JPS5921996B2 - センリヨウ ノ マイグレ−シヨンボウシホウホウ オヨビ ソノザイ - Google Patents

センリヨウ ノ マイグレ−シヨンボウシホウホウ オヨビ ソノザイ

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JPS5921996B2
JPS5921996B2 JP50148485A JP14848575A JPS5921996B2 JP S5921996 B2 JPS5921996 B2 JP S5921996B2 JP 50148485 A JP50148485 A JP 50148485A JP 14848575 A JP14848575 A JP 14848575A JP S5921996 B2 JPS5921996 B2 JP S5921996B2
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JP
Japan
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weight
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acrylamide
acrylic acid
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JP50148485A
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JPS5274084A (en
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直亮 円城寺
喜之 樫木
敏雄 原田
芳功 野村
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HAMANO KOGYO KK
Original Assignee
HAMANO KOGYO KK
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Description

【発明の詳細な説明】 本発明は建染染料及び/又は分散染料の分散浴から繊維
材料を染色するに際し、これら染料を用いる染色におい
て特に問題となる染料のマイグレーションを有利に防止
して、染料の色調、染着性、堅牢度などに悪影響を及ぼ
すことなしに、優れた染色物を提供できる染料のマイグ
レーション防止方法、及びこの方法の実施に用いるのに
適したマイグレーション防止剤に関する。
更に詳しくは、建染染料及び/又は分散染料の分散浴か
ら繊維材料を染色するに際し、該分散浴処理時もしくは
該処理以降で乾燥、熱処理以前において、該繊維材料を
アクリルアマイドとアクリル酸の共重合体のスルホメチ
ル化物と接触せしめることを特徴とする染料のマイグレ
ーション防止方法、及びこの方法の実施に用いるのに適
したアクリルアマイド:アクリル酸−95:5〜30ニ
ア0(重量比)のスルホメチル化されたアクリルアマイ
ド−アクリル酸共重合体よりなる建染染料及び/又は分
散染料用マイグレーション防止剤に関する。
建染染料又は分散染料を使用し、染色する場合、乾燥・
熱処理工程におけるわづかな乾燥むらにより、不均一な
染色を起す事は周知の事実である。
乾燥・熱処理時の処理むらの発生により布の水分率にむ
らを生じ、その結果、染料粒子は乾燥・熱処理効果のよ
り進んだ方、即ち水分が少ない方へと移行し、その部分
は濃く染色され、従って不均一な染色を起す原因となる
この染料粒子の移行現象は通常、マイグレーションと呼
ばれ、建染染料及び/又は分散染料による染色において
、とくに問題となる。
このマイグレーションを防止する方法としては染料粒子
の上記移行状段を防止することが必要であり、その目的
の為に糊剤が使用されている。
このような糊剤としては、従来、アルギン酸ソーダ、ア
ラビヤゴム、ニカワ、スーパーフレアガム等の天然高分
子物、又、酢酸ビニル−無水マレイン酸共重合樹脂、ポ
リアクリルアマイド、ポリアクリルアマイドのスルホメ
チル化樹脂等の合成高分子物が使用されている。
しかし、天然高分子物の利用は、分解、腐敗等による水
溶液の粘度変化が著しいという大きな不利益があり、そ
の利用に多くの制約をうける欠陥がある。
更に、染料粒子を過度に凝集させる傾向があり、染色物
にむら染めを生ずる難点がある。
このような難点乃至欠陥を回避するために、上記ポリア
