JPS5920509B2 - マスタシリンダ - Google Patents

マスタシリンダ

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Publication number
JPS5920509B2
JPS5920509B2 JP10606176A JP10606176A JPS5920509B2 JP S5920509 B2 JPS5920509 B2 JP S5920509B2 JP 10606176 A JP10606176 A JP 10606176A JP 10606176 A JP10606176 A JP 10606176A JP S5920509 B2 JPS5920509 B2 JP S5920509B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cylinder
chamber
sleeve
pressure chamber
piston
Prior art date
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Expired
Application number
JP10606176A
Other languages
English (en)
Other versions
JPS5332270A (en
Inventor
吉弘 林田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Tokico Ltd
Original Assignee
Tokico Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Tokico Ltd filed Critical Tokico Ltd
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Publication of JPS5332270A publication Critical patent/JPS5332270A/ja
Priority to US06/127,062 priority patent/US4348866A/en
Publication of JPS5920509B2 publication Critical patent/JPS5920509B2/ja
Expired legal-status Critical Current

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  • Transmission Of Braking Force In Braking Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】 本発明はマスクシリンダに関し、より詳細にはタンデム
形のマスクシリンダに関する。
これまで知られているタンデム形のマスクシリンダでは
シリンダ内における前後のピストン間の発生圧力の均等
化を期するための両ピストンの圧力発生室間にイコライ
ジングシリンダを移動可能に設置し、これによって該室
内の圧力調整を行なって両室内の圧力を均等化していた
しかし、このようなイコライジングシリンダはシリンダ
内で前後両方向に動(ようになっており、このイコライ
ジングシリンダの運動が振動的であり、迅速かつ正確な
作動が期特出本なかった。
またそのイコライジングシリンダが前後両方向に動(よ
うになっているため、作動前これを中立位置に保持する
ようにしなければならず、従ってこの為の部品点数が増
え装置が長くなりそのためマスクシリンダ全体の長さが
長くなるなどの欠点を有していた。
本発明は、このような公知の装置の欠点を解消すること
を目的とするものである。
以下具体例について述べる。
図において、シリンダ本体1はその内径が全長にわたっ
て同径のシリンダ4を画定している。
該シリンダは長手方向に間隔をおいた一対のオイルリザ
ーバ23,24をその外周に有し、オイルを充満した該
リザーバはサプライポート22.27を介してシリンダ
4内へ連通し、該シリンダ内にオイルを充満している。
シリンダ4は一端が開放端となり、他端が閉鎖端となっ
ている。
該シリンダ4には円筒形のスリーブ2が嵌装されている
スリーブ2はその外周に複数のフランジを有し該フラン
ジによってシリンダ4内に公知の手段により液密状態に
かつ滑動可能に収容されている。
スリーブ2の先端には所定数の切込2aが設けられ、ス
リーブ2の先端がシリンダ4の閉鎖端に圧接しても該ス
リーブの外部と内部とが該切込2aを介して連通ずるこ
とを保証している。
スリーブ2の内面には小径シリンダ3が画定されている
該小径シリンダ3内には小径ピストン5が嵌装されてい
る。
小径ピストン5は前方に前方フランジ5aを、後方に後
方フランジ5bを有している。
前方フランジ5aには軸線方向にそこを貫通する所定数
のポー)5cが設けられており、これら前方及び後方の
フランジ5as5bによって該小径シリンダ3内に液密
状態にかつ滑動可能に小径ピストン5が収容されている
この液密維持を確実にするため前方フランジ5aの左端
即ち前面及び後方フランジ5bにはカップシール11及
び12.13が載置されている。
該カップシール11は公知の上輪及びクリップによって
その位置に保持されており、小径ピストン5とシリンダ
4の閉鎖端とスリーブ2内面とと形成される第1圧力室
28からポー)5cを介して小径ピストン5のフランジ
5a、5b間に形成された第1補給室30へのオイル流
通を阻止するが、逆の流れを可能とする一方向弁として
の機能を提供している。
小径ピストン5の後部は割りスリーブ7,7、該割りス
