JPS59227733A - ガラス板の強化方法 - Google Patents

ガラス板の強化方法

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Publication number
JPS59227733A
JPS59227733A JP9948383A JP9948383A JPS59227733A JP S59227733 A JPS59227733 A JP S59227733A JP 9948383 A JP9948383 A JP 9948383A JP 9948383 A JP9948383 A JP 9948383A JP S59227733 A JPS59227733 A JP S59227733A
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JP
Japan
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glass plate
clapper
glass
plate
hanger
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JP9948383A
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English (en)
Inventor
Katsunori Suga
菅 克紀
Takayasu Kitashiyou
北荘 貴康
Yoshio Iizuka
良夫 飯塚
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AGC Inc
Original Assignee
Asahi Glass Co Ltd
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Publication date
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    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B35/00Transporting of glass products during their manufacture, e.g. hot glass lenses, prisms
    • C03B35/14Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands
    • C03B35/20Transporting hot glass sheets or ribbons, e.g. by heat-resistant conveyor belts or bands by gripping tongs or supporting frames
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/004Tempering or quenching glass products by bringing the hot glass product in contact with a solid cooling surface, e.g. sand grains
    • CCHEMISTRY; METALLURGY
    • C03GLASS; MINERAL OR SLAG WOOL
    • C03BMANUFACTURE, SHAPING, OR SUPPLEMENTARY PROCESSES
    • C03B27/00Tempering or quenching glass products
    • C03B27/012Tempering or quenching glass products by heat treatment, e.g. for crystallisation; Heat treatment of glass products before tempering by cooling

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  • Chemical & Material Sciences (AREA)
  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • Materials Engineering (AREA)
  • Organic Chemistry (AREA)
  • Physics & Mathematics (AREA)