クリルアマイドの利用(特公昭37−5291号)、更
にその改善についてのポリアクリルアマイドのスルホメ
チル化物の利用(特公昭39−5960号)が提案され
た。
これら従来提案によれば、前記天然高分子物の利用の場
合に比して改善効果が得られるが、なお一層の改善が望
ましい。
本発明者等は、一層の改善を達成すべく研究の結果、ア
クリルアマイドとアクリル酸との共重合体のスルホメチ
ル化物を利用することによって、一層優れたマイグレー
ション防止効果が、優れた再現性をもって達成できるこ
とを発見した。
更に、建染染料及び/又は分散染料の分散性を適切に調
整する能力に優れ、使用染料、染色条件などの変更によ
ってこの能力が悪影響をうけるおそれがなく、極めて良
好なマイグレーション防止効果を再現性よく達成できる
ことを発見した。
従って、本発明の目的は、マイグレーション現象がとく
に生じゃすい建染染料及び/又は分散染料の分散浴から
繊維材料を染色するに際し、優れたマイグレーション防
止効果を再現性よく達成できる防止方法を提供するにあ
る。
本発明の他の目的は、上記防止方法の実施に用いるのに
適した防止剤を提供するにある。
本発明の更に多くの他の目的及び利点は、以下の記載か
ら一層明らかとなるであろう。
本発明におけるマイグレーション防止剤の製造は、それ
自体公知の方法で行うことができる。
例えば、アクリルアマイド、アクリル酸及び水の所定の
量を反応器へ仕込み、例えば約60℃まで昇温し、例え
ば、過硫酸塩、過酸化物等の慣用の重合触媒を添加して
重合を開始させる。
例えば約70℃で約1時間、更に約80℃で約1時間程
度反応を行って、アクリルアマイド−アクリル酸共重合
体を製造し、次に、この共重合樹脂を公知の方法でスル
ホメチル化することにより行うことができる。
上記重合に際して、重合度を調節する為に低級アルコー
ル、長鎖メルカプタンの如き慣用の調節剤を通常の量で
使用する事が出来る。
又、上記スルホメチル化は、例えばホルマリンと酸性亜
硫酸ソーダ、亜硫酸ソーダ又はヒドロキシメチルスルホ
ン酸ソーダを、別々に又は一緒に、上記共重合樹脂水溶
液中へ仕込み、カセイソーダ等のアルカリで反応系を例
えばpH約13に調整し、例えば約80℃で約5時間反
応させて行うことができる。
反応生成物は、通常、淡黄色ないし淡褐色水溶液として
得られる。
本発明におけるアクリルアマイドとアクリル酸の共重合
体のスルホメチル化物との共重合比率は、所望により変
更されるが、好ましくは95:5〜30ニア0程度であ
り、一層好ましくは90:10〜40:60程度である
又、重合度は、一般に大きい方が好結果を示すが、過度
に大きすぎると、染料粒子を凝集させたり、使用に際し
て染料分散液がロール・上で曳糸性をおびてくるなどの
不都合を生ずる場合があるので、そのような傾向が現わ
れない程度に選択するのがよい。
通常、水溶液粘度で表わして、共重合体固形分20重量
%において約100〜約1000 cps程度が好まし
い。
斯くて、本発明によれば、アクリルアマイド:アクリル
酸−95=5〜30ニア0(重量比)のスルホメチル化
されたアクリルアマイド−アクリル酸共重合体、好まし
くは固形分20重量%におけろ水溶液粘度が約100〜
1000 cpsである該共重合体よりなる建染染料及
び/又は分散染料用マイグレーション防止剤が提供でき
る。
本発明方法の実施に際しては、繊維材料の染料分散浴処
理時もしくは該処理以降で乾燥、熱処理以前の任意の工
程において、該繊維材料を前記共重合体のスルホメチル
化物と接触せしめればよい。
例えば、染浴液11当り約0.5〜約10g(固形分と
して)程度の該スルホメチル化物の使用量で、優れたマ
イグレーション防止効果を発揮させることができる。
本発明の上記スルホメチル化されたアクリルアマイド−
アクリル酸共重合体よりなるマイグレーション防止剤は
、染液をティクアップした繊維材料の乾燥工程において
硬化することがないので、容易に水洗除去することが可
能である。
また、染色物の色相色調に悪影響を及ぼすおそれがない
点でも有利である。
次に、比較例と共に実施例により、本発明の数態様につ
いて更に具体的に説明する。
尚、以下の例において、マイグレーションは、以下のテ
スト法及び評価による。
マイクレージョン・テストニー 5cfrL×20crILの布を2枚用意し、その端を
約5儂縫合する。
その縫合せた布を染色し、縫合せ部分の内側と布−重の
ところを比較する。
テトロン・綿混紡の場合は更に脱線して、比較を行う。
