JPS5922610A - 溶液中のイオンの濃縮・分離方法 - Google Patents
溶液中のイオンの濃縮・分離方法Info
- Publication number
- JPS5922610A JPS5922610A JP13358682A JP13358682A JPS5922610A JP S5922610 A JPS5922610 A JP S5922610A JP 13358682 A JP13358682 A JP 13358682A JP 13358682 A JP13358682 A JP 13358682A JP S5922610 A JPS5922610 A JP S5922610A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- polymer compound
- ions
- positively charged
- electrode
- sensitive membrane
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
Links
Landscapes
- Treatment Of Liquids With Adsorbents In General (AREA)
- Treatment Of Water By Ion Exchange (AREA)
- Water Treatment By Electricity Or Magnetism (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
【発明の詳細な説明】
この発明は溶液中の溶存イオンの濃縮・分離方法に係り
、特に、酸化還元能を有する高分子化合物からなる感応
膜を表面に固定した電極に対して印加電位を制御するこ
とによって該イオンを該感応膜に静電的に吸着・離脱さ
せることからなる溶液中イオンの濃縮・分離をおこなう
方法に関する。
、特に、酸化還元能を有する高分子化合物からなる感応
膜を表面に固定した電極に対して印加電位を制御するこ
とによって該イオンを該感応膜に静電的に吸着・離脱さ
せることからなる溶液中イオンの濃縮・分離をおこなう
方法に関する。
従来、溶存イオンの濃縮・分離システムには、イオン交
換樹脂、キレート樹脂などを充填したカラムクロマトグ
ラフィーが用いられているが、吸着イオンの脱着には−
やイオン強変の異なる水溶液で処理、洗浄する必要があ
り、寸た樹脂の安定性、特に吸脱着に際して変化する樹
脂表面にかかる溶液圧力に対する安定性が悪いなどいく
つかの欠点がある。
換樹脂、キレート樹脂などを充填したカラムクロマトグ
ラフィーが用いられているが、吸着イオンの脱着には−
やイオン強変の異なる水溶液で処理、洗浄する必要があ
り、寸た樹脂の安定性、特に吸脱着に際して変化する樹
脂表面にかかる溶液圧力に対する安定性が悪いなどいく
つかの欠点がある。
本発明者らは、従来のイオン濃縮・分離システムの持つ
欠点を克服するために研究を重ねた結果、酸化還元能を
有する高分子化合物の総荷電量を電位によって規制する
ことによって、溶液中のイオンを繰り返し濃縮・分離す
ることができることを見い出し、これに基づいてこの発
明を完成するに至った。
欠点を克服するために研究を重ねた結果、酸化還元能を
有する高分子化合物の総荷電量を電位によって規制する
ことによって、溶液中のイオンを繰り返し濃縮・分離す
ることができることを見い出し、これに基づいてこの発
明を完成するに至った。
すなわち、この発明のイオン濃縮・分離方法は、酸化還
元能を有する高分子化合物からなる感応膜を表面に固定
した電極を、イオンを含有する溶液中に浸漬し、該電極
に印加する電位量を変化させることによって該感応膜内
の総荷電量を規制し、それに応じて該溶液中の該イオン
を該感応膜に静電的に吸着または離脱させ、該イオンの
濃縮・分離を可逆的におこなうことを特徴とするもので
ある。
元能を有する高分子化合物からなる感応膜を表面に固定
した電極を、イオンを含有する溶液中に浸漬し、該電極
に印加する電位量を変化させることによって該感応膜内
の総荷電量を規制し、それに応じて該溶液中の該イオン
を該感応膜に静電的に吸着または離脱させ、該イオンの
濃縮・分離を可逆的におこなうことを特徴とするもので
ある。
この発明の方法に用いられる電極に被着された感応膜は
、実質的に正または負の一方に荷電した高分子化合物か
らなる場合と、正荷電型高分子化合物と負荷電型高分子
化合物とのイオン錯体からなる場合とがある。前者の場
合、当該電極を溶液中に浸漬すると溶液中のイオンの内
当該高分子化合物と反対荷電のイオンが静電的に該高分
子化合物に吸着される。電極に所定の負または正の電位
(通常、高分子化合物の一次酸化還元電位または二次酸
化還元電位に相当)を印−加すると、該高分子化合物の
総荷電量が減少ないしなくなり、その結果、吸着された
イオンが離脱する。これを繰り返すことによってイオン
の濃縮・分離がおこなえる。
、実質的に正または負の一方に荷電した高分子化合物か
らなる場合と、正荷電型高分子化合物と負荷電型高分子
化合物とのイオン錯体からなる場合とがある。前者の場
合、当該電極を溶液中に浸漬すると溶液中のイオンの内
