような測定線が得られる。このとき面歪が発生しない
とした仮想形状は第3図中の破線であられされる。面歪
の評価としては、第3図における破線と実線の差の最大
値Δhの大小で測定した。取手上部についても同様に斜
線部のプロフ、イルば取手下部と同様、仮想形状に対し
て凸形状となるが、面歪の発生機構から見れば、取手下
部のものと同等である。従って、以下の説明では取手下
部の面歪のみについて示すことにする。
B =950mm 、 C= 30mm、 R= 2
600mmであり取手部の寸法はa −170mm 、
b = 65mm、 c = 11mm (第2図の
X−Xの断面に示す)である。このような成形を行った
場合の面歪ば第1図の取手周辺で斜線を施した部分に生
じる。このとき取手下部jl! = 10mmの位置M
−Mを形状測定機にて測定すると概略第3図の実線で示
すような測定線が得られる。このとき面歪が発生しない
とした仮想形状は第3図中の破線であられされる。面歪
の評価としては、第3図における破線と実線の差の最大
値Δhの大小で測定した。取手上部についても同様に斜
線部のプロフ、イルば取手下部と同様、仮想形状に対し
て凸形状となるが、面歪の発生機構から見れば、取手下
部のものと同等である。従って、以下の説明では取手下
部の面歪のみについて示すことにする。
また、取手上部の面歪は下部のものに比較して軽度であ
り、本発明の金型を用いた場合、下部の面歪が除去され
た場合は上部のものも同時に除去されていた。
り、本発明の金型を用いた場合、下部の面歪が除去され
た場合は上部のものも同時に除去されていた。
第4図は本発明を実施するための金型の断面を第1図の
x−Xに相当する方向で見たものである。
x−Xに相当する方向で見たものである。
この成形は全体的にはダイス1とポンチ2で成形される
。周辺に面歪の発生する取手部はダイス1に設げられた
エンボスポンチ3とポンチ2のキャビティ4で成形され
る。本実施例においては、面歪の発生ずる取手上部及び
下部のポンチ側に面歪を含みそれぞれ縦、横20mmだ
け広い加熱板8.8′にニクロム発熱体5.5”をうめ
こみ石綿7.7”を介し゛Cポンチ1に嵌合した。ニク
ロム発熱体5.5”ば導線6.6゛により通電加熱する
。
。周辺に面歪の発生する取手部はダイス1に設げられた
エンボスポンチ3とポンチ2のキャビティ4で成形され
る。本実施例においては、面歪の発生ずる取手上部及び
下部のポンチ側に面歪を含みそれぞれ縦、横20mmだ
け広い加熱板8.8′にニクロム発熱体5.5”をうめ
こみ石綿7.7”を介し゛Cポンチ1に嵌合した。ニク
ロム発熱体5.5”ば導線6.6゛により通電加熱する
。
第1図の形状と第4図の金型を用いて第1表に示したJ
IS 5号試験片による引張り試験結果を示すi〜■の
鋼板(いずれも板厚は0.7mm )でプレス成形して
面歪を測定した。
IS 5号試験片による引張り試験結果を示すi〜■の
鋼板(いずれも板厚は0.7mm )でプレス成形して
面歪を測定した。
第1表
プレス成形は300ton 200tonの複動メカ
ニカルプレスで行った。このプレス成形を加熱板8の温
度を種々に変えて行った結果を第5図に示す。第5図で
明らかなように材料■では温度差35℃で面歪は完全に
除去されている。また、面歪の最もはげしい材料■の場
合でも温度差70℃で面歪は除去された。温度差がさら
に高い場合では面歪は全く発生しCいない。温度差が大
きくなれば、縮みも大となり、ひけの発生など型状に悪
影響を及ぼすことが想像されるが、本実験例の場合は、
そのようなことばなかった。この理由は明らかではない
が、余分な縮みは他の成形部分に吸収され、悪影響をお
よぼさなかったと考えられる。本実施例の場合は、発熱
体としてニクロム線を用いているが、エレマ発熱体、そ
の他の電気的発熱体または加熱流体等を用いても同様の
効果が得られる。
ニカルプレスで行った。このプレス成形を加熱板8の温
度を種々に変えて行った結果を第5図に示す。第5図で
明らかなように材料■では温度差35℃で面歪は完全に
除去されている。また、面歪の最もはげしい材料■の場
合でも温度差70℃で面歪は除去された。温度差がさら
に高い場合では面歪は全く発生しCいない。温度差が大
きくなれば、縮みも大となり、ひけの発生など型状に悪
影響を及ぼすことが想像されるが、本実験例の場合は、
そのようなことばなかった。この理由は明らかではない
が、余分な縮みは他の成形部分に吸収され、悪影響をお
