JPS5921389A - クロ−ン化ストレプトマイセス属菌遺伝子 - Google Patents

クロ−ン化ストレプトマイセス属菌遺伝子

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JPS5921389A
JPS5921389A JP58098752A JP9875283A JPS5921389A JP S5921389 A JPS5921389 A JP S5921389A JP 58098752 A JP58098752 A JP 58098752A JP 9875283 A JP9875283 A JP 9875283A JP S5921389 A JPS5921389 A JP S5921389A
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galactosidase
dna
bglii
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JP58098752A
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ト−マス・ジヨ−ジ・エクハ−ト
ルイス・リチヤ−ド・フエア−
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  • Enzymes And Modification Thereof (AREA)
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 本発明はバイオテクノロジイ、とくに遺伝子工学に関す
る。さらに詳しくは、本発明はストレプトマイセス菌種
からのβ−ガラクトシダーゼおよび他の分泌タンパク質
をコードする遺伝子のクローン化、適当なベクターに対
するそのプロモーター、そのクローン化遺伝子の他の微
生物への発現、生育培地中に分泌されるβ−ガラクトシ
ダーゼをモニターすることによりβ−ガラクトシダーゼ
遺伝子を検出および同定する方法、およびそのクローン
化遺伝子を各種遺伝子工学の目的に使用することに関す
る。
従来技術 放線菌類の微生物は二次代謝産物として臨床的にあるい
は他の用途に有用な公知の抗生物質の大半を産生し、そ
のために、遺伝子操作を適用する対象として注目されて
いるが、特定の有用な遺伝子を同定およびクローン化す
る前に解決すべき多くの問題を残している(‘Mole
cular Breedingand Genetic
s of Applied Microorganis
ms’Sakaguchi and 0kanishi
著、AcademicPress(New York)
講談者(東京)、1980、130〜131頁を参照)
。これまでに、ストレプトマイセス菌種からのβ−ガラ
クトシダーゼ遺伝子を適当なベクターにてクローニング
し、ついでそのベクターを導入、発現させることが報告
されている。これまでの仕事は、ストレプトマイセス属
のための他のクローニング系およびベクターの開発に関
するもの〔Bibb et al(1978),Nat
ure 274,398−400;Hayakawa 
et al(1979),J.Antibiot.XX
XII(12),13481350;Okanishi
 et al(1980).J−Antibiot.X
XXIII(1),88−91;Bibb et al
(1980),Nature 284,526−531
;Thompsonet al(1980),Natu
re 286,525−527;Suarez et 
al(1980),Nature 286,527−5
29;Bibb et al(1981),Mol.G
en.Genet.184,230−240;Bibb
(1981),‘Microbiology−1981
’,Schlessinger,ed.,Americ
an Societyfor Microbiolog
y,(Washington,D.C.)1981,3
67 370;およびHopwood et al(1
981),‘Microbiology−1981’,
上記,.376−379〕,大腸菌から誘導された遺伝
子のストレプトマイセス菌種でのクローニングおよび発
現に関するもの〔Schottel et al(19
81),J.Bacteriol.146,360−3
68〕、およびストレプトマイセス属菌からの遺伝子の
大腸菌でのクローニングに関するもの〔‘Molecu
lar Breeding and Genetics
 ofApplicd Microorganisms
’前記、130−137〕などである。チャターら〔C
hater er al(1982),Current
 Topics in Microbiol.and 
Immunol.96,69−95)はストレプトマイ
セス属菌における遺伝子クローニングについて評論を加
え上記の文献を引用している。
各種のβ−ガラクトシダーゼ遺伝子、それらの発現なら
びにその発現の試験および検定法に適用する研究につい
て報告がなされており、例えば、大腸菌からのβ−ガラ
クトシダーゼ遺伝子に融合した酵母遺伝子の酵母での発
現について〔Roseet al(1981),Pro
c.Natl.Acad.Sci.USA78(4),
2460−2464〕、β−ガラクトシダーゼ遺伝子の