リーブを保持する筒8、核部の抜けを防止するクリップ
9から成る連結具によって大径ピストン6の前部に一体
的に連結されている。
大径ピストン6は、その前方及び後方に夫々フランジ5
a、6bを有しており、該前方フランジ6aには、小径
ピストン5の前方フランジ5aと同様のポート6cが設
げられている。
フランジ6a、6bはカップシール14.15を保持し
ている。
カップシール14は小径ピストン50カツプシール11
と同様の機能を有するように載置されている。
スリーブ2の後方にあるフランジと割りスリーブ7との
間にはスプリング10が配設されている。
該スプリング10はスリーブ2をシリンダ4の閉鎖端の
方へ左方に、また割りスリーブ7を介して小径及び大径
のピストン5,6から成るピストン組立体をシリンダ4
の開放端の方へ右方へ偏倚している。
開放端には上輪11によって固着されたストッパ16が
設けられ、該ストッパ16にピストン組立体が常態で当
接している。
シリンダ本体1には2つの吐出口が設けられている。
1つの吐出口25は、第1圧力室28に連通している。
別の吐出口26は、シリンダ4内において小径ピストン
5と大径ピストン6とスリーブ2の後部フランジとによ
って画成される第2圧力至29に連通している。
また両吐出口間において、スリーブ2のフランジ間に突
入してストッパ18が設けである。
該ストッパ18はスリーブ2の移動量を規定するもので
ある。
スリーブ2には更に常態時にリザーバ24からポート2
7を介して第1補給室30ヘオイルを連通ずるサプライ
ポート20と、該サプライポート20より僅か前方であ
ってカップシール11の前方にてリザーバ24と第1圧
力室28とを連通ずるリリーフポート19が形成されて
いる。
またシリンダ本体1のサプライポート22はリザーバ2
3内のオイルを大径ピストン60前後のフランジ6a、
6b間に画定された第2補給室31へ連通している。
更にリザーバ23は第2圧力室29へ連通しているリリ
ーフポート21を有している。
かかる構成を有する本願発明において、大径ピストン6
と小径ピストン5の各断面積を各々AL sA8とし、
スリーブ2がスプリング10によってシリンダ4の閉鎖
端に当接したままの状態とし、ピストン組立体を例えば
ペダル操作などでスプリング10の力に抗して左方へ移
動し、該組立体がlだけ動いたとすると、第1圧力室2
8内の液はリリーフポート19がカップシール11で閉
塞された後該室28内で加圧されて吐出口25からAs
X7の液量Qsだけ加圧吐出する。
同様にカップシール14がIJ IJ−フポート21を
閉塞後吐出口26からは(AL−As)×lの液量QL
が加圧吐出する。
これらの加圧液体は夫々吐出口へ連結されたブレーキ系
統へ導入され所定の作動がなされる。
然して該所定の作動が完了後、ペダル操作を解放スると
、ピストン組立体はスプリング100反作用によってス
トッパ16に当接するまで戻る。
この際、圧力室28.29には負圧が生じ、この負圧が
ブレーキ系統か艶のオイルの呼戻し作用を発生する。
しかしながらオイルの戻り作用の応答時間が長(かかる
ので、ダブルペダル作用などを満足するためブレーキ系
統からのオイルの完全な戻しがなされる前に補給室30
.31から夫々ポート5c、6c及びカップシール11
.14を介してオイルが圧力室28.29へ補給される
加圧されているブレーキ系統からのオイルが該圧力室へ
戻り該室内のオイル量カ容量以上になると余分のオイル
はリリーフポート19,21からリザーバ24.23へ
戻される。
ここにおいてブレーキ系統内でのオイル消費量を各々吐
出口25.26に連結された側で(is s東とすると
通常作動時に(QL (IL)<(QS(Is) と
なる様に大径ピストン側及び小径ピストン側の寸法を定
めである。
このため現実にペダル操作を行なうと、第1圧力室28
の残存オイル量(Qsqs)が第2圧力室29内の残存
オイル量(Qt、−(IL)よりも犬なので、スリーブ
2ばこのオイル量差によって大径ピストン6側にスプリ
ング10の力に抗して移動する。
このときの移動量はスリーブ2がストッパ18によって
規制される移動量の範囲内にある。
ところで、スリーブ2が移動したときの第1圧力室28
と第2圧力室29とに発生する圧力の関係は、スリーブ
2の前方及び後方フランジが同径であるので、スプリン
グ10のばね力によって生じる圧力(スプリング10の
ばね力×スリーブ2の受圧部(資)分だけ第1圧力室2
8の圧力の方が高(なる。
従って両ブレーキ系統の故障検出の為、例えば両ブレー
キ系統間での一系統の圧力失陥でこれを検出すべく作動
するいわゆるディファレンシャルパルプの中間シール破
損検出を行なう為に、前記両圧力室間28.29に積極
的に差圧を持たせたい場合にはスプリング10のばね力
を強いものとなし、又逆に差圧を持たせた(ない場合に
はスリーブ2をシリンダ4の閉鎖端に当接させるに必要
な最小のばね力をスプリング10に与えるようにすれば
よい。
もし、小径側のブレーキ系統のいずれかに故障が発生し
た場合にはスリーブ2は圧力室28の圧力上昇不良に伴
ない、スプリング10の力によってシリンダ4の閉鎖端
に当接されたまま移動せず圧力室29の圧力のみが上昇
し、吐出口26に連結するブレーキ系統が作動する。
一方大径側のブレーキ系統のいずれかに故障が発生した
場合には圧力室29の圧力上昇不良に伴ないスリーブ2
はスプリング10の力に抗して右方へ、スリーブ2のフ
ランジがストッパ18に当接するまで移動し、その後圧
力室28の圧力上昇がなされ吐出口25に連結するブレ
ーキ系統が作動する。
従って、本発明では圧力室から送出されるオイル量とブ
レーキ系統にて使用されるオイル量との差が、大径側で
小径側より小となるようにしたため、フリーピストン作