  • Thermal Sciences (AREA)
  • Re-Forming, After-Treatment, Cutting And Transporting Of Glass Products (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、改良されたガラス板の強化方法に関する。
ガラス板を物理的に強化する方法として、ガラス板をそ
の歪点以上、軟化点以下の温度に加熱し、次いで、この
加熱されたガラス板表面に冷却空気を吹き付けて急冷し
、ガラス板の表面層に高い圧縮応力を生ぜしめる風冷強
化方法、同様に加熱されたガラス板を冷却液中に浸漬し
て急冷し、ガラス板の表面層に高い圧縮応力を生せしめ
る液冷強化方法、あるいは同様に加熱されたガラス板を
冷却作用を有するクラッパ−の間に接触する様に挟み、
クラッパ−の冷却作用によりガラス板を急冷してガラス
板の表面層に高い圧縮応力を生せしめるフラッピング強
化方法(あるいは、固体接触強化法)が知られている。
しかしながら、かかる各種強化方法により高強度の強化
ガラスを得ようとする場合には、急冷時に歪点以上の温
度域でガラス板の板厚方向の表面層と中心層との間にで
きるだけ温度差をつけることができる様に、ガラス板を
できるだけ変形しない範囲の高温まで加熱することが望
ましいが、例えばガラス板を吊手により吊り下げて高温
まで加熱する場合には、ガラス板の吊り部分に変形が生
じたり、吊線がついたりするという欠点の発生を防ぐた
めより高温まで加熱することができないという欠点があ
り、そのためより高強度のガラス板が得られないという
難点がある。あるいは又、ガラス板の板厚が薄い場合、
例えば3面厚以下の場合には、ガラス板の熱容量が小さ
いため、ガラス板を急冷する時ガラス板の板厚方向の表
面層と中心層との間に温度差が発生しにくく、ガラス板
の表面層に高い圧縮応力層を発生させて十分な強化度を
得ることが困難であるという難点がある。
かかる難点を改良して高強度の強化ガラスを得る方法と
して、あるいは板厚の薄いガラス板であっても充分な強
化度を有する強化ガラスを得る方法として、冷却作用を
有するクラッパ−の間に吊手により吊り下げられて加熱
されたガラス板を挟んで上記クラッパ−によりガラス板
をその表面から冷却するとともに、ガラス板に高周波電
力を印加してガラス板の板厚方向の中心部分を主に誘電
加熱により集中的に加熱し、これによってガラス板の板
厚方向の中心部と表面部との温度差をより一層拡大せし
めてガラス板の表面層に高い圧縮応力を発生させて高強
度の強化ガラスを製造する高周波フラッピング強化方法
が提案されている。かかる方法によれば、高温に加熱さ
れたガラス板を両側からクラッパ−により挟んで支持し
ながらガラス板の表面側から冷却する一方、ガラス板に
高周波を印加した場合、ガラス板の表面部はクラッパ−
の接触により冷却されるとともに、この冷却によりガラ
ス板の表面部の温度が低くなるため、ガラス板表面部の
誘電損失による加熱はその中心部に比較して低いが、ガ
ラス板中心部はクラッパ−により冷却された時もまだ高
温であるため、誘電損失が高くてより一層加熱され、更
に中心部が加熱されれば誘電損失が表面部より一層大き
くなるため、中心部がますます加熱される。その結果、
ガラス板の表面部と中心部とは大きな温度差をもってガ
ラス板の歪点温度を通過し、その結果上記した温度差に
基づく高い圧縮応力をその表面に形成することができる
。しかも、高周波加熱によりガラス板の中心部を冷却開
始後行なうことができるので、表面に高い圧縮応力を有
する高い圧縮応力の高強度ガラスを得ようとする場合に
も、クラッパ−によりガラス板を挟んで冷却する前のガ
ラス板の温度を比較的低く抑えることができるので、好
ましくないガラス板の変形、例えばガラス板のゆがみ、
そり、吊手部分の変形、吊手跡の発生などの変形が生ず
る高温まで加熱することなしに、より高い表面圧縮応力
を有する高強度ガラスを得ることができる。
かかる高周波電力によりガラス板を加熱する方法は、か
かる温度域ではガラス板が不良導体であるため、不良導
体を対象とした主に誘電加熱である。一方、ガラス板を
吊り下げる吊手は通常耐熱金属である。従って、かかる
高周波誘電加熱を行なうときに、その電界内に吊手の様
な金属の良導体が存在すると吊手のガラス板と接触する
吊ビスを通じて放電が生じて高周波の通電効率が著しく
低下する。又、上記した高周波フラッピング強化法にお
いては、ガラス板を吊手により吊下げてクラッパ−間に
挟むので、クラッパ−の吊手相当部分に切欠き部分を設
けて、フラッピングが不都合なく行なわれるようにされ
る。しかしながら、高周波電流には端面効果と称する特
性があり、上記したようにクラッパ−に切欠き部分があ