大腸菌のプロモーターへの融合とその試験ならびに形質
転換について〔Casadaban etal(198
0),J.Mol.Biol.138,179−207
〕、β−ガラクトシダーゼ−プレプロインシュリン融合
タンパク質をコードするプラスミドを含む大腸菌の構築
について〔Talmadge et al(1981)
,Narure 294,176−178〕などがある
一般に、プロモーターの活性は、特定のプロモーターか
ら出発して転写の結果形成される遺伝子生成物の量を測
ることにより調べることができる。
形成された遺伝子生成物の量は、その遺伝子生成物の特
定の性質、例えば酵素活性を利用して測定することがで
きる。遺伝子の発現の研究または高発現ベクターの構築
(それは高効率プロモーターに依存する)においては、
そのようなプロモーターから自然に発現される遺伝子を
構造遺伝子で置き換えることが行なわれ、その生成物は
より容易にモニターできる。大腸菌からのlacZ遺伝
子(前記Casadaban et al(1980)
の文献を参照)はこの目的に汎用されている。
各種の染色体遺伝子基質、例えば5−プロモ−4−クロ
ロ−3−インドリル−β−D−ガラクトシド(以下、“
X−gal”と略称する)またはo−ニトロフェニル−
β−D−ガラクトシド(以下、“ONPG”と略称する
)などは、ミラーの文献に示されるように酵素活性をモ
ニターするのに用いられる〔Miller(1972)
,“Experiments inMolccular
 Genetics”,Cold Spring Ha
rborLaboratories(Cold Spr
ing Harbor,NewYork)〕。これらの
基質は、lacZ遺伝子のようなその基質と反応し得る
酵素をコードする遺伝子に融合したプロモーターの効率
を、その基質を含む固形寒天培地に生物を生育させその
酵素−基質反応を観察することによりモニターできるた
め有利に用いられる。この方法では、数百ものコロニー
について、その遺伝子を発現する能力を一度に判別する
ことができる。このように、高効率のプロモーターの発
生のような比較的まれな場合にも検出できる。β−ガラ
クトシダーゼの発現は、遺伝子転写の試験法や抗生物質
の製造における酵素のような所望のタンパク質を過剰に
生産する変異体の検出単離法などに用いられる。
上記のような有益な用途に効果的に利用するためには、
その選択した基質が酵素と反応する機会を有することが
重要である。大腸菌により生産されるβ−ガラクトシダ
ーゼの場合のように、その酵素が細胞内にある場合には
、その基質は、酵素−基質反応を起すためには、細胞内
に入らなければならない。しかしながら、放線菌類の微
生物では、一般に用いられている基質、X−galやO
NPGはほとんど細胞内に入らないことが、プレート上
の染料形成により過当な微生物の細胞内β−ガラクトシ
ダーゼ活性を比較して証明されている。例えば、本発明
者らの実験によれば、細胞抽出物について細胞内活性を
測定したところONPG基質では非常に高い活性(30
0nmoles/mgタンパク質/分)を示すが、呈色
反応はすべての細胞についてONPGまたはX−gal
のいずれの基質でもほとんど認められなかった。さらに
、放線菌類は、細胞を基質から物理的に分離する菌糸体
の形成において他の多くの微生物と異なっており、その
基質の細胞への接近が制限される〔Kalakouts
kii etal(1976),Bsacteriol
.Rev.40(2)469−524〕。
発明の要旨 本発明は、ストレプトマイセス菌種のある菌株が分泌性
β−ガラクトシターゼを産生することの発現に基づいて
なされたものである。この酵素はある神のβ−ガラクト
シド類、例えばラクトース、を分解するのに有用であっ
て、診断用または実験室用試薬として用いられる。
本発明の他の態様は、ストレプトマイセス菌種に自然に
存在し分泌性β−ガラクトシダーゼをコードし得る遺伝
子からなるDNAフラグメントを提供するものである。
この遺伝子は、適当なベクターに挿入することにより各
種のストレプトマイセス属の菌に容易に発現され得る。
このDNAフラグメントは少なくとも分泌性β−ガラク
トシダーゼをコードするヌクレオチド配列を含んでいる
供与菌または他の物質由来の、例えばプロモーター配列
などを含む他のヌクレオチドも存在し得る。
本発明の他の態様は、分泌性タンパク質、Bglタンパ
ク質をコードし得る、ストレプトマイセス菌種中にスト
レプトマイセスβ−ガラクトシダーゼ遺伝子のすぐ上流
に位置して自然に存在する遺伝子からなるストレプトマ
イセス菌種からのDNAフラグメントを提供するもので
ある。
本発明の他の態様は、ストレプトマイセスβ−ガラクト
シダーゼプロモーターからなるDNAフラグメントを提
供するものである。
本発明の他の態様は、プロモーターに融合したβ−ガラ
クトシダーゼ遺伝子を用いて微生物を形質転換させ、宿
主細胞に容易に取込まれない染色体遺伝子の基質を用い
て分泌されたβ−ガラクトシダーゼを検査することから
なる遺伝子発現の促進を検査する方法を提供するもので
ある。本発明のβ−ガラクトシダーゼは微生物により分
泌されるため、この酵素の検出、検査は、例えば非分泌
性β−ガラクトシダーゼの検出検査には見られない著し
い利点を有する。種々の染色体遺伝子基質がプレート上
