JPS59193449A - ジアゾ型複写材料 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 本発明は、ジアゾ型複写材料に関するものである。更に
詳細には現像後縁色に発色する優れた色調の画像が得ら
れるジアゾ型複写材料に関するものである。

ジアゾ型複写材料には種々の用途があるが、この内、複
写原稿用フィルムは高遮光性、高濃度の画像を必要とし
、一般にはセピア、濃いルビー色のものが使用される。

これ以外に印刷分野での多色印刷原版の校正用や色付き
ＯＨＰ　（オーバーヘッドプロジェクタ−）用としてシ
アン、マゼンタ、イエロー、ブラック等の多種のジアゾ
型カラーフィルムが製造されている。

最近の印刷技術の高度化に伴い、ジアゾ型カラーフィル
ムの品種も多様化しているが、中でも緑色に発色するジ
アゾ型フィルムは印刷時の検版用としては不可欠である
。

しかしながら、緑色に発色する】種のジアゾニウム化合
物と１種のカップラーの組合せは未だ発見されておらず
、現状ではシアン色に発色するフィルムと黄色に発色す
るフィルムを２枚重ね合わせることにより緑色を発現さ
せている。

この方法は経済的に不利であり、使用上も繁雑さを伴う
・又、感光液にシアン色、黄色に発色するジアゾニウム
塩数種とカンプシー数種を含む感光液を支持体の片面に
塗設することにより全体として緑色に発色するジアゾ型
複写材料を得ることができるが、これはバインダー樹脂
及び接着剤と感光剤との相溶性が悪いとか、仮に相溶性
に優れれ組合せを選んでも、それぞれの成分の相互作用
により保存安定性、現像後の画像の安定性、棚寿命特性
に劣り、使用前の着色現象、所謂プレカップリングを起
こしてしまう。

本発明の目的は、これら諸欠点の改良てあ’）、透明プ
ラスチック支持体の片面にシアン色に発色するジアゾニ
ウム化合物とカップラーを含む感光層を塗設し、もう一
方の面に黄色に発色するジアゾニウム化合物とカンプラ
ーを含む感光層を塗設することにより、アルカリ現像後
金体として緑色に発色するジアゾ型複写材料を提供する
にある。

本発明に使用するシアン色層及び黄色層に使用するジア
ゾニウム化合物は特に限定は無いが、好ましくは次式に
示すジアゾニウム化合物を使用する。

式中、Ｒ１及びＲ２は置換又は非置換のアルキル基、オ
キシアルキル基又はシクロアルキル基を表わすか、ある
いはＲ】及びＲ２はそれが結合する窒累原子と共に形成
し得る複素環を、Ｒ３は水素原子、アルキル基、アルコ
キシ基又はハロゲン原子を、またＸはアニオンを示す。

シアン色層に使用するカップラーも特に限定が無く、通
常シアン色層のカッグラ−が使用出来、下記にその例を
示す。

２．３−ジヒドロキシナフタレン ２．３−ジヒドロキシナフタレン−６−スルポン酸２．
３−ジヒドロキシナフタレン−６−スルボン酸ソーダ２
−ヒドロキシナフタレン−３−カルボン酸エタノールア
ミド ２−ヒドロキシナフタレン−３−カルボン酸−３’−Ｎ
−モルホリノプロピルアミド ２−ヒドロキシナフタレン−３−カルボン酸−Ｎ−ジエ
チレントリアミン塩酸塩 ２−ヒドロキシナフタレン−３−カルボン酸−２′−メ
チルアニリド ２−ヒドロキシナフタレン−３−カルボン酸−α−ナフ
チルアミド ２−ヒ）”ロキシナンタレンー３−カルボン酸−３’　
−＝　ｌ□ロアニリド ２−ヒドロキシナフタレン−３−カルボン酸＋　２７−
工トキシアニリド ２７−ジヒト和キシナフタレンー３．６−ジスルホン酸
ソーダ２−ヒドロキシナグタレンー３，６−ジスルホン
酸ソーダ黄色層に使用するカップラーも特に限定は無く
、通常黄色用のカップラーが使用出来、下記にその例を
示す。

