JPS5918712B2

JPS5918712B2 - デイスプレイ装置

Info

Publication number: JPS5918712B2
Application number: JP9443772A
Authority: JP
Inventors: ジエ− ポリズイチヤ−ルズ; ア−ルデコ−ラチヤ−ルズ
Original assignee: Individual
Current assignee: Individual
Priority date: 1971-09-20
Filing date: 1972-09-20
Publication date: 1984-04-28
Also published as: JPS4839200A

Description

【発明の詳細な説明】本発明はディスプレイ装置に関する。

移動式のディスプレイ装置は、従来すでに知られており
、それによつて種々の広告文や広告画が連続的に展示さ
れる。

たとえばそのようなディスプレイ装置の１つは、一連の
細長い片で造られた広告板の形態を有しており、その細
長片は、三角形の横断面を有している。先行技術による
装置では、これらの細長片は相互に隣接して取付けられ
、断続的または連続的に回転するように駆動され、各個
の細長片はおおむね掲示面になるような位置に連続して
移動され、それがために集合的な面が違つた広告画また
は広告文を連続して掲示面に掲示する。本発明による移
動式ディスプレイ装置は、先行技術のディスプレイ装置
のように、広告用または装飾のための特別の装置を持つ
ている。

本発明による移動式のディスプレイ装置の利点は、掲示
面を造り上げている種々の四面体要素が回転するとき、
違つた面を掲示面に移動させ、その回転が不規則な通路
を描くように、変わつた魅惑的の方法で駆動されること
である。各四面体の要素は４つの面を持つているため、
本発明による装置の掲示面には、４つの別個の広告文が
連続的に現われる。ここにあげる本発明の実施例では、
広告または装飾の目的で改善された掲示装置を備えてい
て、それは６つの規則正しい立体的な四面体要素からで
きていて、それらの要素の各々は、隣接した縁が互いに
ヒンジ結合されている。この実施例におけるこれらの四
面体の要素は、ブラケットのアームの上に支えられ、一
緒に折りたたまれており、そのため６個の四面体要素の
１つの面が集合して六角形の掲示面を形成している。こ
れら３個の四面体要素をヒンジ結合してなる２組が前述
したようにブラケツトのアームの上下に取付けられ、そ
れらの１つを駆動装置を使つて回転駆動させることによ
つて四面体要素の面の別々の組が、連続して掲示面に移
動される。このようにして各個の四面体要素がそれぞれ
の軸線の回りを回転するときに４つの違つた広告文また
は広告画が掲示面の上に連続して表示される。本発明に
よるこのデイスプレイ装置は、更に特異な変わつた掲示
に適するようにすることができ、またゲームなどのよう
なその他の目的に用いることもできる。

たとえば、立体幾何要素は、透明体または半透明体とす
ることができ、また要素が各個に回転するとき、違つた
変わつた効果を得るために、違つた物体若しくは光源を
、四面体要素の中に入れることができる。なおまた別法
として、各個の立体幾何要素の側面に、この装置によつ
て陳列すべき宝石のような商品をささえるための凹所を
設けることもできる。以下本発明の実施例を図面を参照
して説明する。

本発明の実施例において、６つの立体幾何学的な四面体
要素１０は、第５図に示すようにして一緒にヒンジ結合
されてある。第５図において、これらの要素は１０ａ，
１０ｂ，１０ｃ，１０ｄ，１０ｅおよび１０ｆの番号を
付して示されている。要素１０ａと１０ｂはヒンジ１２
によつて、要素１０ｂと１０ｃはヒンジ１４によつて、
要素１０ｃと１０ｆは回転ヒンジ接手１６によつて、要
素１０ｄと１０ｅはヒンジ１８によつて、要素１０ｅと
１０ｆはヒンジ２０によつて、それぞれ折り曲げ可能に
ヒンジ結合されている。第５図より明らかなように、上
記ヒンジ１２，１４，１８，２０は、それぞれの要素の
隣接した縁に沿つて設けられ、各縁に沿つて折り曲がる
ようになつている。本発明の実施に当たつては、第５図
の四面体要素は、第１図、第２図および第３図に示され
るように折りたたまれて、支持ブラケツト３０に取付け
られている。