で用い得るβ−ガラクトシダーゼに利用され得るため、
ベクターや強力なプロモーターをクローニングする高い
発現の検査、同定および人手が容易である。そのクロー
ン化DNAフラグメントは各種のストレプトマイセス菌
種や他の微生物で容易に発現され、高発現ベクターの構
築に容易に用いられる。
本発明の他の態様は、上記DNAフラグメントの1また
はそれ以上を含むベクター、すなわち組換えDNA分子
を提供するものである。本発明はまた、該ベクターを含
むDNAフラグメントにより形質転換した微生物を含む
本発明の他の態様は、ストレプトマイセスβ−ガラクト
シダーゼプロモーターをタンパク質をコードする遺伝子
に融合させ、該融合プロモーターにて適当な微生物を形
質転換させることからなる微生物に遺伝子を発現する方
法を提供するものである。
本発明のさらに他の態様は、分泌性β−ガラクトシダー
ゼをコードする遺伝子を担ったDNAフラグメントまた
はBglタンパク質をコードする遺伝子を担ったDNA
フラグメントもしくはそのいずれかから誘導される分泌
信号を他のタンパク質をコードする遺伝子に融合させ、
この融合遺伝子を用いて適当な宿主を形質転換させて製
造される分泌性タンパク質融合体を提供するものである
本発明により単離およびクローン化されるβ−ガラクト
シダーゼ遺伝子およびBglタンパク質遺伝子にある分
泌に必要な情報を与えることにより、他の遺伝子生成物
が発生し、同様に生育培地中に分泌されるため、非分泌
性遺伝子生成物よりも容易に菌体物置から回収される。
本発明のさらに他の態様は、β−ガラクトシダーゼをコ
ードする遺伝子またはBglタンパク賀をコードする遺
伝子を担ったDNAフラグメントを、DNA雑種形成(
hybridization)技術によりいかなる起源
からも相同DNA配列を提供するためのプローブとして
使用する方法を提供するものである。これらすべての態
様ならびに本明細書に記載の他の態様は本発明により容
易に達し得るものであり、本発明の目的である。
本発明により単離されるβ−ガラクトシダーゼ遺伝子を
担ったDNAフラグメントは、プラスミドの標識、およ
び治療工程でのプラスミドの働き、安定性、不安定性の
機構、プラスミドの不適合性などの研究のために容易に
同定し得る遺伝学的形質(trait)としても有用で
ある。また、このDNAを削除したり遺伝子中に挿入す
ることが容易に同定できるため、各種の組換えDNAの
実験において、例えば遺伝子クローニングのための標識
として、有用である。
詳細な説明 本発明によって製造されるβ−ガラクトシダーゼはβ−
ガラクトシダーゼ活性を有するタンパク質である。この
ものは、用いる菌株により異なった分子量を有すること
もあり、種々の形態でストレプトマイセス属菌の培養物
中に分泌され、他の分泌生成物から単離され得る。
分泌性β−ガラクトシダーゼを産生することが見出され
たストレプトマイセス属菌からの各種DNAフラグメン
トについて以下に説明する。開示するフラグメントの誘
導体もβ−ガラクトシダーゼを産生し得る。そのような
誘導体も本発明に含まれる。さらに、本明細書に開示し
たものに類似したフラグメント、例えば、1またはそれ
以上のデオキシリボヌクレオチドが存在したり不存在で
ある点で異なり、多分、1またはそれ以上の制限酵素サ
イトを含むが、そのような差異は該フラグメントに本質
的な影響を与えないようなフラグメントも本発明の範囲
に含まれる。
本発明のDNAフラグメントは組換えDNA分子、すな
わち、天然に存在するより大きい分子、例えば染色体D
NAから単離されるかまたはそれら天然の宿主から単離
される単一または2重ストランドのDNA配列を有し、
それらは他のDNAフラグメントと融合し、例えば発現
単位またはクローニングまたは発現ベクターを形成して
いてもよい。
このβ−ガラクトシダーゼ遺伝子、すなわち、β−ガラ
クトシダーゼ活性を有するタンパク質をコードする遺伝
子は、10.3kbSphIフラグメントに位置してい
る。このフラグメントはストレプトマイセス・リビダン
ス(Streptomyceslividans)13
26株に自然に存在し、その染色体DNAが単離された
ものである。その8.7kbSphI−PstIフラグ
メント(第1図を参照)も分泌β−ガラクトシダーゼを
コードする。このSphI−PstIフラグメントは下
記の制限酵素地図を有する。
制限酵素  位置(kb) SphI  0 BamHI 0.50 PvuII 0.72 BalI  1.19 StuI  1.37 SalI  1.70 BclI  2.10 BglII 2.47 BglII 3.39 PvuII 5.50 NruI  6.25 PvuII 7.00 BclI  7.45 StuI  7.50 PstI  8.69 上記表示の地図はSphI−PstIフラグメント内に
自然に存在するDNAフラグメントにも引用される。例
えば、0.65kbPvuII(0.72)−StuI
(1.37)フラグメントは、その上流および/または
下流に他のデオキシリボヌクレオチドかあるかないかを
示して引用される。
この5.3kbBglII(3.39)−PstIフラ
グメントは分泌性β−ガラクトシダーゼをコードし、ま
たより大きな6.9kbBglII(3.39)−Sp
hI(10.3)フラグメントも同様である。0.92
kbBglIIフラグメントはβ−ガラクトシダーゼで
