JPS5922242B2 - 合流または交差制御方法 - Google Patents

合流または交差制御方法

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JPS5922242B2
JPS5922242B2 JP51037502A JP3750276A JPS5922242B2 JP S5922242 B2 JPS5922242 B2 JP S5922242B2 JP 51037502 A JP51037502 A JP 51037502A JP 3750276 A JP3750276 A JP 3750276A JP S5922242 B2 JPS5922242 B2 JP S5922242B2
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JP
Japan
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vehicle
time
merging
speed
point
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良平 打田
佳明 菅野
義信 森本
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Mitsubishi Electric Corp
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Mitsubishi Electric Corp
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Publication date
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  • Control Of Position, Course, Altitude, Or Attitude Of Moving Bodies (AREA)
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Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の技術分野〕 この発明は合流または交差制御方法に関し、特にたとえ
ばデュアルモードバス等にように専用軌道上を走行する
車両の合流または交差点において衝突を防止するような
合流または交差制御方法に関する。
〔従来技術〕
2本の軌道(車線)が合流して1本の軌道となる、その
ような専用軌道上を走行する車両にあつては、一方の軌
道上をこの合流点に向けて走行する車両が合流点到達以
後に他方の軌道上を走行する車両と衝突しないように、
合流点よりー定距離手前から予め速度等の制御を行なう
必要がある。
このような合流制御方法として、直進路における衝突防
止装置、たとえばドップラーレーダ方式を応用したもの
が提案されている。すなわち、このドップラーレーダ方
式は、合流部付近において、作動の対象となる先行車両
に相当する模擬装置を設置して、一方路線上を走行する
車両に搭載されたレーダに対し、他方路線上に車両があ
ればその車両の存在を報知する。そして、前記模擬装置
より応答信号を送り出し、あたかも直進路上における先
行車両があるようにこのレーダを働かせて衝突防止を図
るというものである。しかしながら、この、ような方式
においては、合流部が一般に曲線状の軌道をなすことを
考えれば、前記模擬装置が非常に複雑となるばかりでな
く、単に超音波もしくは高周波電波の反射を利用すドツ
プラーレーダ方式は、実用上は種々の困難性を残すもの
である。〔発明の概要〕それゆえに、この発明の主たる
目的は、比較的簡単な構成によつて上述のごとく困難性
のない合流または交差制御方法を提供することである。
この発明は、要約すれば、合流または交差する少なくと
も2本の専用軌道上を走行する車両の合流または交差の
際に、相互に衝突しないようにこれらの車両の速度制御
を行なう方法であつて、前記合流または交差点より手前
の各軌道上の一定区間内においてこれらの車両の位置お
よび速度を検出し、この速度に基づいて各車両が合流ま
たは交差点に到達するまでの時間を演算し、それぞれの
車両が前記合流または交差点に到達する時間が所定時間
以上となるように、前記演算結果に基づいて前記合流ま
たは交差点に到達するまでの複数の区間のそれぞれを各
