JPS5920225B2 - 多周波信号受信器 - Google Patents
多周波信号受信器Info
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- JPS5920225B2 JPS5920225B2 JP55000792A JP79280A JPS5920225B2 JP S5920225 B2 JPS5920225 B2 JP S5920225B2 JP 55000792 A JP55000792 A JP 55000792A JP 79280 A JP79280 A JP 79280A JP S5920225 B2 JPS5920225 B2 JP S5920225B2
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- Japan
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- signal
- circuit
- level
- frequency
- group
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-
- H—ELECTRICITY
- H04—ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
- H04Q—SELECTING
- H04Q1/00—Details of selecting apparatus or arrangements
- H04Q1/18—Electrical details
- H04Q1/30—Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents
- H04Q1/44—Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current
- H04Q1/444—Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies
- H04Q1/45—Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies using multi-frequency signalling
- H04Q1/453—Signalling arrangements; Manipulation of signalling currents using alternate current with voice-band signalling frequencies using multi-frequency signalling in which m-out-of-n signalling frequencies are transmitted
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
本発明は通信交換網その他に、制御信号として30使用
される音声周波による多周波信号の受信器に関する。
される音声周波による多周波信号の受信器に関する。
特に、エコーの発生する伝送路を介し到来する多周波信
号受信器の改良に関するものである。押しボタンダイヤ
ル信号等では、音声周波信号35を組合わせて送出し、
制御信号とする方式が広く用いられている。
号受信器の改良に関するものである。押しボタンダイヤ
ル信号等では、音声周波信号35を組合わせて送出し、
制御信号とする方式が広く用いられている。
この方式は音声周波数を伝送する通信網の制御信号方式
として優れたものである。IR゜一この方式は近年衛星
通信等による長い伝送路が通信網の中に組入れられるよ
うになるとともに、伝送端末相互間でも多周波信号によ
る制御信号の送受を行う各種の方式が普及している。
として優れたものである。IR゜一この方式は近年衛星
通信等による長い伝送路が通信網の中に組入れられるよ
うになるとともに、伝送端末相互間でも多周波信号によ
る制御信号の送受を行う各種の方式が普及している。
長い伝送路では、二線四線の変換点等で発生するインピ
ーダンス不整合による反射は避けられず、いわゆるエコ
ーが生じる。
ーダンス不整合による反射は避けられず、いわゆるエコ
ーが生じる。
音声周波数による多周波信号がこのようなエコーのある
伝送路を介して伝送されると、信号の後縁の識別が不明
確になつて、誤動作の原因となる。特に、端末装置相互
間で多周波信号の送受を行う場合には、伝送路の規準に
