JPS591995Y2 - 微細粒を含有する液体の貯溜槽 - Google Patents

微細粒を含有する液体の貯溜槽

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JPS591995Y2
JPS591995Y2 JP2214480U JP2214480U JPS591995Y2 JP S591995 Y2 JPS591995 Y2 JP S591995Y2 JP 2214480 U JP2214480 U JP 2214480U JP 2214480 U JP2214480 U JP 2214480U JP S591995 Y2 JPS591995 Y2 JP S591995Y2
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JP
Japan
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rake
fine particles
inner cylinder
containing fine
tank body
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Application number
JP2214480U
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JPS56125887U (ja
Inventor
勝彦 山本
広次 酒井
友彦 洲崎
巌 長谷川
修治 長尾
千明 東條
Original Assignee
日立造船株式会社
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Publication date
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は微細粒を含有する液体の貯溜槽に関する。
従来の微細粒を含有する液体の貯溜槽(たとえばリン酸
槽等)では、微細粒が沈降して槽底面上に堆積しないよ
うに、攪拌機等を用いて微細粒を浮遊させ、またこれと
同時に熱伝達の向上をはがっている。
しかし大型貯溜槽(たとえば径80mの10万トンタン
ク)の場合には、上記従来の攪拌機等では、液体を全体
的に攪拌することが困難であり、攪拌むらが生じやすく
、部分的に微細粒が沈降して堆積し、液体濃度のばらつ
きがおこりやすい。
またこのようなことを攪拌により防止しようとするなら
ば、多大のエネルギーを要し、機械構造面でも、技術上
、保守上問題点が多い。
そこで槽内の下部にレーキを配設し、このレーキを水平
方向に回転させることによって攪拌することが考えられ
る。
しかし、ただ単にレーキを配設しただけでは、攪拌初期
において、槽底面上に堆積した微細粒にレーキが埋もれ
た状態となるので、レーキを回転させようとしても上記
微細粒の抵抗によって回転させることができない事態が
生ずるおそれがある。
そこで本考案はかかる問題点を解消した貯溜槽を提供す
るものである。
以下、本考案の一実施例を図に基づいて説明する。
1は微細粒を含有する液体2を貯溜する槽本体であって
、天板1aの中央には開口部3を形成しである。
4は該槽本体1の底板1b上の中央に複数本立設された
脚部、5は該脚部4上に配設された内筒であって、その
天板5aは上記槽本体1の天板1aとほぼ面一状態とさ
れている。
6は上記槽本体1の開口部3を覆う円筒状の保護カバー
であって、このカバー6の天板6aと前記内筒5の天板
5aとの間には格子状の支柱6bを配設しである。
7はレーキであって、上記カバー6内において内筒5と
同芯状に配設されたリング7aと、該リング7aの下面
外周縁に固着された筒部と、該筒部7bの下面から槽本
体1内を内筒5に沿って底板1b近くまでのびる多角形
筒状のレーキケージ7Cと、基端部が該レーキケージ7
Cの下端にヒンジ50を介して上下回動のみ自在に連結
されると共に先端部が水平方向へ槽本体1の側壁1C近
傍までのびる一対(なお1本あるいは3本以上であって
もよい)のレーキアーム7dと、該各アーム7dにチェ
ノ7eを介して吊り下げられたレーキブレード7fとか
らなる。
該レーキブレード7fを構成する各ブレード板7gは内
筒5の接線方向に沿って配設しである。
前記リング7aの下面内周縁には環状体8を固着してあ
り、この環状体8の下面を内筒天板5a上に配設された