マイグレージョン防止効果の優れた樹脂を使用した場合
は、両者の色の濃淡の差が少ない。
比較は、熟練者による肉眼判定及び光電光度計による反
射率の差による判定で行った。
肉眼判定は下記1級〜4級のグレードによって6名の熟
練者によって行い、その平均値を四捨五入して決定した
1級・・・・・・きわめて良好、2級・・・・・・良好
、3級・・・・・・普通、4級・・・・・・悪い。
又、反射率の差は、適当な波長を選定して、日立製作所
製品EPR光電光度計を用い測定。
肉眼判定の場合と同様に、縫合せ部分の内側と布−重の
ところとについての反射率を実測して、その差で示した
製造例 1 本発明防止剤の製造 アクリルアマイド85重量部、80%アクリル酸水溶液
18.75重量部、20%カセイソーダ水溶液42.1
重量部、イソプロピルアルコール9.0斗*重量部、水
511.2重量部を反応器へ仕込み、撹拌下60℃まで
昇温する。
次に、過硫酸アンモニウム0,4部を水5部に溶解した
ものを添加する。
約5分後に反応が惹起される。
この状態で、約70°Cにて約1時間、更に約80℃に
て約1時間反応を続ける。
次に、酸性亜硫酸ソーダ100重量部、20%カセイソ
ーダ133重量部、37%ホルマリン水溶液97重量部
、更に水985重量部を加え、反応系PH13にて、約
80℃で5時間反応を行って、固形分20.4重量%、
粘度335cps、 pH8,3の淡黄色の水溶液13
15重量部を得た。
共重合比率、アクリルアマイド:アクリル酸−85:1
5゜ 製造例 2〜5 本発明防止剤及び比較防止剤の製造 製造例1と同様にし、下記の樹脂水溶液を得た。
実施例1〜3及び比較例1〜2 下記の染料分散液を作り、マイグレーション防止効果を
比較した。
試験布はテトロン、綿混紡ブロード使用。
カヤロンポリエステルブルーTS 20重量部
樹 脂(固形分として) 3,5 tt
水 残 部100
0重量部 実施例4〜6及び比較例3〜4 下記の染料分散液を作り、マイグレーション防止効果を
比較した。
試験布はテトロン・綿混紡ブロード使用。
*に ミケトン
ポリエステルイエローYL 20重量部樹 脂
(固形として) 3.5 tt水
残 部1000重量部 実施例7〜9及び比較例5〜6 下記の染料分散液を作り、マイグレーション防止効果を
比較した。
試験布テトロン・綿混紡ブロード使用。
スミカロンエローブラウン52RL 22重量部カ
ヤロンポリエステルフルーTS 7.5 /
/スミカロン レッド SGG 6.0 11ニ
ホンスレンブラウン GG 12.5重量部ミケス
レンブラウン BR5,5II ニホンスレングレー EB O,5//樹
脂(固形分として) 3.5 tt水
残 部1000重量

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 1 アクリルアマイド:アクリル酸−95:5〜30ニ
    ア0(重量比)のスルホメチル化されたアクリルアマイ
    ド−アクリル酸共重合体よりなる建染染料及び/又は分
    散染料用マイグレーション防止剤。
JP50148485A 1975-12-15 1975-12-15 センリヨウ ノ マイグレ−シヨンボウシホウホウ オヨビ ソノザイ Expired JPS5921996B2 (ja)

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JP50148485A JPS5921996B2 (ja) 1975-12-15 1975-12-15 センリヨウ ノ マイグレ−シヨンボウシホウホウ オヨビ ソノザイ

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JPS5274084A JPS5274084A (en) 1977-06-21
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US5004786A (en) * 1985-12-03 1991-04-02 Nalco Chemical Company Process for producing sulfomethylamide polymers
US4762894A (en) * 1985-12-03 1988-08-09 Nalco Chemical Company Sulfomethylamide-containing polymers

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