JPS5920233B2 - 超音波探触子 - Google Patents
超音波探触子Info
- Publication number
- JPS5920233B2 JPS5920233B2 JP6893880A JP6893880A JPS5920233B2 JP S5920233 B2 JPS5920233 B2 JP S5920233B2 JP 6893880 A JP6893880 A JP 6893880A JP 6893880 A JP6893880 A JP 6893880A JP S5920233 B2 JPS5920233 B2 JP S5920233B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- ultrasonic
- pulse signal
- reflector
- electroacoustic transducer
- subject
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
Classifications
-
- G—PHYSICS
- G10—MUSICAL INSTRUMENTS; ACOUSTICS
- G10K—SOUND-PRODUCING DEVICES; METHODS OR DEVICES FOR PROTECTING AGAINST, OR FOR DAMPING, NOISE OR OTHER ACOUSTIC WAVES IN GENERAL; ACOUSTICS NOT OTHERWISE PROVIDED FOR
- G10K11/00—Methods or devices for transmitting, conducting or directing sound in general; Methods or devices for protecting against, or for damping, noise or other acoustic waves in general
- G10K11/002—Devices for damping, suppressing, obstructing or conducting sound in acoustic devices
Landscapes
- Physics & Mathematics (AREA)
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Acoustics & Sound (AREA)
- Multimedia (AREA)
- Investigating Or Analyzing Materials By The Use Of Ultrasonic Waves (AREA)
- Ultra Sonic Daignosis Equipment (AREA)
- Transducers For Ultrasonic Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は超音波探触子、特に超音波診断装置に用いられ
る改良された超音波探触子に関する。
る改良された超音波探触子に関する。
電気音響変換素子を含む超音波探触子を被検体の体表面
に密着保持し、該超音波探触子から被検体内へ超音波ビ
ームを発射し被検体内の組織境界面等からの反射エコー
を受波して生体組織の断層像その他を画像表示する超音
波診断装置が周知であり、非観血的に患部その他を観察
できることから広範囲の診断に用いられている。通常の
場合、超音波探触子からはパルス状の超音波ビームが発
射されるが、従来においては、この超音波ビームが被検
体内の反射体と超音波探触子との間で反射が繰り返され
る場合があり、このような多重反射により画像上に反射
体の複数の影が生じて誤診断の原因となるという欠点が
あつた。
に密着保持し、該超音波探触子から被検体内へ超音波ビ
ームを発射し被検体内の組織境界面等からの反射エコー
を受波して生体組織の断層像その他を画像表示する超音
波診断装置が周知であり、非観血的に患部その他を観察
できることから広範囲の診断に用いられている。通常の
場合、超音波探触子からはパルス状の超音波ビームが発
射されるが、従来においては、この超音波ビームが被検
体内の反射体と超音波探触子との間で反射が繰り返され
る場合があり、このような多重反射により画像上に反射
体の複数の影が生じて誤診断の原因となるという欠点が
あつた。
第１図には、従来の超音波探触子を用いた超音波ビーム
送受信作用が示されている。” 超音波探触子１０は外
枠１２の先端に設けられた電気音響変換素子１４を含み
、該電気音響変換素子１４の背面には超音波バッキング
材１６が設けられている。
送受信作用が示されている。” 超音波探触子１０は外
枠１２の先端に設けられた電気音響変換素子１４を含み
、該電気音響変換素子１４の背面には超音波バッキング
材１６が設けられている。
