JPS5921591B2 - 無菌生ジユ−スの製造方法ならびに製造装置 - Google Patents

無菌生ジユ−スの製造方法ならびに製造装置

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JPS5921591B2
JPS5921591B2 JP56180057A JP18005781A JPS5921591B2 JP S5921591 B2 JPS5921591 B2 JP S5921591B2 JP 56180057 A JP56180057 A JP 56180057A JP 18005781 A JP18005781 A JP 18005781A JP S5921591 B2 JPS5921591 B2 JP S5921591B2
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JP
Japan
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juice
water
raw
raw material
shredding
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JP56180057A
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JPS5881769A (ja
Inventor
芳昭 田辺
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ENDO SEIJU TOMONOKAI JUGEN
Original Assignee
ENDO SEIJU TOMONOKAI JUGEN
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  • Apparatuses For Bulk Treatment Of Fruits And Vegetables And Apparatuses For Preparing Feeds (AREA)
  • Non-Alcoholic Beverages (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 この発明は無菌の生ジュースを製造し得る製造方法なら
びに製造装置に関するものである。
現在では種々のジュース原料を圧搾してその圧搾汁を採
取してジュース飲料としている。
ところが、現在までにジュース製造の連続工程は知られ
ているが、熱を加えない生ジュースの連続製造工程は知
られていない。
なぜなら各製造工程で細菌が入り込んでも最後に加熱殺
菌すれば、殺菌に関しては解決するのであるが、加熱殺
菌が好ましくない生ジュースでは各工程で細菌を入り込
ませない工夫ができないとともに、洗浄殺菌ができない
からである。
したがって食味、栄養が低下するのを承知の上で加熱殺
菌していたのが実情である。
このうち、特に滅菌対策が困難なのは圧搾工程であった
すなわちジュース原料を圧搾するにはプレス式、攪拌式
とあるが、いずれも装置が複雑であって人手を要する上
に、細かい部所の洗浄殺菌ができなかったからである。
最近、無菌式方式と称される無菌状態の室で各製造装置
を連続して設置したものもあるが、この装置においても
この部分の無菌状態が確保できず、結局最後に加熱殺菌
しなければならないのが現情である。
そこで、この発明は生ジュースから液汁を分離する装置
を従来とまったく観点を変えた圧搾式から細切式に変更
するとともに、懸案とする各種の技術的事項を解決する
ことで、無菌生ジュースの連続製造に成功したものであ
る。
以下、この発明の具体的な実施例を図面を参照して説明
する。
第1図はこの発明に係る無菌生ジュースの製造工程のブ
ロック図であるが、ジュース原料を適当に細断して殺菌
剤を薄めた薬剤で洗浄する薬洗、水で洗らう水洗をした
後、機械的に荒切り、細切りをするとともに、水分調整
を施し、殺菌、貯蔵、パック、ビン等に充填するのを概
略の工程とする。
第2図はこれらの各工程を処理する各製造装置の概略図
であるが、材料供給から最初に設置されるのが薬洗装置
1である。
薬洗装置1は材料供給口2および材料排出口3を除いて
密閉構造であるが、分解して洗浄殺菌できなげればなら
ないから、本体4に対して蓋5が被蓋される構成である
本体4の下方に薬剤6を貯槽するが、この中に金網状の
回転羽根7を装置下手側に向けて回転するよう設置する
回転羽根7は第2図で反時計方向に回転が付勢されてい
て、その上に送り出し板8が載っているとともに、材料
排出口3との間で往復運動をしている。
これにより送り出し板8が往復動すれば、回転羽根7の
回転の規制が解かれて材料をすくい上げるとともに、送
り出し板8によって材料排出口3へと移送される。
水洗装置9も本体10に対して蓋11が被せられ、材料