当該高分子化合物と反対荷電のイオンが静電的に該高分
子化合物に吸着される。電極に所定の負または正の電位
(通常、高分子化合物の一次酸化還元電位または二次酸
化還元電位に相当)を印−加すると、該高分子化合物の
総荷電量が減少ないしなくなり、その結果、吸着された
イオンが離脱する。これを繰り返すことによってイオン
の濃縮・分離がおこなえる。
後者の、感応膜が高分子イオン錯体からなる場合、当該
電極を溶液中に浸漬し、一方の高分子化合物の総荷電量
を減少ないし零にするように電極に電位(通常、尚該一
方の高分子化合物の一次酸化還元電位または二次酸化還
元電位に相当)を印加すると、他方の高分子化合物と反
対荷電のイオンが静電的に吸着される。電極へ9− の電位印加を遮断すると、感応膜は全体が高分子イオン
錯体にもどり、吸着されたイオンは速やかに離脱する。
電極を溶液中に浸漬し、一方の高分子化合物の総荷電量
を減少ないし零にするように電極に電位(通常、尚該一
方の高分子化合物の一次酸化還元電位または二次酸化還
元電位に相当)を印加すると、他方の高分子化合物と反
対荷電のイオンが静電的に吸着される。電極へ9− の電位印加を遮断すると、感応膜は全体が高分子イオン
錯体にもどり、吸着されたイオンは速やかに離脱する。
この発明において用いられる酸化還元能を有する高分子
化合物は含窒素へテロ環化合物を主鎖または側鎖に有す
る高分子化合物と、金属イオンの錯体化合物を有する高
分子化合物とがある。前者の高分子化合物のうち含窒素
へテロ環化合物を主鎖に有するものは、例えば4,4′
−ビピリジル、3,8−フェナントロリン、トランス−
1,2−ビス(4−ピリジル)エチレン、2.7−ジア
ザピレン等を芳香族または飽和脂肪族ジハロダン化物例
えばm−ジブロモキシレン、ジブロモデカンと等モル量
混合し、N、N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの溶媒中で加熱する逐次メンシュドキン
反応によって得られる。その例を挙げると、一般式(各
式において、Rは(CH2−)m% mは3ないしで示
される繰り返し単位構造を有する正荷電型のものがある
。
化合物は含窒素へテロ環化合物を主鎖または側鎖に有す
る高分子化合物と、金属イオンの錯体化合物を有する高
分子化合物とがある。前者の高分子化合物のうち含窒素
へテロ環化合物を主鎖に有するものは、例えば4,4′
−ビピリジル、3,8−フェナントロリン、トランス−
1,2−ビス(4−ピリジル)エチレン、2.7−ジア
ザピレン等を芳香族または飽和脂肪族ジハロダン化物例
えばm−ジブロモキシレン、ジブロモデカンと等モル量
混合し、N、N’−ジメチルホルムアミド、ジメチルス
ルホキシドなどの溶媒中で加熱する逐次メンシュドキン
反応によって得られる。その例を挙げると、一般式(各
式において、Rは(CH2−)m% mは3ないしで示
される繰り返し単位構造を有する正荷電型のものがある
。
また、含窒素へテロ環化合物を側鎖に有する高分子化合
物は、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ(クロ
ロメチルスチレン)ポリ(エビクロロヒドリン)等の高
分子化合物から通常の反応により誘導できる。その例を
挙げると、一般式 は1ないし18)で示される繰り返し単位構造を有する
正荷電型のものがある。
物は、ポリアクリル酸、ポリメタクリル酸、ポリ(クロ
ロメチルスチレン)ポリ(エビクロロヒドリン)等の高
分子化合物から通常の反応により誘導できる。その例を
挙げると、一般式 は1ないし18)で示される繰り返し単位構造を有する
正荷電型のものがある。
金属イオンの錯体化合物を有する高分子化合物には、メ
タロセンを高分子に結合したものがある。その例を挙げ
ると、一般式 (ただし、Mは遷移金属イオン例えば鉄を表わす)で示
される繰り返し単位を有するものがある。
タロセンを高分子に結合したものがある。その例を挙げ
ると、一般式 (ただし、Mは遷移金属イオン例えば鉄を表わす)で示
される繰り返し単位を有するものがある。
μ上述べた酸化還元能を有する高分子化合物はこれを適
尚な溶媒に溶かし、この溶液を炭素あるいは金属材料か
らなる電極表面に滴下し、乾燥して溶媒を除去すること
によって尚該電極に感応膜として安定に固定される。こ
れをさらに安定に固定するために、感応膜を部分的に架
橋してもよい。この架橋は感応膜に放射線(例えばγ線
)を照射することによって、または上記高分子化合物溶
液に多官能性架橋剤(アジピン酸等)を加え、この溶液
を電極に塗布後加熱することによっておこなえる。
尚な溶媒に溶かし、この溶液を炭素あるいは金属材料か
らなる電極表面に滴下し、乾燥して溶媒を除去すること
によって尚該電極に感応膜として安定に固定される。こ
れをさらに安定に固定するために、感応膜を部分的に架
橋してもよい。この架橋は感応膜に放射線(例えばγ線
)を照射することによって、または上記高分子化合物溶
液に多官能性架橋剤(アジピン酸等)を加え、この溶液
を電極に塗布後加熱することによっておこなえる。
13−
あるいは、また上記高分子化合物溶液に対しこれと反対
荷電の高分子化合物溶液を高分子化合物の単位モル比で