用を有するスリーブは単に1方向にのみ移動するだけで
迅速かつ正確なる液圧平衡を得ることが出来る。
またスリーブをシリンダ内に一体的に組込んでいるため
マスクシリンダの製作が容易でありかつまた安価である
更にスリーブと大径ピストンとの間にスプリングを配設
しスリーブの動きを一方向に限定したことによりマスク
シリンダ全長を短か(することが可能になったのである
また第1圧力室と第2圧力室との間にスプリング10の
ばね力によって積極的に差圧を持たせればディファレン
シャルバルブの中間シールなどの故障を容易に検知する
ことも可能なのである。
【図面の簡単な説明】
図は本願装置の断面図を示す。 符号の説明 1ニジリンダ本体、2ニスリーブ、3:小
径シリンダ、4ニジリンダ、5:小径ピストン、6:大
径ピストン、10ニスプリング、16:ストッパ。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 一端が閉鎖され他端が開放されたシリンダであって
    オイルリザーバ室に連通しているシリンダを内布するシ
    リンダ本体と、 シリンダ内の閉鎖端側に滑動可能に嵌装されたスリーブ
    と、 シリンダ内の開放端側に滑動可能に嵌装された大径ピス
    トンであって該シリンダとの間に第2補給室を画成して
    いる前方フランジ及び後方フランジを有している大径ピ
    ストンと、 前記スリーブ内に滑動可能に嵌装された小径ピストンで
    あって該スリーブとの間に第1補給室を画成している前
    方フランジ及び後方フランジを有しており、かつ前記大
    径ピストンと一体的に連結されてピストン組立体を構成
    している小径ピストンと、 該ピストン組立体がシリンダから抜出すのを阻止するた
    めシリンダの開放端に設けたストッパと、スリーブとピ
    ストン組立体との間に配設され常態でスリーブをシリン
    ダ閉鎖端にまたピストン組立体をストッパに当接配置す
    るスプリングと、から成り、 シリンダ内において、小径ピストンの前方フランジとシ
    リンダの閉鎖端との間に第1圧力室を、小径ピストンの
    後方フランジと大径ピストンの前方フランジとの間に第
    2圧力室を画成し、前記スリーブが第1圧力室と第2圧
    力室とを仕切っており、 該スリーブがオイルリザーバ室と第1圧力室とを連通ず
    るリリーフポート、及びオイルリザーバ室と第1補給室
    とを連通するサプライポートを有し、かつ第1圧力室と
    第1補給室とが該補給室から圧力室への一方向通路によ
    り連通しており、シリンダ本体がオイルリザーバ室と第
    2圧力室とを連通するリリーフポート、及びオイルリザ
    ーバ室と第2補給室とを連通ずるサプライポートを有し
    、かつ第2圧力室と第2補給室とが該補給室から圧力室
    への一方向通路により連通しており、作動時に両圧力室
    間の残存オイル量との関係において、前記スリーブが大
    径ピストン側に前記スプリングに抗して移動するように
    なされたことを特徴とするマスクシリンダ。
JP10606176A 1976-09-04 1976-09-04 マスタシリンダ Expired JPS5920509B2 (ja)

Priority Applications (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10606176A JPS5920509B2 (ja) 1976-09-04 1976-09-04 マスタシリンダ
US06/127,062 US4348866A (en) 1976-09-04 1980-03-04 Master cylinder

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP10606176A JPS5920509B2 (ja) 1976-09-04 1976-09-04 マスタシリンダ

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Publication Number Publication Date
JPS5332270A JPS5332270A (en) 1978-03-27
JPS5920509B2 true JPS5920509B2 (ja) 1984-05-14

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ID=14424087

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Application Number Title Priority Date Filing Date
JP10606176A Expired JPS5920509B2 (ja) 1976-09-04 1976-09-04 マスタシリンダ

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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US6872042B2 (en) * 2003-05-08 2005-03-29 Illinois Tool Works Inc. Knurled fastener with cutting edges and removable head

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JPS5332270A (en) 1978-03-27

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