供給口12および材料排出口13を除いた密閉構造であ
るが、この材料供給口12から材料排出口13へ向けて
金網状の円筒14が設けられるとともに、この中にラセ
ンスクリュー15が内蔵される。
そして円筒14が十分浸漬される程度の水洗水16が入
口17から出口18へ向けて流通されるとともに、第2
図のX−X断面図である第3図に示されるように円筒1
4の周囲に噴射ノズル19が設けられて、円筒14へ向
けて水洗水16が噴射されるようになっている。
次に、水洗装置9から荒切り装置20、細切り装置21
が続くのであるが、これら両装置20゜21は従来のよ
うな圧搾式ではなく第4図に示すような機械的な切断装
置である。
すなわち米国アーセル社のコミトロール(登録商標)と
呼ばれる機械等を使用するのであって、その原理は円周
上短冊型の固定刃22が適半間隔で配置され、その内部
を微小間隔を保って回転刃23が回転して切断するもの
である。
このとき隣り合う固定刃22は回転刃23の回転方向下
手側のものの方がわずか内側に偏位されており、この偏
位量dが厚み、各固定刃22の間隔tが切断大きさに設
定されるものである。
したがってこの偏位量dと間隔tを適宜選択することで
荒切り、細切りができる。
なお圧搾滓を出さないこの発明では荒切りが0.5mm
細切りが0.03〜7ミクロンになるよう設定される。
なお以上の各装置のうち、薬洗装置1の材料排出口3と
水洗装置9の材料供給口120間、水洗装置9の材料排
出口13と荒切り装置20の材料供給口240間には材
料移送用のパイプ25゜26がそれぞれ挿入されている
とともに、各パイプ25.26の内部には材料移送用の
ラセンスクリュー27.28が内蔵されている。
また、各パイプ25.26は各装置1,9゜20と分解
可能な継続構造になっている一方、各継続個所にはパツ
キン29が介装されて、外気との完全な遮断性を確保し
ている。
さらに薬洗装置1や水洗装置9のそれぞれと本体4,1
0と蓋5,11との間にもパツキン29が介装されて外
気に対して完全に密封されるようになっている。
荒切り装置20の下手側と細切り装置210間には中間
ミキシングタンク30が設置され、コンピューター付水
分調整機31により水分を補給されつつ攪拌器32によ
って攪拌されるとともに、細切り装置21の下手側にも
同じ(最終水分調整タンク33が設置され、コンピュー
ター付水分調整機34および攪拌器35が装備されて、
製品としての最終水分調整が行なわれる。
さらに荒切り装置20と中間ミキシングタンク300間
、中間ミキシングタンク30と細切り装置210間、細
切り装置21と最終水分調整タンク330間にもそれぞ
れパツキン29で完全に外気から密封されるようパイプ
36,37,38が挿設される。
最終水分調整タンク33に貯留された製品はミルクポン
プ39によってパイプ40を通して殺菌装置41へ送ら
れ、さらに製品タンク42からビンまたは紙パツクへの
充填をする充填機43へとそれぞれパイプ44.45を
通して送られる。
なおこのときもパイプ40.44.45と各装置39.
42,43は分解可能な継続構造が採用されるとともに
、継続個所には外気に対して完全に密閉するパツキン2
9が使用される。
さらに充填機43は無菌室46の中に設置し、パイプ4
5をパツキン29を介してこの無菌室46の中に挿入す
る。
殺菌装置41は加熱式ではなく、殺菌光線の照射式であ
る。
すなわち第5図はその一部断面図であるが、壁体47で
完全に密封した構造の中で樋48を下流側をわずかに下
げて多段式に積み重ね、この樋48の上に製品たるジュ
ースを流すとともに、樋48の上に紫外線等の照射ラン
プ49を設置し、これから殺菌光線を照射するようにし
たものである。
以上のような各製造装置によって無菌生ジュースを製造
するのであるが、それは以下のようにして行なう。
薬洗装置1の材料供給口2に固形のジュース原料を供給
しておくと、薬剤6の中で洗われ、回転羽根7、送り出
し板80作用で材料排出口3からパイプ25を通って水
洗装置9の材料供給口12へ送られるとともに、円筒1
4の中のラセンスクリュー15の作用で水洗水16で水
洗されつつ材料排出口13へ移送され、さらにパイプ2
6を通って荒切り装置20へ送られる。
荒切り装置20で約0.5mm程度に荒切りされた原料
は中間ミキシングタンク30内で水分調整され、パイプ
37を通って細切り装置21へ供給され、この中で0.
03〜7ミクロン程度に細切りされた後最終水分調整タ
ンク33内で最終的に水分調整されて生ジュースとなる
次にミルクポンプ39によってパイプ40を通って殺菌
装置41へ送られ、この中で照射式によって殺菌された
ジュースは生の状態を維持しつつ製品タンク42の中へ
貯蔵される。
製品タンク42の中に貯蔵された製品(生ジュース)は
適宜パイプ45を通って無菌室46の中に設置される充
填機43によってパックまたはビンに詰められる。