支持ブラケツト３０は、ベース３０ａ、直立した細長い
管状の柱部材３０ｂ、および柱部材の上端から側方へ突
出した２つのアーム３０ｃと３０ｄとから成つている。
第１図に示すように、四面体要素は一緒に折りたたまれ
るため、要素１０ｄ，１０ｅおよび１０ｆの３個は一組
として掲示面の上半部を形成し、一方、要素１０ａ，１
０ｂおよび１０ｃの３個は別の一組として掲示面の下半
部を形成する。各組の外側の要素１０ａと１０ｄはシヤ
フト５０によつて、アーム３０ｃの自由端に回転可能に
取付けられ、さらに要素１０ａと１０ｄとはその自由端
縁の中央部において回転ヒンジ接手２２によつて連結さ
れている。

また他方の外側の要素１０ｆと１０ｃは、たとえばシャ
フト５２によつて、アーム３０ｄの自由端に枢着されて
いる。シヤフト５２は、要素１０ｆと１０ｃおよび駆動
スプロケツト５４に対してキーで固定されている。その
結果、この駆動スプロケツト５４が回転すると、要素１
０ｆと１０ｃは、シャフト５２の軸線の回りを回転する
ようになる。図に示されるように、シヤフト５０と５２
の軸線は、相互に平行であつて、かつ相互に間隔をおい
ている。図示の実施例では、電動機５８がベース３０ａ
に取付けられていて、この電動機５８は、駆動軸６０を
回転駆動するが、この軸６０は管状部材３０ｂの内側を
上方に向つて延びて、この管状部材３０ｂの頂部におい
て、スプロケツト６２にキーで固定されている。

チエーン６４はスプロケツト６２とスプロケツト５４と
を連結するから、電動機５８が回転したとき、スプロケ
ツト５４が駆動されて、四面体要素１０ｆと１０ｃがシ
ヤフト５２を中心として回転される。前述の四面体要素
が相互にヒンジで連結されていることと、これらの要素
が、シヤフト５０と５２によつてブラケツトに取付けら
れることのために、要素１０ｆと１０ｃが電動機５８に
よつてシャフト５２の回りを回転するように駆動される
と、四面体要素１０ｆは相互にヒンジ結合された四面体
要素１０ｅと１０ｄとをアームの上を強制的にひきずり
ながらヒンジを中心として転回させ、各四面体要素１０
ｄ，１０ｅ，１０ｆの面を変化させる。

このとき四面体要素１０ｄはシヤフト５０を中心として
回動することになる。同様にして、四面体要素１０ｃは
相互にヒンジ結合された四面体要素１０ａと１０ｂとを
アームの下で強制的にひきずりながらヒンジを中心とし
て各四面体要素１０ａ，１０ｂ，１０ｃの面を変化させ
、四面体要素１０ａはシヤフト５０を中心として回動す
ることになる。そしてこのような関係の結果、各四面体
要素が回転すると、各個の要素の違つた面が、第１図の
六角形掲示面に移動される。上述したように、違つた広
告画または広告文を、各個の四面体要素の違つた面に現
わすことができるから、本発明の移動掲示が作動される
と、違つた場面が掲示面に連続して現出される。各個の
四面体要素の違つた面に、違つた場面が現われることの
ほかに、本発明によるデイスプレイ装置は、たとえば、
ばらまたはそれに類する花の開花状況を似せることがで
きるから、それが１つの掲示面から他の１つの面に変わ
るときに、魅力的な効果を得ることができる。

各個の四面体要素が回転し、そのために掲示面の中央が
外方に周囲を動くようになり、また各個の四面体要素の
次に続く面がその位置に動くようになるために、以上に
述べたことが起こるのである。それゆえ以上に付図につ
いて述べた実施例では、立体幾何の四面体要素は、２つ
の四面体要素の間のヒンジの中央をブラケツトのアーム
に取付けることによつて、また上記ヒンジから１８００
離れた所で、他のヒンジブラケツトに取付けることによ
つて、それをささえることができることがわかる。