よぼさなかったと考えられる。本実施例の場合は、発熱
体としてニクロム線を用いているが、エレマ発熱体、そ
の他の電気的発熱体または加熱流体等を用いても同様の
効果が得られる。
第6図は本発明の他の態様に従う金型を示している。す
なわち、加熱板8をダイス側に設け、かつ、加熱板8を
ハネ9で支持してプレス進行方向に摺動自在としている
。第6図ではダイス側のみを示しているが、ポンチ側は
従来のものをそのまま用いている。この金型を用いて、
上記実施例と同様の実験を行った結果を第7図に示す。
なわち、加熱板8をダイス側に設け、かつ、加熱板8を
ハネ9で支持してプレス進行方向に摺動自在としている
。第6図ではダイス側のみを示しているが、ポンチ側は
従来のものをそのまま用いている。この金型を用いて、
上記実施例と同様の実験を行った結果を第7図に示す。
本実施例の金型を用いた場合、第5図と比べて、温度差
がより低くても面歪の除去は完全に行なわれている。す
なわち面歪の最もはげしい材料■の場合ですら、約35
℃の温度差で面歪の完全な除去が行なわれている。これ
は、加熱板8が成形の初期より材料10に接触するため
、温度差が充分に与えられたためと考えられる。第6図
には図示していないが、取手上部に対しても同様な加熱
板を設けることで面歪は完全に除去された。また、本実
施例では加熱板8の摺動用支持をバネを用いて行ってい
るが1.バネと同等な効果を有するエアとリング、油圧
シリンダ等を用いてもよいことはいうまでもない。
がより低くても面歪の除去は完全に行なわれている。す
なわち面歪の最もはげしい材料■の場合ですら、約35
℃の温度差で面歪の完全な除去が行なわれている。これ
は、加熱板8が成形の初期より材料10に接触するため
、温度差が充分に与えられたためと考えられる。第6図
には図示していないが、取手上部に対しても同様な加熱
板を設けることで面歪は完全に除去された。また、本実
施例では加熱板8の摺動用支持をバネを用いて行ってい
るが1.バネと同等な効果を有するエアとリング、油圧
シリンダ等を用いてもよいことはいうまでもない。
第8図は本発明の更に別の実施例を示したものである。
すなわち、第8図(イ)に示すように加熱板8.8”の
周辺に導管11を設は一端より水を流入し他端より回収
するようにした。導管11は平面的に見れば、第8図(
ロ)の斜線部で示す12の範囲を冷却するようにジグザ
グに配列されている。
周辺に導管11を設は一端より水を流入し他端より回収
するようにした。導管11は平面的に見れば、第8図(
ロ)の斜線部で示す12の範囲を冷却するようにジグザ
グに配列されている。
勿論、導管11には空気、その他の冷却媒体を流通させ
てもよいことはいうまでもない。
てもよいことはいうまでもない。
第9図は、本発明の更に好ましい実施例を示したもので
ある。すなわち、加熱板8.8の対向側の金型に直径3
φの孔13を設け、この孔より4 kg / cs&に
加圧された空気を材料が金型内にないときに噴出させる
ようになってい堂。なお、第9図ではこの空気噴出用の
孔は1カ所しか示していないが、第8図(ロ)の斜線部
12に相当する部分を冷却するように複数個設けられて
いる(本実施例では11個)。またこの孔からの噴出空
気が直接加熱板に当たらないように、孔は加熱板に対し
て若干外向きとなるように穿たれている。
ある。すなわち、加熱板8.8の対向側の金型に直径3
φの孔13を設け、この孔より4 kg / cs&に
加圧された空気を材料が金型内にないときに噴出させる
ようになってい堂。なお、第9図ではこの空気噴出用の
孔は1カ所しか示していないが、第8図(ロ)の斜線部
12に相当する部分を冷却するように複数個設けられて
いる(本実施例では11個)。またこの孔からの噴出空
気が直接加熱板に当たらないように、孔は加熱板に対し
て若干外向きとなるように穿たれている。
第8図、第9図に示した金型を用いて先に示した実施例
と同様の実験を行なったところ、第8図と第9図の金型
のプレス成形品の差はほとんどなく、いずれの場合にも
金型の加熱部分と金型の他の部分との温度差が第5図の
場合と比べて3〜5℃低くても面歪の除去が完全に行な
われていた。すなわち、局部加熱がより効率よく行なわ
れたためであると考えられる。
と同様の実験を行なったところ、第8図と第9図の金型
のプレス成形品の差はほとんどなく、いずれの場合にも
金型の加熱部分と金型の他の部分との温度差が第5図の
場合と比べて3〜5℃低くても面歪の除去が完全に行な