車両が通過するそれぞれの許容時間幅を設定し、所定時
間ごとに前記各車両が前記複数の区間のいずれに存在す
るかを検出し、前記車両が前記区間に到達した時刻が前
記許容時間幅より早いか遅いかによつて前記車両を減速
または加速する、合流または交差制御方法を与えるもの
である。すなわち、合流または交差点から所定距離離れ
た一定区間内で、予め各車両の速度と位置の情報を得て
、合流または交差点にそれらが到達するまでの時間差を
演算する。そして、この時間差を基礎として、各車両が
合流または交差点を、衝突の危険性のない時間間隔で通
過するように、専用軌道上の複数の区間を通過する許容
時間幅を設定する。そして、各車両がそれぞれの前記区
間をそれぞれの許容時間幅の範囲内の時刻で通過するよ
うに、各車両の加減速を行なう。各車両は、前記各区間
を前記許容時間幅の中で通過するように走行すれば衝突
を避け得ることになり、所望の速度制御が得られること
になる。各車両の位置の検出は前記各区間ごとに行なわ
れ、かつこれらの区間を通過する車両の時刻は幅をもつ
て与えられるため、予め演算する各車両の軌跡は時刻一
距離平面上において、区間幅と時間幅とをそれぞれ横・
縦の長さとした矩形の小領域(「セル」)の連鎖となつ
ているものである。このように各車両の軌跡を小領域の
連鎖とするのは、各列車の位置の検出が前記複数の各区
間のいずれに車両が存在するかということのみのデータ
を用いているだめ、その位置情報は何番目の区間に存在
するかという離散的な形(「量子化」された形)で得ら
れることに対応している。この発明の上述の目的および
その他の目的と特徴は図面を参照して行なう詳細な説明
から一層明らかとなろう。
〔発明の実施例〕
第1図はこの発明の1実施例の全体構成を示す図解図で
ある。
構成において、この実施例では、路線Wa,Wbが点M
において路線Wcと合流している専用路を仮定する。こ
の路線Waには、この路線Waに沿つて、前記合流点M
から点Saまで延びる地上アンテナLaが設置される。
同様に路線tには点Mから点Sbまで延びる地上アンテ
ナLbが、路線Wcには点Mから点Scまで延びる地上
アンテナLcが、それぞれ、設置される。これら地上ア
ンテナLa,LbおよびLcは、それぞれ、通信制御装
置2a,2bおよび2cを介して、地上処理装置1に結
合される。前記路線Waには矢符5方向に進行する車両
Caが、前記路線tには矢符8方向に進行する車両Cb
が、それぞれ存在する。ここで、第2図を参照して、路
線Waについてより詳細に述べる。
前述のごとく路線Waに沿つて布設される地上アンテナ
Laは、第2図に示すように、所定間隔ごとに1a,,
1a2,1a3,1a4,・・・・・・・・・のように
ツイストされていて、その両端が通信制御装置2aに接
続されている。一方、路線Waに存在する車両Caには
、車載制御装置7aが搭載され、かつ車上アンテナAa
l,Aa2が設けられる。前記アンテナAa,,Aa2
は、前記地上アンテナLaのツイスト間隔よりもやや短
い間隔でこの地上アンテナLaと対向するように設置さ
れている。この2つの車上アンテナAal,Aa2は、
それぞれ、車載制御装置7aに含まれる伝送制御装置3
および4を介して、車上制御装置5に結合される。この
車上制御装置5は、さらに、車両Caの駆動制御のため
の走行制御装置6に接続され、地上処理装置1からの指
令に応じてこの車両Caの速度制御を行なう。また前記
地上アンテナLbおよびLcも前記地上アンテナLaと
同様に一定区間ごとに逆相になるようにツイストされて
いて、前記車両Cbは車両Caと同様に車載制御装置と
車上アンテナとが搭載されていることはもちろんである
。以上のような構成において、以下第1図ないし第8図
を参照してその動作を説明しよう。動作において、まず
第1図において、時刻Tn+.なる瞬間に、車両Caが
軌道Wa上の点Paを速度Vaで矢符4方向に走行し、
車両Cbが軌道t上の点Pbを速度bで矢符8方向に走
行していると想定しよう。
ここで、地上アンテナLa,Lbは、軌道Wa,Wbの
点Sa,Sbから所定距離1p(第4図に示す)の間に
、この車両Ca,Cbの位置と速度とを測定する。この
測定方法について、以下車両Caの場合を例にとつて説
明するが、これは他方の車両Cbの場合についても同様
であることを予め指摘する。まず、車両Ca上に搭載さ
れた伝送制御装置3および4は、それぞれ、同一周波数
f1波を同相にて車上アンテナAalおよびAa2に送
出する。
このf1波は、無変調波とする。しかし、これは被変調
