JPS59225473A

JPS59225473A - 分散フアイル制御方式

Info

Publication number: JPS59225473A
Application number: JP58099354A
Authority: JP
Inventors: Tadashi Hirose; 広瀬　正
Original assignee: Hitachi Ltd
Current assignee: Hitachi Ltd
Priority date: 1983-06-06
Filing date: 1983-06-06
Publication date: 1984-12-18

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〔発明の利用分野〕本発明はマルチコンピュータシステムに係９、特に制御
用マルチコンピュータシステムにおいて要求される応答
特性を満たすに好適な分散ファイル制御方式に関する。

〔発明の背景〕

応答性の良いファイルアクセスを実現するために、かつ
障害時の回復能力を持たせるためにマルチコンピュータ
システムにおいては、各コンピュータに同一ファイルを
持たせるファイル分散方式が採用される場合がある。こ
の場合、重複ファイル間での首尾一貫性を保つため、何
らかのファイルアクセス制御が必要になる。

従来は、ファイル更新時、すべてのコンビュータに配置
されているファイルに対するアクセスを、それらがすべ
て更新完了するまで一時的に使用禁止していた。そのた
め、どのコンピュータにおいてもファイル更新には時間
がかかり、また、他コンピュータがファイル更新を行な
うと、自コンピュータの処理が待たされるという欠点が
あった。

〔発明の目的〕

本発明の第１の目的は、重複かつ分散させるファイルシ
ステムにおいて、一方の系でのファイルアクセスが、他
方の系のファイルアクセスに待たされることのない分散
ファイル制御方式を提供することにある。

第２の目的は、上述の方式において、重複ファイルの一
方が、他方の障害時回復用ファイルとしての能力を失な
わない方式を提供することにある。

〔発明の概要〕

本発明では、分散された重複ファイルを平等に取シ扱わ
ず、あるファイルに対して、特に高速応答が必要なコン
ピュータ（以下１主系”と呼ぶ）内に配置されたファイ
ル（主ファイル）と、それ以外のコンピュータ（以下“
従系”と呼ぶ）内に配置されたファイル（従ファイル）
とを区別し、（１）更新アクセスは、常に主ファイル、
従ファイルの順に行なう。

（２）更新アクセス競合時、常に主系プログラム（タス
ク）のアクセスを従系プログラム（タスク）からのアク
セスよシ優先する。

この動作規則を適用する。’−／Ｌ、−’？、主系内プ
ログラム（タスク）の７）イルアクセ／匂、従系内プロ
グラム（タスク）のファイルアクセスτ妨害され、待た
されない様にする。

〔発明の実施例〕

以下、本発明の一実施例を第１図〜第６図によシ説明す
る。

第１図は、本発明をコンピュータシステムに適用した実
施例のシステム構成を示す図である。

１１．１２が現在対象としている分散されたファイルで
ある。１１は主ファイル、１２は従ファイル、１が主系
、２が従系を示す。各基のユーザプログラム（タスク）
群をそれぞれ１２．２２で示す。１６．２６は、それぞ
れ各基が持つ自系内ファイルを管理するファイル管理シ
ステムを示す。

主系内の１３〜１５、従系内の２３〜２５が、本発明の
方式を実現する中心的要素である。１３は、主ファイル
１１を更新するアクセス要求発生時、そのアクセス実行
前に更新ログを従系に送出する働きをするプログラム（
更新ログ取得プログラム）である。１４は、従系からの
更新要求トランザクションをバッファリングするバッフ
ァエリア、１５は、その更新要求トランザクションを処
理するプログラムである。２３は、従系側から発生する
更新要求を主系側に伝達するためのプログラムで、更新
要求トランザクションの生成と送出を行なう。２４／ｆ
ｉ、主系側から送られて来る更新ログをバッファリング
するバッファエリア、２５は、その更新ログに基づき従
ファイル２１を更新するプログラムである。