ると、そこに電界が集中して均等な加熱を行うことがで
きないという欠点がある。
本発明は、上記したような欠点がない改良された高周波
フラッピング強化方法を提供することを目的として検討
の結果発明されたものであり、その要旨は、冷却作用を
有するクラッパ−間に吊手により吊り下げられて加熱さ
れたガラス板を挟んで上記クラッパ−によりガラス板を
その表面から冷却するとともに、ガラス板に高周波電力
を印加してガラス板の板厚方向の中心部分を集中的に加
熱することによりガラス板の板厚方向の中心部と表面部
との温度差をより一層拡大させてガラス板を強化する方
法において。
ガラス板をクラッパ−の間に挟んだ後ガラス板に高周波
電力を印加する前に吊手をガラス板から取外すことを特
徴とするガラス板の強化方法に関するものである。
本発明によれば、ガラス板に高周波電力を印加する時吊
手がガラス板から取外されており、又、吊手が取外され
るためクラッパ−に吊手のための切欠き部分が不要とな
り、高周波フラッピング強化を有効に行うことができる
以下、本発明を更に詳細に説明する。
本発明により、ガラス板を強化するに当っては、ガラス
板を吊手により吊り下げて加熱炉へ入れて所定温度まで
加熱する。このガラス板の加熱は、主にその誘電損失を
温度特性に基づき高周波電力の印加によりガラス板が発
熱する程度に増大するために通常は300℃以上に加熱
すればよいが、ガラス板の充分な急冷、効率的な高周波
加熱及び強化処理の短時間化などが得られるようにガラ
ス板を550℃〜680℃程度に加熱するのが特に好ま
しい。
このように加熱されたガラス板は冷却板を有する2枚の
クラッパ−の間に移動され、ガラス板をクラッパ−の下
方にて支持できるようにしてから吊手をガラス板から取
外し、クラッパ−をガラス板に圧接するようにする。次
いで、ガラス板に高周波電力を印加し、上記クラッパ−
によりガラス板表面部を冷却する一方、ガラス板の板厚
方向の中心部を高周波加熱する。ガラス板の中央部を所
定の温度まで加熱してガラス板の表面部と中央部に充分
な温度差がついたならば、高周波電圧の印加を停止し、
クラッパ−によりガラス板の表面部の冷却を更に所定時
間継続し、次いでクラッパ−を引き離してクラッパ−の
間からガラス板を取り出す。
本発明において、ガラス板をその両側から挟み、所定の
接触圧力を加えて熱伝導によりガラス板の熱を奪って冷
却するクラッパ−としては熱伝導性の良い材料、例えば
銅やグラファイトなどが用いられる。このクラッパ−内
には、冷却効果を高めるため、必要に応じて水等の冷媒
を通しクラッパ−を冷却する。このクラッパ−は、強化
処理するガラス板の形状に応じて所定の平面状あるいは
、曲面状のガラス板との接触面を有するものが利用され
る。
クラッパ−をガラス板に直接接触させて冷却した場合、
通常は冷却効果が強すぎて冷却中にガラス板が割れたり
、クラックが入ったり、ガラス板に反りが生じたり、ク
ラッパ−の聖跡がついたりするので、クラッパ−のガラ
ス板との接触面をガラス繊維、カーボン繊維、金属繊維
等よりなるB筒材により覆うのが好ましい。又。
このような緩衝材により覆われたクラッパ−を使用する
と、クラッパ−の表面の凹凸を吸収してガラス板に発生
する光学的歪と傷を著るしく少くすることができ、又ク
ラッパ−のガラス板との接触面の冷却能の均一化を高め
ることができる。
吊手により吊り下げられたガラス板をクラッパ−間に移
動してクラッパ−によりガラス板を挟む前、あるいは挟
んだ後に吊手をガラス板から取り外す機構としては種々
のタイプのものが利用でき、その機構は特に限定されな
い。通常に用いられるガラス板の吊手は第1図の様に吊
棒14にて懸持した左右対称で、その略中央部でビン結
合された挟持体1.5.15’の下端にガラス板を挟持
して吊持°するための係止ビス】6が装着されたもので
あるので、ガラス板を挟持している吊手の係止ビスを機
械的に、あるいは手動により直接に持ち上げるか、ある
いは係止ビスが持ち上がる様に吊手に取り付けられた吊
手の挟持力解除金具10を機械的に、あるいは手動によ
り持ち上げるか、あるいはガラス板を上方に持ち上げる
か、あるいは吊手を下方に下げるかなどの方法により吊
手のガラス板の挟持力を解き、吊手がガラス板から取り
外される。
吊手が取り外されたガラス板は、ガラス板の下端におい
て、受は具により支持するか、あるいはクラッパ−によ
り挾んで支持して、冷却処理及び高周波加熱処理が施こ
される。かかる受は具によりガラス板を受は取り支持す
る機構も設計に応じて種々のものが採用できる。
対向するクラッパ−により所定圧力を持って挟まれたガ
ラス板には、高周波電力が印加され、ガラス板に生ずる
主に誘電損失によってガラス板が加熱される。ガラス板