その他の輪郭を持つ各個の立体幾何要素では、２つ以上
の回転ヒンジ接手を使用し、そして１つまたはそれ以上
の回転ヒンジ接手が、他の回転ヒンジ接手に対し間隔を
おいて動くことができるようにすることが必要である。
そしてそのような装置は、複雑で興味ある運動の型を持
つ。しかし要素それ自体は、この特別な運動を許すよう
な形にしなければならない。たとえば上述のような型の
装置の中に組込まれた立体幾何学的な四面体要素は、こ
こに図示されている要素に比して、高さが高くて狭い形
にする。図示してある実施例では、四面体要素の三角形
の面は、精密に等辺三角形に近づけてある。そして特に
この要素の三角形の面は、それぞれがそのベースの幅に
等しい高さを持つている。ここに図解してある実施例で
は、その掲示は支持ブラケツト３０に取付けられた電動
機５８によつて駆動されるが、その動力はチエーン６４
によつて要素に伝動される。

この電動機５８は、支持ブラケツトの違つた場所に取付
けることができ、またその動力は、ベルト、歯車、シャ
フト、つめ車、空気または液圧駆動など、またはそれら
の組合わせによつて伝動することができることはもちろ
んである。なおまた、電動機５８は立体幾何学的多角形
要素の１つの内側に取付けることができ、そして四面体
要素が動くとき、側方から側方へ自由に動くようにする
ことができる。そのような場合は、電動機を支持骨組に
連結するために、フレキシブルシヤフトまたは自在継手
が必要である。そして電動機の出力シヤフトは、その要
素に内部で連結し、そのためこの要素は電動機の回りを
回転する。また電動機を１つの多角形要素とともに回転
させることもできるが、その場合は、電動機に電力を伝
送するために、スリツプ・リングまたはその他の方法が
必要である。上述の実施例では、この装置は付図に示す
ように垂直に取付けられている。

しかし要素は水平の関係位置に取付けることができ、そ
の場合の掲示面は、それにしるされた画面または広告文
のために、３６００の視角を持つ利点がある。それゆえ
本発明は、広告その他の目的のために、改善された独特
かつ魅力的なデイスプレイ装置を提供するものである。

本発明の装置は、各個の面が次ぎ次ぎと掲示面に現われ
るため、その各個の立体幾何学的要素の独特で不規則な
運動は、複雑かつ変わつていて、偶然見る人の目を積極
的に引付けるのに役立つ点が特に有利である。

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の一実施例によつて造られたデイスプレ
イ装置の前面図、第２図は第１図のデイスプレイ装置の
後面図、第３図は第１図のデイスプレイ装置の一部を除
去して示した上面図、第４図は、シヤフトによつて接続
された２つの四面体要素を示した斜視図、第５図は、エ
レメントが相互にヒスジ結合されている状況を図解して
いる、第１〜３図の掲示装置に使用されている６つの四
面体要素を展開した斜視図、第６図はデイスプレイ装置
の左側面図、第７図はデイスプレイ装置の右側面図であ
る。１０ａ，１０ｂ，１０ｃ，１０ｄ，１０ｅ，１０ｆ・・
・・・・四面体要素、１２，１４，１８，２０・・・・
・・ヒンジ、１６，２２・・・・・・回転ヒンジ接手、
３０・・・・・・支持ブラケツト、３０ａ・・・・・・
ブラケツトのベース、３０ｂ・・・・・・ブラケツトの
管状部材、３０ｃ，３０ｄ・・・・・・ブラケツトのア
ーム、５０，５２・・・・・・シヤフト、５４・・・・
・・駆動スプロケツト、５８・・・・・・電動機、６０
・・・・・・駆動軸、６２・・・・・・スプロケツト、
６４・・・・・・チエーン。

Claims

【特許請求の範囲】

１要素の各面がほぼ２等辺三角形の形状をした四面体
要素の３個を対向する端縁に沿つて折り曲がるように相
互に結合したものを２組備え、かつ各組の外側の四面体
要素の自由端縁の中央部に回転ヒンジ接手を設けた２組
の四面体要素と；自由端をもつ２つの固定アームを備え
、自由端のところで前記２つの組の四面体要素の回転ヒ
ンジ接手と直接的に係合する支持ブラケットと；各四面
体要素の各面によつて集合的に形成され四面体要素の転
回によつて変化する表示パターンと；前記アームの自由
端に装着され、各組の外側の四面体要素の回転ヒンジ接
手と係合可能なシャフトと；前記アームに装着された一
方のシャフトに回転を与え、回転ヒンジ接手を介して各
組の外側の四面体要素の１つを回転駆動する駆動装置か
らなるディスプレイ装置。