140’t〜115の割合で電・極上で混合して部分的
にイオン錯体を形成させることによって当該感応膜を著
しく安定にすることもできる。さらに、正荷電型高分子
化合物と負荷電型高分子化合物の単位モル比を変えるこ
とにより荷電が正から負まで幅広く変化する感応膜が得
られる。上記単位モル比をほぼ1:1とすると実質的に
全体が高分子イオン錯体で形成された感応膜が得られる
。先に述べた正荷電型高分子化合物に対して用いる負荷
電型高分子化合物としてはポリ(カル♂ン酸)例えばポ
リアクリル酸およびポリメタクリル酸、ポリスルホン酸
例えばポリ(スチレンスルホン酸)おヨヒフッ素系ポリ
(スルホン酸)であるナフィオン、あるいはポリ(有機
リン酸)例えばポリ(ビニルリン酸)等がある。
荷電の高分子化合物溶液を高分子化合物の単位モル比で
140’t〜115の割合で電・極上で混合して部分的
にイオン錯体を形成させることによって当該感応膜を著
しく安定にすることもできる。さらに、正荷電型高分子
化合物と負荷電型高分子化合物の単位モル比を変えるこ
とにより荷電が正から負まで幅広く変化する感応膜が得
られる。上記単位モル比をほぼ1:1とすると実質的に
全体が高分子イオン錯体で形成された感応膜が得られる
。先に述べた正荷電型高分子化合物に対して用いる負荷
電型高分子化合物としてはポリ(カル♂ン酸)例えばポ
リアクリル酸およびポリメタクリル酸、ポリスルホン酸
例えばポリ(スチレンスルホン酸)おヨヒフッ素系ポリ
(スルホン酸)であるナフィオン、あるいはポリ(有機
リン酸)例えばポリ(ビニルリン酸)等がある。
いずれの場合であっても、電極上における感応膜の安定
性を高めるとともに溶液中の低分子14− イオンとの結合平衡定数を大きくするだめに、各高分子
化合物は1000以上の分子量を持つことが望ましい。
性を高めるとともに溶液中の低分子14− イオンとの結合平衡定数を大きくするだめに、各高分子
化合物は1000以上の分子量を持つことが望ましい。
この発明の感応膜(電位に感応してイオンの吸着・−説
をおこなうので、感応膜ということとしている)は、岸
−荷電と多価荷電の金属イオン、金属イオンおよび有機
物等の混合物から、比較的低濃度で存在する多価荷電の
イオン種を選択的に濃縮できる。また、単一荷電のイオ
ン種のみが存在する溶液系においてはそのイオン種を濃
縮する。従って、この発明は、硬水の軟水化、溶存する
微量の有害金属イオンの除去・分離、海水の淡水化およ
び海水中に微量に溶存しているウランや金などの貴重な
海洋資源の捕集などにも有効であり、広汎に用いること
ができる。また、高分子化合物の酸化還元を電位によっ
て規制しているので、大電流規制によって生じる感応膜
の劣化(酸化還元度の破壊)や使用した電力の効率の悪
さといった問題も生じない。
をおこなうので、感応膜ということとしている)は、岸
−荷電と多価荷電の金属イオン、金属イオンおよび有機
物等の混合物から、比較的低濃度で存在する多価荷電の
イオン種を選択的に濃縮できる。また、単一荷電のイオ
ン種のみが存在する溶液系においてはそのイオン種を濃
縮する。従って、この発明は、硬水の軟水化、溶存する
微量の有害金属イオンの除去・分離、海水の淡水化およ
び海水中に微量に溶存しているウランや金などの貴重な
海洋資源の捕集などにも有効であり、広汎に用いること
ができる。また、高分子化合物の酸化還元を電位によっ
て規制しているので、大電流規制によって生じる感応膜
の劣化(酸化還元度の破壊)や使用した電力の効率の悪
さといった問題も生じない。
なお、酸化還元能を有する高分子化合物が一次酸化還元
電位と二次酸化還元電位との二つの酸化還元電位を持つ
場合、印加する電位は一次酸化還元電位に相当するもの
が好ましい。
電位と二次酸化還元電位との二つの酸化還元電位を持つ
場合、印加する電位は一次酸化還元電位に相当するもの
が好ましい。
この発明の方法に従って多量の水溶液を処理するには、
第1図に示す装置IOを用いるとよい。この装置は、上
部に入口11a、下部に出口11bを有する槽Iz内に
、感応膜被覆電極I2と非被覆電極13(表面積の小さ
い炭素板電極、白金線電極等)とを交互に離間させて複
数配設し、各電極12およびI3を電源Vに接続したも
のである。例えば、入口11aから水溶液を槽II内に
連続して導入することによって出口11bからは所定の
イオンが減少した水溶液が排出される。感応膜がイオン
で静電的に飽和したら、出口11bの弁11cを閉じ、
電極に所定の電位を印加すると、濃厚なイオン溶液が槽
ll内に得られる。
第1図に示す装置IOを用いるとよい。この装置は、上
部に入口11a、下部に出口11bを有する槽Iz内に
、感応膜被覆電極I2と非被覆電極13(表面積の小さ
い炭素板電極、白金線電極等)とを交互に離間させて複
数配設し、各電極12およびI3を電源Vに接続したも
のである。例えば、入口11aから水溶液を槽II内に
連続して導入することによって出口11bからは所定の
イオンが減少した水溶液が排出される。感応膜がイオン
で静電的に飽和したら、出口11bの弁11cを閉じ、
電極に所定の電位を印加すると、濃厚なイオン溶液が槽
ll内に得られる。
以下、この発明の実施例を記す。
実施例1
