JPS5921979B2 - 合成繊維の処理法 - Google Patents
合成繊維の処理法Info
- Publication number
- JPS5921979B2 JPS5921979B2 JP165374A JP165374A JPS5921979B2 JP S5921979 B2 JPS5921979 B2 JP S5921979B2 JP 165374 A JP165374 A JP 165374A JP 165374 A JP165374 A JP 165374A JP S5921979 B2 JPS5921979 B2 JP S5921979B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- liquid
- bath
- processing
- synthetic fibers
- treatment
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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Landscapes
- Spinning Methods And Devices For Manufacturing Artificial Fibers (AREA)
- Treatment Of Fiber Materials (AREA)
- Yarns And Mechanical Finishing Of Yarns Or Ropes (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は合成繊維の処理法に関するものである。
従来トウや布などを延伸、熱処理もしくは油剤処理など
を行なう場合、よく液浴が用いられてきた。
を行なう場合、よく液浴が用いられてきた。
しかるに、液浴は処理速度の非常に早くなった場合には
、トウ表面に液切れが生じるため処理斑が生じるという
欠点がある。
、トウ表面に液切れが生じるため処理斑が生じるという
欠点がある。
それを解決するために、トウの上に液止め用のせき板を
設け、トウに随伴する液体を阻止するようにした装置が
提案された。
設け、トウに随伴する液体を阻止するようにした装置が
提案された。
(実公昭47−15628号公報)しかし、このような
装置も高速化の場合には、液の飛散や部分的な滞留が大
きく、処理斑を生じやすくなる。
装置も高速化の場合には、液の飛散や部分的な滞留が大
きく、処理斑を生じやすくなる。
そこで本発明者は、液浴で高速度処理するさいの液切れ
防止について種々検討した結果、本発明に到達したもの
で、高速度処理においても液切れなく、かつ被処理材料
が、処理浴中で処理液以外のガイド等に無接触で安定に
導糸し得るようにしたものである。
防止について種々検討した結果、本発明に到達したもの
で、高速度処理においても液切れなく、かつ被処理材料
が、処理浴中で処理液以外のガイド等に無接触で安定に
導糸し得るようにしたものである。
すなわち本発明は、合成繊維からなる被処理材料を処理
浴槽の少なくとも入口および出口壁並びに処理浴中のガ
イドに接触することなく走行させ、処理液に接触させて
延伸、熱処理などを行なう合成繊維の処理方法において
、被処理材料が、処理浴槽の入口および出口の処理液浴
の堰より高い位置を走行するように(浴外のガイド、ロ
ーラー等で)位置決めし、該被処理材料の上方側、該材
料に近接した位置に平行板を設け、該処理浴槽へ処理液
を連続的に導入しつつ前記被処理材料を走行させ、前記
平行板により、被処理材料が処理液中に浸漬状態で走行
させるようになしたことを特徴とする合成繊維の処理法
に関するものである。
浴槽の少なくとも入口および出口壁並びに処理浴中のガ
イドに接触することなく走行させ、処理液に接触させて
延伸、熱処理などを行なう合成繊維の処理方法において
、被処理材料が、処理浴槽の入口および出口の処理液浴
の堰より高い位置を走行するように(浴外のガイド、ロ
ーラー等で)位置決めし、該被処理材料の上方側、該材
料に近接した位置に平行板を設け、該処理浴槽へ処理液
を連続的に導入しつつ前記被処理材料を走行させ、前記
平行板により、被処理材料が処理液中に浸漬状態で走行
させるようになしたことを特徴とする合成繊維の処理法
に関するものである。
本発明を図面により説明する。
第1図は処理浴の一例の横断面図である。
1は走行するトウ、布などの被処理材料、2は送込みロ
ーラー、3は引取リローラー、4は装置の上ぶた、5は
装置の本体、6および7は被処理材料に一定の温度にコ
ントロールされた液体を付与するパイプ、8は液抜き用
パイプ、9は液を一定の流れとして被処理材料との間に
流すための板、10および11は液のオーバーフロー用
パイプで、被処理材料は処理浴槽の入口および出口の処
理液浴の堰よりわずかに高い位置を走行するように浴外
のローラー2,3で位置決めされ、、近接した平行板と
の間へ処理液を連続的に導入することにより、被処理材
料が、処理液中に浸漬状態で走行させるようになしたも
のである。
ーラー、3は引取リローラー、4は装置の上ぶた、5は
装置の本体、6および7は被処理材料に一定の温度にコ
ントロールされた液体を付与するパイプ、8は液抜き用
パイプ、9は液を一定の流れとして被処理材料との間に
流すための板、10および11は液のオーバーフロー用
パイプで、被処理材料は処理浴槽の入口および出口の処
理液浴の堰よりわずかに高い位置を走行するように浴外
のローラー2,3で位置決めされ、、近接した平行板と
の間へ処理液を連続的に導入することにより、被処理材
料が、処理液中に浸漬状態で走行させるようになしたも
のである。
板9は液浴装置の側面にタナをつけてそこにおいてもよ
いが、ふたに取付けた方が導糸しやすいなどの点で有利
である。
いが、ふたに取付けた方が導糸しやすいなどの点で有利
である。
本発明の実施にあたって、トウ、布などの上に所定の温
度あるいは濃度の液体を、浴入口の部分でシャワーまた
は流液の形で付与する。
度あるいは濃度の液体を、浴入口の部分でシャワーまた
は流液の形で付与する。
付与された液体はトウ、布などの被処理材料によりもち