はない分泌タンパク質を産生する。このタンパク質を以
下Bglタンパク質という。
このBglタンパク質遺伝子はβ−ガラクトシダーゼ遺
伝子のすぐ上流にあり、そのβ−ガラクトシダーゼ遺伝
子はSphI−BglII(2.47)フラグメントか
らプロモートされる多シストロン性の伝令からなってい
る。StuI(1.37)サイトまたはSphI(0)
サイトからの発現に関連したPvuII(7.20)サ
イトからの発現に基づいて、該プロモーターはPvuI
I(0.72)StuI(7.20)フラグメントの中
またはその近辺に位置していることが明らかである。
Bglタンパク質遺伝子およびβ−ガラクトシダーゼ遺
伝子の両者、またはそれらからの分泌信号を含む部分は
、通常は分泌されないタンパク質に融合して分泌される
融合タンパク質を生成することもできる。このような技
術は、例えば、シルハヴィら(Silhavy et 
al)の米国特許第4,336,336号に記載されて
いる。
この両者ともプロモーター活性を試験するために用い得
る。β−ガラクトシダーゼは、その発現が容易に検出で
きるためそのような方法に好ましく用いられる。このβ
−ガラクトシダーゼ遺伝子は選択マーカーとしても用い
られる。
このβ−ガラクトシダーゼプロモーターは、ストレプト
マイセス属菌および他の微生物に、異種遺伝子を含めて
、遺伝子を発現するのにも用いられる。
本発明を実施するには、ストレプトマイセス・リビダン
ス1326株〔National Collectio
n ofIndustrial Bacteria,A
berdeen,Scotland,number 1
1416;Bibb et al(1981),Mol
.Gen.Genetics 184,230−240
;Krasilnikovet al,“The Bi
ology of Certain Croups o
fActinomycetes”,krasilnik
ov,ed.,SciencePress(Mosco
w)1965,109−110を参照〕からのDNA(
このものは元の菌株に自然に分泌されるβ−ガラクトシ
ダーゼをコードする遺伝子を含む)を通常の技術、例え
ば前記チャターらの文献に記載の方法により収集する。
この分泌性β−ガラクトシダーゼをコードする遺伝子を
含むDNAフラグメントは該DNAを制限エンドヌクレ
ア−ゼで処理して単離される。
その酵素一基質反応がほとんど拡散しない染料を生じる
場合には、この方法で試験したときに寒天板上に生じた
コロニーの囲りの発色した染料の光輪の形成によってそ
の酵素活性はモニターできる。好ましい染色体遺伝子の
基質は、X−galであり、それはほとんど拡散しない
染料を生成する。
この方法の感度は、300〜500コロニーの中から1
個の生産コロニーを1つのぺトリ皿(直径90mm)の
うえで同定できる程度である。
上記のストレプトマイセス・リビダンス1326株から
の単離遺伝子は、ストレプトマイセス属の他の種または
株、例えばストレプトマイセス・グリセウス(S.gr
isus)、ストレプトマイセス・オーレオフアシエン
ス(S.aureofaciens)、ストレプトマイ
セス・フラディ(S.fradiae)、ストレプトマ
イセス・二ヴアス(S.niveus)などおよび他の
微生物に容易に発現される。ストレプトマイセス・リビ
ダンスおよびストレプトマイセス・グリセウスが好まし
い宿主菌種である。
本発明には各種のベクターが用いられ、当該技術分野の
技術考は有利なベクターの選択は容易になし得る。用い
られるベクターの例としては、プラスミドpIJ6〔T
hompson et al(1980),Natur
e 286,525−527〕、pIJ101〔Cha
teret al、前掲の文献〕などのほか、最終の宿
主株で複製でき、その菌株でベクターの存在を容易に選
択し得るようなものが挙げられる。同様に、各種の標準
的な生育用培地が用いられる。プラスミドpIJ6が好
ましいベクターである。
所望のDNAフラグメントを含むプラスミドベクターを
微生物中に導入するには通常の形質転換法が用いられる
。形質導入や接合などの他の方法も適当な宿主で用いら
れ得る。このような方法はよく知られている。
つぎに実施例を挙げて本発明をさらに具体的に説明する
が本発明の範囲および適用などはそれらに限定されない
実施例1 ストレプトマイセス・リビダンス1326株(前記Bi
bb et al(1981)の文献を参照)から、前
記チャターらの文献に記載の方法により染色体DNAを
単離した。ストレプトマイセス・リビダンス(前記Th
ompson et al(1980)の文献を参照)
から単離したプラスミドpIJ6(約21kb)は、1
326株およびその誘導体のようなチオストレプトン(
thiostrepton)感受性株において該プラス
ミドの選択に選択マーカーとして有用なチオストレプト
ン抵抗の遺伝子を担っているため、そのプラスミドをク
ローニングベクターとして用いた。この染色体DNAお
よびpIJ6DNAをSphI制限エンドヌクレアーゼ
またはPstI制限エンドヌクレアーゼで処理して、突
出した相補性の3′DNA配列を有するDNAフラグメ
ントを得た。
このpIJ6をさらにアルカリホスファターゼで処理し
て、追加のDNA挿入なしにクローニングベクターを再
生することを防いだ。このSphIおよびPstI処理