合わせて−5dBm〜−48dBmもの広いレベル範囲
にわたつて、多周波信号を受信することが必要であり、
一方伝送路の性質からエコーと正規の信号とのレベル差
は18dBまで許容される。従つて受信器には、何らか
の誤動作防止の手段を施すことが必要になる。従来、こ
のための手段として多周波信号受信器に自動利得制御(
AGC)を施すことが行われている。
伝送路を介して伝送されると、信号の後縁の識別が不明
確になつて、誤動作の原因となる。特に、端末装置相互
間で多周波信号の送受を行う場合には、伝送路の規準に
合わせて−5dBm〜−48dBmもの広いレベル範囲
にわたつて、多周波信号を受信することが必要であり、
一方伝送路の性質からエコーと正規の信号とのレベル差
は18dBまで許容される。従つて受信器には、何らか
の誤動作防止の手段を施すことが必要になる。従来、こ
のための手段として多周波信号受信器に自動利得制御(
AGC)を施すことが行われている。
すなわち、一旦信号が到来すると、受信器のAGCが動
作して受信感度を下げ、正規の信号より微弱なレベルの
信号の受信を排除し、エコーによる影響を小さくするも
のである。しかし、AGCには最初の信号入力から動作
までの時間を定める時定数を適当に選ぶ必要があり、あ
らゆる信号入力に対して誤動作のない時定数を選ぶこと
は困難である。すなわち多周波信号の継続時間は広い範
囲で有効となるように定められ、また、エコーも距離に
より遅延時間が大きく相違する。さらに、回線にはパル
ス性の雑音が発生することがあり、これらの条件を全て
カバーする誤動作のないAGCを得ることはできない。
本発明はこれを改良するもので、信号継続時間の広い範
囲にわたり、回線雑音がある場合にもエコー抑圧のでき
る多周波信号受信器を提供することを目的とする。
作して受信感度を下げ、正規の信号より微弱なレベルの
信号の受信を排除し、エコーによる影響を小さくするも
のである。しかし、AGCには最初の信号入力から動作
までの時間を定める時定数を適当に選ぶ必要があり、あ
らゆる信号入力に対して誤動作のない時定数を選ぶこと
は困難である。すなわち多周波信号の継続時間は広い範
囲で有効となるように定められ、また、エコーも距離に
より遅延時間が大きく相違する。さらに、回線にはパル
ス性の雑音が発生することがあり、これらの条件を全て
カバーする誤動作のないAGCを得ることはできない。
本発明はこれを改良するもので、信号継続時間の広い範
囲にわたり、回線雑音がある場合にもエコー抑圧のでき
る多周波信号受信器を提供することを目的とする。
本発明は、受信入力信号のレベルをあらかじめ定めた複
数の段階的なレベルのいずれにあるかを比較識別し、こ
のレベルをメモリに一時記憶し、この記憶内容に基づい
て受信信号に損失を与え、有効な受信入力信号の後縁の
あとエコーが消滅するに十分な所定時間が経過するまで
この損失を与えた状態を継続させるように構成されたこ
とを特徴とする。
数の段階的なレベルのいずれにあるかを比較識別し、こ
のレベルをメモリに一時記憶し、この記憶内容に基づい
て受信信号に損失を与え、有効な受信入力信号の後縁の
あとエコーが消滅するに十分な所定時間が経過するまで
この損失を与えた状態を継続させるように構成されたこ
とを特徴とする。
次に本発明の原理について実際的な数値例を用いて説明
する。
する。
いま、到来する多周波信号が、一例として−5dBmの
レベルであつて、その信号には−25dBmのエコーが
伴つているものとする。
レベルであつて、その信号には−25dBmのエコーが
伴つているものとする。
端末用受信器では、多周波信号のレベルが−48dBm
まで受信可能となるように定められているので、この信
号はこのままでは正規の信号とエコーとの識別ができな
い。本発明の装置では、この−5dBmの信号を受信し
、これが多周波信号として有効であることが確認される
と、直ちに受信器の受信可能最低レベルを、正規の信号
レベルより低く、エコーのレベルより高い値、例えば−
15dBmに切替える。これにより、多周波信号の後縁
をエコーに迷わされることなく正しく識別することがで
きる。後縁が検出されると、後縁からエコーの存在する
恐れのある時間だけこの状態を保持してから、はじめの
状態である−48dBmまで受信可能な状態にりセツト
する。このように到来した多周波信号のレベルに応じて
、受信可能最低レベルを変更するものであるが、本発明
の装置ではこの受信可能最低レベルの変更を連続的に行
うのではなく、あらかじめいくつかのレベルを定めてお