分子1soooのポリ(m−キシリルビオローゲン)の
水溶液(0,05,!9//)20mlを炭素板電極(
面積200 cr/1 )上に滴下、均−如塗布し、風
乾により脱水し、ポリ(m−キシリルビオローゲン)を
被覆した送素板電極を調製した。
水溶液(0,05,!9//)20mlを炭素板電極(
面積200 cr/1 )上に滴下、均−如塗布し、風
乾により脱水し、ポリ(m−キシリルビオローゲン)を
被覆した送素板電極を調製した。
これを0.2モル/lの塩化ナトリウムと2.0×10
−4モル/lのフェリシアン化カリウムを含む水溶液中
に浸したところ、フェリン・アンイオンが選択的に電極
−ヒに固定され、8分で飽和した。
−4モル/lのフェリシアン化カリウムを含む水溶液中
に浸したところ、フェリン・アンイオンが選択的に電極
−ヒに固定され、8分で飽和した。
吸着量の測定は電気化学的手法によった。フェリシアン
イオンは大過剰(1ooo倍)に溶存する塩素イオンに
優先して高分子被覆膜中に取り込まれた。
イオンは大過剰(1ooo倍)に溶存する塩素イオンに
優先して高分子被覆膜中に取り込まれた。
この電極に−0,7Vの電位を印加すると、ポリ(m−
キシリルビオローゲン)の総荷電量が恥となる。同様に
、−1,2Vでは中性となるので、それに対応したフェ
リシアンイオンの遊離が認められた。この秘覆電極はO
〜−0,7V間の電位印加に対しては安定で、くり返し
フェリ17− シアンイオンの吸脱着ができた。また、とれはフェリシ
アンイオンの他オクタシアノモリブデン酸イオン(MO
(CN)8 ) 、オクタシアノタングステン酸イオン
(W(CN)8)等の濃縮にも有効であった。
キシリルビオローゲン)の総荷電量が恥となる。同様に
、−1,2Vでは中性となるので、それに対応したフェ
リシアンイオンの遊離が認められた。この秘覆電極はO
〜−0,7V間の電位印加に対しては安定で、くり返し
フェリ17− シアンイオンの吸脱着ができた。また、とれはフェリシ
アンイオンの他オクタシアノモリブデン酸イオン(MO
(CN)8 ) 、オクタシアノタングステン酸イオン
(W(CN)8)等の濃縮にも有効であった。
実施例2
実施例11cおいて用いた方法に従い、錯アニオンの選
択分離を実施した。0.2モル/lの塩化ナトリウム水
溶液に7エロシアン化カリウムとオクタシアノモリブデ
ン酸カリウムを各2.0×10 モル/lの濃度となる
ように添加した水溶液に、実施例1のポリ(m−キシリ
ルビオローゲン)被覆電極を浸した。この系では、オク
タシアノモリブデン酸イオンが他の共存イオンに優先し
て吸着され、極めて良好な選択性が発現された。最終的
なオクタシアノモリブデン酸イオンの吸着量は、フェロ
シアンイオンのそれに比較し、約25倍であった。各錯
アニオンの初期吸着挙動を第2図に示す。図中曲線aは
オクタシアノモリブデン酸イオンを、曲線すは18− フェロシアンイオンを示す。
択分離を実施した。0.2モル/lの塩化ナトリウム水
溶液に7エロシアン化カリウムとオクタシアノモリブデ
ン酸カリウムを各2.0×10 モル/lの濃度となる
ように添加した水溶液に、実施例1のポリ(m−キシリ
ルビオローゲン)被覆電極を浸した。この系では、オク
タシアノモリブデン酸イオンが他の共存イオンに優先し
て吸着され、極めて良好な選択性が発現された。最終的
なオクタシアノモリブデン酸イオンの吸着量は、フェロ
シアンイオンのそれに比較し、約25倍であった。各錯
アニオンの初期吸着挙動を第2図に示す。図中曲線aは
オクタシアノモリブデン酸イオンを、曲線すは18− フェロシアンイオンを示す。
ついで、電極に−0,7vの電、位を5分間印加すると
、吸着されたオクタシアノモリブデン酸イオンの半量が
脱着された。同様K −1,2V’の電位を印加すると
、全量の脱着が可能であったが、被覆高分子が電極表面
から剥離するため繰り返して使用する場合は不適尚であ
る。0〜−〇、 7 Vの印加電位範囲では繰り返し、
選択的イオン濃縮ができる。
、吸着されたオクタシアノモリブデン酸イオンの半量が
脱着された。同様K −1,2V’の電位を印加すると
、全量の脱着が可能であったが、被覆高分子が電極表面
から剥離するため繰り返して使用する場合は不適尚であ
る。0〜−〇、 7 Vの印加電位範囲では繰り返し、
選択的イオン濃縮ができる。
実施例3
分子量8000のポリ(m−キシリルビオローfy)の
水溶液(0,05g/11 ) 10mlを炭素板電極
上(面積20 oi)に滴下し、次いで分子[1500
00のポリ(スチレンスルホン酸ナトリウム)の水溶液
(0,05g / l ) ]、 Omlを滴下して両
者を混合した。溶液は直ちに白濁し、高分子複合体(ポ
リイオンコンプレックス)の形成が認められた。これを
風乾、脱水して、被覆電極を得た。この電極を10−5
〜10−7モル/lの硝酸ウラニルを含む0.2モル/
ノの塩化ナトリウム水溶液に浸し、電位を一〇、7vに
2分間保ったところ各溶液系で、ウラニルイオンの吸着
が観測された。同様の実験を海水を用いて実施した。海
水中には約10−8モル/lのウラニルイオンが溶存し
ているが不法を連続使用することにより、10 モル/
lまで濃縮することができた。