に高周波電力を印加する方法としては、クラッパ−のガ
ラス板との接触面部あるいはこの接触面に覆われる緩衝
材として良導体の材質を用い、このクラッパ−の接触面
部あるいは緩衝材を電極として用い、あるいはガラス板
と接触する面に別途電極を設け、この電極に高周波発振
器からのリード線を接続して、高周波発振器からの高周
波電力がクラッパ−に挟まれたガラス板の両側面から印
加される様にする方法、あるいは、ガラス板の対向する
端面に電極をつけ、あるいはフレームバーナー電極を利
用し、この電極に高周波発振器からのリード線を接続し
て高周波発振器からの高周波電力がクラッパ−に挟まれ
たガラス板の対向する対面から印加される様にする。
本発明において使用する高周波電流は、広い節減の周波
数を採択できるが、その作業性と高周波加熱の効果等の
実用面の点から数+K11z〜数+Mllzの範囲の高
周波電流が望ましい。又、選択された高周波電力のガラ
ス板に対する印加時間は、処理するガラス板の組成、板
厚、板温度9周波数、加熱温度およびその他の作業条件
などによって適宜決定される。現在日本国内で工業用誘
電加熱装置用として認められている周波数は13.58
MHz、27.1.2M1(z、40.68M1lzで
あるが、例えば40.68MHz (波長; 7.3m
)の周波数をもって電極間に高周波電流を電極上には波
長7.3川の進行波と反射波が合成されて時間に対して
変化しない定在波といわれる電圧波形が生じ、電極上に
電圧の偏りが生じてしまう。又、周波数が高くなる程波
長が短かくなるため、電圧の偏りが電極上に生じ易くな
るため大きなガラス板を均一に加熱するには不利となる
傾向がある。従つて、自動車用、鉄道車輌用、航空機用
の窓ガラスに使用される通常のサイズのガラス板を強化
処理する場合の高周波加熱においては、電極−にの電圧
の偏りが少ない13.58MIIzの高周波電流を用い
るのが現在のところ実用的である。しかし、ガラス板の
サイズに応じて、あるいは工業的に利用可能な高周波電
力の周波数の拡大などによって、これに限定されずその
他の周波数を有する高周波電流が利用できるのは勿論で
ある。
ガラス板をクラッパ−に挟んだ固体接触によるガラス板
の冷却は、通常高周波加熱の開始に先がけて、あるいは
高周波加熱の開始と同時に行ない、そしてこの高周波加
熱の間のガラス板の冷却を継続し、高周波加熱の終了時
まで、あるいは高周波加熱の終了後所定時間の間行ない
、これによりガラス板の表面部の冷却を行なう一方ガラ
ス板の中心部の加熱を行ない、充分な表面圧縮応力、例
えば900kg/c+(以上の圧縮応力が得られるガラ
ス板の表面部と中心部との間に温度差、例えば最大80
°C〜350℃、更に好ましくは150℃〜350℃程
度が得られるようにする。あるいはガラス板のクラッパ
−による冷却を高周波加熱の開始に引続いて行なうこと
もできる。
第1図は本発明の方法を実施するための装置の一例の概
略図を示したものであり、1はガラス板、2はガラス板
1をその両側から挟んで接触冷却するクラッパ−13は
クラッパ−2のガラス板接触面に形成された電導性を有
する材料から選択された緩衝材、4は流体圧シリンダー
である。このクラッパ−2は流体圧シリンダー4により
ガラス板1に対し、前進・後退するようになっており、
流体圧シリンダー4によりクラッパ−を前進させてガラ
ス板を挟み、かつガラス板に所定の接触圧力を加えてク
ラッパ−2とガラス板1との間と熱伝導によりガラス板
の熱が尊われで冷却されるようになっている。所定の冷
却時間が経過したならば、クラッパ−2を後退させてガ
ラス板1をクラッパ−2の間から取り出す。
吊手5により吊り下げられたガラス板1は、クラッパ−
2によりガラス板の挟み込みのタイミングに合せ、ガラ
ス板の受は具6をガラス板の下に用意するとともに、吊
手5をガラス板1から取り外す。図示した吊手5をガラ
ス板上から取り外す機構は、蹴り上げ捧7に接続された
アーム8を流体圧シリンダー9により引き下げることに
より、蹴り上げ棒7が上方に回動されるようになし吊手
5に設けられた吊手の挟持力解除金具10を上記蹴り上
げ捧7の上方回動により蹴り上げ、吊手5の挟持力を解
除せしめ、ガラス板1を落下せしめて吊手5をガラス板
】から取り外すようにしたものである。一方ガラス板】
を受ける機構は、ガラス板受具6に接続されたアーム1
2を流体圧シリンダー13により引き上げることにより
ガラス仮受は具6が上方に回動されるようになし、ガラ
ス仮受は具6をクラッパ−2のガラス仮受は具6の移動
用の溝部内を通って所定位置まで回動させてガラス板1
を下端面から支持するようになしたものである。吊手5
をガラス板lがら取り外すタイミング及びガラスw、1