主系と従系間では、更新ログ１８を更新要求トランザク
ション２７、および、更新要求トランザクションの実行
失敗を示す更新不可メツセージ１７が交信される。

第２図は、主系と従系間の交信データの構成を示す図で
ある。３つは、主系から従系に送られる更新ログ、およ
び更新不可メツセージのだめのフォーマットを示し、フ
ィールド３１は更新要求元系屋、３２は更新要求元タス
ク屋、３３は更新データ名、３４は更新データをそれぞ
れ示す。更新不可メツセージの場合、３３０更新デ一タ
名に特殊コード６不可”を入れる。３１は、更新要求ト
　　　　　　ニシンザクジョンのだめの７オーマツトを
示す。先頭の３つのフィールドは、更新要求元系Ａ（４
１）、更新要求元タスクＡ（４２）、および以下に絖く
ログ項目の数（４５）である。これに続き、参照／更新
区別表示（４６）、参照／更新データ名（４３）、参照
／更新データ（４４）から成るデータ項目が置かれる。

本発明の方式を実現するに、中心的な役割シを担う４つ
のプログラム１３，１５，２３，２５の動作を、それぞ
れ第３図、第４図、第５図、第６図を参照しながら詳細
に説明する。

（１）更新ログ取得プログラム（１３）第３図に処理フ
ローを示す。まず、アクセス種別が更新か否かを判定し
く５１）、更新の場合は第２図の３０に示したデータ構
成の更新ログを作成し、従系のバッファエリア（２４）
に送シ込む（５２）。

もし、後述のプログラム１５からの更新要求の場合、更
新ログのフィールド３１．３２は従系の扁およびタスク
屋が記入される。次に、通常のファイル処理（主ファイ
ル１１に対する参照／更新処理）を行なう（５３）。

（１１）更新要求トランザクション処理プログラム（１
５）第４図に処理フローを示す。まず、従系から送られて来
る更新要求トランザクションを取シ込む（６１）。以降
、このトランザクションに含まれるログ項目の１つ１つ
について、もし参照ログならば（６４で判定）そのログ
データと主コアイルエ１の同一データと内容を比較・照
合する（６６Ｌ一致していれば（６７で判定）次のログ
項目を調べ、さもなければ更新不可メツセージ（前述）
を更新要求元従系に送る（６８）。もし更新ログならば
（６４で判定）プログラム１３を通して主系ファイル番
更新する。この時、前述の様に同時に更新ログが取得さ
れ、従系へ送られる。各更新要求トランザクショ／の処
理はファイルを占有して行なう（６１，６９）。

（ｉｉ＋）更新要求トランザクション生成プログラム（
２３）第５図に処理７０−を示す。ユーザプログラムからのフ
ァイルアクセス要求が参照の場合（７１で判定）は、従
ファイルを参照しく７２）、その結果をユーザグログラ
ムに返すだけでなく、要求元タスク別に保存する（７３
）。アクセス要求が更新“の場合（７１で判定）、従フ
ァイルを更新せず、更新データ名と更新内容を要求元タ
スク別に保存する（７４）。ファイルクローズ時（７１
で判定）、７３と７４で保存したデータを組み合わせて
（参照データを前配置）更新要求トランザクションを作
シ、主系に送る（７５）。次に主系からの応答（具体的
にはプログラム２５によるＰＯ８Ｔ又はタスクＡＢＯＲ
Ｔ　）を待つ（７６）。

上述のうち、参照アクセスは、もしその対象データが同
一タスクによってすでに更新され、７４によって保存さ
れているログの中に存在するならば、従ファイルの内容
でなく、その更新ログの内容を返す方式も考え得る。

（１ｖ）従系ファイル更新プログラム（２５）Ｍ６図に
処理フローを示す。まず、主系から送られて来る更新ロ
グを取シ込む（８１）。もしログが更新不可メツセージ
ならば（８２で判定）、その要求元タスクを強制終了（
ＡＢＯＲ，Ｔ）　Ｌ、再起動する（８３）。さもなけれ
ば、従ファイルをログ内容に従って更新する（８４）。