水溶液(0,05g/11 ) 10mlを炭素板電極
上(面積20 oi)に滴下し、次いで分子[1500
00のポリ(スチレンスルホン酸ナトリウム)の水溶液
(0,05g / l ) ]、 Omlを滴下して両
者を混合した。溶液は直ちに白濁し、高分子複合体(ポ
リイオンコンプレックス)の形成が認められた。これを
風乾、脱水して、被覆電極を得た。この電極を10−5
〜10−7モル/lの硝酸ウラニルを含む0.2モル/
ノの塩化ナトリウム水溶液に浸し、電位を一〇、7vに
2分間保ったところ各溶液系で、ウラニルイオンの吸着
が観測された。同様の実験を海水を用いて実施した。海
水中には約10−8モル/lのウラニルイオンが溶存し
ているが不法を連続使用することにより、10 モル/
lまで濃縮することができた。
ポリ(スチレンスルホン酸ナトリウム)の代りにポリ(
メタクリル酸)を用いて、同様の実験を実施したところ
、より高い濃縮゛効率が得られた。これは静電的な相互
作用のほかにカル+t’キシル基による配位結合の寄与
が加わったためである。この方法は工業用廃液からのウ
ラン回収には極めて有効な手法である。
メタクリル酸)を用いて、同様の実験を実施したところ
、より高い濃縮゛効率が得られた。これは静電的な相互
作用のほかにカル+t’キシル基による配位結合の寄与
が加わったためである。この方法は工業用廃液からのウ
ラン回収には極めて有効な手法である。
ウラニルイオンの他、ヘキサアンミンルテニウムイオン
(Ru(NH3)6)などの多価カチオンも同様に濃縮
が可能であった。
(Ru(NH3)6)などの多価カチオンも同様に濃縮
が可能であった。
実施例4
分子量1ooooのポリ(キシリルソアザピレジメチル
ホルムアミド6液(0,06g/l )2Qm/を実施
例1に準じて炭素電極に被覆した。
ホルムアミド6液(0,06g/l )2Qm/を実施
例1に準じて炭素電極に被覆した。
71?す(キシリルゾアザピVン)は炭素電極上に安定
に固定され、しかも水に不溶のため良好な縁り返し結果
を得た。この電極では、−0,2Vの電位印加により、
総荷電密度は棒となり、対応する量の低分子アニオンの
可逆的吸脱着を行なった。+0.2v〜−0,2Vの間
で連続的に電位印加を500回繰り返したが、劣化はほ
とんど認められなかった。この系では、総荷電量を棒ま
で減少させるのに要する電位は一〇、2vであり、ポリ
(キシリルビオローゲン)系に比較して有利であるが、
全ての正荷電を還元するには−1,6vの電位印加が必
要である。そのため、レドックス反応は第1段に留める
ことが望ましいO 21一 実施例5 分子[50000のポリ(p−クロロメチルスチレン)
に、N−セチルビピリジンを反応させて合成した側鎖型
ポリビオローダン をメタノールに溶解し、濃度を0.10,9/Jとした
後、20dを炭素板電極上に滴下し、実施例1に準じて
被覆電極を作製し、イオンの可逆的吸脱着を実施した。
に固定され、しかも水に不溶のため良好な縁り返し結果
を得た。この電極では、−0,2Vの電位印加により、
総荷電密度は棒となり、対応する量の低分子アニオンの
可逆的吸脱着を行なった。+0.2v〜−0,2Vの間
で連続的に電位印加を500回繰り返したが、劣化はほ
とんど認められなかった。この系では、総荷電量を棒ま
で減少させるのに要する電位は一〇、2vであり、ポリ
(キシリルビオローゲン)系に比較して有利であるが、
全ての正荷電を還元するには−1,6vの電位印加が必
要である。そのため、レドックス反応は第1段に留める
ことが望ましいO 21一 実施例5 分子[50000のポリ(p−クロロメチルスチレン)
に、N−セチルビピリジンを反応させて合成した側鎖型
ポリビオローダン をメタノールに溶解し、濃度を0.10,9/Jとした
後、20dを炭素板電極上に滴下し、実施例1に準じて
被覆電極を作製し、イオンの可逆的吸脱着を実施した。
この電極に−0,5V及び−〇、8vの電位を印加する
と、吸着した低分子アニオンの50チ、及び92チが溶
液中に遊離してきた。この被覆電極は、0〜−〇、SV
間の電圧印加に対して安22− 定で、吸脱着を50回くり返しても吸着効率は5チ低下
するのみであった。
と、吸着した低分子アニオンの50チ、及び92チが溶
液中に遊離してきた。この被覆電極は、0〜−〇、SV
間の電圧印加に対して安22− 定で、吸脱着を50回くり返しても吸着効率は5チ低下
するのみであった。
実施例6
実施例1,2.4および5で調製したカチオ゛ン性酸化
還元型高分子被覆の際、くり返し単位モル比で1/1o
量のポリアニオンを添加することにより、くり返し操作
による安定性が向上した。
還元型高分子被覆の際、くり返し単位モル比で1/1o
量のポリアニオンを添加することにより、くり返し操作
による安定性が向上した。
たとえば、ポリ(キシリルビオローダン)の水溶液(0
,05g/l ) 10mlとポリ(メタクリル酸ナト
リウム)水溶液(0,05,!7/A’)1mlを炭素
板電極上で直接混合し、均一に塗布した後、風乾する。
,05g/l ) 10mlとポリ(メタクリル酸ナト
リウム)水溶液(0,05,!7/A’)1mlを炭素
板電極上で直接混合し、均一に塗布した後、風乾する。
前述の実施例に準じてイオンの濃縮を実施したところ、