を受けるタイミングは、作業性を考え所定のタイミング
を選ぶ。例えば、吊手をガラス板から取り外すより前に
あるいは取り外しと同時にガラス板の下方にガラス仮受
は具6を位置せしめておく。又、吊手をガラス板から取
り外すタイミング、及びガラス仮受は具6をガラス板の
下端部に用意するタイミングはクラッパ−2によりガラ
ス#Ji]を挟む前、あるいは挟むと同時であってもよ
いし、あるいは挟んだ後であってもよい。ガラス板の強
化処理が完了した後、クラッパ−を全開し、搬送装置あ
るいは取出し装置に移し換え、次いでガラス仮受は具6
を下降させ、次のガラス板の受けに用意される。
図示した例では、高周波発振器により発振さ九、リード
線11を通してクラッパ−2のガラス板接触面に供給さ
れた高周波電力は、導電性材料からなる緩衝材を通して
、ガラス板1の側面側より印加され、□ガラス板1の高
周波加熱に供される。
なお、上記した吊手の取り外し機構及びガラス板の受は
機構は高周波への悪影響を避けるため、アース側に設置
する。
次に比較例及び本発明の実施例について説明する。
比較例 第1図に示したガラス板の強化装置を利用して次の通り
板厚5■のガラス+Ji (30cm X30cm)を
強化処理した。但し、クラッパ−の上端にはクラッパ−
によりガラス板を挟んだ時吊手が障害とならないように
吊手が挟まれる部分にU字状の凹状切欠き部を設けた。
ガラス板の接触側の表面に20nwn厚の銅板を設け、
その表面に0.3mm厚のガラス繊維を被せ、内側から
水の循環により冷却されるようにされたクラッパ−2枚
の間に吊手により吊り下げられて加熱炉内で680℃に
加熱された上記ガラス板を移動させ、ガラス板を吊手に
より吊り下げたままクラッパ−を流体圧シリンダーによ
りガラス板方向に前進させ、ガラス板をその両側から0
.5kg/rJの圧力で挟んだ。直ちに、クラッパ−の
上記銅板を電極としてクラッパ−間に挟まれたガラス板
に対し13.56MHzの高周波電力をクラッパ−によ
りガラス板の冷却を開始した時から10秒間印加した。
このように高周波加熱したガラス板はクラッパ−の切欠
き耶、特に吊手の吊ビス周辺のガラス板温度が異常に上
昇して赤熱状態となり約6秒後ガラス板が破損してしま
った。
実施例 1 第1図に示したガラス板強化装置を利用して次の通り板
厚5mのガラス板(30C11l X 30 cym 
)を強化処理した。なお、クラッパ−の上端には比較例
のようにU字状の凹状切欠き部を設けなかった。
ガラス板の接触側の表面に20mm厚の銅板を設け、そ
の表面に 0.3nwn厚のガラス繊維を被せ、内側か
ら水の循環により冷却される様にされたクラッパ−2枚
の間に吊手により吊り下げられて加熱炉内で680℃に
加熱された上記ガラス板を移動させ、クラッパ−の間の
下方の水平位置まで流体圧シリンダーの作動によりアー
ム咎引き下げてガラス仮受は具を上昇させ、次いで、流
体圧シリンダーの作動によりアームを引き」二げて蹴り
上げ棒を上昇せしめて、吊手の挟持力解放金具を蹴り上
げて吊手を解放させ、吊手からガラス板を落下させて上
記ガラス仮受は具により受は止め、次いで上記クラッパ
−をそれぞれ流体圧シリンダーの作動によりガラス板方
向に前進させ、ガラス板をその両側から0.5kg/c
Jの圧力で挟んだ。直ちに、クラッパ−の上記銅板を電
極としてクラッパ−間に挟まれたガラス板に対し13.
56M1lzの高周波電力(30Kw)をクラッパ−に
よりガラス板の冷却を開始した時から5秒間印加した。
この様にして高周波電力を印加しながらクラッパ−によ
り冷却して強化加工を行なったものは、高周波電力が均
等に加わり、比較例の様にガラス板の吊手部分が異常加
熱されて破損することがなく、そのガラス板表面圧縮応
力を測定したところ]000kg/cJであった。
なお、同」二の方法によりガラス板を挟んで冷却開始し
た後、高周波電力を印加しなかったガラス板の表面圧縮
応力は700kg/cnfと早強化ガラスにすぎなかっ
た。
実施例2 実施例1と同様に、第1図に示したガラス板強化装置を
利用して1次の通り板厚]Onwnのガラス板(30c
m X 30cm )を強化処理した。なお、クラッパ
−の」口端には比較例の様にU字状の凹状切欠き部を設
けなかった。
ガラス板の接触側の表面に20IWl厚の銅板を段目、
その表面に 0.8mm厚のガラス繊維を被せ、内側か
ら水の循環により冷却される様にされたクラッパ−2枚
の間に吊手により吊り下げられて加熱炉内で650℃に
加熱された」二記ガラス板を移動させ、クラッパ−の間
の下方の水平位置まで流体圧シリンダーの作動によりア
ームを引き下げてガラス仮受は具を上昇させ、次いで、
流体圧シリンダーの作動によりアームを引き上げて蹴り
上げ棒を上昇せしめて、吊手の挟持力解放金具を蹴り上
