JPS5919261Y2 - 冷房装置の過熱度検出スイツチ - Google Patents
冷房装置の過熱度検出スイツチInfo
- Publication number
- JPS5919261Y2 JPS5919261Y2 JP9161979U JP9161979U JPS5919261Y2 JP S5919261 Y2 JPS5919261 Y2 JP S5919261Y2 JP 9161979 U JP9161979 U JP 9161979U JP 9161979 U JP9161979 U JP 9161979U JP S5919261 Y2 JPS5919261 Y2 JP S5919261Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- heat
- superheat
- detection switch
- chamber
- diaphragm
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
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- Switches Operated By Changes In Physical Conditions (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
この考案は主に自動車用冷房装置にあって、冷媒量不足
等の原因による冷媒ガスの過熱度を検出する過熱度検出
スイッチに関するものである。
等の原因による冷媒ガスの過熱度を検出する過熱度検出
スイッチに関するものである。
自動車用冷房装置の過熱度を検出するスイッチは、米国
特許第3686892号にあるように、短時間の過熱発
生による作動を防ぐために、抵抗線によるヒータとこの
ヒータの発熱で溶解される可溶ヒユーズを用いて一定時
間継続しておこる過熱がある場合にはじめて冷媒圧縮用
のコンプレッサの駆動回路が開かれるように構成されて
いた。
特許第3686892号にあるように、短時間の過熱発
生による作動を防ぐために、抵抗線によるヒータとこの
ヒータの発熱で溶解される可溶ヒユーズを用いて一定時
間継続しておこる過熱がある場合にはじめて冷媒圧縮用
のコンプレッサの駆動回路が開かれるように構成されて
いた。
従って可溶ヒユーズは一定時間で溶解されなければなら
ず、ヒータには大容量の電流を流さざるを得す、過熱に
よる危険性をも持っていたものである。
ず、ヒータには大容量の電流を流さざるを得す、過熱に
よる危険性をも持っていたものである。
また、冷房サイクル内のガスが正常であってもコンプレ
ッサの起動時にエクスパンションバルブの応答性の限界
から一時的な過熱度発生等の時も接点は作動し電流が流
れ接点の寿命を低下する原因ともなっていたし、更に、
可溶ヒユーズは、溶断しないまでも繰り返えしにより少
しづつ溶解が進行し最終的には、設定過熱度に達する前
に溶解して誤動作の原因ともなる不具合があった。
ッサの起動時にエクスパンションバルブの応答性の限界
から一時的な過熱度発生等の時も接点は作動し電流が流
れ接点の寿命を低下する原因ともなっていたし、更に、
可溶ヒユーズは、溶断しないまでも繰り返えしにより少
しづつ溶解が進行し最終的には、設定過熱度に達する前
に溶解して誤動作の原因ともなる不具合があった。
そこで、この考案は過熱度を検出する感熱部の構造等に
変化を加えて過熱感知速度を遅延するようにして、前記
のような遅延させる手段としての大容量のヒータ、可溶
ヒユーズをなくすようしたものである。
変化を加えて過熱感知速度を遅延するようにして、前記
のような遅延させる手段としての大容量のヒータ、可溶
ヒユーズをなくすようしたものである。
以下、この考案の実施例を図面により説明する。
第1図において、この考案の過熱度検出スイッチ(下記
に詳述する)1の装着例が示され、該過熱度検出スイッ
チ1は冷媒圧縮用のコンプレッサ2のリア側に装着され
ている。
に詳述する)1の装着例が示され、該過熱度検出スイッ
チ1は冷媒圧縮用のコンプレッサ2のリア側に装着され
ている。
この過熱度スイッチ1は、メインスイッチ3、ヒユーズ
4、サーモスイッチ5及び電磁クラッチ6とより戊るコ
ンプレッサ2の駆動回路の前記サーモスイッチ5の一側
に接続されており、所定の過熱度を検出することで短絡
されてヒユーズ4が溶断させるものである。
4、サーモスイッチ5及び電磁クラッチ6とより戊るコ
ンプレッサ2の駆動回路の前記サーモスイッチ5の一側
に接続されており、所定の過熱度を検出することで短絡
されてヒユーズ4が溶断させるものである。
その際には電磁クラッチ6への通電が停止されると共に
、過熱状態にあることを表示する表示ランプ等の表示装
置7が作動するようにリレー8を用いて結線されている
。
、過熱状態にあることを表示する表示ランプ等の表示装
置7が作動するようにリレー8を用いて結線されている
。