で生じたDNA(染色体DNA5μg、pIJ6DNA
1μg)を別々に常法によって16℃で7日間結紮した
。この結紮DNAを、前記チャターらの文献に記載の方
法により、ストレプトマイセス・リビダンス1326−
9株(分泌β−ガラクトシダーゼ活性を欠いた1326
株のニトロソグアニジン誘引変異株)から誘導されるプ
ロトプラスト約2×107を用いて形質転換した。この
プロトプラストを再生培地プレート上に拡げ、28℃に
て18〜24時間インキュベートした。このプレートを
、チオストレプトン100μg/mlを含む軟質寒天混
合物(0.4%水性寒天)上に置き、形質転換された子
(offspring)およびX−gal150μg/
mlを選択した。このプレートを28℃でさらに2〜6
日間インキュベートし、特徴ある青色コロニーの発現を
記録した。
SphIクローニングで得た10,000以上のチオス
トレプトン抵抗性コロニーのうち、9コロニーが青色に
なり、またPstIクローニングで得た同数のコロニー
のうち、Iコロニーが青色になった。
この全青色コロニーのプラスミドDNAを単離し、分析
した。このSphIおよびPstIクローニングからの
両プラスミドDNAともに、pIJ6プラスミドにはな
かった、染色体から誘導された共通した1個の8kbD
NAフラグメントを有していた。
この標準的方法で調製した、分泌β−ガラクトシダーゼ
のクローン化遺伝子を担った8kbDNAフラグメント
の制限エンドヌクレアーゼによる開裂地図を第1図に示
す。SphIクローニングで誘導される29kbプラス
ミドは、上記8.69kbSphI−PstIフラグメ
ントを含むことがわかり、「pSKL−1」と命名した
。制限エンドヌクレアーゼによる開裂は標準的な方法で
行なった。PstIクローニングから誘導されたプラス
ミドを「pX」と命名した。pSKL−1は第2図に示
すような制限エンドヌクレアーゼ開裂地図で表わされる
pSKL−1から単離されたプラスミドDNAをストレ
プトマイセス・リビダンス1326−9株の形質転換に
用いた。チオストレプトン抵抗性の子の70%以上が分
泌β−ガラクトシダーゼ活性を示し、このことはこのプ
ラスミドに遺伝子の存在および発現があることを示して
いる。pSKL−1形質転換株(1326−9/pSK
L−1株)の菌体抽出物の酵素濃度はしばしば100倍
に増加しており、それはプラスミドに遺伝子の存在する
ことを示している。1つの実験結果を第1表に示す。
第1表 第1表に示すように、1326−9培養物では1326
培養物よりも、ガラクトースの存在で非分泌性β−ガラ
クトンダーゼをより多量に産生した。
pSKL−1プラスミドを内包する形質転換体は元の1
326株よりもより濃い青色コロニーを作った。このこ
とは、β−ガラクトシダーゼ遺伝子を含むDNAフラグ
メントが高い発現ベクターの構築に利用されることを示
している。培養液中に生育した1326−9/pSKL
−1株は、その上清濃縮液をポリアクリルアミドゲル電
気泳動で調べたところ、Bglタンパク質を分泌した。
1326株および1326−9株ではそのようなBgl
タンパク質の産生は認められなかった。
プラスミドからのβ−ガラクトシダーゼ発現は1326
−9株では1326株に比べてより不安定であった。こ
れは染色体DNAによる組換えに起因するものと考えら
れる。
実施例2 上記の方法により、プラスミドpSKL−1をストレプ
トマイセス・グリセウスBC6株(ATCC10137
)(分泌β−ガラクトシダーゼを有しない菌株)に形質
転換させた。このpSKL1を含むBC6株(BC6/
pSKL−1株)の子は分泌β−ガラクトシダーゼを産
生した。このことは、β−ガラクトシダーゼ遺伝子を他
のストレプトマイセス属宿主に適用し得ることを示すも
のである。
実施例3 pSKL−1からBglII2.47−3.39フラグ
メントを削除してpBB2Bを調製した。このプラスミ
ドpBB2Bは、BglIIフラグメントを除いた以外
はpSKL−1と同じである。このpBB2Bにてスト
レプトマイセス・リビダンス1326株を形質転侯させ
、その14時間および24時間後のβガラクトシダ−セ
分泌を、pSKL−1で形質転換した1326株のもの
と比較した。その結果を第2表に示す。
第2表 1326/pSKL−1培養物の上清には、ポリアクリ
ルアミドゲルの電気泳動により、Bglタンパク質を含
んでいることが判明した。1326/pBB2B培養物
の上清には含んでいなかった。
上記結果は、BglII(3.39)−SphIフラグ
メントは分泌β−ガラクトシダーゼをコードすることが
でき、またBglIIフラグメントはBglタンパク質
をコードすることができることを示している。
実施例4 分泌性β−ガラクトシダーゼをコードし得る遺伝子を含
むストレプトマイセス菌種からのDNAフラグメントを
下記のようにクローン化した。
プラスミドpIJ6(約21kb)をBamHIにて部
分的に消化して、第2図に示すように、BglIIサイ
トとBamHIサイトの間のBamHIフラグメントを
削除した。したがって、得られたプラスミドpSKTは
3個のBamHIサイトの代りに2個のBamHIサイ
トを有している。SphIサイトを含んで、pIJ6に
おける他のすべての制限サイトは残っている。
β−ガラクトシダーゼ遺伝子を担ったBglII(3.