電気音響変換素子１４の送受波面１０ａは被検体１８の
表面に密着保持され、電気、音響変換素子１４の励振に
より被検体１８内に超音波ビームが発射される。いま被
検体１８内に２個の反射体ＴＡ、ＴＢを考え、反射体Ｔ
Ａはその深度が反射体ＴＢの深度の半分より若干深い位
置にあると仮定する。
表面に密着保持され、電気、音響変換素子１４の励振に
より被検体１８内に超音波ビームが発射される。いま被
検体１８内に２個の反射体ＴＡ、ＴＢを考え、反射体Ｔ
Ａはその深度が反射体ＴＢの深度の半分より若干深い位
置にあると仮定する。
第１０図には、電気音響変換素子１４からの発射パルス
信号および各反射体ＴＡ、ＴＢからの反射エコーによる
受信パルス信号波形が示されている。すなわち、電気音
響変換素子１４から発射された超音波パルス信号Ｍによ
り、各反射体ＴＡ、ＴＢから■５ は受信パルス信号Ａ
、Ｂが生じるが、第１図の超音波ビーム経路１００にて
示されるように、各反射体ＴＡ、ＴＢと電気音響変換素
子１４の送受波面１０ａとの間では多重反射が生じ、こ
の結果、受信パルス信号は反射体ＴＡに対してＡｌ，Ａ
２，Ａ３，Ａ４そして反射体ＴＢに対しては受信パルス
信号Ｂｌ，Ｂ２が受信されることとなる。したがつて、
各反射体ＴＡ，ＴＢの真の受信パルス信号Ａｌ，Ｂｌに
対して超音波探触子１０からは影の受信パルス信号Ａ２
，Ａ３，Ａ４そしてＢ２が検出されることとなり、これ
らの受信パルス信号から合成した断層像からは正確な診
断情報を得るととが困難となるという欠点があつた。こ
のような多重反射は反射体を構成する生体組織あるいは
器管が超音波探触子１０から近い浅部にある場合および
被検体１８の超音波吸収減衰特性が少ない場合に特に生
じ易く、被検体１８の表面から近距離にある反射体の影
による受信パルス信号が深部における反射体の真の受信
パルス信号に著しい悪影響を与え、超音波減衰の少ない
場合には複数回の反射によつてもその影による受信パル
ス信号と真の受信パルス信号との判定が極めて困難とな
り、表示画像観察時において誤診断を生じさせるという
問題があつた。本発明は上記の欠点を解消するためにな
されたもので、その目的は多重反射による影の受信パル
ス信号を効果的に鋼１ルて正確な画像情報を得ることの
できる改良された超音波探触子を提供することにある。
信号および各反射体ＴＡ、ＴＢからの反射エコーによる
受信パルス信号波形が示されている。すなわち、電気音
響変換素子１４から発射された超音波パルス信号Ｍによ
り、各反射体ＴＡ、ＴＢから■５ は受信パルス信号Ａ
、Ｂが生じるが、第１図の超音波ビーム経路１００にて
示されるように、各反射体ＴＡ、ＴＢと電気音響変換素
子１４の送受波面１０ａとの間では多重反射が生じ、こ
の結果、受信パルス信号は反射体ＴＡに対してＡｌ，Ａ
２，Ａ３，Ａ４そして反射体ＴＢに対しては受信パルス
信号Ｂｌ，Ｂ２が受信されることとなる。したがつて、
各反射体ＴＡ，ＴＢの真の受信パルス信号Ａｌ，Ｂｌに
対して超音波探触子１０からは影の受信パルス信号Ａ２
，Ａ３，Ａ４そしてＢ２が検出されることとなり、これ
らの受信パルス信号から合成した断層像からは正確な診
断情報を得るととが困難となるという欠点があつた。こ
のような多重反射は反射体を構成する生体組織あるいは
器管が超音波探触子１０から近い浅部にある場合および
被検体１８の超音波吸収減衰特性が少ない場合に特に生
じ易く、被検体１８の表面から近距離にある反射体の影
による受信パルス信号が深部における反射体の真の受信
パルス信号に著しい悪影響を与え、超音波減衰の少ない
場合には複数回の反射によつてもその影による受信パル
ス信号と真の受信パルス信号との判定が極めて困難とな
り、表示画像観察時において誤診断を生じさせるという
問題があつた。本発明は上記の欠点を解消するためにな
されたもので、その目的は多重反射による影の受信パル
ス信号を効果的に鋼１ルて正確な画像情報を得ることの
できる改良された超音波探触子を提供することにある。
上記目的を達成するために、本発明は超音波探触子の送
受波面に超音波吸収体を付加したことを特徴とする。
受波面に超音波吸収体を付加したことを特徴とする。
本発明によれば、超音波ビームは超音波吸収体 ｊを通
過する度にその強度が急激に減衰し、この結果、２往復
以降の影の受信パルス信号の大きさを真の受信パルス信
号に影響を与えることのない程度まで抑制し、表示画像
の信頼性を著しく向上させることが可能となる。
過する度にその強度が急激に減衰し、この結果、２往復
以降の影の受信パルス信号の大きさを真の受信パルス信
号に影響を与えることのない程度まで抑制し、表示画像
の信頼性を著しく向上させることが可能となる。
以下図面により本発明の好適な実施例を説明する。
第２図には、本発明の実施例が示され、第１図と同一部
材には同一符号を付して説明を省略する。
材には同一符号を付して説明を省略する。
第２図の実施例において特徴的なことは電気音 イ響変
換素子１４の送受波面１０ａに例えばフツ素系ゴム等か