ところで、このような製造過程すべてにおいて無菌状態
が確保されなければならないのであるが、それには次の
ような殺菌消毒処理が図られる。
まず、作業前装置上手側から装置全体に蒸気を通して蒸
気消毒をする。
このとき各装置は外気に対して完全に密封され、かつ構
造簡単にしてライン構成であるから、この蒸気が装置全
体によく通る。
次いで作業が終了したら、各装置を個々に分解し、水や
塩素水で殺菌してもとの状態に組み立て再度蒸気殺菌す
る。
このとき各装置は構造簡単にして細かい部品にまで分解
されるから、殺菌水は細かい部所まで浸透して殺菌は完
全に行なわれる。
特に従来ネックとなっていた圧搾装置もこの発明は前記
のように固定刃22と回転刃23の簡単な構造の機械的
細切機を採用したものであるから、殺菌は確実である。
本発明に係る生ジュースの製造方法は以上のように、ジ
ュース原料を薬洗、水洗後に、荒切り、細切りするよう
にしたから、生ジュースの製造途中で従来の如き圧搾滓
を生じることがない。
従って、圧搾滓を除去するための手段を設ける必要がな
いことから、ジュースの製造ラインの密封化を図り、薬
洗による最初の無菌状態を容器への充填に至るまで持続
することができるのである。
さらに、従来は滓として捨てられていた圧搾滓も人体に
有益なジュースの成分として含ませてジュース収率の向
上を図りうるばかりか、自然食品としての意義をより高
め得るものである。
また、本発明に係る生ジュースの製造装置は荒切り装置
、細切り装置を備え、少なくとも細切り装置は円周上に
固定刃を適当間隔で配置し、その中に回転刃を配置して
両刃間で上記原材料を分断できるように構成したから、
ジュース原料の細断を高速でかつ迅速に行いうるととも
に固定刃の中心が恰もパイプ状となっていることから、
ジュース原料の装置内での受は渡しを円滑にかつ無菌的
に行いうるのである。
【図面の簡単な説明】
図面はこの発明に係る無菌生ジュースの製造装置を示す
もので、第1図は工程のブロック図、第2図は各装置の
概略説明図、第3図は第2図のX−X断面図、第4図は
機械的細切装置の一部断面平面図、第5図は殺菌装置の
一部断面側面図である。 (符号)、20・・・・・・機械的細切装置(荒切り装
置)、21・・・・・・機械的細切装置(細切り装置)
、22・・・・・・固定刃、23・・・・・・回転刃、
41・・・・・・殺菌装置。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 少なくともジュース原料を薬洗、水洗した後に液汁
    を造るジュース類の連続製造工程において、上記ジュー
    ス原料を水洗した後に当該原料を荒切りし、次いで細切
    りして飲料として適する粒度にまで分断し、又少なくと
    も上記荒切りの後に水分調整することを特徴とする無菌
    生ジュースの製造方法。 2 少なくともジュース原料を薬洗、水洗した後に液汁
    を造るジュース類の製造装置において、上記水洗を行う
    水洗装置の次ぎに上記ジュース原料を荒切りする荒切装
    置を設け、当該荒切装置の次ぎに上記ジュース原料を飲
    料として適する粒度にまで細断する細切装置を設け、少
    なくとも上記荒切装置の次ぎに水分調整装置を設けてな
    り、かつ少な(とも上記細切り装置は円周上に固定刃を
    配置し、その中に回転刃を配置して両刃間で上記原料を
    分断できるように構成したことを特徴とする無菌生ジュ
    ースの製造装置。
JP56180057A 1981-11-09 1981-11-09 無菌生ジユ−スの製造方法ならびに製造装置 Expired JPS5921591B2 (ja)

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JPS5881769A JPS5881769A (ja) 1983-05-17
JPS5921591B2 true JPS5921591B2 (ja) 1984-05-21

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WO1985005253A1 (en) * 1984-05-18 1985-12-05 Yuugengaishaendoaojirutomonokai Apparatus for producing germ-free fresh juice
JPS6265669A (ja) * 1985-09-19 1987-03-24 Endouseijiyuu Tomonokai:Kk 全自動制御による無菌生ジユ−スの生産方法

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JPS5881769A (ja) 1983-05-17

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