9はコンテ゛ンサ、10ぼリキッドタンク、11はエバ
ポレータで、前記コンプレッサ2とで冷房サイクルが構
成されている。
ポレータで、前記コンプレッサ2とで冷房サイクルが構
成されている。
第2図において、この考案の過熱度検出スイツチ1が示
され、感熱部12、ダイヤフラム15、ケース17、可
動接点19、固定接点20等で構成されており、その感
熱部12には外周にねじが刻設され、該感熱部12がコ
ンプレッサ本体13にねじ込まれることで装着されてい
る。
され、感熱部12、ダイヤフラム15、ケース17、可
動接点19、固定接点20等で構成されており、その感
熱部12には外周にねじが刻設され、該感熱部12がコ
ンプレッサ本体13にねじ込まれることで装着されてい
る。
感熱部12の右方側は、コンプレッサ本体13に装着さ
れることで、吸入又は吐出冷媒のガス通路14に面し、
その面が温度感知部12 aとなり、ガス通路14の一
部を構成している。
れることで、吸入又は吐出冷媒のガス通路14に面し、
その面が温度感知部12 aとなり、ガス通路14の一
部を構成している。
この感熱部12は図に示す通り断面が略正方形で、その
内部に小さな穴12 bが穿たんた構造であり、材質は
特定しないが金属を用いている。
内部に小さな穴12 bが穿たんた構造であり、材質は
特定しないが金属を用いている。
ダイヤフラム15は感熱部3の左方側に適宜な間隙を有
して設けられ、このダイヤフラム15と感熱部12に形
成の穴12bとで不活性ガスが封入の感熱側ガス室16
が形成されると共に、前記感熱部12に固着されたケー
ス17とで吸入又は吐出冷媒のガスが導びかれる室18
が形成されている。
して設けられ、このダイヤフラム15と感熱部12に形
成の穴12bとで不活性ガスが封入の感熱側ガス室16
が形成されると共に、前記感熱部12に固着されたケー
ス17とで吸入又は吐出冷媒のガスが導びかれる室18
が形成されている。
このダイヤフラム15には、中央に可動接点19が設け
られ、ケース17側に絶縁材22を介して設けられた固
定接点20と対向している。
られ、ケース17側に絶縁材22を介して設けられた固
定接点20と対向している。
ガスが導びかれる室18には、前記感熱部12の外周面
とコンプレッサ本体13との間に形成の通路21を介し
てガス通路5内の冷媒ガスが導入されるものである。
とコンプレッサ本体13との間に形成の通路21を介し
てガス通路5内の冷媒ガスが導入されるものである。
この通路21は一個または複数個で、比較的長く、且つ
断面積もせまく構成され、吸入及び吐出冷媒のガスの圧
力変動が緩慢にしか伝えられないように威されている。
断面積もせまく構成され、吸入及び吐出冷媒のガスの圧
力変動が緩慢にしか伝えられないように威されている。
即ち、冷媒量不足で過熱度が高い場合には、ガス通路1
4内の圧力は低くなり、それがただちに室18に伝えら
れず、除々に伝えられて室16と室18との圧力差は除
々に変化される。
4内の圧力は低くなり、それがただちに室18に伝えら
れず、除々に伝えられて室16と室18との圧力差は除
々に変化される。
21はOリングで、過熱度検出スイッチ1の装着部から
冷媒ガスの洩れを防いでいる。
冷媒ガスの洩れを防いでいる。
このような構成の過熱度検出スイッチ1は、冷媒ガス通
路14内を流れる冷媒ガスの過熱度を感熱部12の温度
感知部12 aから検出し、・熱容量の比較的大きな感
熱部12を介して感熱側ガス室16内の封入ガスに伝え
て圧力に変換され、この感熱側ガス室16とが導びかれ
る室18内の圧力差によってダイヤフラム15は変位さ
れ、所望の変位量で可動接点19が固定接点20に接触
して短絡される。
路14内を流れる冷媒ガスの過熱度を感熱部12の温度
感知部12 aから検出し、・熱容量の比較的大きな感
熱部12を介して感熱側ガス室16内の封入ガスに伝え
て圧力に変換され、この感熱側ガス室16とが導びかれ
る室18内の圧力差によってダイヤフラム15は変位さ
れ、所望の変位量で可動接点19が固定接点20に接触
して短絡される。
この過熱度検出スイッチ1は、感熱部12の温度感知部
12 aの面積を小さく且つ熱容量を大きくすることや
、吸入及び吐出冷媒のガスが導びかれる室18までの通
路21が長く且つせまいためガス通路14の冷媒ガス圧
力変動が緩慢にしか伝えられないので、その過熱感知速
度を遅延させることができるものである。
12 aの面積を小さく且つ熱容量を大きくすることや
、吸入及び吐出冷媒のガスが導びかれる室18までの通
路21が長く且つせまいためガス通路14の冷媒ガス圧
力変動が緩慢にしか伝えられないので、その過熱感知速
度を遅延させることができるものである。
即ち、第3図に示すような過熱度線(実線で示す)の特
性の場合には、前記従来例で示した米国特許の過熱度検
出スイッチの反応速度(過熱感知速度)は早く、その速
度を遅らせるために遅れ時間T1を可溶ヒユーズを用い
ていたが、本考案の過熱度検出スイッチは、二点鎖線で
示された特性できわめて過熱感知速度を遅くできるもの