ら成る超音波吸収体２０が付加されていることであり、
送受波面１０ａから発射される超音波ビームは超音波吸
収体２０において減衰された後に被検体１８に入り、各
反射体ＴＡ，ＴＢからの反射エコーも超音波吸収体２０
を通つて減衰した後に電気音響変換素子１４により受信
される。そして、各反射体ＴＡ，ＴＢと電気音響変換素
子１４との間に生じる多重反射に対しても超音波吸収体
２０は常に減衰作用を与え、この減衰効果は超音波ビー
ムの通過回数に従つて増加する。実施例における超音波
吸収体２０内における減衰をαＤＢとすれば、反射体Ｔ
Ａとの間に１往復した受信パルス信号Ａ／１の大きさは
一２α Ａ１・１０］「となり、更に２往復したパルス信＝Ｌ皇
号Ｎ２の大きさはＡ２・１０丁となり、第１図に示した
各受信パルス信号Ａ，，Ａ２と比較することにより、２
往復以降の受信パルス信号が急激に減衰することが理解
される。
換素子１４の送受波面１０ａに例えばフツ素系ゴム等か
ら成る超音波吸収体２０が付加されていることであり、
送受波面１０ａから発射される超音波ビームは超音波吸
収体２０において減衰された後に被検体１８に入り、各
反射体ＴＡ，ＴＢからの反射エコーも超音波吸収体２０
を通つて減衰した後に電気音響変換素子１４により受信
される。そして、各反射体ＴＡ，ＴＢと電気音響変換素
子１４との間に生じる多重反射に対しても超音波吸収体
２０は常に減衰作用を与え、この減衰効果は超音波ビー
ムの通過回数に従つて増加する。実施例における超音波
吸収体２０内における減衰をαＤＢとすれば、反射体Ｔ
Ａとの間に１往復した受信パルス信号Ａ／１の大きさは
一２α Ａ１・１０］「となり、更に２往復したパルス信＝Ｌ皇
号Ｎ２の大きさはＡ２・１０丁となり、第１図に示した
各受信パルス信号Ａ，，Ａ２と比較することにより、２
往復以降の受信パルス信号が急激に減衰することが理解
される。
第２図に示されるように、反射体ＴＡの２往復目の受信
パルス信号Ｎ２は反射体ＴＢからの真の受信パルス信号
Ｂ′１と近接した位置にあり、両者の誤認混同が生じ易
いが、本発明においては、反射体ＴＢの１往復受信パル
ス信号すなわち真の受。
パルス信号Ｎ２は反射体ＴＢからの真の受信パルス信号
Ｂ′１と近接した位置にあり、両者の誤認混同が生じ易
いが、本発明においては、反射体ＴＢの１往復受信パル
ス信号すなわち真の受。
−２
α信パルス信号Ｂ′１はその大きさがＢ，・１０］「と
なり、この結果、反射体ＴＡからの２往復受信パルス信
号（影の受信パルス信号）と反射体ＴＢからの真の受信
パルス信号との減衰比は、Ａ２′−Ｂ１とした場合とな
り、したがつて、表示画像上で真のパルス信号と影のパ
ルス信号との識別を極めて容易に行うことが可能となる
。
α信パルス信号Ｂ′１はその大きさがＢ，・１０］「と
なり、この結果、反射体ＴＡからの２往復受信パルス信
号（影の受信パルス信号）と反射体ＴＢからの真の受信
パルス信号との減衰比は、Ａ２′−Ｂ１とした場合とな
り、したがつて、表示画像上で真のパルス信号と影のパ
ルス信号との識別を極めて容易に行うことが可能となる
。
第２図から明らかなように、電気音響変換素子１４から
発射された超音波パルス信号Ｍに近接して超音波吸収体
２０と被検体１８の表面との音響インピーダンスの差か
ら境界面超音波パルス信号Ｍ′が生じるが、超音波吸収
体２０の音響インピーダンスを被検体１８の音響インピ
ーダンスに等しく、あるいは近似させることにより、こ
の境界面パルス信号Ｍ′の大きさを小さくして、その影
響を無視することが可能である。
発射された超音波パルス信号Ｍに近接して超音波吸収体
２０と被検体１８の表面との音響インピーダンスの差か
ら境界面超音波パルス信号Ｍ′が生じるが、超音波吸収
体２０の音響インピーダンスを被検体１８の音響インピ
ーダンスに等しく、あるいは近似させることにより、こ
の境界面パルス信号Ｍ′の大きさを小さくして、その影
響を無視することが可能である。
第２図の実施例においては、超音波吸収体２０の表面に
は例えばポリエステルフイルム等から成る保護臆クワバ
竪Ｆ８七徊ブ七ｈ 切立抽襠ム７１０と被検体１８との
接触面に塗布される流動性パラフインその他油等の液体
による吸収体２０の浸蝕、あるいは超音波探触子１０の
表面を消毒する場合のアルコール等による吸収体２０の
浸蝕を確実に防止し、超音波吸収体２０の表面保護ある
いは変形の防止を行うことが可能となる。
は例えばポリエステルフイルム等から成る保護臆クワバ
竪Ｆ８七徊ブ七ｈ 切立抽襠ム７１０と被検体１８との
接触面に塗布される流動性パラフインその他油等の液体
による吸収体２０の浸蝕、あるいは超音波探触子１０の
表面を消毒する場合のアルコール等による吸収体２０の
浸蝕を確実に防止し、超音波吸収体２０の表面保護ある
いは変形の防止を行うことが可能となる。
また本実施例においては、電気音響変換素子の送受波面
に直接超音波吸収体を付加した例を示したが、電気音響
変換素子の送受波面と超音波吸収体との間に電気音響変
