JPS59202134A - 高速鍛造機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔発明の利用分野〕 本発明は油圧式高速鍛造機に係シ、特に、ハンマーヘッ
ドを油圧直動形とし、油圧サーボ弁によシ高速制御を可
能とした高速鍛造機に関する。

〔発明の背景〕

従来、鍛造機には、機械式と油圧式がある。これらの鍛
造機の利点は、 ■　成品の表面仕上シ精度がよいため、機械加工時の切
削代が少なくてすむため加工能率がよく、材料の歩留シ
が向上する。

■　鍛造割れを発生し易く、高合金鋼、ステンレス鋼な
どの鍛造が可能である。

■　近年、開発されている、粉末複合ロール材（ロール
芯部は普通鋼材とし表面層は、耐摩耗性、耐蝕性を持た
せた粉末合金を付着させながら鍛造された材料）の生産
に欠かせない鍛造機である。

■　結晶粒が、全面にわたって、微細化され、鍛錬効果
が、棒断面の中心部布に均一に及び、強度の高い成品が
得られる。

等があげられ、今後、高級材料の開発が続いていく中で
、高速鍛造機の需要は、急速に増えていくものと考えら
れる。

機械式鍛造機は、ハンマーヘッドに鍛圧力を与えるのに
、歯車機構を採用しているため、構造が複雑になり設備
費が膨大となる。例えば、鍛圧力２０００Ｔ（ハンマー
ヘッド１ケで５００Ｔ）クラスの設備重量は１２０トン
であシ、これに対し油圧式は４０トンである。

油圧式鍛造機は、１吏用油圧を上げてやることに依り、
鍛造機を小さく出来るという利点があり、機械式にくら
べ、保守点検箇所が極端に少い、工場スペースが小さい
、設備費が大巾に低下する等の、メリットをもたらすた
め、近年、油圧式鍛造機の開発が盛んになってきた。

第１図に油圧式鍛造機を示す。前述の欠点を解決するた
め、各ハンマーヘッド３へ、直接、油圧サーボバルブを
設け、このサーボバルブへ、鍛圧回数の波形指令を入れ
、又、ハンマーヘッド３の位置制御は、ハンマー内部の
位置指令器に指令する方法とし、検出機構を、非接触形
とした。なお、図中３０はスプリングピ／、３１はモー
タ、３２はギヤ、３３はポンプピストン、３４はクラン
クアーム、３６は歯車箱、３７はモータである。

高速鍛造機に於いて、重要な要素は、 （１）構成される、四つの、ハンマーヘッドの同期性。

（２１ハンマーヘッドの高速制御性（ハンマーヘッドの
ストローク） が揚げられる。

これらの点で、従来品は以下の欠点をもっている。すな
わち、（ａ）ハンマーヘッドの同期性を確保するため、
ハンマーヘッドがストロークする時、そのもどり端は、
サーボモーターで調整されるスプリングピンによって規
制される。

（ｂ）　　高速で動作するノ・ンマーヘッドは、スプリ
ングピンの晴れを早める上、四つのノ１ンマ一部のビン
の１摩耗量が異る。

（ｅ）　　四つのハンマーヘッドへ油圧を供給する油圧
装置には、クランクアームで駆動される二本ずつ同時に
作動させるポンプピストンを装備しているが、ポンプピ
ストンとリンク及びリンクとクランクアーム接続部、ク
ランク−Ｉ受等の組立ガタと摩耗はさけられない。

（ｄ）　　クランクアーム、リンク、ポンプピストンの
構成では、強度的に、毎秒６〜８サイクルをこえると、
接続部継手の異常摩耗や振動騒音の原因となり、高速性
に適さない。

〔発明の目的〕

本発明の目的は、鍛造回数を毎秒１０〜２０サイクルに
上げ、鍛造能率を上げると共に鍛造品の結晶粒の微細化
を図る高速鍛造機を提供するにある。

〔発明の実施例〕

第２図ではハウジング１にシリンダー２が組込まれ、ポ
ル）１０で固定される。

位置検出端子４はハンマーヘッド３内に固定されている
。ブラケット１１は、シリンダーカバー１２にボルト１
３で固定されている。材料８は、ダイス７を介してハン
マーヘッド３で鍛圧される。

第３図で、材料８は、マニプレータ−９で支持され、鍛
圧時は毎秒１２０〜１８０’ずつ回転されながら、押込
まれる。

油圧系統を第４図に示す。タンク１９には、クーラー２
１、フィルター２２、冷却用ポンプ２３が付属されてい
る。

ハンマーヘッド３が、鍛圧作動時、油は、ポンプ１４で
、圧送され、常時、切換弁２４で開かれている。急しゃ
新井１５を経て、サーボパルプ１３を通じ、ハンマーヘ
ッド３とシリンダー２へ供給される。ハンマーヘッド３
が、開放される時は、接続管２５より圧油がａに入り、
戻り油はｂよシ接続管２６から２７を経て、タンク１９
へ流れる。

緊急しゃ新井１５は、ハンマーヘッド３部へ異物をかみ
込むなどの非常時態発生時、切換弁を作動させて圧油を
とめる。この場合、油は減圧弁２８、チェック弁２０を
経てタンク１９へもどす。

１８はストップ弁、１６はアキュムレーターであろう ポンプ１４で圧送された油は、ハンマーヘッド３を撮動
的に、作動させるために、サーボバルブ１３には、波形
指令器２９で、波形信号が指令される。又、ハンマーヘ
ッドの波形中心位置は第１図のブラケット１１に支持さ
れた検出コイル５に対し、ハンマーヘッド側に固定され
た検出棒４が、要求された位置になるように位置指令コ
ード６を通じ、指令されることで確認される。

波形指令器２９は四個ハンマーヘッド３の波形出力を、
基準波形と比較し、その差信号によシ、各サーボバルブ
１３への入力を補正し、同期制御を行なう。ここで波形
信号とは、ハンマーヘッド３のストローク量（通常３〜
５■）と、打撃回数を含んでいる。

〔発明の効果〕

本発明によれば、スプリングビンの摩耗やポンプピスト
ン、クランクアーム等の機械系ガタが一掃され、高速性
が確保される。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来の高速鍛造機の系統図、第２図。 第３図は本発明の一実施例の構成図、第４図は本発明の
一実施例の油圧系統図である。 ３・・・ハンマーヘッド、１３・・・サーボパルプ。 代理人　弁理士　高橋明夫 尊１図

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. １、四つのハンマーヘッドを設けた高速鍛造機に於いて
   、油圧サーボパルプを用いて前記ハンマーヘッドの同期
   制御を行なうことを特徴とする高速鍛造機。