スラストローラ9により回転自在に支持し、また環状体
8の内周面を内筒天板5a上に配設されたサイドローラ
10により回転自在に支持している。
さらに上記リング7aの内周面にはラック11を形成し
てあり、このラック11には内筒天板5a上の減速機付
き駆動機12により回転させられるピニオン13が噛合
している。
51は前記各レーキアーム7dの回動装置であって、前
記リング7a上に配設された自動または手動のウィンチ
52と、該ウィンチ52のドラムに巻回されたワイヤー
ロープ53とを有し、該ロープ53の先端はリング7a
上のシーブ54上を通ると共にノングアaと筒部7bと
レーキケージ7Cの上部とに形成された通路55を通り
、かつレーキケージ7Cに配設されたシーブ56を介し
て各レーキアーム7dの先端部に連結されている。
57はリング7a上に固着されると共に上記ワイヤーロ
ープ53に接当するシール部材である。
58はレーキケージ7Cのほぼ中央と各レーキアーム7
dの中央との間に配設されたチェノであって、各レーキ
アーム7dを第1図実線に示す水平状態に保持し、この
状態から下方へ回動してブレード板7gが槽本体1の底
板1bに接触するのを防止するものである。
59は内筒5内に配設されたブレード板であって、上記
レーキアーム7dに吊り下げられているブレード板7g
によって集められてきた微細粒を含有する液体2を内筒
5の下方に案内するものである。
14.15はそれぞれ内筒天板5aの外周縁と槽本体開
口部3に配設された環状溝であって、水や油などの液体
を入れである。
16.17はレーキケージ7Cの内外周面の上端から上
記各環状溝14゜15内の液体中に没入させられた断面
り字形の環状仕切板であり、これにより槽本体1内とカ
バー6内とが液封されている。
18は前記内筒5内の下部に配設された吸引ポンプであ
り、吸込揚程αを小さく押えである。
このポンプ18の吸引口に接続された吸引管19の遊端
開口部は内筒5を貫通して槽本体1内の底板1b中央近
傍までのびている。
20は一端がポンプ18の吐出口に接続された戻し配管
であって、この戻し配管20の他端は内筒5内を真っ直
ぐ上方へのびてカバー6内から槽外へ一旦出た後、槽本
体1の天板1aを貫通してこの槽本体1内に複数本配設
されているリターンノズル20 aに接続されている。
21は槽外において上記戻し配管20に配設された熱交
換器であって、戻し配管20内を流れる液体を加熱保温
するものである。
22は内筒5の下方に吸引管19の遊端開口部を取囲む
ようにして配設された加熱コイル、23は内筒5内にお
いて吸引管19および戻し配管20に巻回された加熱用
スチームトレースである。
なお微細粒を含有する液体を加熱する必要がない場合(
たとえば液体の粘性が低い場合や雰囲気温度が十分高い
場合)には、上記熱交換器21.加熱コイル22および
スチームトレース23を設ける必要がないのはいうまで
もない。
24は内筒5内に配設された梯子、25はメンテナンス
用ダビット、26はマンホール、27は戻し配管20に
接続された抜き取り配管、28.29はバルブである。
上記構成の作用を説明する。
減速機付き駆動機12によりピニオン13を一方向に回
転させてレーキ7を矢印イ方向へ回転させると、各ブレ
ード板7g、59により槽本体1の下部の微細粒を含有
する液体2は矢印口で示すごとく内筒5に向けて移動さ
せられ、たとえ槽本体底板1b上に微細粒が堆積してい
ても、その微細粒は各ブレード板7g。
59により内筒5に向けて押し出される。
そしてこの場合、レーキブレード7fをチェノ7eによ
り吊り下げであるので゛、このレーキフ゛レード7fは
揺動自在であり、回転トルクの異常な上昇を防止するこ
とかで゛きるもので゛ある。
またこれと同時にポンプ18を作動させると、吸引管1
9により内筒5下方の微細粒を含有する液体2が吸引さ
れて戻し配管20により槽外に一旦出され、リターンノ
ズル20 aを介して再び槽本体1内に戻されるもので
ある。
なおこの場合、微細粒の沈降量以上に液体2を循環させ
れば、槽本体1内の微細粒を含有する液体2の濃度むら
を防止することができる。
ここで一旦攪拌を停止する場合には、レーキ7の回転を
停止させた後、各ウィンチ52を作動させてワイヤーロ
ープ53を巻き上げ、レーキアーム7dおよびレーキブ
レード7fを第1図仮想線で示すごとくヒンジ50を支
点として吊り上げる。
したがって攪拌の停止により液体2に含有している微細