カテコールモノヒドロキシエチルエーテル２．５−ジメ
チル−４−モルホリノメチルフェノールアセトアセトグ
リシンアミド アセトアセトベンジルアミド Ｊ−ヒドロキシナフタレン−２−カルボン酸−３／　　
Ｎ−モルホリノプロピルアミド シアノアセトモルホリト １、］］Ｏ−ジシアノアセトトリエチレンテトラミン塩
酸塩、４−ビス−アセトアセトエチレンジアミン３−ヒ
ドロキシフェニルウレア アセトアセトアニリド 本発明のジアゾ型複写材料を製造するには、ジアゾ化合
物、シアン発色型カップラー及びバインダー等を含有す
る塗布液を支持体の片面に塗布し乾燥させ、その後ジア
ゾ化合物、黄色発色型カップラー及びバインダー等を含
有する塗布液を支持体の未塗工面に塗布し乾燥すれば良
く、更にはシアン色感光層、黄色感光層の塗工ｔ（ｍ序
はその逆の順序でも得られるジアゾ型複写材料の性状に
変わりは無い０又、必要に応じて下引加工を施すことも
できる。

該支持体としては、各種プラスチック、例えばポリエチ
レンテレフタレート、ポリプロピレン、ポリカルボネー
ト、セルロースアセテート等のフィルムが挙げられる。

塗布液の塗布方法としては浸ｉ責、フロー塗布、ロール
塗布、ドクターナイフ塗布、エアーナイフ塗布、スプレ
ー塗布等が適している。

前記塗布液に用いるバインダーは、水を媒体として用い
るときは、結合剤として水溶性高分子、例えば、ゼラチ
ン、ポリビニルアクリルアミド等、あるいは他の高分子
の水性エマルジョンを用いると良い。有機溶剤（例えば
、アルコール、芳香族炭化水素ケトン、酢酸エステル、
セロソルブ、ＤＭＦ等）を媒体として用いるときは、該
溶媒に可溶な高分子、例えばセルロースアセテート、セ
ルロースアセテートブチレートセルロースアセテートグ
ロピオネート、エチルセルロース、ヒドロキシエチルセ
ルロース、ホリアルキルアクリレート等を用いると良い
。

本発明のジアゾ型複写材料では現像処理よりも前の段階
でカップリング反応が起る懸念をなくすルタメニカッフ
ＩＪング防止剤を含有せしめることができる。例えばク
エン醒、酒石酸、スルホサリチル酸、ｐ−トルエンスル
ホン酸等が挙ケラれる。

又、酸化防止剤としてチオ尿素、ジフェニルチオ尿素等
、その個使用目的に応じて種々の添加剤、例えば紫外線
吸収剤、界面活性剤、帯電防止剤等を添加することもで
きる。

本発明のジアゾ型複写材料は通常用いられる他のジアゾ
複写イ２料と同様に３５０〜’１５０　ｍｍの波長の光
線に感光するので、露光はジアゾ複写材料の露光に用い
られる光源を用いれば良い。

本発明のジアゾ型複写材料は原図と重ね合わせて露光し
た後、アルカリ（例えばアンモニアガス）で処理するこ
とにより現像し、色素像を形成せしめる。あるいはジア
ゾニウム化合物やカップラーと共に熱により分解してア
ルカリ性物質を生成する化合物を感光層中に含有ぜしめ
ておき、加熱処理により現像しても良い。

本発明のジアゾ型複写材料は画像の色調が鮮明な緑色で
あり、保存安定性にも優れている。

以上述べた如く、本発明は色調が鮮明な緑色を示し、非
画像部の透明性に極めて優れ、又、得られた画像の安定
性に優れたジアゾ型複写桐料に関づ−るものであるが、
更にその実施例を挙げて以下にその内容を示す。

実施例１゜ ジアゾ感光液が塗布できるように下引加工を施した厚さ
１００μのポリエチレンテレフタレートフィルムの片側
に、次の処方の感光液をコーティングロフトにて乾燥後
の塗布滑か３ｇ／Ｉになるように塗布し、乾燥した。