である。
性の場合には、前記従来例で示した米国特許の過熱度検
出スイッチの反応速度(過熱感知速度)は早く、その速
度を遅らせるために遅れ時間T1を可溶ヒユーズを用い
ていたが、本考案の過熱度検出スイッチは、二点鎖線で
示された特性できわめて過熱感知速度を遅くできるもの
である。
このため、従来のように、過熱感知速度の遅延させる手
段としての抵抗線ヒータ、可溶ヒユーズを用いることな
く小容量のヒユーズで良いものである。
段としての抵抗線ヒータ、可溶ヒユーズを用いることな
く小容量のヒユーズで良いものである。
この考案は上述のように構成したので、過熱度検出スイ
ッチの過熱感知速度に遅延性が持たされたので、従来の
ような大容量の抵抗線ヒータ及び可溶ヒユーズによる遅
延手段をとることなく、小容量のヒユーズで良く、且つ
遅延性のためスイッチの接触も頻繁におこらず接点の不
良も起こらない等の効果を有するものである。
ッチの過熱感知速度に遅延性が持たされたので、従来の
ような大容量の抵抗線ヒータ及び可溶ヒユーズによる遅
延手段をとることなく、小容量のヒユーズで良く、且つ
遅延性のためスイッチの接触も頻繁におこらず接点の不
良も起こらない等の効果を有するものである。
第1図はこの考案の過熱度検出スイッチの装着例を示す
構成図、第2図は過熱度検出スイッチの断面図、第3図
は従来例とこの考案の過熱度感知の特性線図である。 1・・・・・・過熱度検出スイッチ、冷媒圧縮用のコン
プレッサ、4・・・・・・ヒユーズ、12・・・・・・
感熱部、15・・・・・・ダイヤフラム、18・・・・
・・ガスが導びかれる室。
構成図、第2図は過熱度検出スイッチの断面図、第3図
は従来例とこの考案の過熱度感知の特性線図である。 1・・・・・・過熱度検出スイッチ、冷媒圧縮用のコン
プレッサ、4・・・・・・ヒユーズ、12・・・・・・
感熱部、15・・・・・・ダイヤフラム、18・・・・
・・ガスが導びかれる室。
Claims (1)
- 感熱部12を介して伝えられる吸入又は吐出冷媒ガス温
度で圧力が増減されるダイヤフラム15を挾んで一方側
の感熱側ガス室16と、ダイヤフラム15を挾んで他方
側の吸入又は吐出冷媒ガスが導びかれる室18との圧力
差でダイヤフラム15に設けられた可動接点19が動か
され、この可動接点19の変位で接離する固定接点20
とでスイッチが構成された冷房装置の過熱度検出スイッ
チにおいて、前記感熱部12をガス通路14の一部を或
す構成にし、且つ体積を大きくして熱容量を増大させる
と共に、吸入又は吐出冷媒ガスが導びかれる室18まで
の通路21を延長させ且つ断面積をせまくして該室18
内の圧力変化を緩慢にし、過熱感知速度を遅延させるよ
うにしたことを特徴とする冷房装置の過熱度検出スイッ
チ。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9161979U JPS5919261Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | 冷房装置の過熱度検出スイツチ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP9161979U JPS5919261Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | 冷房装置の過熱度検出スイツチ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5610273U JPS5610273U (ja) | 1981-01-28 |
JPS5919261Y2 true JPS5919261Y2 (ja) | 1984-06-04 |
Family
ID=29324669
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP9161979U Expired JPS5919261Y2 (ja) | 1979-07-03 | 1979-07-03 | 冷房装置の過熱度検出スイツチ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5919261Y2 (ja) |
Families Citing this family (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6352597U (ja) * | 1986-09-25 | 1988-04-08 |
-
1979
- 1979-07-03 JP JP9161979U patent/JPS5919261Y2/ja not_active Expired
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5610273U (ja) | 1981-01-28 |
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