き、そのいずれかを選択するように段階的に変更するこ
とに一つの特徴がある。
まで受信可能となるように定められているので、この信
号はこのままでは正規の信号とエコーとの識別ができな
い。本発明の装置では、この−5dBmの信号を受信し
、これが多周波信号として有効であることが確認される
と、直ちに受信器の受信可能最低レベルを、正規の信号
レベルより低く、エコーのレベルより高い値、例えば−
15dBmに切替える。これにより、多周波信号の後縁
をエコーに迷わされることなく正しく識別することがで
きる。後縁が検出されると、後縁からエコーの存在する
恐れのある時間だけこの状態を保持してから、はじめの
状態である−48dBmまで受信可能な状態にりセツト
する。このように到来した多周波信号のレベルに応じて
、受信可能最低レベルを変更するものであるが、本発明
の装置ではこの受信可能最低レベルの変更を連続的に行
うのではなく、あらかじめいくつかのレベルを定めてお
き、そのいずれかを選択するように段階的に変更するこ
とに一つの特徴がある。
このレベルの段階数nはいくつにtればよいかを考える
と、次のとおりになる。ただし、 VOFF:受信しない最高信号レベル VOnmax:受信する最高信号レベル 0min:受信する最低信号レベル S/E:正規信号とエコー信号の相対レベル差Δ:切替
検出レベルのあいまい値である。
と、次のとおりになる。ただし、 VOFF:受信しない最高信号レベル VOnmax:受信する最高信号レベル 0min:受信する最低信号レベル S/E:正規信号とエコー信号の相対レベル差Δ:切替
検出レベルのあいまい値である。
すなわちは受信器のダイナミックレンジであり、これに
S/Eを加えると、正規信号とエコーの両者に対する実
質的なダイナミツクレンジとなる。
S/Eを加えると、正規信号とエコーの両者に対する実
質的なダイナミツクレンジとなる。
さらに、切替検出レベルのあいまい値Δvは隣接分と重
なるから、その%のみが実際に寄与するので、これが加
えられて(1)式の分子項となる。この正規信号とエコ
ーの両者に対するダイナミツクレンジ内で、正規信号を
受信しエコーを受信しないように設定するには−S/E
でこれを除算すればよいが、受信器の最低レベル付近に
はだけのあいまい値があり、さらに切替検出レベルのあ
いまい値Δがあり、この分だけ狭いレベル範囲に設定し
なければならないので、これが−S/Eに加算されて、
(1)式の分母項となる。
なるから、その%のみが実際に寄与するので、これが加
えられて(1)式の分子項となる。この正規信号とエコ
ーの両者に対するダイナミツクレンジ内で、正規信号を
受信しエコーを受信しないように設定するには−S/E
でこれを除算すればよいが、受信器の最低レベル付近に
はだけのあいまい値があり、さらに切替検出レベルのあ
いまい値Δがあり、この分だけ狭いレベル範囲に設定し
なければならないので、これが−S/Eに加算されて、
(1)式の分母項となる。
従つて(1)式は必要な段階数となる。実際的な値とし
て とすると、(1)式から が得られ、レベルの段階数nは4以上であれば、あらゆ
るレベルの受信信号に対して適正な受信利得を設定する
ことができる。
て とすると、(1)式から が得られ、レベルの段階数nは4以上であれば、あらゆ
るレベルの受信信号に対して適正な受信利得を設定する
ことができる。
次に本発明の実施例装置について図面を参照して説明す
る。
る。
第1図は本発明実施例装置の回路構成図でお石。
入力端子1Nは受信器入力で、この信号ぱバツフア増幅
器1を介して多周波信号の低群フイルタ2および高群フ
イルタ3の入力に導かれている。低群フイルタ2の出力
は、可変減衰回路4を経て、さらにリミツタ回路5を経
て、低群識別回路6に与えられている。高群フイルタ3
の出力は、リミツタ回路8およびレベル識別回路9に分
岐して与えられ、リミツタ回路8の出力は、高群識別回
路10に与えられている。低群識別回路6および高群識
別回路10は、それぞれ公知の回路であり、それぞれ4
個の周波数信号の有無を検出し、論理回路12に送出す
るよう構成されている。レベル識別回路9は、前述の(
1)式に基づく計算から得られたように、到来する信号
のレベルを4段階以上に分別する回路である。
器1を介して多周波信号の低群フイルタ2および高群フ
イルタ3の入力に導かれている。低群フイルタ2の出力
は、可変減衰回路4を経て、さらにリミツタ回路5を経
て、低群識別回路6に与えられている。高群フイルタ3
の出力は、リミツタ回路8およびレベル識別回路9に分
