JPS59190862A - 中間調カラ−記録方式 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 ＋ａ）　　発明の技術分野 本発明はインクジェット記録装置の記録方式にかかり、
特に優れた中間調カラーを記録するための記録方式に関
する。

（ｂｌ　　従来技術と問題点 オンデマンド型インクジエソ１−記録装置はインク粒子
を必要な時だけ噴射する方式で、不要インクの回収が要
らず、また偏向のための高圧電源が要らない等のメリッ
トがあり、各方面で鋭意検討され、最近ではカラー（多
色）の画像や文字も記録できるようになってきた。かよ
うなインクジェット記録装置において、現在は階調性を
高めて鮮明で且つ変化に冨んだ中間調のカラー記録が要
求されつつある。

ところで、インクジェット記録装置における従来の中間
調カラー記録方式としては、一定の７トリツクスサイズ
に打ち込む各色のドツト数を変える方法があ為。しかし
、この方式は画素が太き（なって、解像度が高くならな
い欠点がある。

また、圧電素子に加える駆動パルスの条件（例えばパル
ス幅、電圧）を換えて、各色の粒子径を変化させ中間調
カラーを記録する方法があるが、この駆動パルスの条件
だけでは中間調記録に限界があって、各色の階調レベル
を広く採れないのが欠点である。

（Ｃ）発明の目的 本発明は、このような欠点のある従来の中間調カラー記
録方式に代わり、広い階調レベルが得られる多彩な中間
調カラー記録方式を提案するものである。

（ｄ）　　発明の構成 その目的は、インクを噴射するノズル列に対応した共通
インク室を複数個独立して設け、それぞれの共通インク
室に異なるインクを注入することにより多色記録を可能
にしたオンデマンド型インクジェット記録ヘッドにおい
て、各色に対して少なくとも２種以上の断面積の異なる
ノズルを具備せしめ、画像信号に基づき各ノズルを選択
的に駆動して、色および径の異なるインク粒子を記録媒
体上で重ね合わせ、または配列させて中間調カラーを表
現するようにした中間調カラー記録方式によって達成さ
れ、更にそれに加えて、各ノズルを駆動する電気的条件
をも換えるようにした中間調カラー記録方式によって達
成することかできる。

（ｅｌ　　発明の実施例 以下９図面を参照して実施例によって詳細に説明する。

第１図および第２図は階調記録（色の濃淡を表現する記
録）を行うため、断面積を異にする複数のノズルを並列
にした記録ヘッドを例示しており、第１図は平面図、第
２図は同図のノズル側から見た側面図で、本例のノズル
数ｉ；＋１２Ｉｊ個である。

図において、ヘット基板１に一つのインク室２と四個の
インクイｊ（給路３と、同じく四個の圧電素子４とノズ
ル板５とが設けられ、ノズル板５にはそれぞれ四個のイ
ンク供給路３に連通した断面積を異にする四個のノズル
６ａ、　６ｂ、　６ｃ、　ａｄが形成されている。ノズ
ルは一般に円筒形で、ノズル直径を換えて断面積を変化
させることが多い。図ではノズル６ａが最も大きく６ｂ
、　６ｃ、　６ｄと順次に小さい直径となっている。こ
のようにすると、ノズルの断面積に比例して噴射インク
粒子の大きさが大き（なり、階調性を表現することがで
きる。

本発明はかような複数のノズルを有するインク室を複数
個、例えば４個の独立したインク室と、それぞれのイン
ク室には上記のような断面積を異にする四個のノズルを
形成し、各インク室には異色のインクを注入することに
よってカラー記録を行うものである。且つ、画素を読み
出す画像信号によって１つ又は複数の圧電素子を選択し
て、所要ノズルからインクを噴射させ、ノズル径と色の
異なるインクを記録紙」二で混合させて中間色カラーを
表現する。

第３図に本発明にかかる記録方式を行うための記録ヘッ
ドを例示しており、同図は第２図と同じくノズル側から
見た側面図である。ノズル板５１のノズル６］からはイ
エロ（Ｙ）色が噴射され、ノズル板５２のノズル６２か
らはマゼンタ（Ｍ）色、ノズル板５３のノズル６３から
はシアン（Ｃ）色、ノズル板５４のノズル６４からはブ
ラック（Ｂ）色が噴射される。また、上記と同様にノズ
ルの数字に付した英小文字ａ、　　ｂ、　　ｃ、　　ｄ
はノズル径の大きさを示しており、ａが最も大きくす。

