JPS5920150Y2 - 風呂の循環湯撹拌装置 - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は風呂釜と浴槽とを連結する循環筒の湯中に、浴
槽湯の圧力を受けて気泡を噴出させるべき気蓄タンクを
浴槽に連結して設けたことを特徴とする風呂の循環湯攪
拌装置に関し、浴槽湯の圧力によって浴槽と風呂釜とを
連結する循環筒内の湯流れを促進し熱効率の向上を計っ
たものである。

以下、本考案を実施例図面に基づいて説明する。

第１図は、本考案風呂の循環攪拌装置の一実施例を示す
断面図、第２図は外観を示す正面図、第３図及び第４図
は本考案の他の実施例を示す断面図である。

図において、１は内壁１ａと外壁１ｂとで周壁を二重に
しそれらの壁で気蓄タンク２を形成した浴槽、３は該浴
槽１と対設された風呂釜で両者は上棚環筒４と下積環筒
５とで連結している。

６は気蓄タンク２の上部と下積環筒５とを連結せるエア
ーパイプで、その先端は下積環筒５の内空部に導入され
て循環筒５の湯流れの方向に向けて配設している。

７は浴槽１の内壁１ａの底部に設けられ気蓄タンク２に
通じる連絡孔である。

次に本考案風呂の循環湯攪拌装置の作用について説明す
る。

風呂釜３内で炊かれた湯は上棚環筒４を通って浴槽１内
に吐出される。

そして浴槽１の下層部の比較的温度の低い湯が風呂釜３
内に流入する。

他方、浴槽１内に貯められた湯水は、内壁１ａの底面に
形成された連絡孔７から気蓄タンク２内に流入するので
、気蓄タンク２内の空気圧は浴槽湯の圧力を受けて上昇
する。

いま、エアーバイブロに装備された弁６ａを開放すれば
、気蓄タンク２内の空気は下積環筒５の場内に気泡とな
って噴出される。

そして、その気泡は順次風呂釜３の中に流入し、上棚環
筒４を通って浴槽１内に吐出される。

なお、気蓄タンク２は第１図に示す如く、浴槽１の周壁
全体に形成されているものに限定する主旨ではない。

第３図に示したように、浴槽１の底面内側を二重底にし
て気蓄タンク２を形成し、その気蓄タンク２より延びる
エアーバイブロの先端を下積環筒５の内空部に配設して
もよいのである。

また、第４図に示す如く気蓄タンク２の下層部と浴槽１
とを連絡管７′で連結し、さらに気蓄タンク２の上層部
と下積環筒５とをエアーバイブロで接続してもよい。

浴槽１内の湯は気蓄タンク２に流入して気蓄タンク２内
の空気を圧迫し、エアーバイブロから空気を下棚環筒５
内に噴出させるのである。

このように、本考案風呂の循環湯攪拌装置は浴槽外周の
気蓄タンクと循環パイプとをエアーパイプで連結してい
るので順次エアーバイブロの先端から噴出された気泡は
、循環筒４，５内及び風呂釜３の流れを促進する効果が
あり、したがって風呂釜３内での熱交換率を著しく良く
する。

エアーバイブロから噴出される空気は浴槽の周壁に形成
された気蓄タンクに流入する浴槽湯の圧力によるもので
あるから、ポンプ等、特別の動力を必要とせず、経済的
である。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本考案風呂の循環攪拌装置の一実施例を示す
断面図、第２図は外観を示す正面図、第３図及び第４図
は本考案の他の実施例を示す断面図である。 １・・・・・・浴槽、１ａ・・・・・・内壁、１ｂ・・
・・・・外壁、２・・・・・・気蓄タンク、３・・・・
・・風呂釜、４・・・・・・上樋環筒、５・・・・・・
下樋環筒、６・・・・・・エアーパイプ、６ａ・・・・
・・バルブ、７・・・・・・連絡孔、７′・・・・・・
連絡管、８・・・・・・点火栓。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. 風呂釜と浴槽とを連結する循環筒の湯中に、浴槽湯の圧
   力を受けて気泡を噴出させるべき気蓄タンクを浴槽に連
   結して設けたことを特徴とする風呂の循環湯攪拌装置。