岐して与えられ、リミツタ回路8の出力は、高群識別回
路10に与えられている。低群識別回路6および高群識
別回路10は、それぞれ公知の回路であり、それぞれ4
個の周波数信号の有無を検出し、論理回路12に送出す
るよう構成されている。レベル識別回路9は、前述の(
1)式に基づく計算から得られたように、到来する信号
のレベルを4段階以上に分別する回路である。
入力にはそれぞ伯,のレベルに鈴宋された比較回路C,
〜C,.が備えられ、各出力は4個のメモリM1〜M4
に蓄積されるように構成されている。このメモリM,〜
M4の状態に対応して、リレーR1〜R4が動作するよ
うに構成されている。一方、可変減衰回路4には4個の
抵抗減衰器T1〜T4が備えられ、上述のリレーR1〜
R4の接点R,〜R4により、順次カスケードに接続さ
れるように構成されている。
〜C,.が備えられ、各出力は4個のメモリM1〜M4
に蓄積されるように構成されている。このメモリM,〜
M4の状態に対応して、リレーR1〜R4が動作するよ
うに構成されている。一方、可変減衰回路4には4個の
抵抗減衰器T1〜T4が備えられ、上述のリレーR1〜
R4の接点R,〜R4により、順次カスケードに接続さ
れるように構成されている。
さらに、論理回路12からは、各周波数の信号の検出出
力L1〜L4.Hl〜H4のほかに、2個の出力C,d
が得られ、その一方dは前記メモリのりセツト用の信号
であり、モノマルチ15およびオア回路16を経て、メ
モリM1〜M4のりセツト端子に与えられている。
力L1〜L4.Hl〜H4のほかに、2個の出力C,d
が得られ、その一方dは前記メモリのりセツト用の信号
であり、モノマルチ15およびオア回路16を経て、メ
モリM1〜M4のりセツト端子に与えられている。
他の一方cは、受信された多周波信号が有効であること
を識別したときに送出される信号であつて、前記比較回
路C1〜C4に導かれている。比較回路C1のさらに詳
しい構成例を第2図に示す。
を識別したときに送出される信号であつて、前記比較回
路C1〜C4に導かれている。比較回路C1のさらに詳
しい構成例を第2図に示す。
入力aにはフイルタ3の出力が加えられ、差動演算増幅
器A1の一方の入力に与えられる。この増幅器A1の他
方の入力には、基準電圧E1が与えられていて、入力a
がこの基準電圧E1を越えるときに出力が生じる。これ
は多周波信号として有効であることを識別する信号cと
アンドがとられ、整流されて第二の差動演算増幅器A2
の一方の入力に与えられる。この増幅器A,の他方の〜
人力には、基準電圧E。が与えられていて、整流出力が
この基準電圧E。を越えるときに出力が送出される。ノ
基準電圧E1については、比較回路C1〜C4のそ
れぞれについて、異なる値となるように設定されている
。
器A1の一方の入力に与えられる。この増幅器A1の他
方の入力には、基準電圧E1が与えられていて、入力a
がこの基準電圧E1を越えるときに出力が生じる。これ
は多周波信号として有効であることを識別する信号cと
アンドがとられ、整流されて第二の差動演算増幅器A2
の一方の入力に与えられる。この増幅器A,の他方の〜
人力には、基準電圧E。が与えられていて、整流出力が
この基準電圧E。を越えるときに出力が送出される。ノ
基準電圧E1については、比較回路C1〜C4のそ
れぞれについて、異なる値となるように設定されている
。
これは前に述べたように入力信号のレベルを段階的に識
別するためのもので、各識別レベルの具体的数値例を第
1表に示す。基準電圧EOは各比較回路C1〜C4につ
いて共通の値である。このような装置の動作を第3図に
示す波形図を用いて説明する。第3図a−fは第1図あ
るいは第2図にX印を付して示す対応する符号の点の波
形図である。いま、高いレベルである−5dBmの信号
が−25dBmのエコーを伴つてこの受信器に到来した
ものとすると、フイルタ3の出力には第3図aに示す信
号が現われる。
別するためのもので、各識別レベルの具体的数値例を第
1表に示す。基準電圧EOは各比較回路C1〜C4につ
いて共通の値である。このような装置の動作を第3図に
示す波形図を用いて説明する。第3図a−fは第1図あ
るいは第2図にX印を付して示す対応する符号の点の波
形図である。いま、高いレベルである−5dBmの信号
が−25dBmのエコーを伴つてこの受信器に到来した
ものとすると、フイルタ3の出力には第3図aに示す信
号が現われる。
この信号は多周波信号として有効であることが識別され
ると信号cが送出され、レベル識別回路9の全ての比較