波FO(たとえば信号用の低周波)を持つていてもよく
、このときは、このFO波も同相で車上アンテナAal
,Aa2から送出されるf1波にて被変調されるものと
する。ここで、今、車上アンテナAal,Aa2がそれ
ぞれ、第2図に示すように対向する地上アンテナLaの
区間1a,部と1a2部との間のツイスト部の両側にま
たがつて対向しているものとする。そのため、地上に設
置された通信制御装置2aにおけるアンテナLaからの
受信波の信号は最弱状態にある。これは、アンテナLa
(7)1a1部と1a2部とが逆相関係に配置されてい
るため、車上アンテナAal,Aa2からのf1波が相
互に打ち消し合う形となるからである。車両Caが移動
して、車土アンテナAal,Aa2がツイスト部を挾ま
ない位置に達すると、このアンテナAal,Aa2から
のf1波は、打ち消されることなく、通信制御装置2a
における受信波の信号は最強状態になる。したがつて、
通信制御装置2aにおける信号レベルGは、第3図に示
すように、車両Caの移動に応じて最強状態と最弱状態
とを繰返す。通信制御装置2aにおいては、前記信号レ
ベルGがしきい値Gthレベル以上になるときハイレベ
ル(「H」)とみなし、しきい値レベルGth以下にな
るときローレベル(「L」)とみなす。
そして、この「H」もしくは「L」をチエツクし、その
変化数をカウントすれば当該車両Caの在車位置をその
カウント値より知り、さらに所定時間内のカウント数に
よつて車両Caの速度Vaを知ることができる。このよ
うにして、地上アンテナLa,Lbと通信制御装置2a
,2bとによつて、車両Ca,Cbのそれぞれの位置と
速度とを測定する。そして、第4図に示す前記所定距離
の間に測定した車両Ca,Cbの速度がそれぞれVa,
Vbであつたとする。
また、この所定距離1pを経た後の各軌道Waおよびt
の点Mまでの距離がそれぞれ1aoおよび1b0であつ
たとし、車両CaおよびCbが現在の速度Vaおよびb
を保ち続けるものとすれば、点Mまで到達するに要する
時間t′A,t′Bはそれぞれ次のようになる。すなわ
ち、車両Caに関してはt′A=1a0/aであり、車
両Cbに関してはt′B=1b0/Vbであり、第4図
上では、それぞれ点A′1,B′1してプロツトされる
。ここで、第4図においては、横軸は、合流または交差
点Mまでの軌道上の距離を示し、縦軸は、車両が、その
時点における速度を維持したならば合流または交差点M
に到達するまでに要するであろう時間(所要予想時間)
を示している。すなわち、縦軸は、単なる時間軸ではな
く、一般的にはこの図の上に描かれる軌跡の微分係数が
車両の速度を示すものではなく、所要予想時間の変化を
示すにすぎない。但し、等速度で走行するときには、微
分係数が速度となつている。これより先、点Sa,Sb
では、それぞれ点Al,Blとしてプロツトされ、点M
まで到達するに要する時間TA,tBが演算される。こ
れらの演算と以後の判断(制御)については、地上処理
装置1において行なわれる。ここで、この発明の理解を
容易にするために、地上処理装置1における判断動作の
概略について第4図を参照して説明する。
まず、或る時刻Tn+7において、車両Caが点A′1
にあり、車両Cbが、点B/1にあるとすると、前述の
時間差1t′A,−t′Bll−Kとし、このKの値が
所定値KO(たとえば2秒)よりも小さければ、車両C
aとCbとは合流点Mにおいて衝突する可能性があるも
のと判断する。時間差値Kを所定値K。
よりも大きい値(KOくK)に保つとき車両Ca,Cb
は合流後も衝突しないわけであるが、所定値K。よりも
小さければ(KO>K)その時間の値の小さい方の車両
が先に合流点Mに到達すべく判断される。この第4図の
実施例では、車両Caが優先され、車両Cbは時間差値
Kが所定値K。を超えるように減速すべき制御される。
したがつて、車両Ca,Cbが第4図に示す軌跡FA,
FBをたどれば、点A3,B3(これは同時刻の車両C
a,Cbの位置を示す)において、それぞれの車両Ca
,Cbが点Mまで達するに要する時間差τhは、τh=
:TB,一TA,Iとなり、この時間差値τhが前記所
定値KOと同じか、またはこれより大きければ、車両C
bは、以後直線で示される軌跡FBをたどつて車両Ca
より遅れて点Mに到達し、この車両Caと衝突すること
がない。すなわち、一方の車両Caにあつては、Mまで
等速走行を続けるが、他方の車両Cbは点B′1から点
B3までの間減速制御されてこの点B3以後等速走行と
なる。
