JPS5922212Y2 - ハンドル装置の鎖錠ピン隠し止め金具 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は冷凍庫、冷蔵庫等の扉に取付けるバンドル装置
における、防盗用の鎖錠ピンの隠し止め金具に関するも
のであり、扉閉止時（バンドル鎖錠時）に鎖錠ピンを本
案止め金具に挿通することによって、バンドルの起上回
動を停止すると共に、本体ケースをベース板に固着して
いるねじを外しても本体ケースを取外せないようにして
、もって開扉を防止し得るようにしたものである。

即ち本考案は、本体ケース４、バンドル３、鎖錠栓、７
、連結金具１５及びベース板６からなり、これら各部を
全てステンレススチール厚板をプレス成形加工して設け
たバンドル装置１において、本体ケース４のベース板６
は、冷凍庫等の扉２の外側面に緊急離脱ボルト８にて扉
２の内側からねじ止めされ、バンドル３を起倒自在に取
り付けた本体ケース４は、ベース板６上に外側からねし
止めされ、バンドル３は、扉２を閉じた状態にて、起上
回動防止するため、ベース板６に固設した本案隠し止め
金具１０と、本体ケース４とに、鎖錠ピン１４を使用し
て、不動にピン止めされるように設けられたものである
。

本考案は、この隠し止め金具１０、すなわち、鎖錠ピン
の隠し止め金具に関する考案である。

本考案の一実施例を図面により説明すると、１は冷凍庫
等の扉２に取り付けるように設けた扉開閉用のバンドル
装置である。

バンドル装置１のバンドル３は本体ケース４へ枢軸５に
て起上回動自在に取付けられている。

本体ケース４のベース板６は扉２の内側より扉壁を貫通
螺合した緊急離脱ボルト８により扉の外壁面にねし止め
されている。

本体ケース４はベース板６上にねじ９によりねし止めさ
れている。

１０は本考案の隠し止め金具であり、例えば板厚３〜５
ｍｍ位のステンレス鋼板片をＬ形にプレス成形したもの
である。

該隠し止め金具１０の頭部１０ｂにはピン通し孔１１を
穿設する。

基底部１０ ａはベース板６の後端部内面上に溶接等に
より強固に固定する。

この状態にて、頭部１０ ｂは、本体ケース４内におい
て後端部内壁面に近接して位置する。

本体ケース４における前記ピン通し孔１１に対向する位
置にピン通し孔１２を、また、バンドル３における前記
ピン通し孔１１に対向する位置にピン通し孔１３を各々
穿設して、各ピン通し孔１１．１２及び１３を連通状態
とし、別設鎖錠ピン１４を前記ピン通し孔１１，１２．
１３に通して、バンドル３の起上回動を防止するように
設ける。

また、鎖錠ピン１４を通した状態にては、ねじ９を抜き
取っても、本体ケース４はベース板６から離脱せず、バ
ンドル装置１全体が扉２から取り去られるおそれが全く
なく、有効に防盗の役割を果し得る。

鎖錠ピン１４の先端には適当に南京錠１５等を掛けて鎖
錠する。

以上の如く、本案隠し止め金具１０は、本体ケース４内
に隠れ、鎖錠ピン１４は外見上単に本体ケース４にバン
ドル３を止めであるように見え、あたかもねじ９を抜き
取れば、本体ケース４と共にバンドル３を取り外し、扉
２を簡単容易に開放できると第三者に見られることから
、ピン隠し止め金具の役目をなすものである。

本考案は、構造簡単にして十分な強度を持続し、経済的
に製造し得るなど優れた効果をもたらすものである。

【図面の簡単な説明】

第１図は冷凍庫等の扉に本考案隠し止め金具を備えたバ
ンドル装置を取り付けた説明図、第２図はベース板の平
面図、第３図は第１図のＡ−Ａ’断図矢視図である。 符号、１・・・・・・バンドル装置、２・・・・・・冷
凍庫等の扉、３・・・・・・バンドル、４・・・・・・
本体ケース、６・・・・・・ベース板、７・・・・・・
鎖錠枠、１５・・・・・・連結金具、８・・・・・・緊
急離脱ボルト、９・・・・・・ケース止めねし、１０・
・・・・・隠し止め金具、１１・・・・・・ピン通し孔
、１２・・・・・・本体ケースのピン通し孔、１３・・
・・・・バンドルのピン通し孔、１４・・・・・・鎖錠
ピン。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 設定肉厚のステンレス鋼板を使用し、設定長と幅にてＬ
   形にプレス成形し、頭部に設定径のピン通し孔１１を穿
   設した隠し止め金具１０を設け、該隠し止め金具１０を
   バンドル装置１のベース板６内面上に樹立固定し、その
   ピン通し孔１１と本体ケース４のピン通し孔１２及びバ
   ンドル３のピン通し孔１３を連通状態とし、該ピン通し
   孔１１，１２．１３に鎖錠ピン１４を挿通するようにし
   た、バンドル装置の鎖錠ピン隠し止め金具。