げて吊手を解放させ、吊手からガラス板を落下させて上
記ガラス仮受は具により受は止め、次いで上記クラッパ
−をそれぞれ流体圧シリンダーの作動によりガラス板方
向に前進させ、ガラス板をその両側から0.5kg/c
Jの圧力で挟んだ。クラッパ−によりガラス板を挟んだ
後2秒後からクラッパ−の上記銅板を電極としてクラッ
パ−間に挟まれたガラス板に対し1.3.56MIIz
の高周波電力(10Ktz)を30秒間印加した。この
様にして高周波電力を印加しながらクラッパ−により冷
却して強化加工を行なったものは、高周波電力が均等に
加わり、比較例の様にガラス板の吊手部分が異常加熱さ
れて破損することがなく、そのガラス板表面圧縮応力を
測定したところ1100kg/c+#の安全強化ガラス
であった。又、ガラス板の表面もきれいで光学歪も見出
されなかった。
なお、同上の方法によりガラス板を挟んで冷却開始した
後、高周波電力を印加しながったガラス板の表面圧縮応
力は600kg/ CI#の早強化ガラスにすぎず、又
、ガラス板の表面にクラッパ−の緩衝材の跡が強く残っ
た。
実施例3 実施例1と同様に第1図に示したガラス板強化装置を利
用して次の通り板厚5画のガラス板(30cmX30c
m)を強化処理した。なお、クラッパ−の上端には比較
例のようにU字状の凹状切欠き部を設けなかった。
ガラス板の接触側の表面に20nw+厚の銅板を設け、
その表面に0.5肛厚のガラス繊維を被せ、内側から水
の循環により冷却される様にされたクラッパ−2枚の間
に吊手により吊り下げられて加熱炉内で620 ’Cに
加熱された上記ガラス板を移動させ、クラッパ−の間の
下方の水平位置まで流体圧シリンダーの作動によりアー
ムを引き下げてガラス仮受は具を上昇させ1次いで、流
体圧シリンダーの作動によりアームを引き上げて蹴り上
げ棒を上昇せしめて、吊手の挟持ヵ解放金具を蹴り上げ
て吊手を解放させ、吊手からガラス板を落下させて上記
ガラス仮受は具により受は止め、次いで上記クラッパ−
をそれぞれ流体圧シリンダーの作動によりガラス板方向
に前進させ、ガラス板をその両側から挟んだ。
直ちに、クラッパ−の上記銅板を電極としてクラッパ−
間に挟まれたガラス板に対し13.56MHzの高周波
電力(30Kw)をクラッパ−によりガラス板の冷却を
開始した時から10秒間印加し、次いで高周波印加を停
止してクラッパ−による冷却だけを20秒間行なった。
なお、クラッパ−によるガラス板の挟持圧力はクラッパ
−による冷却開始後10秒間は0.2 kg/cJ、そ
の後は1.0kg/l−Jとした。
この様にして高周波電力を印加しながらクラッパ−によ
り冷却して強化加工を行なったものは、高周波電力が均
等に加わり、比較例の様にガラス板の吊手部分が異常加
熱されて破損することがなく、そのガラス板表面圧縮応
力を測定したところ1000kg/cn?の安全強化ガ
ラス板であつた。
なお、同上の方法によりガラス板を挟んで冷却開始した
後、高周波電力を印加しなかったガラス板の表面圧縮応
力は6o0hg/cnTの手強化ガラスであった。しが
も高周波電力を印加しないこの方法によりガラス板を1
0枚冷却処理したところ、10枚の内6枚が冷却時に割
れてしまった。
【図面の簡単な説明】 第1図は本発明の方法を実施するために利用されるガラ
ス板強化装置の一具体例の概略図である。 1ニガラス板、    2:クラッパ−。 3:級筒材、  4,9,13:流体圧シリンダー。 5:吊手、      6:ガラス仮受は具。 7:蹴り上げ棒、    8,12:アーム。 10:挟持力解除金具、11:リード線。 代理人内 1) 明

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 冷却作用を有するクラッパ−間に吊手により吊り下げら
    れて加熱されたガラス板を挟んで上記クラッパ−により
    ガラス板をその表面から冷却するとともに、ガラス板に
    高周波電力を印加してガラス板の板厚方向の中心部分を
    MS中的に加熱することによりガラス板の板厚方向の中
    心部と表面部との温度差をより一層拡大させてガラス板
    を強化する方法において、ガラス板をクラッパ−の間に
    挟んだ後ガラス板に高周波電力を印加する前に吊手をガ
    ラス板から取外すことを特徴とするガラス板の強化方法
JP9948383A 1983-06-06 1983-06-06 ガラス板の強化方法 Pending JPS59227733A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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