39)−BamHIフラグメントをpSKL−1から除
き、pSKTのBamHIサイトに両方向に挿入した。
得られたプラスミドをストレプトマイセス・リビダンス
1326−9株に形質転換させてそのチオストレプトン
抵抗性のものを選択したところ、いずれのプラスミドも
有意な量の細胞内β−ガラクトシダーゼの産生は認めら
れなかった。
例えば、pSKL−1と同じ方向でSphIサイトに最
も近接したBamHIサイトにBglII(3.39)
−BamHIフラグメントを挿入した2つのクローンの
菌体抽出物を分析したところ、単一炭素源としてガラク
トースを用いて15時間培養した場合、それらのクロー
ンは4および8nmole/mgタンパク質/分の程度
でβ−ガラクトシダーゼを産生した。対照として、13
26/pSKL−1を同条件で同時間培養した場合には
、213nmole/mgタンパク値/分の程度でβ−
ガラクトシダーゼを産生した。
このBglII(3.39)−BamHI含有クローン
は、ポリアクリルアミドゲル電気泳動で検査したところ
、Bglタンパク質は産生しなかった。一方、1326
/pSKL−1は産生した。
これらの結果と前記結果とを合せて考慮すると、Sph
I−BglII(2.47)領域は遺伝子発現を促進す
るのに用いることができる。
ストレプトマイセス・リビダンス1326株および13
26−9株ならびにpIJ6を含む菌株は種々の所から
公に入手可能である。入手性をより確実にするために、
これらの菌株は1982年6月1日付にてARCC(A
gricultural ResearchCultu
re Collection,Peoria,Illi
nois,U.S.A.)に寄託番号がそれぞれ150
91、15090および15092として寄託された。
これらの菌株は米国特許の発行またはヨーロッパ特許出
願もしくは日本特許出願の公告後に、米国特許法または
各特許出願された国の規定にしたがって入手し得る。
【図面の簡単な説明】
第1図は、分泌性β−ガラクトシダーゼの遺伝子を担っ
た、ストレプトマイセス−リビダンスからの8kbDN
Aフラグメントの制限エンドヌクレアーゼ開裂地図、第
2図はpSKL−1の制限エンドヌクレアーゼ開裂地図
を示す。 特許出願人スミスクライン・ベックマン・コーポレイシ
ョン 代理人弁埋士青山 葆ほか2名 第1図 第2図 アメリカ合衆国剰ンシルベニア リ・旧9444ラファイエツ1−・ヒル・つfステリア
・レイン2018番 手続補正書(帥) 昭和58年7月I  II 特許庁1(宮  殿 1 事件の表示 昭和58年特許願第 098752   弓・2発明の
名称 クローン化ストレプトマイセス 3補正をする者 事件との関係 特許出願人 名称  スミスクライン・ベックマン・コーポレイショ
ン・1代理人 5、補正命令の[1付 自発 7f+li i+:の内界 (1)明1h11と第1〜9頁の特許請求の範囲全別紙
のとおり補正する。 (2珪h!j第z2頁木行〜第23頁2行、「092k
b ・・・(中略)・・・pr・生する。」とある金、
つぎのとおり仙11.する。 1−220 kb l(111 I〜I(gl II 
 ( 3.3 9 )フ”ノグメントはβーガワクトン
ダーゼではない分1必タンパク質をコー用−′する。該
t(g!タンパク質の出発コタンは1籟11ザイトの約
30へース下流にあるものと4えら7Lる。−] (3)同11)第33頁7行、「コードすることができ
る」とあるを、(−表現するために必要な」と補正する
。 以上 捕市した特許nj’f求の範囲 中伸の分泌物から([1離さオ]た分泌+11β−がラ
クトシダーヤ (2)スト1ノプトマイセス菌神から得ら才する第nu
。 のβ−がラクトシターゼ。 (3)ストレプトマイセス・リビダンス1326株から
得ら第1る第(1)丁自のβーガラクトシタ゛−ゼ。 (4)分泌性β−がラクトシターゼをコードし11)る
ストl/ブトマイセス菌種に自然に存在するJrt伝r
からt3Cるl) N Aフラグメント。 (5+該遺伝イかストレプトマイセスーリビタンス13
26株染色体1) N A iこ自然にイrイ1する第
(4)川のI) N Aフラグメント。 (6)該遺伝fがI’st■フラグメントに世.われで
いる第(5(頃のI) N Aフラグメント。 (7)該遺伝イがSphiフラグメントに担われている
第(5)頃のl) N Aフラグメント。 (8)該遺伝イかトJ1!のIζg’rl−1’stl
フラグメントハIJ図: ISgI■     、−3,39 Pvul  、      5.5O Nrul     、  6.25 Pvul        7,0(1 1ミCII         7.45SLu)   
      7.’501’stI        8
.69 からf、iる6、9 k l) Is g璽 1− S
ph [フラグメント1こ担わわている第(5)項のD
NAフラグメント。 (9)該遺伝「−が)記の411図: ’gl 11     3.39 1’vu l      5.511 Nru ■(、25 J’vu l      7.00 1%cli      7.45 Stui      7.50 1’sL)      8.69 からなる5、ak’b!λg、1■−Pst■ フラグ
メントに担わわでいる第(5)項のI) N Aフラグ
メント。 Grit該5))III  フラグメントか10.3k
bで下記のSp ■−PstIフラグメント地図:  
:・    。 5phi  ” O Baml” I      O,50 Pvuil      O,72 BalI      1.19 Stul     1.37 SalI      1.70 11cl■2.10 Bgl   口              2.47
Bg11     3.39 Pvul      5.5O NruI     6.25 Pvul      7.00 11cli      7.45 Stul     7,50 1”stI     8゜69 ヲ含む第(71項のI) N Aフラグメント。 (11)ストレプトマイセス菌種において分泌性β−ガ
ラクトシダーゼをコードし得る遺伝子のすぐ上流に自然
に存在し% 1%glタンパク質をコードし得る遺伝子