換素子の共振周波数のほぼ１／４波長に設定された音響
整合層を形成して感度等の特性を向上させることも可能
である。
に直接超音波吸収体を付加した例を示したが、電気音響
変換素子の送受波面と超音波吸収体との間に電気音響変
換素子の共振周波数のほぼ１／４波長に設定された音響
整合層を形成して感度等の特性を向上させることも可能
である。
以上説明したように、本発明によれば、超音波ビームの
多重反射による影の受信パルス信号を著しく抑制して正
確な表示画像信号を得ることができ、誤診断の恐れのな
い超音波診断装置に好適な超音波探触子を提供すること
ができる。
多重反射による影の受信パルス信号を著しく抑制して正
確な表示画像信号を得ることができ、誤診断の恐れのな
い超音波診断装置に好適な超音波探触子を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
第１図は従来の超音波探触子およびその送受波作用を示
す説明図、第２図は本発明に係る超音波探触子の好適な
実施例の構成および作用を示す説明図である。 １０・・・・・・超音波探触子、１０ａ・・・・・・送
受波面、１４・・・・・・電気音響変換素子、１８・・
・・・・被検体、２０・・・・・・超音波吸収体、２２
・・・・・・保護膜。
す説明図、第２図は本発明に係る超音波探触子の好適な
実施例の構成および作用を示す説明図である。 １０・・・・・・超音波探触子、１０ａ・・・・・・送
受波面、１４・・・・・・電気音響変換素子、１８・・
・・・・被検体、２０・・・・・・超音波吸収体、２２
・・・・・・保護膜。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ 被検体に対して超音波ビームを発射し被検体からの
反射エコーを受波する電気音響変換素子を含む超音波探
触子において、前記電気音響変換素子の送受波面に超音
波吸収体を付加したことを特徴とする超音波探触子。 ２ 特許請求の範囲１記載の装置において、電気音響変
換素子の送受波面と超音波吸収体との間には前記電気音
響変換素子の共振周波数のほぼ１／４波長に設定された
音響整合層が形成されていることを特徴とする超音波探
触子。 ３ 特許請求の範囲１または２記載の装置において、超
音波吸収体の表面には保護膜が形成されていることを特
徴とする超音波探触子。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6893880A JPS5920233B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 超音波探触子 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP6893880A JPS5920233B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 超音波探触子 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS56165485A JPS56165485A (en) | 1981-12-19 |
| JPS5920233B2 true JPS5920233B2 (ja) | 1984-05-11 |
Family
ID=13388102
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP6893880A Expired JPS5920233B2 (ja) | 1980-05-26 | 1980-05-26 | 超音波探触子 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPS5920233B2 (ja) |
Families Citing this family (2)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| DE3382209D1 (de) * | 1982-12-30 | 1991-04-18 | Fujitsu Ltd | Ultraschall-diagnosegeraet mit einem elektro-akustischen wandler. |
| NL1006007C2 (nl) * | 1997-05-07 | 1998-11-10 | A Hak Ind Services B V | Ultrasoon meetinstrument. |
-
1980
- 1980-05-26 JP JP6893880A patent/JPS5920233B2/ja not_active Expired
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPS56165485A (en) | 1981-12-19 |
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