回路C1〜C4により検出されて、リレーR1〜R4の
全てが動作する。これにより、可変減衰回路4の接点r
1〜R4の全てが開いて、回路T1〜T4の全てがカス
ケードに挿入されることになる。このときの可変減衰回
路4の減衰量は第1表から35.8dBである。このよ
うにして、第3図に示す時刻t1では可変減衰回路4の
出力bに現われる信号は減衰され、時刻T3からT4ま
で持続するエコーは、受信可能限界レベル(−48dB
m)以下となつて、信号の後縁が時刻T3ではつきりと
識別される。論理回路12から送出される信号dの後縁
によりモノマルチ15が動作し、エコーの持続時間に十
分な時間を波形eのように作り出す。オア回路16によ
りりセツト信号fを作り、この信号fの後縁でメモリM
1〜M4をりセツトする。これにより可変減衰回路4は
減衰量零の状態に戻る。この受信器の受信許容レベル範
囲は−5〜−48dBmであり、この範囲の信号レベル
に対して、第1表に示すようにリレーが選択され、可変
減衰回路4の信号減衰量が設定される。
ると信号cが送出され、レベル識別回路9の全ての比較
回路C1〜C4により検出されて、リレーR1〜R4の
全てが動作する。これにより、可変減衰回路4の接点r
1〜R4の全てが開いて、回路T1〜T4の全てがカス
ケードに挿入されることになる。このときの可変減衰回
路4の減衰量は第1表から35.8dBである。このよ
うにして、第3図に示す時刻t1では可変減衰回路4の
出力bに現われる信号は減衰され、時刻T3からT4ま
で持続するエコーは、受信可能限界レベル(−48dB
m)以下となつて、信号の後縁が時刻T3ではつきりと
識別される。論理回路12から送出される信号dの後縁
によりモノマルチ15が動作し、エコーの持続時間に十
分な時間を波形eのように作り出す。オア回路16によ
りりセツト信号fを作り、この信号fの後縁でメモリM
1〜M4をりセツトする。これにより可変減衰回路4は
減衰量零の状態に戻る。この受信器の受信許容レベル範
囲は−5〜−48dBmであり、この範囲の信号レベル
に対して、第1表に示すようにリレーが選択され、可変
減衰回路4の信号減衰量が設定される。
これにより、正規信号とのレベル差が18dB以上ある
エコーは全て受信感度外になり、エコーによる影響を除
くことができる。第4図は本発明の第二の実施例回路構
成図である。
エコーは全て受信感度外になり、エコーによる影響を除
くことができる。第4図は本発明の第二の実施例回路構
成図である。
この例は第1図に示す前例と比べると、低群フイルタ2
の出力にレベル選択回路20が接続されたこと、レベル
識別回路9のレベル識別出力がリレーに代えて、レベル
選択回路20の中に設けられたゲート回路G1〜G4に
与えられるように構成されたところに特徴がある。他の
構成は第1図の例と同様である。レベル選択回路20は
、入力を分岐して5個の設定レベルの異なるリミツタ回
路LMl〜LM5に与えられるように構成され、この各
出力が上記ゲート回路G1〜G4により選択され、オア
回路G。
の出力にレベル選択回路20が接続されたこと、レベル
識別回路9のレベル識別出力がリレーに代えて、レベル
選択回路20の中に設けられたゲート回路G1〜G4に
与えられるように構成されたところに特徴がある。他の
構成は第1図の例と同様である。レベル選択回路20は
、入力を分岐して5個の設定レベルの異なるリミツタ回
路LMl〜LM5に与えられるように構成され、この各
出力が上記ゲート回路G1〜G4により選択され、オア
回路G。
を介して、低群識別回路6に与えられるように構成され
ている。到来する多周波信号のレベル範囲と、これに対
して選択されるリミツタ回路との対応を第2表に示す。
第4図に示す実施例においても、その動作波形は第1図
に示す実施例と同様であり、第4図にX印を付して示す
a−fは、第3図a−fにそれぞれ対応する。
ている。到来する多周波信号のレベル範囲と、これに対
して選択されるリミツタ回路との対応を第2表に示す。
第4図に示す実施例においても、その動作波形は第1図
に示す実施例と同様であり、第4図にX印を付して示す
a−fは、第3図a−fにそれぞれ対応する。
ただし、第3図に示す時刻t1からは選択されるレベル
回路が限定されるので、時刻T3から持続するエコーは
レベル選択回路20の出力には現われなくなるので、第
4図の例では第3図に示す波形bのみが同b′のように
なる。この場合にも同様にエコーによる影響を除くこと
ができる。ここで、上記実施例では、信号のレベルを比