われていた。すなわち、局部加熱がより効率よく行なわ
れたためであると考えられる。
第10図は自動車用トランクリッドパネルを示す。
このパネルの場合、面歪ば14の位置に発生し、第1表
に示した材料■の場合でΔh = 0.04mmであっ
た。この場合、金型に対し、第1O図中の破線で示すよ
うに、面歪を含み縦、横に各々約10mm広い部分15
を加熱板とし第6図に示したのと同様の方式で設げ、そ
の部分の温度を周辺より約30℃高くすることで面歪は
解消された。
に示した材料■の場合でΔh = 0.04mmであっ
た。この場合、金型に対し、第1O図中の破線で示すよ
うに、面歪を含み縦、横に各々約10mm広い部分15
を加熱板とし第6図に示したのと同様の方式で設げ、そ
の部分の温度を周辺より約30℃高くすることで面歪は
解消された。
以上の実施例では、すべて対向する金型の片方のみに加
熱手段を設けた場合について示したが、本発明の要旨で
ある局部的加熱の行なえる金型であれば、実施例とは逆
の金型または対向する金型の両側に加熱板を用いても同
様の効果が得られる。
熱手段を設けた場合について示したが、本発明の要旨で
ある局部的加熱の行なえる金型であれば、実施例とは逆
の金型または対向する金型の両側に加熱板を用いても同
様の効果が得られる。
以上の実施例は鋼板の場合について示したが、本発明の
金型は熱膨張する他の金属材料、例えば、ステンレス、
アルミ、銅等にも利用可能である。
金型は熱膨張する他の金属材料、例えば、ステンレス、
アルミ、銅等にも利用可能である。
第1図は本発明の金型を用いるプレス成形によって製造
可能なプレス成形体の一例である自動車ドアアウタパネ
ルの斜視図である。 第2図は第1図のX−Xの方向の断面図である。 第3図は第1図のアウタパネルの取手下部の位置M−M
の形状を示す。 第4図は本発明の一実施例の金型の断面図である。 第5図は本発明の金型を用いて加熱温度を変えてプレス
成形したときの温度差と面歪の関係を示すグラフである
。 第6図は本発明の別の実施例に従う金型の断面である。 第7図は第6図に示す金型を用い、加熱温度を変えてプ
レス成形した場合の温度差と面歪の関係を示すグラフで
ある。 第8図(イ)は本発明の更に別の実施例に従う金型の断
面図であり、第8図(ロ)は上記金型の冷却水導管の配
置を示す。 第9図は本発明の更に好ましい実施例に従う金型の断面
図である。 第10図は本発明の金型を用いてプレス成形できる自動
車のクランクリッドパネルの斜視図である。 (主な参照番号) 1:ダイス、 2:ポンチ、 3:エンボスポンチ、 4:エンポスポンチ用のキャビティ、 5.5″ 二発熱体、 7.7゛ :断熱材、8
.8“ :加熱板、 9:バネ、10:材料、
11:冷却流体用導管、12:冷却される範
囲、 13:孔、14二面歪の発生する位置、 I5:加熱板、 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 弁理士 新居 正彦 第1図 鵡 第2図 第3図 第4図 第5図 力tI褒也8Pと11O襄1舒ヒめ」古層J (’C
ン第6図 第7図 加熱前と非力a9in、Pの蕩ノ@4 (’C)第
8図 (イ) (ロ)
可能なプレス成形体の一例である自動車ドアアウタパネ
ルの斜視図である。 第2図は第1図のX−Xの方向の断面図である。 第3図は第1図のアウタパネルの取手下部の位置M−M
の形状を示す。 第4図は本発明の一実施例の金型の断面図である。 第5図は本発明の金型を用いて加熱温度を変えてプレス
成形したときの温度差と面歪の関係を示すグラフである
。 第6図は本発明の別の実施例に従う金型の断面である。 第7図は第6図に示す金型を用い、加熱温度を変えてプ
レス成形した場合の温度差と面歪の関係を示すグラフで
ある。 第8図(イ)は本発明の更に別の実施例に従う金型の断
面図であり、第8図(ロ)は上記金型の冷却水導管の配
置を示す。 第9図は本発明の更に好ましい実施例に従う金型の断面
図である。 第10図は本発明の金型を用いてプレス成形できる自動
車のクランクリッドパネルの斜視図である。 (主な参照番号) 1:ダイス、 2:ポンチ、 3:エンボスポンチ、 4:エンポスポンチ用のキャビティ、 5.5″ 二発熱体、 7.7゛ :断熱材、8
.8“ :加熱板、 9:バネ、10:材料、
11:冷却流体用導管、12:冷却される範
囲、 13:孔、14二面歪の発生する位置、 I5:加熱板、 出願人 住友金属工業株式会社 代理人 弁理士 新居 正彦 第1図 鵡 第2図 第3図 第4図 第5図 力tI褒也8Pと11O襄1舒ヒめ」古層J (’C