0〜−0.7Vの間での電位走査を500回繰り返して
も、低分子イオンの吸着能の劣化は6%にとどまっだ。
0〜−0.7Vの間での電位走査を500回繰り返して
も、低分子イオンの吸着能の劣化は6%にとどまっだ。
実施例7
スルホン酸基を持つパーフルオロカーダン(ナフィオン
膜)20gを0.2 M NaOH水溶液で30分間煮
沸させた後、数回水で洗浄し、真空乾燥した。この膜を
5 m X 5 tan程度のチップ状とし、ジメチル
スルホキシド中で3時間煮沸(190℃)した後、グラ
スフィルターでろ過した。ろ液にエタノールを50容i
%となるまで加えた。このカフ1オン溶液Ionlを炭
素板電極上に滴下したのち、ポリ(キシリルビオローダ
ン)水溶液(0,051/l ) 10ralを滴下、
混合してポリイオンコンプレックスとした。実施例3に
準じて電極を調製したところ、この被覆膜は極めて安定
であり、0〜−0.7V間の電位印加では500回繰り
返しても劣化、遊離は全く認められず、効率よくイオン
の吸脱着をおこなうことができた。
膜)20gを0.2 M NaOH水溶液で30分間煮
沸させた後、数回水で洗浄し、真空乾燥した。この膜を
5 m X 5 tan程度のチップ状とし、ジメチル
スルホキシド中で3時間煮沸(190℃)した後、グラ
スフィルターでろ過した。ろ液にエタノールを50容i
%となるまで加えた。このカフ1オン溶液Ionlを炭
素板電極上に滴下したのち、ポリ(キシリルビオローダ
ン)水溶液(0,051/l ) 10ralを滴下、
混合してポリイオンコンプレックスとした。実施例3に
準じて電極を調製したところ、この被覆膜は極めて安定
であり、0〜−0.7V間の電位印加では500回繰り
返しても劣化、遊離は全く認められず、効率よくイオン
の吸脱着をおこなうことができた。
実施例8
4す(キシリルビオローダン)水溶液を実施例1に準じ
て炭素板電極上に滴下、均一分散させた後、コバルト6
0を線源とし、毎時1メがレントゲンの線量率で、γ線
照射を1時間行なった。これにより、ポリ(キシリルビ
オローダン)は部分的に架橋され、水不溶性の高分子薄
膜となった。しかし、これは充分に水和されるため、低
分子イオンの可逆的吸脱着能は全く低下しなかった。加
うるに安定性は著しく向上し、500回以上の電位走査
(0〜−0,7v )を実施しても劣化は認められなか
った。
て炭素板電極上に滴下、均一分散させた後、コバルト6
0を線源とし、毎時1メがレントゲンの線量率で、γ線
照射を1時間行なった。これにより、ポリ(キシリルビ
オローダン)は部分的に架橋され、水不溶性の高分子薄
膜となった。しかし、これは充分に水和されるため、低
分子イオンの可逆的吸脱着能は全く低下しなかった。加
うるに安定性は著しく向上し、500回以上の電位走査
(0〜−0,7v )を実施しても劣化は認められなか
った。
実施例9
4.4′−ビピリジンとp−ジブロモキシレンの重合反
応において、p−ジブロモキシレンの5%を2−ヒドロ
キシp−ジブロモキシレントシ、次の構造の重合体を得
た。
応において、p−ジブロモキシレンの5%を2−ヒドロ
キシp−ジブロモキシレントシ、次の構造の重合体を得
た。
x=96(NMR測定より決定)
コノ高分子を0.05g/Jのジメチルホルムアミド溶
液とし、これにヒドロキシ基に対して〃〜当量のアゾピ
ン酸を加えた。その後、この溶液20m/を炭素板電極
(面積200 ctl )上に滴下、均一分散させ、常
圧で60℃、3時間保った後、膜が発泡しないように留
意しながら50℃で10時間減圧下に保った。この操作
により、25− ポリ(汁シリルビオローダン)はアゾピン酸によって架
橋され、水不溶性薄膜となった。こうして調製された被
覆高分子は極めて安定で、0〜−0.7V間の電位走査
を100回行なっても電極からの脱離は全く認められず
、イオンの吸脱着を効率よくおこなった。
液とし、これにヒドロキシ基に対して〃〜当量のアゾピ
ン酸を加えた。その後、この溶液20m/を炭素板電極
(面積200 ctl )上に滴下、均一分散させ、常
圧で60℃、3時間保った後、膜が発泡しないように留
意しながら50℃で10時間減圧下に保った。この操作
により、25− ポリ(汁シリルビオローダン)はアゾピン酸によって架
橋され、水不溶性薄膜となった。こうして調製された被
覆高分子は極めて安定で、0〜−0.7V間の電位走査
を100回行なっても電極からの脱離は全く認められず
、イオンの吸脱着を効率よくおこなった。
第1図はこの発明の方法に使用される一例の装置を示す
概略図、第2図はこの発明によるイオン吸着状況を示す
グラフ。 1z・・・槽、Z2・・・感応膜被覆電極、13・・・
非被覆電極、V・・・電源。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦26一
概略図、第2図はこの発明によるイオン吸着状況を示す
グラフ。 1z・・・槽、Z2・・・感応膜被覆電極、13・・・
非被覆電極、V・・・電源。 出願人代理人 弁理士 鈴 江 武 彦26一
Claims (9)
- (1)酸化還元能を有する高分子化合物からなる感応膜
を表面に固定した電極を、各種イオンを含有する溶液中