較識別するための回路を高群側にのみ挿入し、信号に損
失を与えるための回路を低群側のみに挿入した例を示し
た。
回路が限定されるので、時刻T3から持続するエコーは
レベル選択回路20の出力には現われなくなるので、第
4図の例では第3図に示す波形bのみが同b′のように
なる。この場合にも同様にエコーによる影響を除くこと
ができる。ここで、上記実施例では、信号のレベルを比
較識別するための回路を高群側にのみ挿入し、信号に損
失を与えるための回路を低群側のみに挿入した例を示し
た。
多周波信号受信器の論理回路は、高群側および低群側に
それぞれ所定の周波数の信号がそれぞれ1周波づつ同時
に存在するときに限り出力情報を有効とするように構成
されているので、信号レベルの比較識別を行う回路およ
び本発明の回路により信号に損失を与える回路は、高群
側または低群側のいずれか一方について設けることによ
り十分である。このように、いずれか一方に設けること
により必要なハードウエア量を小さくすることができる
。しかし、信号レベルの比較識別を行う回路および信号
に損失を与える回路は、高群側および低群側の双方に挿
入してもよく、まナ,吉軒わト▼と!〔既−?−ロ口1
)−イエ1−Zllノ)−く、さらに、上記実施例とは
入替えて、高群側で信号に損失を与え、低群側でレベル
の比較識別を行うように構成してもよく、あるいは、高
群側または低群側のいずれか一方のみに、レベルの比較
識別および損失を与える回路をともに設ける構成として
もよい。これらによつても、同様に本発明を実施するこ
とができる。本発明の装置を従来から用いられているA
GCによる装置と比べると、動作の時定数を任意に選べ
るところに特長がある。
それぞれ所定の周波数の信号がそれぞれ1周波づつ同時
に存在するときに限り出力情報を有効とするように構成
されているので、信号レベルの比較識別を行う回路およ
び本発明の回路により信号に損失を与える回路は、高群
側または低群側のいずれか一方について設けることによ
り十分である。このように、いずれか一方に設けること
により必要なハードウエア量を小さくすることができる
。しかし、信号レベルの比較識別を行う回路および信号
に損失を与える回路は、高群側および低群側の双方に挿
入してもよく、まナ,吉軒わト▼と!〔既−?−ロ口1
)−イエ1−Zllノ)−く、さらに、上記実施例とは
入替えて、高群側で信号に損失を与え、低群側でレベル
の比較識別を行うように構成してもよく、あるいは、高
群側または低群側のいずれか一方のみに、レベルの比較
識別および損失を与える回路をともに設ける構成として
もよい。これらによつても、同様に本発明を実施するこ
とができる。本発明の装置を従来から用いられているA
GCによる装置と比べると、動作の時定数を任意に選べ
るところに特長がある。
AGCでは到来信号を検波した整流出力レベルにより、
増幅器利得を変化させるため、一定の整流出力に達する
までの時間が必要であり、動作が遅くなる。これに対し
、本発明の回路では到来した多周波信号のレベルがどの
範囲にあるかを識別すればよいので、検波のための整流
回路の時定数を小さく選ぶことができる。従つて信号の
継続時間が短い場合にも有効に動作させることができる
。また信号の後縁からエコーの存在する可能性のある時
間を経過した後に、直ちに初期の状態に復旧することが
できる。以上述べたように、本発明によれば信号継続時
間の長さにかかわらず正しくエコーを抑圧することがで
き、回線雑音あるいはエコーが消滅した後に直ちに正常
動作に復帰することのできる優れた特長がある。また、
本発明の装置は有効な多周波信号のみにレベル制御を行
うので、不要な回線雑音に対してレベノ帽u御が行われ
ることがなく、正規の多周波信号の受信が妨害されるこ
とのない優れた多周波信号受信器が得られる。
増幅器利得を変化させるため、一定の整流出力に達する
までの時間が必要であり、動作が遅くなる。これに対し
、本発明の回路では到来した多周波信号のレベルがどの
範囲にあるかを識別すればよいので、検波のための整流
回路の時定数を小さく選ぶことができる。従つて信号の
継続時間が短い場合にも有効に動作させることができる
。また信号の後縁からエコーの存在する可能性のある時
間を経過した後に、直ちに初期の状態に復旧することが
できる。以上述べたように、本発明によれば信号継続時
間の長さにかかわらず正しくエコーを抑圧することがで
き、回線雑音あるいはエコーが消滅した後に直ちに正常
動作に復帰することのできる優れた特長がある。また、
本発明の装置は有効な多周波信号のみにレベル制御を行