ン第6図 第7図 加熱前と非力a9in、Pの蕩ノ@4 (’C)第
8図 (イ) (ロ)
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 (13大部分が平面状であり、局部的に張出し、絞り、
曲げ乃至はそれらの複合した加工を含む成形加工を金属
板に施すプレス成形用金型において、成形品の平面状部
分であって軽微な波打ちによる面歪が発生ずる部位に対
応する金型部分の金型内部に加熱手段を設けて、成形加
工の際に上記した成形品の面歪発生部位を局部的に加熱
するように構成したことを特徴とするプレス成形用金型
。 (2)上記加熱手段は電気的加熱手段であることを特徴
とする特許請求の範囲第1項に記載のプレス成形用金型
。 (3)上記加熱手段は、上記面歪発生部位に対応する金
型の内部に加熱流体を導通する手段。からなることを特
徴とする特許請求の範囲第1項に記載のプレス成形用金
型。 [4) 大部分が平面状であり、局部的に張出し、絞
り、曲げ乃至はそれらの複合した加工を含む成形加工を
金N板に施すプレス成形用金型において、成形品の平面
状部分であって軽微な波打ちによる面歪の発生する部位
に対応する金型部分に凹所を穿ち、該凹所に加熱手段を
内蔵した加熱部材を嵌合してなることを特徴とするプレ
ス成形用金型。 (5) 上記加熱表面部材は上記凹所内で成形プレス
の押圧方向とほぼ同一方向に摺動自在に且つ金型表面よ
り突出するように弾性的に偏倚され、更に成形終了時に
は金型の他の表面部分と同一レベルとなるよう構成され
ていることを特徴とする特許請求の範囲第4項に記載の
プレス成形用金型。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104799A JPS59229241A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | プレス成形用金型 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP58104799A JPS59229241A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | プレス成形用金型 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59229241A true JPS59229241A (ja) | 1984-12-22 |
Family
ID=14390486
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP58104799A Pending JPS59229241A (ja) | 1983-06-11 | 1983-06-11 | プレス成形用金型 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59229241A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005021178A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Katsuaki Nakamura | 液圧成形装置及び液圧成形方法 |
-
1983
- 1983-06-11 JP JP58104799A patent/JPS59229241A/ja active Pending
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2005021178A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2005-03-10 | Katsuaki Nakamura | 液圧成形装置及び液圧成形方法 |
JPWO2005021178A1 (ja) * | 2003-08-28 | 2007-11-01 | 有限会社リナシメタリ | 液圧成形装置及び液圧成形方法 |
JP4673221B2 (ja) * | 2003-08-28 | 2011-04-20 | 有限会社リナシメタリ | 液圧成形装置及び液圧成形方法 |
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