からなるI) N Aフラグメント。 Q21該遺伝子がストレプトマイセス・リビダンス13
26株染色体1) N Aに自然に存在する第曲項のフ
ラグメント。 (13)該14g1タンパク質遺伝子が下記の地図:■
弘a遍 1          1LI  9Sti+
i      1.37 S aIT           1.7011cl[
2,10 1鷺gl11     2.47 11g1ll      3.39 の2.20 Jloat T −、Bgl l 7ラグ
メントに担われている第(121項のフラグメント。 04)ストレプトマイセスβ−ガラクトシダ、セプロモ
・−ターからなるI) N Aフラグメント。 (15)該プロモーターがストレプトマイセスーリピタ
ンス1326株染色体DNAに自然に存在し。 lsg+  タンパク質遺伝子とβ−がラクトシタ:−
ゼ遺壬子の上流にある第(14)頃のフラグメント。 (1の該プロモーターが下記の」111図:5pb(O H3m■i     0.50 Pvull    i   O,72 1Sa+ 11.19 S r、u 11.37 Sall      、1.70 1%CII’    2.10 ’   Bgl[2,47 のsph I −Bgl rlフラグメントIC担わ才
1ている第(15)項のフラグメント。 ++71該プロモーターが下記の1111図ニー制ヱ灯
色止−位置(kh) Pvu li      0.72 Bal I      1.19 StuI     1.37 のPvu l−5tu (フラグメントに担わねでいる
第(15)項のフラグメント。 (18)第(1)〜(171項のいずれかのl) N 
Aフラグメントて形質転換さオフた微生物。 (19)β−カラクトシダーゼを産生ずるスト1プトマ
イセス菌種の1菌株から遺伝子をt+s x+tするこ
とを特徴1トする、分泌性β−ガラクトシダーゼをコー
ドIjl ル1lIflニーrヲt[]ツタり N A
 7 ラフ、l 7 ) (Dq棗W]?与方ンノー。 cll’ 該1< 伝−rラスl−レフトマイセス・リ
ビタンス1326株染色体1) N Aから?11離す
る第(I9)項の方法。 (1111該染色体1) N AをSph i、Pst
 Iiたはその両苦で処理することからなる第λ項の方
法。 の株t4q色体1) N Aから中乱されたフラグメン
トをI−gillで処理して、下記のBgl 1l−P
st (フラグメントJ11」図: 1%gll+      3.39 P〜uU1     5.5O Nrul     6.25 Bcl[7,45 Slu 1      7.50 I’s t  ■3.6 g を含む5.3 kl)Bgl 11  PsL l  
/ラグ〆ントまたは6.9kb1%gl il −5p
li 1フラグメントを中乱する第Ca11項の方法。 +231分泌性β−がラクトシターゼをコードし?1)
る。 ストレプトマイセス・リビダンス1326株染色1]フ
ラグメントを?l卑iFすることをi# I&とする咋
1タンパク質をコード(、?−+る遺伝了を111つだ
i、) N Aフラグメントの製造方法。 (24+分泌性だ一カラクトシダーゼをフードし?ji
るストレプトマイセス・リビダンス+3211染色体1
) N Aの51)11 ■7 ラグメント捷たはPs
t17ラグメントを、Pvulおよび5Lui′c処理
して下記の地図ニ ー但辻匡i土−位置(kb) 1)VLl i         0.72l%all
’       、1.19SLLIT       
1.37 のフラグメントを中綿することを特徴とするストレプト
マイセスβ−ガラクトシダーゼプロモーターを411つ
たI) N Aフラグメントの製a 方ン1:。 (25)微生物を第(4)川のI) N Aフラグメン
トて形質転呻さぜ、宿を細胞に容易に取込寸A]ない染
色体債伝j′基負をJllいて分泌さ第1たβ−カラク
トシターゼ4試験することを特徴とする」11伝rの発
甲を1ξ□(験−4−る 方ンノ”。 R6)スト1ノプトマイセスβ−ガラクトシダーゼまた
(9■そのl5g1  タンパク質遺伝子もしくはそれ
らい1才1かから誘導さ第1た分泌信シーシーを↑[1
つたL) N Aフラグメントを他のタンパクr1をコ
ードする遺伝l′lこ融合させ、その融合遺伝子で適当
な微生物をIf’−?I’ i’、c 押させることを
特徴とする分泌性タンパクτ1融合遺fムーr生成物の
製偕方法。 Q71スト1ノブ1−マイセスβ−カラクトシダーゼプ
ロモーター苓タンパク質をコートする遺伝イに融合さ−
(1、その融合遺伝子て適当な微/1−物苓」3質49
、換させることを特徴とする微生物に遺伝了す発現させ
る方法。 2s第4〜++7′lF白のいず才1かの1−) N 
、ヘソラグメント番こてl) N Aを肩(挿形成にイ
;14″ことを特徴とする111同1)へA配列を提供
するため1(1) N Aをプローブする方n−0

Claims (28)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)他の分泌物から単離された分泌性β−ガラクトシ
    ダーゼ。
  2. (2)ストレプトマイセス菌種から得られる第(1)項
    のβ−ガラクトシダーゼ。
  3. (3)ストレプトマイセス・リジダンス1326株から
    得られる第(1)項のβ−ガラクトシダーゼ。
  4. (4)分泌性β−ガラクトシダーゼをコードし得るスト
    レプトマイセス菌種に自然に存在する遺伝子からなるD
    NAフラグメント。
  5. (5)該遺伝子がストレプトマイセス・リビダンス13
    26株染色体DNAに自然に存在する第(4)項のDN
    Aフラグメント。
  6. (6)該遺伝子がPstIフラグメントに担われている
    第(5)項のDNAフラグメント。
  7. (7)該遺伝子がSphIフラグメントに担われている
    第(5)項のDNAフラグメント。
  8. (8)該遺伝子が下記のBglII−PstIフラグメ
    ント地図: 制限酵素  位置(kb) BglII 3.39 PvuII 5.50。 NruI  6.25 PvuII 7.00 BclI  7.45 StuI  7.50 PstI  8.69 からなる6.9kbBglII−SphIフラグメント