さられるが、随伴する液量は被処理材料とその上に平行
に設けられた板との間の空間の面積で規定されるので、
この面積をなるべく小すなわち板と該被処理材料との距
離を小さくすることにより、被処理材料上における液切
れ現象が防止できるのである。
さられるが、随伴する液量は被処理材料とその上に平行
に設けられた板との間の空間の面積で規定されるので、
この面積をなるべく小すなわち板と該被処理材料との距
離を小さくすることにより、被処理材料上における液切
れ現象が防止できるのである。
したがって、板とトウ、布などの被処理材料との距離は
、なるべく小さくするのが本発明の効果上好ましいこと
である。
、なるべく小さくするのが本発明の効果上好ましいこと
である。
好ましい距離は2cm以下、より好ましくは1 cm、
IU下にするのがよい。
IU下にするのがよい。
液の流量は、液の温度が被処理材料上で十分維持できる
範囲で、なるべく小の方が経済的である。
範囲で、なるべく小の方が経済的である。
本発明はとくに高速度での処理に適している。
ここでいう高速度とは少なくとも150m/分以上の通
過速度をいう。
過速度をいう。
従来の液浴では約150dが速度的に限界であったが、
本発明の方法を採用すれば200〜300m/分での処
理も可能である。
本発明の方法を採用すれば200〜300m/分での処
理も可能である。
本発明の処理方法は、通常ポリエステル、ポリアミド、
ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリオ
レフィンなどのトウの延伸、熱処理、給油、あるいは布
の精練、脱油、給油、水洗などに使用できる。
ポリビニルアルコール、ポリアクリロニトリル、ポリオ
レフィンなどのトウの延伸、熱処理、給油、あるいは布
の精練、脱油、給油、水洗などに使用できる。
また種々のフィルム、紙状物などの処理にも使用できる
。
。
本発明に用いられる液体としては、水、種々の添加剤を
含む水浴液が適当であるが、その他にもグリセリン、シ
リコーン油、ポリエチレングリコール、各種の有機溶剤
など目的に応じて任意のものが使用できる。
含む水浴液が適当であるが、その他にもグリセリン、シ
リコーン油、ポリエチレングリコール、各種の有機溶剤
など目的に応じて任意のものが使用できる。
以下に実施例をあげて本発明をより詳細に説明する。
なお実施例中、〔η〕はテトラクロロエタン50部、フ
ェノール50部の混合溶媒中30℃で測定した極限粘度
の値(dl/g)である。
ェノール50部の混合溶媒中30℃で測定した極限粘度
の値(dl/g)である。
実施例 1
; 通常の方法で紡糸した〔η)0.63のポリエチ
レンテレフタレートを40万デニールのトウに集束した
。
レンテレフタレートを40万デニールのトウに集束した
。
紡糸原糸は比重1.345 、An O,008刈碩3
であった。
であった。
これを第1図の装置を用いて、延伸速度を種々変更して
延伸した。
延伸した。
このときの条件はつぎのとおりである。
浴 温 :85°C
トウと板9との間隙=5闘
延伸率 =210%
得られたトウ中の未延伸糸含有率を、本発明の装置を使
用しない場合の例と比較して第1表に示す。
用しない場合の例と比較して第1表に示す。
第1図は、本発明を実施するための処理浴の一例の横断
面図である。
面図である。
Claims (1)
- 1 合成繊維からなる被処理材料を処理浴槽の少なくと
も入口および出口壁並びに処理浴中のガイドに接触する
ことなく走行させ、処理液に接触させて延伸、熱処理な
どを行なう合成繊維の処理方法において、被処理材料が
、処理浴槽の入口および出口の処理液浴の堰より高い位
置を走行するように位置決めし、該被処理材料の上方側
、該材料に近接した位置に平行板を設け、該処理浴槽へ
処理液を連続的に導入しつつ前記被処理材料を走行させ
、前記平行板により、被処理材料が処理液中に浸漬状態
で走行させるようになしたことを特徴とする合成繊維の
処理法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP165374A JPS5921979B2 (ja) | 1973-12-26 | 1973-12-26 | 合成繊維の処理法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP165374A JPS5921979B2 (ja) | 1973-12-26 | 1973-12-26 | 合成繊維の処理法 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5094220A JPS5094220A (ja) | 1975-07-26 |
JPS5921979B2 true JPS5921979B2 (ja) | 1984-05-23 |
Family
ID=11507467
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP165374A Expired JPS5921979B2 (ja) | 1973-12-26 | 1973-12-26 | 合成繊維の処理法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5921979B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS58176534A (ja) * | 1982-04-09 | 1983-10-17 | Toray Ind Inc | 糸の収縮特性測定方法 |
JPS6028569A (ja) * | 1983-07-28 | 1985-02-13 | 宇部興産株式会社 | 糸条物の液体処理方法 |
-
1973
- 1973-12-26 JP JP165374A patent/JPS5921979B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5094220A (ja) | 1975-07-26 |
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