このような軌跡FA,FBは、地上処理装置1において
、時刻Tn+,以後(すなわち車両Ca,Cbが所定距
離1pを経た後)若干の時間に作成し、ツイスト間隔L
をもつ地上アンテナの各区間1a1,1a2,・・・・
・・・・・のそれぞれを、許容時間幅の中で通過するよ
うに、これらのツイスト間隔と許容時間幅をそれぞれ縦
・横の長さとする、時刻一距離平面上の矩形の小領域(
「セル」)がこの軌跡FA,FBをたどつて連なるよう
な時間一距離平面上のセルの連鎖を設定する。そして、
さらに、車両Ca,Cbはそれぞれ対応するセルに追随
するように速度制御される。すなわち、各時刻における
各車両の位置が、この時刻一距離平面上のセルのいずれ
かの内部にあるように速度制御される。このようにすれ
ば、各車両Ca,Cbはともに円滑な走行をなすととも
に、互いに衝突することもない。このことを以下により
詳しく説明する。車両Caに関しては第4図に示すFA
なる軌跡を描かせればよいが、車両の位置は1a1,1
a2,・・・・・・・・・のいずれの区間に存在するか
がわかるのみであつてその区間内部のどの場所にいるか
は検出していない。
したがつて、在車位置はLなる幅をもつて知り得るので
あり、また、これに伴つてこれらの区間を車両が通過す
る時刻は時間幅をもつて設定しなければならない。すな
わち、軌跡FAは、時間的にも距離的にも幅をもつたも
のとして描かれる。そして、この幅をもつた軌跡は、時
刻−距離平面上においては各ツイスト領域についての矩
形が連なつているものとなる。これは、車両の位置の検
出がツイスト区間ごとの離散的な、量子化された形で検
出されることに起因するものである。この小領域の連鎖
は、たとえば第7図においてU。−U6で示すような小
領域の連鎖として表現される。この第7図において、小
領域U5,U6を含む領域Ulp(1点鎖線)は車両の
動きを予め知るための所定距離1p区間の動きを示した
ものであり、小領域U4〜UOが地上処理装置1内にて
作られたパターンである。ここで、車両Caが時刻Tn
+7において、点N1にあり、時刻(Tn+7+t/A
)において合流点Mにあり、かつその間において所定時
間ごとに在車位置を見るものとすれば、地上処理装置1
内では前記所定時間ごとの車両Caのあるべき位置を予
め描いておくことができる。
この様子を第5図で示す。この第5図において、[時間
」とは所定時間の経過を表わし、「位置」とはその所定
時間ごとにチエツクした車両Caの位置を示す。また、
「セル」とは、前に述べたように、第7図のU。〜U4
をもつて示されたところの時刻一距離平面上の小領域を
指し、これが上述のごとく演算後予め描かれたものであ
る。この「位置」と「セル」とは、点Saからの距離に
よつて表わされ、単位区間長(地上アンテナLaf)1
a1,1a2・・・・・・・・・の長さすなわちツイス
ト間隔)Lの正の整数倍の数値として示される。「速度
」は所定時間ごとに車両Caに出力される指令車速の値
を示し、これは車両が前記所定距離1p区間通過後に初
めて出力されるが、この距離1p区間中も指令車速を与
えるもとすれば、その[速度」の値はたとえばその路線
に許される最高許容車速が適当であろう。第5図におい
て、時刻Tn+7には、所定距離1P区間を走行した平
均値2L/Tn+6が与えられる。この値Va=2L/
Tn+6は、前記速度Vaに相当し、時刻Tn+oに車
両Caが点Saにあつたものと仮定している。これは、
車両Caが点N1より点MまでVaなる車速を維持し続
けるように考えたためである。そして、時刻Tn+8に
は車両Caの「位置」が時刻Tn+7と同様に地上アン
テナLaf)1a3部つまり3Lであり、この値と予め
演算して記入された「セル」の値3Lとを比較し、その
両者に差がないため、指令車速すなわち「速度」は前回
のTn+7と同じVa=2L/Tn+6とする。仮に時
刻Tn+10に至り、車両Caの「位置」が4Lになつ
たにもかかわらず、「セル」は3Lであつたとすると、
その間にLなる値だけ実車両Caが対応のセルよりも進
んだこと、すなわち想定された時間幅より早い時刻に1
a4に到達したことを意味するので、「速度」値は前回
の値2L/Tn+6に△Va−(3L−4L)/(Tn
+10tn+7)なる値を加える。
したがつて、このときに車両Caに与えられる「速度」
はVa=2L/Tn+6−L/(Tn+10−Tn+7
)となり、前回の値よりも低い値となる。車両Caは与
えられる「速度」値に応じた速度制御を車載制御装置7