に浸漬し、該電極に印加する電位量を変化させることに
よって該感応膜内の総荷電量を規制し、それに応じて該
溶液中の該イオンを該感応膜に静電的に吸着または離脱
させ、該イオンの濃縮・分離をおこなうことを特徴とす
る溶液中のイオン濃縮・分離方法。 - (2)感応膜が正荷電型高分子化合物からなり、゛ 電
極を溶液中に浸漬することによって溶液中の一負イオン
を感応膜に吸着し、これに負電位を印加することによっ
て吸着された該負イオンを感応膜から離脱させることを
特徴とする特許請求の範囲第1項記載の方法。 - (3) 正荷電型高分子化合物が1000以上の分子
量を有する特許請求の範囲第2項記載の方法。 - (4)正荷電型高分子化合物が一般式 (各式において、RはそCH2+m % mは3ないし
の範囲第2項記載の方法。 - (5)正荷電型高分子化合物が一般式 mは1ないし18)で示される繰り返し単位構造を有す
る特許請求の範囲第2項記載の方法。 - (6)正荷電型高分子化合物がメタロセンを側鎖に有す
る高分子化合物である特許請求の範囲第2項記載の方法
。 - (7)高分子化合物が一般式 (ただし、Mは遷移金属イオン)で示される繰り返し単
位を有する特許請求の範囲第6項記載の方法。 - (8)高分子化合物が架橋された形態にある特許請求の
範囲第1項ないし第7項のいずれかに記載の方法。 - (9)高分子化合物が架橋剤、または放射線照射によっ
て架橋されている特許請求の範囲第8項記載の方法。 C1感応膜が正荷電型高分子化合物であって負荷電型高
分子化合物化合物との間で少なくとも部分的にイオン錯
体を形成しているものからなる特許請求の範囲第1項記
載の方法。 C1,) 負荷電型高分子化合物がポリ(カルメン酸
)、ポリ(スルホン酸)またはポリ(有機リン酸)であ
る特許請求の範囲第10項記載の方法。 (ロ) 負荷電、型高分子化合物および正荷電型高分子
化合物がそれぞれ1000以上の分子量を有する特許請
求の範囲第10項また。は第11項記載の方法。 a埠 正荷電型高分子化合物が一般式(各式において
、RはそCH2−)、 mは3ないしの範囲第10項な
いし第12項のいずれかに記5− 載の方法。 α◆ 正荷電型高分子化合物が一般式 mは1ないし18)で示される繰り返し単位構造を有す
る特許請求の範囲第10項表いし第12項のいずれかに
記載の方法。 (ハ)正荷電型高分子化合物の実質的に全てが負荷電型
高分子化合物との間でイオン錯体を形6 − 成し、電極に負の電位を印加することによって正荷電型
高分子化合物を還元し、感応膜を負荷電状態とし、これ
に正のイオンを吸着させ、次いで該印加された電位を正
の方向に変化させることによ、って該吸着されたイオン
を感応膜から離脱させることを特徴とする特許梢求の範
囲第10項ないし第15項のいずれかに記載の方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13358682A JPS5922610A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 溶液中のイオンの濃縮・分離方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP13358682A JPS5922610A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 溶液中のイオンの濃縮・分離方法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5922610A true JPS5922610A (ja) | 1984-02-04 |
JPS6111644B2 JPS6111644B2 (ja) | 1986-04-04 |
Family
ID=15108264
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP13358682A Granted JPS5922610A (ja) | 1982-07-30 | 1982-07-30 | 溶液中のイオンの濃縮・分離方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5922610A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01289529A (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-21 | Kimie Ejima | 網状体の製造方法 |
-
1982
- 1982-07-30 JP JP13358682A patent/JPS5922610A/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH01289529A (ja) * | 1988-05-13 | 1989-11-21 | Kimie Ejima | 網状体の製造方法 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6111644B2 (ja) | 1986-04-04 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