うので、不要な回線雑音に対してレベノ帽u御が行われ
ることがなく、正規の多周波信号の受信が妨害されるこ
とのない優れた多周波信号受信器が得られる。
第1図は本発明実施例装置の回路構成図。
第2図は比較回路の構成例図。第3図は本発明実施例装
置の動作波形図。第4図は本発明の第二実施例装置の回
路構成図。1・・・・・・バツフア増幅器、2・・・・
・・低群フイルタ、3・・・・・・高群フイルタ、4・
・・・・・可変減衰回路、5・・・・・・リミツタ回路
、6・・・・・・低群識別回路、8・・・・・・リミツ
タ回路、9・・・・・・レベル識別回路、10・・・・
・・高群識別回路、12・・・・・・論理回路、15・
・・・・・モノマルチ、16・・・・・・オア回路、2
0・・・・・・レベル選択回路。
置の動作波形図。第4図は本発明の第二実施例装置の回
路構成図。1・・・・・・バツフア増幅器、2・・・・
・・低群フイルタ、3・・・・・・高群フイルタ、4・
・・・・・可変減衰回路、5・・・・・・リミツタ回路
、6・・・・・・低群識別回路、8・・・・・・リミツ
タ回路、9・・・・・・レベル識別回路、10・・・・
・・高群識別回路、12・・・・・・論理回路、15・
・・・・・モノマルチ、16・・・・・・オア回路、2
0・・・・・・レベル選択回路。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1 受信入力信号を低群周波数と高群周波数とに分別す
るフィルタと、このフィルタの出力に得られる低群周波
数および高群周波数のそれぞれについて所定の周波数の
信号を識別する低群識別回路および高群識別回路と、こ
の低群識別回路および高群識別回路の出力が多周波信号
として有効であることを表示する信号を送出する論理回
路と、を備えた多周波信号受信器において、 上記低群周波数および上記高群周波数の少なくとも一方
について、受信入力信号のレベルがあらかじめ定められ
た複数の段階的なレベル範囲の何れにあるかを比較識別
する比較回路と、この比較回路の出力情報を記憶するメ
モリと、上記多周波信号として有効であることを表示す
る信号の後縁から所定時間の経過後に上記メモリをリセ
ットする回路とを備え、 さらに、上記低群周波数および上記高群周波数の少なく
とも一方について、上記メモリに記憶された比較回路の
出力情報に対応して通過する信号に損失を与える回路手
段を備えたことを特徴とする多周波信号受信器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55000792A JPS5920225B2 (ja) | 1980-01-08 | 1980-01-08 | 多周波信号受信器 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP55000792A JPS5920225B2 (ja) | 1980-01-08 | 1980-01-08 | 多周波信号受信器 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5698091A JPS5698091A (en) | 1981-08-07 |
JPS5920225B2 true JPS5920225B2 (ja) | 1984-05-11 |
Family
ID=11483529
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP55000792A Expired JPS5920225B2 (ja) | 1980-01-08 | 1980-01-08 | 多周波信号受信器 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5920225B2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6471261A (en) * | 1987-09-11 | 1989-03-16 | Nec Corp | Multi-frequency signal receiver |
-
1980
- 1980-01-08 JP JP55000792A patent/JPS5920225B2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5698091A (en) | 1981-08-07 |
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