JPS59206013A - 補給水の補給方法 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、補給水の補給方法に関し、特に補給水中の溶
解酸素を除去する方法に関する。

従来の火力発電プラントの補給水の補給方法を第１図に
示す。

第１図において、補給水タンク１に貯蔵された補給水２
は配管３、補給水ポンプ４により、補給水ポンプ出口弁
５、補給水管６、補給水水位調節弁７を介して、図示し
ない真空ポンプ又はエゼクタ−に連絡した真空排気管１
０が取付けられた復水器８の上部壁面から復水器ホット
ウェル９の水位を一定に保持するように補給され、復水
器出目弁１１からプレボイラ系統へ送水される。

これが一般的な補給水の補給方法であるが、この場合補
給水２に溶解酸素が存在すると、後水系統・給水系統ボ
イラ等の金属の腐食に多大な悪影響を及ぼすことは公知
のことであり、金属の腐食防止対策として次の脱酸素対
策が一般的に行なわれている。

（１）　　溶解酸素が飽和で存在する補給水をそのま捷
復水器に補給し、復水器の真空を利用して真空脱気を行
なう方法。

（２）補給水の製造時、純水装置で真空脱気を行ない、
この脱気水を７０−チングカバー或は　□２素ガス等の
不活性ガスでシールした補給水タンクに貯蔵しておき、
脱気水を復水器に補給する方法。

（３）補給水タンク内にゴム袋を装備させ、このゴム袋
に（２）の方法のように補給水製造時に予め脱気した補
給水を貯蔵しておき、この脱気水を復水器に補給する方
法。

しかし、上記のような方法においては次のような欠点が
ある。

（１）酸素飽和の補給水を復水器で真空脱気する方法は
、復水器内に脱気に有効な棚やトレイが設置し離いため
、脱気効率が悪い。

（２）　　補給水タンク上面をフローチングカバー或は
窒素ガス等の不活性ガスでシールする方法は、フローチ
ングカバーの隙間からの空気漏入や不活性ガス圧力の保
持が蛯しく、ライニングエストもかかる等の欠点がある
。

又、純水装置による脱気水の製造では、脱気水中に溶存
酸素が一般に０．３　ｐｐｍ以上含凍れ、復水器の真空
脱気と組合せても、補給水中の溶存酸素を１／１０以下
とするのは難しい。

（３）補給水タンク内にゴム袋を装備するのは、設備費
がかかる上、復水器で真空脱気を行なっても補給水中の
溶存酸素を１／同とするのは困難である。

本発明は、上記のような欠点を解消し、効果的に補給水
に使用する補給水中の溶解酸素を除去する方法を提供す
るものである。

すなわち本発明は、再生可能な活性炭を充填した活性炭
充填塔を従来の補給水系統内に設置し、補給水中の溶解
酸素を活性炭によって吸着除去することを特徴とする補
給水の補給方法に関するものである。

本発明方法は、ボイラ給水の溶存酸素除去、ディーゼル
機関冷却水・火力発電プラントの軸受冷却水などの溶存
酸素除去、火力発電プラントや化学プラント等の水圧試
験水・満水保管水の溶存酸素除去等に適用することがで
きる。

第２図は本発明方法の一実施態様例を示す図である。第
２図中、第１図と同一符号は第１図と同じものを指して
いる。

第２図において、補給水ポンプ４の出口の補給水管６に
設けられた補給水弁５の後流側に弁１６を設け、弁５と
１６との間の補給水管６と補給水水位調節弁７の入口管
との間に活性炭充填塔１３が入口弁１４及び出目弁１５
を介して配置されている。

補給水タンク１に貯蔵された溶解酸素を含む補給水２は
配管３を通り、補給水弁５、補給水管６、弁１４を介し
て補給水ポンプ４で活性炭充填塔１３へ送水される。該
塔１３に入った補給水２中の溶解酸素は活性炭充填塔１
５内の活性炭１２と接触することにより吸着除去される
。

活性炭充填塔１３内で溶解酸素を除去された補給水は、
弁１５を介して従来法と同様に復水器８に補給される。

第３図は本発明方法による補給水中の溶解酸素除去試験
結果を、第４図は活性炭再生後の補給水中の溶解酸素除
去試験結果をそれぞれ示す図表である。

第３図は、溶解酸素１０　ｐｐｍを含む補給水を、８Ｖ
＝５で、ヤシガラ系活性炭２ｔを充填した活性炭充填塔
に通水した場合の通水量と処理水中の溶解酸素濃度との
関係を示す図で、同図から明らかなように、活性炭充填
塔出口補給水中の溶解酸素は＋／＋ｏｏｏの０．０１　
ｐｐｍまで低減され、また溶解酸素除去水の採水量はヤ
シガラ系活性炭を２を充填した場合で約８２０ｔである
ことが判る。

また、第４図４、溶解酸素の吸着が飽和したヤシガラ系
活性炭を蒸気で再生した後に、第３図の場合と同一条件
で通水した場合の通水量と処理水中の溶解酸素濃度との
関係を示す図で、同図から明らかなように、新しい活性
炭と同じく補給水中の溶解酸素をＩ　Ｏｐｐｍから［１
１０１ｐｐまで低減でき、かつ溶解酸素除去水の採水量
は約８００ｔを示し、蒸気再生処理によって溶解酸素除
去能力は回復されることが判る。

以上詳述したように、本発明方法によれば、補給水中の
溶解酸素を０．０１　ｐｐｍ　ｔで低減することができ
るので、補給水の溶解酸素によるプレボイラ、ボイラ等
の腐食は十分防止できる。

また、溶解酸素の吸着が飽和した活性炭は、蒸気等で再
生ができ、再生後の活性炭は新しい活性炭と同等の溶解
酸素除去能を示す。

【図面の簡単な説明】

第１図は一般の補給水の補給方法を示す図、第２図は本
発明方法の一実施態様例を示す図、第３，４図は本発明
の実施例の結果を示す図表で、第３図は新しい活性炭を
使用した場合、第４図は再生活性炭を使用した場合をそ
れぞれ示している。 後代理人　　内　１）　　明 復代理人　　萩　原　亮　− （７） □Ｉ！半ＩＩＩＩＭオ（ω来社焔 ９　　　−　　　　＝　　　石 一冨寥半翳論圧ω￥粁質

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 各種プラント、ボイラ等の補給水の補給方法において、
   補給水ポンプ出口の補給水管の管路に活性炭充填塔を設
   置し、補給水中の溶解酸素を活性炭で吸着除去させるこ
   とを特徴とする補給水の補給方法。