aによつて行なつているものとするとき、指令値の低下
に従つてその車速を低下させる。時刻Tn+11となつ
て、「位置]と「セル]との間に差がなくなれば前回の
出力値(Va=2L/Tn+6)を「速度」としてもよ
く、改めてVa=3L/Tn+10を「速度」としても
よい。
この値は、前記速度aの間にほとんど差はなくなる値、
つまり、第7図のU4〜UOの領域を結ぶ曲線の傾き(
車速)に相当する値であればよい。ここで、「セル」の
位置よりも実際の車両Caの「位置」が遅れる、すなわ
ち想定された時間幅より遅い時刻に各セルに到達すると
「速度」としてVaに加えて正の△Vaなる値が出力さ
れ、車両Caが加速される。このようにして「セル」と
「位置」との偏差に応じて速度偏差△Vaを演算し、演
算したVaに加える形をとつて指令すべき「速度」とす
れば車両Caは対応するセルに追随して速度制御される
。上述の速度偏差△Vaは、第6図に示されるように、
「セル一位置」の値に応じて符号「正か負」とその値が
決定されるものである。この第6図において点Qは、た
とえば第4図の軌跡FAにおいて車両Caが点Pにある
場合の指令値の偏差△Vaを示し、車両Caはやがて点
Q!に沿うことになる。他方、減速を受ける車両Cbに
ついても同様に位置制御が行なわれるが、第4図に示す
軌跡FBを描かせるために第7図ではたとえばU′o−
yのような領域を考慮したセルを定めなければならない
この車両Cbの制御を以下第8図を参照して詳細に説明
する。この第8図より理解されるように、車両Caに対
するセルの軌跡よりも車両Cbに対するセルの軌跡は前
記時間差τhだけ、時間に対して長時間描かれることに
なる。車両Cbに対する「速度」値は、所定時間ごとに
一定期間手前の車両Cbの速度を演算して(QXL/一
定時間;qは整数)、この演算結果を基準速度とし、偏
差値は第6図に示すような関係を用いる方法が制御上比
較的容易である。ところで、予め車両Cbに対するセル
の動き(軌跡)を規定して各時刻ごとの速度を演算する
方法においては、車両Cbの動きの変化を考慮しなけれ
ばならない。つまり、車両Cbの動きが予測通りとなら
ず、やや偏差が生じることも考慮しなければならない。
したがつて、第7図に示すように、合流または交差点に
近づいた状態では、たとえばUtやUへで示すように所
定の区間内にある車両が合流または交差点に到達するま
での時間に大きな幅をもたせてある。つまり、物理的に
限られたLなる区間長を低速で走るならば、その時間誤
差が大きいのは当然である。そこで、合流または交差点
から所定距離隔てたところで、車両の合流または交差点
までの所要時間を演算し、その結果をもとに、一方路線
上での減速を行なうセルを仮定し、合流または交差点ま
では、以下、それに位置を追随させると、誤差があるこ
とを考慮しても、瞬時瞬時に時間演算する方法よりも、
その演算・制御は簡単であり、また安全ともいえる。こ
こでは所定時間ごとの在車位置を検出して制御を行なつ
ているが、要は時刻と在車位置との関係を検出している
ことにほかならない。
したがつて、換言すれば、各区間を車両が通過する時刻
を知り、この時刻が各区間を通過するにあたつて許容さ
れた時間幅の中に入つているか否かによつて加減速を行
なつていることになる。なお、車両Caが合流点Mを通
過し終わつても軌道Wc上での車両の動きが軌道Wb上
の車両Cbに影響を与えるならば、第1図に示す地上ア
ンテナLcと通信制御装置2cとによつて地上処理装置
1において、点Mを通過後さらにセルを形成し、それに
よつて車両Caを追随させればよい。
この場合、第8図において、時刻t/A1+t1以後「
X」印にて示した各欄に地上アンテナLcを介して得ら
れた情報に基づいて「Ca位置]を記入し、「Caセル
」には等速または加速の速度制御をすべくセル位置を記
入すればよい。このようにして、地上処理装置1におい
て所定時刻ごとに演算した前述の指令車速すなわち「速
度」値は、通信制御装置2a,2b,2cを介して地上
アンテナLa,Lb,Lcに送られ、周波数F2波とし
て車両Ca,Cbに搭載された車上アンテナにて受信さ
れる。
そしてこの指令車速に追随するように車載処理装置によ
つて各車両Ca,Cbが速度制御される。また、軌道W
a,Wbのいずれか一方のみに車両が存在するときには
、その車両に対して単に最高許容速度を与えておけばよ
い。なお、軌道上の在車位置を知る手段としては、第2
図に示す方法のほか種々の公知手段が利用できる。
さらに車速を知るために所定距離1p区間を設けてその