感光液処方　（シアン色処方） メチルエチルケトン　　　　　　　　　　　　４−Ｏｍ
Ａ！メタノール　　　　　　　　　　　　　　　　４０
ノπｌメチルセロソルブ　　　　　　　　　　　　　　
２０ｍ１セルロースアセテートプロピオネート６．０．
９スルホサリチル酸　　　　　　　　　　　　　　３０
ｇ２．３−ジヒドロキシナフタレン　　　　　　　１．
５．９更にもう一方の面に下引加工を施し、次の処方の
感光液をコーティングロットにて乾燥後の塗布数が４　
ｇ／ｍになるように塗布し、乾燥した。

感光液処方　（黄色処方） メチルエチルケトン　　　　　　　　　　　　４０ｍ、
ｅメタノール　　　　　　　　　　　　　　　　４０ノ
πｇメチルセロソルブ　　　　　　　　　　　　　２０
ｍ１！セルロースアセテートプロピオネート６．０９ス
ルホサリチル酸　　　　　　　　　　　　　３．０．！
９シアノアセトモルホリド　　　　　　　　　　　１５
ｇ得られたジアゾ型複写材料に原図を重ねて２ＫＷの高
圧水銀灯で３０秒間露光し、アンモニアガスで現像する
と緑色の鮮明な画像が得られた。

得られた画像をマクベス濃度計にて色濃度を測定した結
果は下記のようになった。

ブルーフイルター濃度　　　　　　　１７７グリ一ンフ
イルター濃度　　　　　　１１３レツドフイルタ一濃度
　　　　　　　　２．５７Ｉｎｔｒｉｎｓｉｃ濃度　　
　　　　　５４７更に得られた画像をフェードメーター
にて１０時間露光して耐候性を調べたが、色濃度は僅か
しか低下しなかった。

実施例２ 下記処方の感光液を用いた他は実施例］と同様な方法で
ジアゾ感光材料を作成した。

感光液処方　（シアン色処方） メチルエチルケトン　　　　　　　　　　　４０ｍｅメ
タノール　　　　　　　　　　　　　　　４０ｉ６メチ
ルセロソルブ　　　　　　　　　　　　　２０ｍ１セル
ロースアセテートプロピオネート６、ｏｇスルホサリチ
ルｅ！　　　　　　　　　　　　　　　３．１感光液処
方　（黄色処方） アセトン　　　　　　　　　　　　　　　　２０ｍ１メ
タノール　　　　　　　　　　　　　　　８０尻ｅ酒石
酸　　　　　　　　４．０ｇ チオ尿素　　　　　　　　　　　　　　　　　　１．０
．ｊ９ボレート ３−ヒドロキシフェニルウレア　　　　　　　　　２．
０ｇ得られたジアゾ型複写材料を実施例１の方法で露光
し、現像したところ、鮮明な緑色の安定な画像が州られ
た。

比較例１ 実施例１と同様に下引加工を施した厚さ１００μのポリ
エチレンテレフタレートフィルム上に下記組成のジアゾ
型感光性溶液を乾燥後の重量が５　ｇ／　、ｒｆになる
よう塗設した。

ジアゾ感光液処方 メチルエチルケトン　　　　　　　　　　　８０ｍ１メ
タノール　　　　”　　　　　　　　　　　Ｓｏｄメチ
ルセロソルブ　　　　　　　　　　　　　４０ｍ１セル
ロースアセテ−゛トプロビオネート１２．ｏ、ｐスルホ
サリチル酸　　　　　　　　　　　　　６．０９３−ヒ
ドロキシフェニルウレア　　　　　　　　２．０，９得
られたジアゾ型複写材料に原図を重ねて２ＫＷの高圧水
銀灯で３０秒間露光し、アンモニアガスで現像すると緑
色の画像が得られたが、色濃度をマクベス濃度計にて測
定するとＩｎｔｒｉｎｓｉｃ　＠度＝・Ｉ８７となった
。フェードメーターにて１０時間露光した後濃度を測定
すると１７５と太き（濃度低下を示した。

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. 透明プラスチック支持体の片面に、シアン色に発色する
   ジアゾ型感光層を塗設し、更に別の片面に黄色に発色す
   るジアゾ型感光層を塗設し全体として緑色に発色させる
   ことを特徴とするジアゾ型複写材料。