Hatch et al. | Preparation and use of snake-cage polyelectrolytes | |
Škorjanc et al. | Design strategies and redox-dependent applications of insoluble viologen-based covalent organic polymers | |
do Carmo Ramos et al. | Removal of cobalt (II), copper (II), and nickel (II) ions from aqueous solutions using phthalate-functionalized sugarcane bagasse: mono-and multicomponent adsorption in batch mode | |
CA2247945C (en) | Anion-exchange resins with at least two different nitrogen containing ion-exchange groups | |
US3754055A (en) | Cationic vinyl-pyridine copolymers and products thereof | |
Latha et al. | Synthesis of a polyacrylamide chelating resin and applications in metal ion extractions | |
US20130168321A1 (en) | Nitrogen-containing activated carbon material | |
RU2748350C2 (ru) | Молекулярно-импринтированные полимерные гранулы для экстракции лития, ртути и скандия | |
CN103357277A (zh) | 一种具有重金属离子吸附功能的超滤膜及其制备方法 | |
Özmen et al. | Removal of phosphate by using copper‐loaded poly (N‐vinylimidazole) hydrogels as polymeric ligand exchanger | |
GB2099413A (en) | Method for separating and collecting iodine | |
Hirotsu et al. | Adsorption of uranium on cross-linked amidoxime polymer from seawater | |
Bojanić et al. | Synthesis and electrochemistry of grafted copolymers of cellulose with 4‐vinylpyridine, 1‐vinylimidazole, 1‐vinyl‐2‐pyrrolidinone, and 9‐vinylcarbazole | |
Saito et al. | Structure of polyol–ligand-containing polymer brush on the porous membrane for antimony (III) binding | |
Yamashita et al. | Two-step imprinting procedure of inter-penetrating polymer network-type stimuli-responsive hydrogel-adsorbents | |
JPS5922610A (ja) | 溶液中のイオンの濃縮・分離方法 | |
JPS61161107A (ja) | 弱イオン化した水溶液からの酸、特にホウ酸の抽出方法 | |
Dinh et al. | Functionalization of epoxy‐based monoliths for ion exchange chromatography of proteins | |
JPH0550329B2 (ja) | ||
Rivas et al. | Removal of arsenate from ionic mixture by anion exchanger water-soluble polymers combined with ultrafiltration membranes | |
US3687829A (en) | Deionization of liquid media | |
CN109824824A (zh) | 一种含氨基咪唑类聚合离子液体吸附剂及其制备方法 | |
CN101864033A (zh) | 一种锌离子印迹聚合物吸附剂的制备及应用 | |
Kolarz et al. | Polyacrylamide sorbents. Synthesis and sorption properties | |
JPH0549328B2 (ja) |