ｃ、ｄと順次に小さい直径のノズルである。

第４図はこのような多くのノズルを選択して記録紙上に
記録する一実施例として、マゼンタ（Ｍ）色とシアン（
Ｃ）色とを記録紙上で重ね合わせたドツトを図示してお
り、同図の括弧付き数字は第５図に示すｘ−ｙ色度図の
括弧付き数字に対応している。即ち、両図において、（
］）から（５）まで番Ｊ一定粒子径のマゼンタ粒子と粒
子径の異なるシアン粒子とを重ね合わせたもので、（６
）から（９）までは両方の色の粒子径を同様に変えて重
ね合わせものである。従って、（１）から（５）までは
マゼンタ色から次第に色が変化して青色になる。（５）
と（６）とは同一で、マゼンタ色とシアン色とが１＝１
に重ね合わせられている。そして、（６）から（９）ま
ではマゼンタ色とシアン色とが１：１に重ね合わせられ
て青色を示し、粒子径が段々と小さくなって次第に白味
がかった青色になり、遂には白色に近くなる。

第４図、第５図は記録インクの重ね合わせの例であるが
、その他の混合法として複数のノズルから噴射させた異
色のインクを画素内で配列させる方法も考えられる。そ
して、径の異なるノズルを選択して噴射インクの径を変
えることにより、階調性を高めるものである。第６図は
その実施例で、数１００μｍ角の画素１０に２つのマゼ
ンタ色Ｍのインクと１つのシアン色Ｃのインクとの配列
を示している。本例は、上記の（３）に相当する混合率
である。

上記は重ね合わせと配列とのそれぞれの一例であるが、
これらの中間調カラーの記録には上記のようにノズルの
径を変えて噴射混合させる。従って、そのためにば所要
ノズルの圧電素子４を画像信号により選択して、選択し
た圧電素子に電力を印加しノズルより噴射させることに
なる。そのため、更に圧電素子を駆動する電気的条件を
選択して変化させると、−屓多彩な中間色調が得られる
。

電気的条件とはパルス幅、パルス電圧、パルスの立ち上
がりや立ち下がり時間等で、その内特にパルス幅が有効
である。

次に、第７図は第３図に示した４１［Ｍのノズルを有す
る４ｔｌｌｉｌのインク室からなる記録−・ソドを、更
に４個並列にしたヘットを例示しており、かくすれば画
素の一列を同時に記録して記録速度を速くすることがで
きる。

（ｆｌ　　発明の効果 以上の説明から判るように、本発明は異なる色のインク
粒子を変えながら混合し、記録する方式であるから、極
めて多彩な中間調カラーの記録が得られる効果のあるも
のである。

尚、上記実施例は円形ノズルについて説明したが、他の
方形ノズルなどについても適用できることは云うまでも
ない。

【図面の簡単な説明】

第１図および第２図は径の異なる複数のノズルを並列に
した記録ヘッド図（第１図は平面図、第２図は同図のノ
ズル側から見た側面図）、第３図は第２図に示す記録ヘ
ッドを複数並べた本発明にかかる多色記録ヘッドの一実
施例図、第４図は重ね合わせ記録インクの図、第５図は
第４図に関係するｘ−ｙ色度図、第６図は多色インクの
画素内での記録インクの配列図、第７図は本発明にかか
る多色記録ヘッドの他の実施例図である。 図中、１は基板、２はインク室、３はインク供給路５４
は圧電素子、５，５１，５２，５３．５４はノズル板、
６，６１，６２，６３．６４はノズルを示している。 −３３１

Claims (1)

【特許請求の範囲】
1. （１）、インクを噴射するノズル列に対応した共通イン
   ク室を複数個独立して設け、それぞれの共通インク室に
   異なるインクを注入することにより多色記録を可能にし
   たオンデマンド型インクジェット記録ヘッドにおいて、
   各色に対して少なくとも２種以」二の断面積の異なるノ
   ズルを具備せしめ、画像信号に基づき各ノズルを選択的
   に駆動して、色および径の異なるインク粒子を記録媒体
   上で重ね合わせ、または配列させて中間調カラーを表現
   するようにしたことを特徴とする中間調カラー記録方式
   。 （２１，ｌ記条件に加えて、各ノズルを駆動する電気的
   条件を換えるようにしたことを特徴とする特許請求の範
   囲第１項記載の中間調カラー記録方式。