次に更新ログが、自系の要求した更新要求トランザクシ
ョンに対応するものであるかを判定しく８５）、そうで
あるならば、その要求元タスクをＰＯ８Ｔする（８６）
。

本実施画によれば、主系内のユーザプログラムの応答時
間を悪化させる要因は、更新時のログ取得のだめの時間
と従系からの更新要求トランザクション処理時間だけで
ある。前者は、従系のバッファ２４を充分大きく取れば
、はぼ更新ログ伝送時間だけにすることができる。また
、ファイル回復のため′のログ取得と兼用できるので、
これは実質的にはオーバヘッドでないとも云える。後者
は、プログラム１５の処理優先度、実行タイミングを適
当に調節することで、実質的なオーバヘッドとならない
様にすることができる。従来の主系、従系が平等に競合
し、ファイルをロックし、相手を待たせ方式に比較して
、主系の応答性能は向上し、かつ従系の処理状況への依
存度が小さい。

もう１つの利点は、どの時点でも従ファイルおよびバッ
ファ２４内の更新ログによシ、主ファイルの回復が可能
な点である。

一方、従系内のユーザプログ２ムの中で、特にファイル
更新を行なうものの実行時間は長くなる。

そのプログラム（タスク）実行終了までに参照したデー
タエリアが、実行中に主系内のユーザプログラムによ如
更新されていると、再実行しなければならないからであ
る。本方式の適用は、この欠点が問題にならない範囲の
システムに限定される。

〔発明の効果〕

本発明によれば、主系内プログラムが従系プログラムに
待たされることなくファイルアクセスでき、かつ従系か
らも、首尾一貫性を保つ形でファイル更新ができる。ま
た、同時に主系の障害時において、従系の情報から主系
のファイル（主ファイル）を回復することができる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明を２コンピユータシステムに適用した
実施例のシステム構成図、第２図は、第１図でのコンピ
ュータ間交信データのデータ構成を示す図、第３図〜第
６図は、本方式の中心的役割を担う更新ログ取得プログ
ラム、更新要求トランザクション処理プログラム、更新
要求トランザクション生成プログラム、従系ファイル更
新プログラムの処理フローを示す図である。１・・・主系、２・・・従系、１１・・・主系ファイル
、２１・・・従系ファイル、１２・・・主系ユーザプロ
グラム（タスク）群、２２・・・従系ユーザプログラム
（タスク）群、１３・・・更新ログ取得プログラム、１
５・・・更新要求トランザクション処理プログラム、２
３・・・更新要求トランザクション生成プログラム、２
５・・・従系ファイル更新プログラム、１４・・・更新
要求トランザクションバッファリングエリア、２４・・
・更新ログバッファリングエリア、１６゜２６・・・自
系（主系、従系）ファイル管理ブログラ￥Ｓ　４　図 ’ｙＨｘ　　図

Claims

【特許請求の範囲】

１．１つの主系と１つ以上の従系を持つマルチコンピュ
ータシステムにおいて、主系、従系それぞれに同一仕様
のファイルを持ち、主系内のファイルに対する更新アク
セス時に各従系に更新ログを送出する手段を主系内に備
え、また、各従系内には上述のログをバラノアリングす
る手段およびそのログ内容に基づき従系内ファイルを更
新する手段、従系内ファイルへの更新アクセスを検出し
、禁止する手段を備えたことを特徴とする分散ファイル
制御方式。２、第１項記載のシステムにおいて、プログラム（タス
ク）毎に、そのファイル参照系列をログする手段と、従
系内ファイルに対する更新アクセス要求発生時、上述の
ログと更新アクセス要求とを１つの組にした更新要求ト
ランザクションを主系に送出する手段とを従系内に備え
、二つの更新要求トランザクション中の参照ログと主系
内ファイルとの照合を行ない、一致した時のみ更新要求
トランザクション中の更新アクセス要求ログに基づいた
更新アクセスを行なう手段を主系内に有することを特徴
とする分散ファイル制御方式。