    に担われている第(5)項のDNAフラグメント。
  9. (9)該遺伝子が下記の地図: 制限酵素  位置(kb) BglII 3.39 PvuII 5.5O NruI  6.25 PvuII 7.00 BclI  7.45 StuI  7.50 PstI  8.69 からなる5.3kbBglII−PstIフラグメント
    に担われている第(5)項のDNAフラグメント。
  10. (10)該SphIフラグメントが10.3kbで下記
    のSphI−PstIフラグメント地図:制限酵素  
    位置(kb) SphI  0 BamHI 0.50 PvuII 0.72 BalI  1.19 StuI  1.37 SalI  1.70 BclI  2.10 BglII 2.47 BglII 3.39 PvuII 5.50 NruI  6.25 PvuII 7.00 BclI  7.45 StuI  7.50 PstI  8.69 を含む第(7)項のDNAフラグメント。
  11. (11)ストレプトマイセス菌種において分泌性β−ガ
    ラクトシダーゼをコードし得る遺伝子のすぐ上流に自然
    に存在し、Bglタンパク質をコードし得る遺伝子から
    なるDNAフラグメント。
  12. (12)該遺伝子がストレプトマイセス・リビダンス1
    326株染色体DNAに自然に存在する第(11)項の
    フラグメント。
  13. (13)該Bglタンパク質遺伝子が0.92kbBg
    lIIフラグメントに担われている第(12)項のフラ
    グメント。
  14. (14)ストレプトマイセスβ−ガラクトシダーゼプロ
    モーターからなるDNAフラグメント。
  15. (15)該プロモーターがストレプトマイセス・リビダ
    ンス1326株染色体DNAに自然に存在し、Bglタ
    ンパク質遺伝子とβ−ガラクトシダーゼ遺伝子の上流に
    ある第(14)項のフラグメント。
  16. (16)該プロモーターが下記の地図:制限酵素  位
    置(kb) SphI  0 BamHI 0.50 PvuII 0.72 BalI  1.19 StuI  1.37 SalI  1.70 BclI  2.10 BglII 2.47 のSphI−BglIIフラグメントに担われている第
    (15)項のフラグメント。
  17. (17)該プロモーターが下記の地図:制限酵素  位
    置(kb) PvuII 0.72 BalI  1.19 StuI  1.37 のPvuII−StuIフラグメントに担われている第
    (15)項のフラグメント。
  18. (18)第(1)〜(17)項のいずれかのDNAフラ
    グメントで形質転換された微生物。
  19. (19)β−ガラクトシダーゼを産生するストレプトマ
    イセス菌種の1菌株から遺伝子を単離することを特徴と
    する、分泌性β−ガラクトシダーゼをコードし得る遺伝
    子を担ったDNAフラグメントの製造方法。
  20. (20)該遺伝子をストレプトマイセス・リビダンス1
    326株染色体DNAから単離する第(19)項の方法
  21. (21)該染色体DNAをSphI、PstIまたはそ
    の両者で処理することからなる第(20)項の方法。
  22. (22)該染色体DNAから単離されたフラグメントを
    BglIIで処理して、下記のBglII−PstIフ
    ラグメント地図: 制限酵素  位置(kb) BglII 3.39 PvuII 5.50 NruI  6.25 PvuII 7.00 BclI  7.45 StuI  7.50 PstI  8.69 を含む5.3kbBglII−PstIフラグメントま
    たは6.9kbBglII−SphIフラグメントを単
    離する第(21)項の方法。
  23. (23)分泌性β−ガラクトシダーゼをコードし得る、
    ストレプトマイセス・リビダンス1326株染色体DN
    AのSphIフラグメントまたはPstIフラグメント
    を、BglIIで処理して0.92kbBglIIフラ
    グメントを単離することを特徴とするBglタンパク質
    をコードし得る遺伝子を担ったDNAフラグメントの製
    造方法。
  24. (24)分泌性β−ガラクトシダーゼをコードし得る、
    ストレプトマイセス・リビダンス1326株染色体DN
    AのSphIフラグメントまたはPstIフラグメント
    を、PvuIIおよびStuIで処理して下記の地図: 制限酵素  位置(kb) PvuII 0.72 BalI  1.19 StuI  1.37 のフラグメントを単離することを特徴とするストレプト
    マイセスβ−ガラクトシダーゼプロモーターを担ったD
    NAフラグメントの製造方法。
  25. (25)微生物を第(4)項のDNAフラグメントで形
    質転換させ、宿主細胞に容易に取込まれない染色体遺伝
    子基質を用いて分泌されたβ−ガラクトシダーゼを試験
    することを特徴とする遺伝子の発現を試験する方法。
  26. (26)ストレプトマイセスβ−ガラクトシダーゼまた
    はそのBglタンパク質遺伝子もしくはそれらいずれか
    から誘導された分泌信号を担ったDNAフラグメントを
    他のタンパク質をコードする遺伝子に融合させ、その融
    合遺伝子で適当な微生物を形質転換させることを特徴と
    する分泌性タンパク質融合遺伝子生成物の製造方法。
  27. (27)ストレプトマイセスβ−ガラクトシダーゼプロ
    モーターをタンパク質をコードする遺伝子に融合させ、
    その融合遺伝子で適当な微生物を形質転換させることを
    特徴とする微生物に遺伝子を発現させる方法。
  28. (28)第(1)〜(17)項のいずれかのDNAフラ
    グメントにてDNAを雑種形成に付すことを特徴とする
    相同DNA配列を提供するためにDNAをプローブする
    方法。
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