粒が槽本体1の底板1b上に沈降して堆積しても上記レ
ーキアーム7dおよびレーキブレード7fが堆積した微
細粒内に埋まることはない。
次に再び攪拌を開始すべくレーキ7を矢印イ方向へ回転
させると、このレーキ7は微細粒に邪魔されることなく
容易に回転し、液体2が攪拌される。
液体2が攪拌されるに従って堆積している微細粒も徐々
に攪拌され、液体2内に含有されていく。
ある程度微細粒が攪拌されたなら、ワイヤロープ53を
ゆるめてレーキアーム7dおよびレーキブレード7fを
降下させ、第1図実線に示す水平状態にして、以後は、
通常どうり攪拌をつづければよい。
以上述べたごとく本考案の微細粒を含有する液体の貯溜
槽によれば、レーキケージの下端に水平状態から上方へ
のみ回転自在なレーキアームを設け、該レーキアームを
回動させる回動手段を設けであるから、攪拌を一旦停止
させる場合には、上記回動手段によりレーキアームを持
ち上げて、このレーキアームに吊り下げられているレー
キフ゛レードを持ち上げればよい。
これによって液体に含有されている微細粒が沈降して槽
本体の底板上に堆積しても、この堆積した微細粒の中に
上記レーキブレードが埋もれることはない。
したがって再び攪拌を開始する場合に、レーキケージを
容易に回転させることができ、レーキブレードが微細粒
内に埋もれてレーキケージを回転させることができない
という事態が生ずるおそれはない。
【図面の簡単な説明】
図は本考案の一実施例を示し、第1図は縦断面図、第2
図左側は第1図のA−A矢視図、第2図右側は第1図の
B−B矢視図である。 1・・・・・・槽本体、2・・・・・・微細粒を含有す
る液体、5・・・・・・内筒、7・・・・・・レーキ、
7C・・・・・・レーキケージ、7f・・・・・・レー
キブレード、7g・・・・・・ブレード板、11・・・
・・・ラック、12・・・・・・駆動機、13・・・・
・・ピニオン、18・・・・・・吸引ポンプ、19・・
・・・・吸引管、20・・・・・・戻し配管、20 a
・・・・・・リターンノズル、50・・・・・・ヒンジ
、51・・・・・・回動装置(回動手段)、52・・・
・・・ウィンチ、53・・・・・・ワイヤロープ、58
・・・・・・チェノ。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 微細粒を含有する液体を貯留する槽本体内の中央に内筒
    を配設し、該内筒に対し同芯状に外嵌すると共に内筒を
    中心として回動自在なレーキケージを設け、該レーキケ
    ージの下端に水平状態から上方へのみ回動自在なレーキ
    アームを設け、該レーキアームを回動させる回動手段を
    設け、上記レーキアームに槽本体内下部の微細粒を含有
    する液体を内筒に向けて移動させるレーキブレードを吊
    り下げ、上記内筒中の適所に吸引ポンプを設け、該ポン
    プの吸引口に接続された吸引管の遊端間口部を槽本体内
    下部の中央または中央付近までのばし、一端が上記ポン
    プの吐出口に接続されると共に他端が槽本体内に連通さ
    せられた戻し配管を設けたことを特徴とする微細粒を含
    有する液体の貯溜槽。
JP2214480U 1980-02-21 1980-02-21 微細粒を含有する液体の貯溜槽 Expired JPS591995Y2 (ja)

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JPS56125887U JPS56125887U (ja) 1981-09-25
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JPS58180180U (ja) * 1982-05-27 1983-12-01 電源開発株式会社 スラリ−貯槽
JPS58180181U (ja) * 1982-05-27 1983-12-01 電源開発株式会社 スラリ−貯槽
ES2090031T3 (es) * 1988-04-26 1996-10-16 Gist Brocades Nv Proceso para la preparacion enzimatica de beta-lactamas.
JPH0720067Y2 (ja) * 1989-09-12 1995-05-10 岩井機械工業株式会社 撹拌装置付きタンク

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