間の平均車速を読取る方法を用いたが、この所定距離1
p区間に車両がある間に車上よりパルスピツクアツプを
介して得た車速を地上処理装置に伝送し、併せてこの処
理装置ではこの間にセルの位置を演算して第5図あるい
は第8図への書込みを行なうようにしてもよく、このよ
うな車速検知手段も種々のものが考えられよう。また、
この発明は、実施例のように合流する場合だけでなく、
交差する2本の専用軌道の交差制御にも用いることがで
きることはもちろんである。この場合には、交差後につ
いては車両相互に衝突することはないため、合流の場合
におけるような制御は特に必要ではない。〔発明の効果
〕 以上のように、この発明によれば、合流または交差部近
辺に到達した各専用軌道上の車両について速度制御を行
なわしめることにより、これら各車両の位置制御を行な
い、合流または交差部に各車両が所定時間以上の間隔を
有して到達するように制御するため、各車両がこの合流
または交差点(あるいはそれ以後)において衝突するこ
とがない。
また、所定時間以上の間隔をあけて合流または交差点に
進入するような小領域の連鎖を予め演算によつて作成し
、この小領域すなわちセルの位置に追随するように各車
両を制御するため、その制御が比較的簡単となり、しか
も時間間隔によつて規定されるため各車両は停止状態(
τh=00)にあることなく走行を継続し得るので、そ
の制御に関して交通容量を低下させたりすることもない
【図面の簡単な説明】
第1図はこの発明の一実施例の全体構成を示す図解図で
ある。 第2図は第1図の一部をより詳細に示す図解図である。
第3図は第2図に応じた通信制御装置における信号レベ
ル変化を示す図である。第4図は各車両が合流部へ到達
するまでの距離と時間との関係を示した図であり、左側
が軌道Wbを、右側が軌道Waを示す。第5図は時刻に
対する車両の位置とセルの位置と許容速度値との関係を
示す図である。第6図はセルの位置と車両の位置との偏
差に応じた速度偏差△Vaを示す図である。第7図はセ
ルの合流点までの距離と到達所要時間との関係を示す図
解図である。第8図は時刻に対する各車両およびそのセ
ルの位置を示す図である。図において、Wa,Wb,W
cは専用軌道、Ca,Cbは車両、La,Lb,Lcは
地上アンテナ、Mは合流点、1は地上処理装置、2a,
2b,2cは通信制御装置、7aは車載処理装置、Aa
l,Aa2は車上アンテナ、3,4は伝送制御装置、5
は車上制御装置、6は走行制御装置を示す。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 合流または交差する少なくとも2本の専用軌道上を
    走行する車両の合流または交差制御方法であつて、前記
    合流または交差点より手前の一定区間内において前記各
    車両の位置および速度を検出し、前記検出された位置お
    よび速度に基づいて前記各車両が前記合流または交差点
    に到達するまでの所要予想時間を演算し、前記演算結果
    に基づいて、前記合流または交差点に前記各車両が所定
    時間以上の時間間隔を有して到達するように、前記各車
    両が前記合流または交差点に到達するまでに設けられた
    複数の区間のそれぞれに到達するそれぞれの許容時間幅
    を設定し、その後、所定時間ごとに前記各車両が前記複
    数の区間のいずれに存在するかを検出し、前記それぞれ
    の許容時間幅より早い時刻に前記車両が前記複数の区間
    のそれぞれに到達した場合には前記車両を減速させ、前
    記許容時間幅より遅い時刻に前記車両が前記複数の区間
    のそれぞれに到達した場合には前記車両を加速させるこ
    とを特徴とする合流または交差制御方法。
JP51037502A 1976-04-02 1976-04-02 合流または交差制御方法 Expired JPS5922242B2 (ja)

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JP51037502A JPS5922242B2 (ja) 1976-04-02 1976-04-02 合流または交差制御方法

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JPS52121192A JPS52121192A (en) 1977-10-12
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